2014/12/28 - 2014/12/28
16位(同エリア1490件中)
とーりさん
年末年始の長期休暇を利用して南欧のスペイン・ポルトガル・ジブラルタルそして海峡を渡り、アフリカ大陸のモロッコに行ってきました。
一見優雅に見えますが、スペインはアンダルシア地方(グラナダ、ジブラルタル、セビリア、コルドバ)とマドリード及びその近郊(マドリード、セゴビア、トレド)を1泊ベースで、そのほかポルトガルは首都リスボンを日帰り、海峡を渡ったモロッコはティトアンとタンジェを日帰りのツアーというタイトな日程で回って来ました。
南国だと思っていたスペインはセゴビアやマドリードなどかなり標高が高く、また海岸沿いのジブラルタルは大風が吹き荒れ、とても寒かったとの印象が残りました。また人々は陽気で明るかったですが、よく言われるいい加減さはなく皆まじめで実直な人が多かった気がします。電車の時間も正確で、いい意味でイメージが違う部分が多く、旅行も快適に楽しく過ごすことができました。
日程は以下の通りです。
1日目 (12/26)1/29 スペイン到着
2日目 ① (12/27)2/29 リスボンの坂道
2日目 ② (12/27)3/29 ジェロニモスの中庭
2日目 ③ (12/27)4/29 新大陸への道標
2日目 ④ (12/27)5/29 バイシャの活況
3日目前篇(12/28)6/29 レコンキスタの道
3日目中篇(12/28)7/29 アルハンブラの幻想
3日目後篇(12/28)8/29 グラナダの落日
4日目前篇(12/29)9/29 アンダルシアの荒寥
4日目中篇(12/29)10/29 ザ・ロックと英領ジブラルタル
4日目後篇(12/29)11/29 ジブラルタルの疾風
5日目 ① (12/30)12/29 ジブラルタルの波濤とスペイン領セウタ
5日目 ② (12/30)13/29 ティトアンの迷宮Ⅰ
5日目 ③ (12/30)14/29 ティトアンの迷宮Ⅱ
5日目 ④ (12/30)15/29 タンジェのメディナ
6日目 ① (12/31)16/29 セビリアの芸術
6日目 ② (12/31)17/29 セビリアの澄明
6日目 ③ (12/31)18/29 コルドバの花道
6日目 ④ (12/31)19/29 セゴビアの夜景
7日目前篇(1/1) 20/29 暁光のアルカサル
7日目中篇(1/1) 21/29 トレドの俯瞰
7日目後篇(1/1) 22/29 白光に浮かぶ王宮
8日目 ① (1/2) 23/29 マドリードの早朝
8日目 ② (1/2) 24/29 スペイン絵画の栄光Ⅰ ティッセンボルネミッサ
8日目 ③ (1/2) 25/29 スペイン絵画の栄光Ⅱ プラド
8日目 ④ (1/2) 26/29 マドリードの午後
9日目前篇(1/3) 27/29 ボンの平穏
9日目中篇(1/3) 28/29 ブリュールの静寂
9日目後篇(1/3) 29/29 大聖堂の氷雨
今回は3日目中篇(アルハンブラの幻想)です。大まかな動きは
ホテル ⇒ ヘネラリフェ ⇒ アルカサバ ⇒ ナスル朝宮殿 ⇒ カルロス5世宮殿 ⇒ グラナダスの門 ⇒ヌエバ広場 です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【イベリア半島と海峡縦断の旅:スペイン・ポルトガル・ジブラルタル・モロッコ旅行(2014〜2015年末年始:3日目前篇 レコンキスタの道)6/29から続きです】
チェックイン手続きをすると時間前ですが、部屋に通してくれました。
少し休憩したいところですが、グラナダ観光は正味半日しかありません。
早速観光に急いで出かけるということで、初めてタクシーを利用しました。観光地ということで警戒しましたが、ぼったくることもなく、写真のチケット交換所前まで乗り付けてくれました。
アルハンブラ宮殿は混雑が予想されたので事前に日本でweb予約して来ましたが、チケットを交換するのに少々並びました。webも日が近づくと売り切れるなど、シーズンオフでもなかなかの人気です。
(ホテル14:03 ⇒ 14:22チケット交換所) -
チケットを交換し、いよいよ観光開始です。
まずは手入れされた庭園を歩いて宮殿本体とはやや離れた「ヘネラリフェ」に向かいます。
(チケット交換所14:30 ⇒ 14:40ヘネラリフェ) -
途中、噴水がありました。
アルハンブラは水が豊富なのか、これ以外にも凝った噴水がたくさんあります。 -
「ヘネラリフェ」に到着しました。
池と噴水がいい感じです。回廊や後方の建物も背景として美しく調和しています。
(ヘネラリフェ14:40〜14:48) -
正面からだとこんな感じです。
絵画の遠近法ではありませんが奥行きを感じる造りです。 -
柱の模様も近寄ってみると繊細な造りになっています。
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庭木もしっかり手入れされ、建物の美しさと調和しています。
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もう少しゆっくり見たかったのですが、観光客はかなり多く押し出される形でヘネラリフェを後にします。
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次は、アルハンブラ城内に入ります。
域内はかなり広いです。案内看板もありますが、あまり目立たないつくりです。まあ人の流れに乗れば大丈夫でもあります。
途中あったスーベニアショップを冷やかしながら移動します。
(ヘネラリフェ14:50 ⇒ 15:12アルカサバ) -
先ほど観光した「ヘネラリフェ」が見えました。
こうして見ると、かなり宮殿本体とは離れています。 -
ようやく着きました、こちらは「ブドウ酒の門」です。
ナスル朝宮殿の方が近いのですが、時間指定になっており、まだもう少し時間があるので先に「アルカサバ」に向かいます。 -
「アルカサバ」の入口です。
入口に係員が立っていて赤外線?のようなものをチケットに照らして入場確認をしています。
(アルカサバ15:12〜15:17) -
「アルカサバ」は域内の高台の先端にあり、眼下にグラナダ市内を見下ろすことができます。
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振り返ってナスル朝宮殿の方を見ると既に人が並んでいます(写真右中央付近の人だかり)。
これは早く並ばねばと思い、とりあえず「アルカサバ」をひとまわりして出ます。 -
アルカサバ突端部分は見張り台が見えます。
あそこにも登れそうですが、時間が無いので割愛し、アルカサバを出ます。 -
アルハンブラ宮殿自体午前・午後で予約しますが、この「ナスル朝宮殿」はさらに30分単位で予約が設定されています。
先ほどアルカサバから見た列に並び、少し遅れて入館開始となりました。
(ナスル朝宮殿15:35〜16:10) -
「コマレス宮」です。
アヤラネスの中庭に作られた池が目を惹きます。 -
天井は宇宙を感じさせる造りです。
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ナスル朝宮殿の真髄、「ライオンの中庭」にやって来ました。
回廊からの眺めもなかなかのものです。 -
ライオンというより犬か猫のように見え、シャープな印象よりもほんわり穏やかな気にさせてくれる像です。
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「ライオンの中庭」を囲む建物にある「二姉妹の間」の天井です。
精緻な造りは見事というほかありません。 -
天井だけでなく、壁や柱も細かな装飾が施され、見る者を圧倒します。
周辺のイスラム王朝が滅亡したり後退を重ねる中、時代のあだ花のように咲き誇ったナスル朝の宮殿として造営されました。
その華やかさは周辺の政治状況とは相反し、まるでイスラムの王国が永続するかのような幻想を抱いて造られたかのようです。 -
こんな所にも噴水がありました。
砂漠の民は水を渇望していたのでしょうか。数多くの噴水を見ているとそんな気がします。 -
人の流れで出口に来てしまいました。
アルハンブラ宮殿最大の見どころ「ナスル朝宮殿」はその名に恥じない美しく精緻に造られた素晴らしい宮殿でした。 -
出口からは「サンタマリア教会」が見えます。こちらはキリスト教の建物です。
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続いては「カルロス5世宮殿」にやって来ました。
円形が美しい回廊です。
ちょっと違いますが、昨日のリスボンのジェロニモス修道院の中庭を想起しました。
(カルロス5世宮殿16:17〜16:21) -
2階から見るとこんな感じです。
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回廊部分も見応えがあります。
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カルロス5世宮殿を出て、先ほど早めに切り上げたアルカサバをもう一度見ようとやって来ましたが、入口で認証器にはじかれてしまいました。
再度の入場はダメらしいです。 -
ひと通り観光を終えたので、スーベニアショップなどを回り、アルハンブラ宮殿を後にします。
帰りは行きとは別の道でゴメレス坂を降りてヌエバ広場に向かいます。
(アルハンブラ宮殿16:46 ⇒ 17:00ヌエバ広場) -
途中急坂を下り「グラナダスの門」を潜ります。
これを出るとアルハンブラの域内から出ることになります。観光用の連接バスが潜っていきます。 -
こちらは外側から見た「グラナダスの門」です。重厚な造りです。
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坂を降り切って「ヌエバ広場」に到着しました。
グラナダ観光の拠点となるところです。続いてはここから市街地にある観光名所を回ります。
【イベリア半島と海峡縦断の旅:スペイン・ポルトガル・ジブラルタル・モロッコ旅行(2014〜2015年末年始:3日目後篇 グラナダの落日)8/29に続きます】
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