2015/05/22 - 2015/05/24
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αρκαδια(アルカディア)さん
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北海道富良野の小さなフォトコンテストに1枚の写真を応募したのが2月のこと。
一番いい金賞をもらっても富良野のホテルの食事付き宿泊券、たとえ入賞しても賞品を使う機会が無いなじゃい…と思っていたら、4月上旬に『金賞に入選されました』と連絡が来て、1週間ほどすると宿泊券が送られてきました。
さっそく、JALで北海道に行く安い手立てはないものかと航空券やツアーの検索をしましたが最安値でも28000円ほど、無料宿泊券1枚使うのに、飛行機代を使って、さらに現地でレンタカー代払って、アホくさ…。
そう思って一旦は放置していたのですが、それから半月ほどして、この際だから徹底的なケチケチ企画で北海道に辿り着いてみようかという気持ちが湧きあがり、2日ほどかけて安く北海道へ行く手段を探しまくってみました。
休みの関係で行けるのは5/22~24の金曜~日曜のうちの1~2泊、週末なのでLCCといえども料金設定は割りと高めです。手荷物の預託料や空港施設使用料などを含めた往復の航空運賃は2万円近くしてしまいます。これなら羽田からJALに乗った方が良いです。
また、LCCは時々バーゲンセールをやるので、なにか格安チケットの発売がないか数日間待ってみました。
すると、Jet★Starのバーゲンセールを発見、成田~新千歳の往復が、預託手荷物代金と空港施設利用料込みで12,080円。
でも、これって、喜べるほど安いのかな?
「もっと他に何か方法はあるはずでは?」と考えて、LCCのツアーにまで検討対象を広げました。そしてやっと見つけたのが、成田からLCCで行く北海道ツアー。
往復の飛行機、白金温泉の2食付き宿泊が1泊、それに20kgまでの預託手荷物料金、空港施設使用料、これらが含まれて13760円。
1泊2日ではなく帰りの飛行機を1日遅くして1泊3日、空いた一日で無料宿泊券を使えば効率よく北海道旅行ができます。
無料宿泊券は平日に使っても土日に使っても差額無し、しかしツアーの宿は土日に泊まると追加料金。必然的に金曜日の宿泊がツアーのホテル、土曜の宿泊が宿泊券のホテルになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- JALグループ
-
LCC利用というと、まず厳しいと思われがちなのが成田空港へのアクセスですが、横浜駅あたりからであれば、始発電車や始発バスを上手く使えば、朝7時半以降の便ならなんとか間に合いますし、帰りも最終便は22時頃到着なので、何かトラブルが無い限り、その日電車が動いている内に横浜駅まで戻れます。
それに、成田空港内ではLCCターミナル移動が非人道的なほど酷く「砂漠の旅人」とか「貧者の行進」とか揶揄されていますが、いたるところに手荷物カートはあるし、エスカレーターもカートごと乗れるし、それに、ターミナル間連絡バスも5分おきに走っていて、覚悟していた程酷いものではありませんでした。
LCCターミナルは、コスト削減の為に内装も無く倉庫的な感じですが、コストコだと思えば何の違和感もありません。
搭乗手続きは簡単で、たとえばツアー券の場合、送られてきた旅程表にあるバーコードを機械にかざして確認ボタンを押すだけ。
座席が勝手に決められて、ぺらぺらのレシートのような搭乗券が吐き出されます。
その搭乗券と手荷物を持ってカウンターに行き、手荷物を預けます。
座席を指定したい場合は、色々と手数料がかかるので、それならJALやANAのツアーを使った方が良いかも知れません。 -
手続き後、指定された150D搭乗口に行くと、飛行機まではバス。
成田空港のエプロンをバスで走るっていうのは、羽田よりも楽しそうです。
バスはターミナルビルを離れ、並ぶ飛行機を見ながら延々と走り、トンネル(アンダーパス)までくぐって、何処にあるのだか分からない駐機場に着きました。いったいどこを走ったのか、GPSロガーを持ってくれば良かったです。 -
座席は運よく左の窓側。離陸して暫くすると雪解けの山々が見えてきました。
スキーをする私としては、斑になった残雪というものは春を感じます。
そのうち十和田湖が見え、恐山が見え、海を渡ると間もなく新千歳空港に到着しました。 -
飛行機というものは面白い乗り物で、メジャーな航空会社のファーストクラスに乗る人も、LCCに安チケットで乗る人も、空港という「地上」では歴然とした格差があるのですが、一旦誘導路に出てしまえば離陸の順番も、それに飛び立ってしまえば、窓から見える景色も、それに目的地までも飛行時間も、ほとんど差はありません。
国賓が乗った飛行機や、かつて飛んでいたコンコルドなどは、他の飛行機の離陸順を追い越して、先に飛び上がったりするようですが、ほとんどの飛行機は一旦駐機場を離れれば、みな平等です。
そうそう、LCC初利用の感想として一番印象的だったのは、流石にシートピッチが狭いということです。
多くの飛行機の場合、シートが狭いと言っても荷物を上にあげて座れば、足を前のシートの下に放り込めるものですが、バニラエアは無理。
足を伸ばそうにも自分の座面が高く、膝が当たって前の式の下に足が入りません。
背もたれはかなり垂直に近く、電車の椅子に近いかも知れませんが、電車くらいシートが固ければ良いのですが、中途半端に柔らかく座りの悪い椅子でした。
正直、立って行けるなら立って行った方が楽かも知れない、そんなイメージです。
身体の小さな女性なら何の問題も無いと思いますが、LCCの国際線に乗って旅行する大男は偉いなーとおもいました。 -
今回はLCCまで使ったケチケチ旅行の為、レンタカーも徹底的に格安を求めました。
もう季節的に4WDは要りません、上手くエコ走行するからハイブリッドも要りません、コンパクトカークラスを3日間、免責保証料込み11,340円で借りました。
そして、レンタカーの営業所に着くと、予想をはるかに超えるアップグレードで、クラウンハイブリッドが配車されました。
このクルマ、3日間借りようとしたら料金は57,348円、80%を超えるディスカウントで、かなり豪快なアップグレードです。 -
ドアを開けると新車の匂い、距離計を見るとなんと走行距離は874km。
ホントに新車です。たった11,340円で3日間も借りてしまって良いのでしょうか。 -
一般道で1日目の宿がある白金温泉を目指します。
今回は国道274で新夕張を目指し、さらに新夕張から左折して国道452、夕張シューパロダムを経て、芦別の少し手前で右に折れて富良野に出るコース。
国道274を走る際に気をつけなければならないのが、JR滝ノ上駅。
ここは、駅前駐車場にパトカーを停めて、車載レーダーでスピード取締をやっています。
特に千歳方向から夕張方向に向かう時は注意です。
取締り地点の手前数kmはカーブが多く、やっとカーブ区間が終わり、道路が真っ直ぐ広くなった場所で、先行する車がよく道を譲ってくれます。
北海道は日本国内でもヨーロッパ並みに運転マナーが良いので、後続車が速いとみるや安全な場所を見つけて道を譲ってくれます。
直線で前方の視界が開けたところで先行車が道を譲り、そして後続の車は追い越しますが、この直線は長い下り坂になっています。
追い越しの為に加速すると、ブレーキを踏まなければ減速ができません。
しかし、追い越して直ぐに車の前でブレーキを踏むのはマナー違反。追い越して前に割り込んでブレーキを踏むのは、その車が遅いことへの不服の意思表示です。
そこで、失礼に当たらないよう、スピードオーバーのまま走って、少し車間が開いてから減速をするのですが、ちょうどその場所にスピード取締のレーダーが待っています。
ドライバーの好意を逆手にとって罠を掛けるという、効率を考えればある意味上手い取締りですが、そんな事ばかり続けていると、観光客をみんな沖縄に取られてしまうんじゃないかなぁと、北海道の先行きが少し心配になります。
途中、清水沢駅の近くで、国道沿いに鉄道車両の保存展示を見つけました。
三菱大夕張鉄道車両保存地という看板が立っていました。
かつて日本は石炭業で栄え、多くの鉄道が走り、多くの鉱山都市が存在しました。
いまはその面影も無く、ただ緑の草の葉の間から、スピード取締レーダーが道路の方を覗っているだけです。 -
インパクトのあるお顔です
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シューパロ湖を経て山越えをするとき、1匹のキタキツネが出てきて、クルマの後を追って来ました。
かつては、「むやみに野生動物に餌をあげてはいけない」なんて言われましたが、すっかり餌付けされていますね。車の横に来ると立ち止まり、口を上にあげ餌を待っていました。 -
昼食は富良野の冨川製麺所、今回は3種チャーシューの醤油ラーメンです。
冬に来た時と少しメニューが変わったみたいでした。 -
そして昼食後、十勝岳温泉に上がってみました。
冬に来た時は真っ白だったけど、斑に雪が残り、ちょっと上高地っぽい景色です。 -
そして今回は季節が遅いので、見ることができないかなーと思っていたフキノトウ、ほとんどは完全に開いて伸びてしまっていたけど、残雪の際にはまだ開いたばかり、また、開きかけが残っていました。
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北国の遅い春は雪が解けたところから緑が芽吹き、忙しく駆け足で夏に向かって行きます。
残雪から1mも離れたところには、完全に開いてしまったフキノトウ、50cm離れたところには開いたばかりのフキオノトウ、そして、残雪の横20cmにはこれから開こうと丸々膨らんだフキノトウ、そして残雪。
たった1mくらいの間に、初夏と、春と、雪解けと、冬が同居している、そんな北国の春が好きです。 -
十勝岳の周辺に行くなら、お薦めのスポットが一つあります。それは望岳台で、北国の低い森林限界を越えた台地から、美瑛と十勝の山々が一望できる場所です。
望遠レンズを使えば、十勝岳の噴気も良く見えます。 -
この日の宿泊は、美瑛白金四季の森ホテルパークヒルズ。
かつては、小洒落た感じの近代的な温泉ホテルだったのですが、いまは中国語が館内全てを席巻しています。
日本人はどこへ行ってしまったのだろう? -
翌日は白金の「青い池」へ行ってみました。
人気のパワースポットだとか?
青い池に立ち枯れた木々、神秘的といえば確かに神秘的。
でも、ちょっとひとこと言いたいのは、ネットで見る写真ほど青くないぞ…ということ。
デジカメ全盛期になってから、やたらと色コントラストを高くして、インパクトある写真を載せると、それを多くの人が好んで、またページビューも増え、検索上位にはそんな色加工済みの写真が並ぶ…という、悪循環は何とかならないものでしょうかねぇ。
まぁこれが、クチコミに頼ったIT技術やインターネットの限界と言われて久しいですが、なんとか正しい情報をくれるサイトが欲しいものです。 -
美瑛の丘陵地帯は、この5月が農作物の植え付けの最盛期。
緑のうねった丘は小麦の畑でしょうか。
通り過ぎていく雲の影が素敵でした。(動画を撮れば良かった) -
オレンジ色のトラクターが緑に映えます
-
それにしても北海道は広いです。
広大な畑を老夫婦が耕していました。
お爺さんは耕運機を運転し、一輪の手押し車を押すお婆さんは、もしかしたら種を蒔いているのでしょうか。
これでバックに残雪の十勝岳をドカーンと入れて、この広い畑をたった2人で助け合って耕す老夫婦に合ったタイトルを付けたら、フォトコンに出せそうな写真になりますね。 -
自分のクルマじゃないけれど、つい記念撮影をしたくなります
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セブンスターの木というそうです。
なんか、見たことあるような無いようなシルエット -
春の美瑛というと、うねった丘にうねった新芽の列、それからうねった耕運機の跡なんていうのが定番中の定番ですが、保温用のビニールシートをかけた縞模様も味があります。
-
朝は雲が多かったのですが、昼過ぎになってやっと期待していた景色が見えてきました。
新緑の丘と青空と白い雲、誰もが北海道らしいと思う風景です。
もっとコンディションが良い一枚を、さらにコンディションが良い一枚、それを撮ろうと美瑛や富良野に移り住んでしまう写真家が多いのは、なんとなく納得できます。 -
美瑛には、色々と魅力的な、本州にはなかなか無いような被写体があります。
通称ジェットコースターの路とも呼ばれる、丘陵地帯をアップダウンしながら真一文字に貫く一本道。ちなみに真っ直ぐ感を出すには、センターラインの真ん中に立って撮るのがコツです。 -
早目にホテルに入り、寛ごうかとも思ったのですが、十勝岳の上の方が晴れてきたのを見て、また望岳台に逆戻り。
やはり、山の背景は雲より青い空の方が映えるようです。 -
十勝岳温泉から下る道の途中、またキタキツネが餌待ちをしていました。
土日だから、かきいれ時なのでしょうか。
それにしても、道路上で寛いでいると、いつか車に轢かれるんじゃないかと思います。 -
夕方に今回の無料券の宿「新富良野プリンスホテル」にチェックインしました。
1988年開業というバブル時代の造りだけあり、外観も内装もいかにも…な感じでした。
25年前の「憧れのスノーリゾート」は、いまは、夕食バイキングで食べ放題のカニをドカ盛りする中国語軍団に占領されていました。 -
ホテル内部は贅沢な空間の使い方
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旅行3日目は馬産地である日高経由で千歳に戻ることにしました。
この時期は、緑の草原にタンポポの花が咲き、緑と黄色のコントラストが綺麗です。 -
富良野から国道38を南下、根室本線に沿って国道237方面へ右折すると、一瞬怪しい白いワンボックスが下金山駅前に停まっているのが見えました。
椅子に座った怪しげな人物も居ます。
※ JR根室本線、下金山駅前 -
これはもしやと思って先の路肩を注視していると、とんでもない所に人が隠れていました。
他に仕事はないのかネ・・・。
※ 当たり前だけど、公務中の公務員には肖像権はありません。 -
対向車線からギリギリ見える位置、きっと罠を仕掛けられた車からは見えない位置に、スピード計測用のレーダーが設置されていました。
案の定、峠越え区間から直線路に出て、そこで道を譲ってもらった車が、「おいでおいで」され、反則切符を切られたようです。
もう少しマトモな仕事する気はないのだろうか? -
ちなみにこの日は優駿牝馬(通称オークス)という競馬のレースがあり、せっかくだから馬産地である静内の馬券売り場「ウインズ静内」で馬券を買ってみようと思いながら、日高の麓をドライブ。
春は仔馬が生まれるシーズンなんですね。
牧場のあちこちに母馬に甘える仔馬を見ました。
とても可愛いですが、千万円単位のお金で取引されるエリートさん。
私よりずっと格上です。 -
それに、可愛いといっても彼等は未来の競走馬。
「可愛ぃ〜♪」なんて黄色い声援を受けるのは今だけで、競走場としてデビューしてレースに出れば、「バカヤロー!」とか「死ね!」とか、罵声を浴びせられるんですよね。 -
仔馬のいる風景
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お馬の親子、授乳中♪
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おぉーっと!
激しく放尿は、女の子でしょうか? -
「ウインズ静内」に向かってみると、ナビに目的の場所がみつかりません。
それもそのはず、2013年に「ウインズ静内」は閉館していました。
かつての馬券売り場は、今は完全に空き地となっていました。 -
代わりにいまは、Aiba静内というホッカイドウ競馬場外発売所で、JRAの馬券も売られているようです。
ここでは馬券は買わず、メインレースだけ見て帰路につきました。 -
レンタカーの営業所まで戻って走行距離は約600km、平均燃費は16.5km/Lですから、このクラスの車にしては素晴らしい燃費性能です。
それと同時に、「快適よ、さようなら…」
最後の試練、LCCの窮屈プレイに耐えながら、成田に帰りました。
以上
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