９年ぶりのハワイ・オアフ島 ３日目（オアフ島１日観光ツアー）

2015/05/10 - 2015/05/15

ハワイ３日目は、lala Hawaii Toursのオアフ島ホロホロ１日観光ツアーに参加しました。
何度かハワイに行っていますが、現地ツアーに参加するのは今回が初めてです。きっかけは、今年アジアを旅した折に、日本語ガイドをつけると情報量が格段にアップすることに気づいたためです。せっかく高いお金をかけて行くのだから、もっと現地を理解したいという思いです。
「やはりプロの情報は違う」、そんな実感を得られたツアーです。とりわけ、ハワイの日系人が我々以上に日本人としての誇りを強く持って、日々懸命に生きておられるということがよく理解できたことが収穫です。

〈旅程〉
１日目（2015年5月10日）HND→HNL (NH186)、ピンク・トロリーでアラモアナ周回、Hyatt Regency Waikiki泊
２日目（5月11日）レンタカーでオアフ島半周、Hyatt Regency Waikiki泊
３日目（5月12日）現地ツアーでオアフ島一周、Hyatt Regency Waikiki泊
４日目（5月13日）The Busでホノルル周遊、Hyatt Regency Waikiki泊
５/６日目（5月14/15日）NHL→NRT(NH181）

エリア ホノルル(ハワイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ツアーは日本からTravel Donkey経由でネット予約。１人75ドル、計150ドル。
朝8寺25分にホテル裏側、コア通りに迎えに来るので、前夜コココーヴで買っておいたサンドイッチで腹ごしらえ。私はクロワッサンサンド7.49ドル、妻はベーグル2個とフルーツブレンド計7.37ドル。

ハイアット リージェンシー ワイキキビーチ リゾート ＆ スパ ホテル

飲み物は、コンプリメンタリーのコーヒー。

定刻より少し遅れてホテル出発。ツアー客は私たちを含め13名で満員。
ドライバー兼ガイドは名物ガイドのヒデコさん。失礼ながら60歳前後とお見受けするが、頭の回転が早く、当意即妙なトークで一瞬たりとも飽きさせない。出発から帰着まで１０時間近く喋りっぱなし。
私自身は日本出発前に池澤夏樹の「ハワイイ紀行」を読んで、ハワイの地学的生成・歴史・文化、ポリネシア系先住民の習俗等をある程度勉強してきた。しかし、彼女の話を聞いて、先住民の現在の暮らしぶり、ハワイ王朝の盛衰、日系移民の思い等、本にはなかった生の情報に触れて、より深くハワイを理解することができた。
写真は、直登トレッキングで最近人気のココヘッド。

ココ クレーター レールウェイ トレイルヘッド アクティビティ・乗り物体験

反対側から見るダイヤモンドヘッド。

ハナウマ湾展望台は火曜日なのでお休み。また、最近入場料を取るようになり敷居が高くなった。昔、何度も行ったことがあるので未練はない。
そのハナウマ湾をスルーしてハロナコーヴ。映画やCM撮影で有名。誰もが必ず見たことがあるはず。

ハロナ潮吹き岩。ここは逆に、以前は素通りしていたので初めて見る。レンタカーで回ると、よほど事前に調べておかないとこういうことがよくある。昨日も通ったはずだが素通りしている。

ハロナ ブロウ ホール 自然･景勝地

昨日も来たマカプウ展望台。ラビットアイランドとその手前のバードサンクチュアリ（タートルアイランド）が見える。

マカプウ岬 自然･景勝地

北側のラニカイビーチ沖にはモク・イキとモク・ヌイの二つの島、その向こうの亀のようは半島はマリーン コー・ベース（だと思う）。
不思議なことに中国人や韓国人旅行客が来るのはマカプウまで、この先には行かないらしい。

途中、立ち寄ったワイマナロ・ベイの駐車場。観光客があまり来ない穴場ビーチ。この時は小学校の遠足で低学年の児童が砂遊びをしていた。子供達が映る写真は先生が厳しく制限、さすがプライバシー重視の国。

ワイマナロ ビーチ パーク ビーチ

トイレ休憩で立ち寄ったワイマナロ・タウンセンターにある元横綱・曙の銅像。曙はこの街の出身。武蔵丸・小錦は西海岸出身。
ハワイ先住民は９割が生活保護世帯らしいが、生まれつきポジティブな性格で楽しく暮らしているとのこと。

シマズ スーパーマーケット (ワイマナロ店) スーパー・コンビニ

人気の「天国の海ツアー」で有名なカネオヘ湾、サンドバーは車窓から。
カメハメハ大王像ではありません。マカデミアナッツ・ファーム創業者夫妻の木像。

アウトレット・ショップの入り口。

店内。ここで試食して美味しかったコナコーヒーと無塩のマカデミアナッツをお土産に購入。

クアロア・ビーチパーク。チャイナマンズ・ハットの記念撮影のため一旦車を降りる。二人で帽子をかぶっているようなアングル、ポーズで、ヒデコさんが写真を撮ってくれる。

クアロア ビーチ パーク ビーチ

クアロア牧場、ジュラシック・パークなどの撮影地として有名。ここのツアーも検討したが、どちらかというと若者向けのアクティビティが中心なので見送った。
佳作「５０回目のファーストキス」の幾つかのシーンが脳裏に浮かぶ、ちょっぴり映画オタクの私。

クアロア ランチ アクティビティ・乗り物体験

プナルウのクラウチング・ライオン（車窓から）。なかなかうまい角度で撮れない。

ライエ海岸。モルモン教の街、ライエの外れにある。先住民伝承の岩が並ぶ。ツアーでなければなかなか来られない名勝。
ポリネシア文化センターもこの街にあり、モルモン教団が運営している。「HA：ブレス・オブ・ライフ」というディナーショーは感動的で、1,000〜1,500人の観客が毎夜集まるらしい。時間に余裕があれば来てみたかった。

ライエポイント 海岸・海

ライエ海岸で魚釣りをする人。

カフク・ファーム。日系移民の末裔が経営している。オーガニック農産物が人気の由。

カフクファーム お土産店

フミズ・シュリンプで昼食。ガーリック・シュリンプはロミーズが有名で、事実、店の前には大勢の客が並んでいたが、ヒデコさんによるとロミーズの海老はカフク産ではないらしい。

フミズ カフク シュリンプ シーフード

適宜席に着く。

フミズの海老は正真正銘のカフク産。天然海老が水揚げされるところではないので、養殖海老が本物。新鮮、プリプリで美味しい。プレートランチ１人前13ドル。
台湾人経営なのでご飯も美味しい。ご飯にアロハ醤油をかけて食べるのがハワイ風。マクドナルドの朝ご飯も、通はアロハ醤油をかけて食べるらしい。

トイレ休憩で立ち寄ったタートルベイ・ホテル。冬場は猛烈な風が吹くらしい。

タートル ベイリゾート ホテル

タートルベイ・ホテルのラグーン。昨日のコ・オリナ同様、ゆっくりまったりのリゾートライフを楽しむには素晴らしい環境。

チョコレート・ハウピアパイで有名なテッズベーカリーに立ち寄る。工場とショップが同じ敷地内。バラックかと見紛う、みすぼらしい佇まいがノースショア・ファンにはたまらないらしい。

テッズ ベーカリー スイーツ

クリームが苦手な妻は即パス。

産地直送でフレッシュ、美味しいそうなので、気になる方は是非お立ち寄りください。

サンセット・ビーチ。ノースショアを代表する美しいビーチ。冬場はワイキキ、夏場はここで海に沈む太陽が見られる。

サンセット・ビーチ ビーチ

この辺りまで来ると、他のツアー客はいささかビーチに満腹感が出てきているようだが、好奇心旺盛な私たちは、元気に砂浜を歩き回る。

ここでのお勧めはカメハメハ・ハイウェイ向かい側にあるTシャツ売り。１枚５ドルと安いが、生地も縫製もしっかりしていて愛用しているとヒデコさんが推奨。速攻で３枚を購入。

有名なハレイワの看板、女の子バージョン。初代は１週間で盗まれてしまったが、２代目はなぜか無事に残っているとのこと。

ラニアケア・ビーチは海亀（ホヌ）を見る観光客が殺到するため、現在はツアーの車は駐車できない。それでも一般客の車が長い列をなして駐車しており、ホヌを見るためにはかなりの距離を歩く必要がある。
我々は車窓から眺めるだけだが、運良く砂浜で昼寝するホヌを間近で確認することができた。
という訳で、もう一つの海亀穴場スポット、ハレイワのアリイ・ビーチにやってきた。
残念ながら砂浜にホヌはいなかったが、諦めかけたときに海を泳ぐ亀を2〜3匹確認。ほとんど潜っているが、時折、波間に顔を出す。必死でシャッターを押すもののタイミングが難しく、あまり良く写っていない。想像で補ってください。

ワイアルア・ソープ・ファクトリー。オーガニックの石鹸屋さん。サトウキビ工場跡を活用した工場とショップ。

「モヤモヤさまぁ〜ず2」で毎年紹介されているらしいが、そんな番組自体知らなかった。

確かに綺麗な商品が並ぶ。お土産を買うには良いかもしれない。

続いてドールプランテーション。この辺りからまた中韓ツアー客が目立ち始める。
先住民のタロ芋栽培に必要な水を奪って開拓されたパイナップル農園だが、近年はフィリピンなどとの競争に負け、いつ撤退するか噂が絶えない。しかし、作付け面積は減少したものの相変わらず３人のおじさんが毎年苗を植え、収穫しているとのこと。

ドール プランテーション テーマパーク・動物園・水族館・植物園

有名なパイナップル・ソフトクリームを食べる。二人で一つで十分。不味くはないが、まあこんなもの。

それよりも気になるのはこのパイナップル・エクスプレス。プラレールの機関車トーマスに夢中の孫を連れてきたら大変な騒ぎになるところ。

時間があれば私たちも乗ってみたかった。

帰路に見かけた真珠湾の防空レーダー。結構巨大な装置だが、移動式で北朝鮮のミサイル発射が予想されるような時期は、太平洋上のどこかに移動して真珠湾にはいないらしい。ということは今は比較的安全と米軍が認識しているということか？

真珠湾 海岸・海

同じく帰路に見えたアロハ・スタジアム。NFLのプロボウル（オールスター戦）が毎年のように開催される場所。私のようなフットボール・ファンには堪えられない。いつか見てみたいとも思うが、それより見たいのは当然スーパーボウル。

アロハ スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ご存知「日立の樹」。日立はCMのため年間保守費用100万ドルの４割を１０年契約で支払っているらしい。
日本人しか訪れない観光名所。最近は入場料を取るようになった。１人３ドル。モンキーポッドの樹はこの辺りではありふれた樹で、セコイことをするものだ。
もったいないので私たちは園外から写真を撮るだけ。

モアナルア ガーデン 草原・平原

夕方６時前にホテルに帰着。１階プロムナードでは臨時マーケットが開催されている。夕食を急ぐので詳しくは見ていない。

ホテルで着替えて今夜の夕食はルースズ・クリス・ステーキハウス　ワイキキ・ビーチウォーク店。時間がピークより少し早かったため、ここでも予約なしですんなりと入店（ドレスアップに気を取られてカメラを忘れたので、ここからの画像はネットから借用）。
ワイキキには有名なステーキハウスが幾つかあるが、4 TravelやTrip adviserの評価を参考に、ここに決定。結果は大正解、大変満足。口コミを参考にする場合、私は悪い評価をチェックし、消去法で店を選ぶが、ここでもこの手法が有効だった。

ルースズ クリス ステーキ ハウス (ホノルル店) ステーキ・グリル

まずシーザーサラダを二人でシェア。メインは、妻はプチ・フィレミニョン（写真）、私はリブアイ（次の写真）。サイドはマッシュポテトとアスパラガスをシェア、赤ワインを２杯。計215.43ドル。今回の旅では一番豪華な食事。
肉は最高、さすがに美味しい。やっぱりアメリカに来たら一番に食べるべきはステーキ。日本では同じ価格でこれだけのステーキは食べられない。

ところがここで事件発生。リブアイを頬張っていた私の左下奥歯２本が折れてしまった。数年前から歯医者に「いずれ抜本的な治療が必要」と言われていた歯だけにショックはなかったが、まさかこのタイミングとは！
歯自体は痛くないし、右側は大丈夫なので噛むことはできるが、下あごに残った歯根が舌に当たって飲み込む時に痛む。
それでも根性でこの大きなステーキを完食。
翌日以降の食事計画に影響が出そうだが、とりあえず予定通りで進めるつもり。

この旅行記へのコメント （2）

• fuzzさん 2015/05/22 07:53:52

  歯が折れるなんて・・・

  おはようございます。
  
  ハワイ観光ツアー、確かに情報量が増えますよね。
  
  今、beanbagさんの旅行記を見ていたら、コナコーヒーが飲みたくなって
  
  ドリップ中です。
  
  初めてハワイに行ったときは母も一緒だったので毎日毎日オプショナルツアー三昧で
  
  むしろ街歩きをあまりしなかったので、今回は観光ツアーを一つも入れませんでした。
  
  アロハ醤油・・・知らなかった〜どんな味だろ？
  
  パイナップルアイス・・・そうですか〜これもですか〜
  
  ハワイ人気に押されて、アサイボウルが美味しいとか、パンケーキが美味しいとか
  
  行って見ると、期待の方が大きかったりして(´艸｀*)
  
  でも、最後の方に出て来たステーキは予想以上。
  
  でもぉぉぉまさかの歯が抜けるんじゃなくて折れる事件勃発。
  
  しかも２本もですか〜あちゃぁぁぁ
  
  そんなことって、あるんですねえ・・・ギャグみたいなお話ですが
  
  本当に大変でしたねえ。
  
  抜けるより良かったのか、抜けた方が良かったのか・・・
  
  その後、歯医者さんへ行ってどうなったのかが気になっています。
  
  fuzz

  beanbagさん からの返信 2015/05/22 09:42:52

  RE: 歯が折れるなんて・・・

  fuzzさん
  
  ご心配をおかけしてすみません。
  歯は長年の酷使で、もともと１本がすでに歯根から折れていて、隣の歯とブリッジしていたのでなんとか持っていた状態でした。
  ステーキを噛んだ力でテコの作用が働き、２本とも折れてしまいました。
  帰国後、悪かった方の歯は歯根を抜歯、インプラントの予定です。もう１本は歯根がまだ残っているので被せ物で大丈夫のようです。
  インプラントは１本４０万円、これだけあればまだ２〜３回旅行ができそうです、トホホ。
  でもステーキの味が格別だったので、後悔はありません。ではまた。