2015/05/28 - 2015/05/28
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ペコちゃんさん
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毎月、いろんな企画で楽しむ○○会・・・5月は10名で赤城山の西麓にある「赤城自然園」に行きました。
ここの標高は600~700mで、約120ヘクタール(約36万坪)の広大な敷地に野山の草花が育ち、野鳥や虫たちが暮らす自然の森です。
30年近い年月をかけて、植物が活き活きと育ち、昆虫や小動物が棲みやすい環境づくりを続けています。
また、木の実を利用した工作体験や炭俵づくり、各種イベントも行われていますが、春から秋にかけての花を見るだけでも訪れてみる価値がある場所です。
二日前にトレッキングで赤城山(鍋割山・荒山)に登ったばかりですが、違う仲間と自然の中を散策するのも楽しいことです。
帰りは、日帰り温泉「ばんどうの湯」と「聖酒造」に立ち寄り、群馬の春の一日を楽しみました。
写真は、色とりどりに咲き誇る赤城自然園のクリンソウ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
9時に車2台で地元を出発し、関越で赤城を目指します。
途中の駒寄PAで休憩・・・ここに寄るのは初めてです。 -
赤城ICで降りて、赤城自然園にはレストランやカフェがないため途中のコンビニで昼食や飲み物を調達し、10時過ぎに赤城自然園に到着。
ここはいつでも開園しているのでなく、春・夏・初秋・晩秋の季節ごとに植物が生き生きと育つ環境を整えて開園するので、事前に開園中か確認してから出かけましょう。
<2015年開園スケジュール>
春 :4月3日(金)~6月7日(日)
夏 :7月10日(金)~8月23日(日)
初秋:9月11日(金)~10月4日(日)
晩秋:10月16日(金)~11月15日(日) -
クレディセゾンが「次世代を担うこども達に豊かな自然を引き継ぐ」ための社会貢献活動のひとつとして、2010年より運営している赤城自然園・・・もとは1980年代に、西武セゾングループの堤清二氏が主導して開発された森で、「花を育てるのではなく、環境を整えることで植物が育つ手助けをする」ために、約30年の歳月をかけて雑木林の植生を入れ替え、いろんな樹木や花々が生きる豊かな森に再生されました。
園内は、セゾンガーデン・四季の森・自然生態園の3ブロックに分かれており、速足で回れば1~1.5時間ぐらいで回れますが、ゆっくり回ると丸々1日掛かりそうです。 -
花の命は短いので、同じ月でも上旬・中旬・下旬で楽しめる花は違ってきます。
何しろ広い園内なので、すべての花を見ることは難しいのですが、毎日無料のガイドツアーが10時と13時にあり、見頃の花やスポットを案内してくれます・・・私達はゆっくり散策しようということで、昼食・飲み物を持ってスタート。
これは、ハナミズキの仲間のヤマボウシ。 -
ヤマボウシの果実は、9月頃に赤く熟した果肉は柔らかくマンゴーのような甘さがあり、果実酒にもなります。
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これはエビネでしょうか?
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クリンソウは、サクラソウの仲間です。
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花茎を中心に花が円状につき、数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ているので、クリンソウの名前が付きました。
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花が大きく美しいので、愛好家は庭に植えたりして楽しんでいます。
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色の種類も多いですね。
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咲き乱れるクリンソウ。
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自然林と水と花の共生を見ていると、心が洗われるようです。
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モクレンの仲間であるオオヤマレンゲが咲き始めています。
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「森の貴婦人」の異名を持ち、美しく気品がある花で、「天女花」とも言われます。
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美しい花と、芳しい香りに魅了されます。
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オオヤマレンゲは中国、朝鮮半島、日本に分布し、北朝鮮の国花にもなっています。
日本では、標高1,000~2,000 mの山地などに自生しています。 -
美しさに魅せられて写生する人もいました。
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園内の通路や広場は、歩きやすいように木の皮を細かく砕いたものが敷き詰められており、トイレや東屋・ベンチなども整備されています。
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オオバギボウシ。
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さきほどのオオヤマレンゲの所から、係の女性がいろいろと解説してくれ、ついでにシャッターも押してもらいました。
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入園口からセゾンガーデン・四季の森と回り、次はこの「ナナフシ橋」を渡って自然生態園に向かいます。
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エビネ。
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シライトソウ。
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クサタチバナ。
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花がミカン科のタチバナ(橘)に似ていることから付けられた名前です。
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ニッコウキスゲ。
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キンポウゲの仲間のウマノアシガタ・・・花は綺麗でも有毒植物なので、ご注意を。
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フタリシズカ。
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アヤメ。
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凛とした佇まいが美しいですね。
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花が終わり、赤い実を付けたミヤマウグイスカズラ・・・赤く熟した果実は、甘くて食べられます。
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4~5月頃に淡紅色の花を下向きに咲かせるミヤマウグイスカズラ。(写真はHPより)
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葉がサンショウ(山椒)の葉に似ていることから名前が付けられたサンショウバラ。
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ハコネバラ(箱根薔薇)の別名を持つサンショウバラは、淡い紅色の5弁花を開きますが、開花後は2日ももたずに散っていきます。
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セリバオウレン・・・早春に白い小さな花を咲かせ、この時期にできる矢車状に並んだ実は袋果で、果実の先が開いていて、そこから種子がこぼれます。
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セリバオウレンの可憐な花。(写真はHPより)
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ヤマグルマからはトリモチが採れます。
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紫蘇(しそ)の仲間のタツナミソウ。
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枝先にガクアジサイ(額紫陽花)に似た花をつけるカンボク。
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赤城自然園で美しい花と爽やかな自然を楽しんだ後は、日帰り温泉「ばんどうの湯」に立ち寄りました。
料金は2時間300円なので、気軽に立ち寄れます。 -
利根川を望む高台にある「北橘温泉・ばんどうの湯」・・・眼下に流れる利根川、その向こうに前橋・渋川の市街や榛名山・秩父連山が一望できる抜群の眺望です。
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水車のある大露天風呂でゆっくりと癒されます。
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館内には食事処や売店もありますが、風呂上がりに外で休憩すると、更にリラックスできます。
特に、ここから見る前橋・渋川の夜景は絶景だそうです。 -
最後の楽しみは、ばんどうの湯から歩いても行ける「聖酒造」の酒蔵見学です。
天保12年(1841)に創業し、生糸商・質商を営む傍ら酒造りを始めた今井酒造場が、昭和34年に商号変更して聖酒造(株)になりました。 -
現在は杜氏が少なくなったため、平成24年から社員だけで酒造りが行われています。
先ずは、酒造りについて説明を受けます。 -
聖酒造の主力商品は「関東の華」ですが、「木曽川」もあります。
群馬の地で何故「木曽川」ブランドか聞いてみたら、近くに木曽川という川があるそうです。 -
酒蔵へ。
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一通り工場見学した後は、お楽しみの試飲会。
皆さん、お土産も買いました。 -
聖酒造は、上州・赤城山麓の自然水を用いた酒造りの伝統と技を、8代・170年余にわたり受け継いでいます。
外にその自然水があったので飲んでみましたが、結構美味しい。
綺麗な花を見て、温泉にも入り、美味しい日本酒も飲めた楽しい春の一日でした。
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