
2015/05/28 - 2015/05/28
314位(同エリア1055件中)
風 魔さん
日本の戦国史を専門分野とする、NHKの歴史秘話ヒストリア、時代考証の解説などでおなじみの小和田哲男氏(静岡大学・名誉教授)の講話が、本能寺(静岡市・清水区村松)の境内の緑の木陰で開催されるため参加しました。
静岡市では、現在「徳川家康公400年顕彰記念行事」が開催されていますが、織田信長公の「本能寺の変」に関連した、家康公の歴史的な動きと諸大名との関わりについての物語をここ本能寺境内にて、「緑陰講座」として講話されました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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本能寺の山門。
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この近辺には、日蓮宗のお寺が多いところです。
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本能寺の山門は、甲州武田家二十四将の一人であった今福家の屋敷門と伝えられていますが、山門の内側にある「蛙股」に、今福家の家紋・「剣酢漿草(ケンカタバミ)」が彫刻されています。
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日蓮宗・東光山本能寺の歴史的解説板。
本能寺が創建された当時は、今のように周辺に工場や倉庫群もなく、折戸湾の海浜から松林越えに富士山まで見晴らしのよい眺望でした。 -
本能寺は室町時代の永正6年(1509年)に、正受院日東上人が開山しましたが平成20年(2008年)には、創建 500年を迎えました。
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青いアジサイの花は、寺の景色に相応しい和花です。
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山門を入ると、正面に「妙正堂」があり、当寺の鎮守である「妙正大善神」が祀られてます。
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本日の講話の演題。
「家康と本能寺」というテーマで、「本能寺の変」前後の家康公の行動と各大名との関わりについて、わかりやすく解説されました。 -
本日は、境内の緑の木陰で講話が行われます。
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講話開催のポスターです。
この歴史的な講話が、ここ「本能寺」の境内で開催されることは何かの縁です。 -
本日の講話の聴講生は110名でした。
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当寺のご住職・日蓮宗・静岡県中部宗務所長 中條曉秀師。
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中條師が、講師の紹介をおこなう。
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当寺の檀家総代・後藤康雄氏(はごろもフーズ社会長・静岡商工会議所会頭)のご挨拶。
はごろもフーズ社は、まぐろの油漬け・「シーチキン」のブランド名で有名な清水を代表する缶詰会社です。当社は、ツナ缶のトップブランド・「シーチキン」や「パスタ類」などレトルト食品の製造販売を行っています。
さらに企業としては県内の教育研究助成事業に積極的に取組み、助成金の拠出や教員の海外派遣、研究の奨励など幅広い社会貢献活動を行っています。 -
静岡大学名誉教授・文学博士である小和田哲男氏のご挨拶。
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本日は、天気もよく暑いくらいでした。
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本題の戦国時代における、家康公⇒織田家⇒今川家⇒武田家の動静について解説する。
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ちょうど昨日のNHKテレビ・「歴史秘話ヒストリア」の中で、今川義元と「駿河の国」の関連性を放映して、小和田氏が時代背景を解説したため、その続編を聴いているような感じでした ⇒グッドタイミング!
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聴衆は、ご年配の方が多かった。
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戸外の静かな境内での緑陰講座は、心地よいものでした。
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歴史ある本能寺の緑陰の下で講話を聴く。
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小和田氏の講話は分かり易く、聴衆を引き付けました。
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日蓮宗の信徒が熱心に聴き入る。
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家康公と歴史上の人物(織田家・今川家・武田家)との関わりと史実の話は、面白く興味あるものでした。
特に敵対する甲州武田家の暗殺軍団・7人の武士が、家康公を急追しましたが完遂することができず、近くにある「本能寺薪採りの杉原山」にて切腹する歴史秘話は初めて聞きました。 -
講話も終わりました。
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中條師の終わりの挨拶。
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やや暑い中、青空の下での講話は終わりました。
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開山して五百年を超える、歴史を感じる本堂の佇まい。
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当寺の寺紋は、日蓮宗紋「井桁に橘」(タチバナの実と葉)です。
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「井桁に橘」紋と宗章紋(日蓮宗の紋章)。
当山を始め日蓮宗寺院には、本堂の屋根や正面扉などによく「井桁に橘」の紋章が使われています。
というのは、この紋章が日蓮聖人の家紋だからです。日蓮聖人の出自は貫名氏といわれ、貫名氏の家系は井伊家から分かれたといわれます。そして、その井伊家の家紋が「井桁に橘」と言うわけです。
井戸から湧き出す清水と、香り高く年中緑の葉を保つ橘とを組み合わせた「井桁に橘」紋は、永遠の生命を象徴するものとして、日蓮宗の定紋となっています。
(日蓮宗・「中央教学研修会講義要旨」から引用する) -
墓地へつづく白壁の塀。
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この寺には、親族の墓があり月1回は「お墓参り」に来ます。
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お寺は、手入れがよく行き届いていました。
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蘇鉄の木と本堂。
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サツキの花は、今の季節感を感じます。
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墓地の入り口。
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今月の「聖語」が表されています。
「駿馬にも 鞭うつの理 これあり」
☆ その意は、=励ましと受容=
優れた才能も、努力しなければ、枯れてしまいます。
また、才能だけに頼っていては、行き詰まることもあります。
そんな時の周囲の励ましは、あなたへの期待のあらわれです。
柔和に受け止め、自分のものにすれば、才能が磨かれ、花が咲いていきます。
この花はたとえ小さくとも、周りの人を幸せにします。
自分のためにだけではなく、他者のためにも、精進を怠らないようにしましょう。
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