2015/05/14 - 2015/05/14
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ペコちゃんさん
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これまでは、秩父の街や山々から見るだけだった両神山。
これまでに登った日本百名山は大菩薩嶺・谷川岳と若い頃に登った富士山・・・両神山は一度は登ってみたい山だったので、五月晴れの下、仲間6名で挑戦してきました。
日本百名山は、文筆家・登山家の深田久弥が昭和36年に選定した素晴らしい山々で、日本の多くの山を踏破した経験から「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1,500m以上の山という基準を設けて選定されており、まさに両神山はそれに相応しい山と言えます。
遠くの山から見ると、ギザギザの形をした両神山の頂上はどんな感じだろうと思っていましたが、今回選んだコースは西側から頂上を目指す難易度の高い「八丁峠コース」で、急斜面の岩場に30カ所も鎖場があり、見るとするとは大違い・・・最初から急な登りが続き、それだけでも結構疲れましたが、八丁峠から頂上までの鎖を使いながらのアップダウンには参りました・・・何しろ、ちょっと油断して足を踏み外すと奈落の底ですから。
でも、仲間から遅れながらも踏破出来て感無量です。
写真は、両神山・東岳からの眺望。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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いつも通り、6時に車2台で出発して、7時前に芦ヶ久保の道の駅でトイレストップ・・・建物裏側のツツジが綺麗です。
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2回目の休憩は「道の駅・大滝温泉」・・・但し、今日(木曜日)は定休日。
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建物の裏には荒川の清流が流れ、緑も鮮やか。
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両神山の登山ルートはいくつかありますが、今回は難易度の高い「八丁峠コース」。
八丁峠のルートは南北両面から登れますが、南面の登山口・落合橋の駐車場からのスタートです。
八丁峠から西岳、東岳を経て山頂に至るこのコースは、一般に利用される3コースの中で、最も岩が露出していて鎖場も多く、急なアップダウンが多いのが特徴。 -
両神山は秩父市と小鹿野町の境目にあり、秩父山地の北端にある標高1,723mの山。
埼玉県にある日本百名山の一つで、他の県と接していないのが特徴です。
これは、今年2月に長瀞・宝登山から撮った両神山・・・ギザギザ頭がよく分かります。 -
8時半過ぎに、落合橋の駐車場に到着。
上落合橋(1,140m)⇒八丁峠(1,485m)⇒西岳(1,613m)⇒東岳(1,660m)⇒両神山(1,723m) と、コース全体の標高差は583mですが、八丁峠から両神山まではアップダウンが多く、累積標高差は1,000m以上にもなります。
しかも傾斜のきついアップダウンが連続するため、岩登りの技術ばかりではなく体力も必要です。 -
両神山登山口にある案内板の後ろの梯子を登って、9時前に八丁峠コースの登山開始。
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ここにも、登山者調査のカウンターがあります。
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梯子を上った後は、八丁沢に沿って登っていきます。
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岩だらけの登山道。
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八丁峠までは登りっ放しで、これだけでも結構キツイ。
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両神山の名は、イザナギ・イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説など、諸説ありますが、古くからの信仰の山です。
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自然林の新緑が目に沁みます。
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途中から針葉樹林帯の登りとなります。
あまり山野草を見かけない山ですが、ここからはコバイケイソウの群生が続きます。
コバイケイソウの上の緑はハシリドコロ。 -
このハシリドコロを初めて見たのは、1年前に大ドッケの福寿草を見に行った時です。
間違って食べると、錯乱して走り回る有毒植物なので、ご注意を。 -
登り始めて50分・・・針葉樹林帯を抜けて、9時45分に八丁峠(1,485m)に着きました。
ここまでは、まあまあ順調です。 -
八丁峠には休憩用のベンチなどが設置されているので、一休み。
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ここからが、いよいよ本番です。
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折角登って来たのに、八丁峠から一旦下りになります。
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下って登り返すと、岩場の登りが始まります。
こんな岩の間を登り降りするのですから、疲れる~。 -
なだらかな稜線歩きを過ぎたところから傾斜がきつくなり、いよいよ鎖場が連続する核心部に突入します。
ここが最初の鎖場。 -
汗をかきながらも遠くを見ると、右側にこれから進む西岳・東岳の稜線と奥に剣ヶ峰がハッキリ見えます。
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八丁峠から登るコースは鎖場の名所として有名ですが、事故も多い。
昨年3月には67歳の女性が凍結した鎖場付近から滑落し、死亡事故が起きています。
約20ヶ所の鎖場に、30本を超える鎖が設置されているスリリングなコースなので、焦らずしっかり手足を使って慎重に! -
標高もだんだん高くなり、遠くの山が見えます。
これは、雪が残る南八ヶ岳。 -
また下ります。
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さらに岩場は続きます。
” ヤッホー! ”・・・元気なM女史。 -
” クサリ場は一人ずつ安全を確認して登ろう ”
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ここから再び鎖場の登りです。
両神山を形成する主な岩石は、チャートと呼ばれるもので、角岩とも言い、硬くて風化に強いので、ギザギザした尾根や絶壁が形成されています。
チャートは数億年前に海底に沈んだプランクトン(放散虫)の化石からできたもので、隆起によって両神山も生まれました。 -
岩だけでなく樹林帯の登りもあり、傾斜がきつい登りです。
根っこがシッカリしているのでつかまりながら、随分と助かりました。 -
いくつもの鎖の設置された岩場の上り下りを繰り返し、10時50分に行蔵峠まで来ました。
行蔵峠からの展望は良好です。 -
ここから西岳は僅か100mですが、遠く感じます。
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両神山には、4月下旬から5月中旬にかけて、山頂一帯にアカヤシオがきれいに咲きます。
また、自然林が多く残されているので、紅葉も美しいようです。 -
先発メンバーは、もう西岳に到着。
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この岩場をよじ登り・・・
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11時5分に西岳(1,613m)に到着。
一息入れて、東岳へと進みます。 -
西岳からは、こんな岩を降りながら、一旦大きく下に下がっていきます。
ここにも鎖が欲しいところですね。 -
こんな岩もあります。
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フウフウ言いながら登っていると、イワカガミがあちこちに花をつけています。
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和名のイワカガミ(岩鏡)は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来します。
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九州から北海道の高山帯・亜高山帯に分布し、草地や岩場に群生する可憐な花で、見ていると心が和みます。
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東岳が見えてきました。
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12時半に、やっと東岳(1,660m)に到着。
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皆で弁当を広げられるところは、山頂にはここしかないので、美しい眺望を楽しみながら昼食タイム。
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剣ヶ峰と呼ばれる両神山の山頂は、東岳から右に連なる稜線の先にあります。
再び、一旦下ります。 -
さらに下ります。
この後、東岳から両神山山頂方面の稜線は、なだらかなアップダウンを繰り返します。 -
両神山山頂近くで一旦下り、登り返した所にある最後の長い鎖場2箇所を登りきると両神山山頂です。
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13時50分に登頂!・・・苦労して登った甲斐がありました。
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両神山山頂(1,723m)は狭く、10名ほどで一杯になるので、急いで写真を撮って次のメンバーとバトンタッチ。
ところが、東側の楽なコースから○○○ツーリズム主催の登山ツアーの団体さんがやって来ました。
メンバーを半分に分け、添乗員もいるのですが、こんな狭い山頂に団体でゾロゾロ来るのは如何なものか・・・ツアー会社も考えてもらいたいですね。 -
頂上の方位盤。
天気次第で富士山・八ヶ岳・北アルプスも望める絶景スポットですが、狭い頂上は大混雑なのでゆっくり出来ません。 -
両神山頂の祠・・・山行の無事を祈るお賽銭が・・・
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上落合橋への下山ルートは、梵天尾根へ少し下った所から分岐する作業道が最短。
出入口とも通行禁止となっていますが、上落合橋駐車スペースの崖直上に下りることが出来るので、自己責任でここから下ります。 -
ヤブこきの急坂を下り駐車場へ・・・苦しかったけど、6名全員で制覇出来た両神山に、思わず ” バンザイ! ” と叫びたくなりました。
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