2014/05/21 - 2014/05/21
34位(同エリア159件中)
アツシさん
ロードス島は、元は「薔薇の花咲く島」という意味から名づけられたほど風光明媚なリゾート地であり、また古代都市や「聖ヨハネ騎士団(十字軍)」がオスマントルコの侵略に備えた城塞都市の過去を持つ島でもある。
奥深い歴史の一端を感じつつ、風薫る初夏のロードスを体験。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
PR
-
【リンドス】
まずは、リンドス周辺を散策。
島の中心地「ロドス・タウン」から南へ55km、紀元前10世紀ころから栄えた古代都市。
小高い丘の上には、アクロポリスがあり、天然の要塞として古代ギリシア、ローマ帝国、東ローマ帝国、聖ヨハネ騎士団、オスマン帝国に利用されてきた長い歴史を持つ場所。 -
リンドスへ到着。
風光明媚な入り江に囲まれた景勝地。
街から離れているためタクシー移動はちょっとお高めのプライス。 -
リンドスの村は、沢山のお土産物屋やカフェが林立しており、アクロポリス登山(?)前のベースステーション的位置づけ。
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村の教会の塔。
高いものが他にないこの村周辺で唯一無二のランドマーク。
迷ったら、この塔を目指せ! -
さあ、アクロポリスへ!
高みを目指すため、さながらハイキングの様相。
道すがら、所狭しと刺繍の手芸品販売中の商魂たくましいおかあさん達。
モノは良さそうだが、結構かさばりそうなのと、日焼けして傷んでそうなので、そんなに売れないんじゃないかなあ? -
リンドスの村には車とバイクの乗り入れ禁止。
...となると、ギリシャ名物「ロバタクシー」のお出まし。
ゆっくり歩いてみたかったので、今回は遠慮することに。 -
天然の城壁の上に、更なる城塞都市が築き上げられていた。
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慣れないハイキングにヒザが悲鳴をあげつつも、階段から眼下に視線を落とすと、青く澄んだ入り江が一望できる。
ホッと一息。 -
アクロポリスへ到着!
予想以上に、キレイに保存されていて感動。 -
アクロポリスの丘から下を見下ろすと、天然の要塞であることが実感できる。
見晴らしも最高! -
海と逆側には、さきほど歩いてきたリンドスの白い村を見つけられた。
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アクロポリスの廃墟から、周囲の景色が一望できる。
絶景です。 -
およそ1000年以上に亘って栄えたエリアだけに、教会なども年代の異なる建築物となっており、違いを見つけるのも楽しみのひとつ。
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ひとしきり遺跡ハイキングを楽しんだ後、瀟洒な村を抜け、街へ帰還。
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【ロドス・タウン】
中世の姿を残す旧市街は、世界遺産となっている。
案内板に書かれている地図を見る限り、約500m四方の城壁で囲まれており、十分徒歩散策可能。 -
でっかーい。
重厚な「マリン門」を抜け、いざ中世の世界へ。 -
まずは腹ごしらえ。
旧市街にも沢山のオシャレなタベルナ(食堂)が立ち並んでおり、グリークサラダなどギリシャ料理の数々を楽しむことができる。 -
街歩きの拠点である「カステラニア噴水」。
透明な水を眺めて、しばしクールダウン。
ロードス島は、暑いが風通しも良く、典型的な地中海性気候ではあるものの、じりじりと焼け付く太陽から逃れることは困難を極める。 -
イポクラツース広場。
昔は、ここから市街地に侵入しようとした外敵を撃退するために使っていたのかなあ。 -
やけに絵になる、エーゲ海名物・青い陶器のお土産物。
青い目は魔よけの御守りとのこと。 -
お次は「エプレオン広場」のタツノオトシゴの噴水。
ちなみにタツノオトシゴの学名「Hippocampus」とは、ギリシャ神話に登場する想像上の動物で、 海神ネプチューンの戦車を引く、上半身が馬で下半身が魚の動物とのこと。
先ほどの陶器のお土産のモチーフにも。 -
中世の建物そのままに、今でも住人がいて日常を送っているのが、フシギな感じ。
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至るところに城塞都市の名残が垣間見える。
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ロードス島は16世紀、十字軍(聖ヨハネ騎士団)とオスマントルコとが激しくぶつかった地。
この「スレイマン・モスク」は、オスマントルコのスレイマン一世が征服直後に立てたイスラム勢力のアイコンでもある。
非常にドラマチックな攻防だったようで、今後ロードス島に行かれる方は、塩野七生さん著書「ロードス島攻防記」の一読をオススメします。 -
モスクを目指して歩く途中、花咲く庭園から見上げた「ロロイの時計塔」。
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時計台の下には、等身大の沢山の騎士像が設置されている。
こんな重い甲冑では、立ってるだけで疲れそう!? -
こちらはまた別のもの。
騎士像越しからの、スレイマンモスク。
絵になる一枚。 -
時計台には登ることも可。
狭い階段を登った先には、スレイマンモスクのほか、360度大パノラマの絶景が待っている! -
ロードス島は「太陽と薔薇の島」とも呼ばれるほど、古から芳醇な花が咲き誇っていたとのこと。
時計台の麓には、その名の通り美しい薔薇がひっそりと咲いていた。 -
遺跡の上で、ネコはのんびりギリシャ時間を満喫。
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元は聖ヨハネ騎士団の病院だったという「考古学博物館」。
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陶器や彫像、墓碑などが控えめに展示されていた。
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騎士団通りを意味する「イポドン通り」は、中世の街並みがそのまんま遺されており、あっとゆう間に500年前にタイムスリップできる美空間。
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通りの壁には、沢山の紋章が埋め込まれており、歴史と伝統を感じさせられる。
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「イポドン通り」の坂を上がり、門を抜けると立派な宮殿が顔を出す。
ここは「グランドマスター(騎士団長)の宮殿」
お城のような宮殿。
第一次大戦後、ロードス島がイタリア領になった時代、ムッソリーニの別荘として使われたこともあるとのこと。 -
宮殿内部へGO。
かつて沢山の騎士たちが立ち並んでいた様が容易に想像できる立派な空間。 -
建物の中には騎士団ゆかりの品々を見ることができる。
騎士団はオスマントルコに敗北後、同じく地中海の島「マルタ」へ移住した。
こちらはその「マルタ騎士団」のエンブレム。
移住先のマルタではロードスを凌ぐ要塞都市を造り上げている。
マルタについては下記旅行記を参照。
※マルタ旅行記「地中海の真ん中で 〜マルタの青い夏〜」
http://4travel.jp/travelogue/10481677 -
床は美しいモザイク画で覆われていた。
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最後はポート門を抜け、コマーシャルハーバーへ。
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コマーシャルハーバーはキレイなビーチ沿いに造られており、海水浴も楽しめる。
ちょうどロコボーイ&ガールも夏を満喫中の模様。
* * *
歴史と風光明媚な気候に彩られた「太陽と薔薇の島」ロードス島。
他のエーゲ海の島々とは全く異なる強烈な個性を楽しめる島でもある。
一度立ち寄って、中世とエーゲ海の風に触れてみてはいかがでしょう。
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