秋田の桃源郷　～手這坂～　20150503

2015/05/03 - 2015/05/03

2017年5月4日加筆致します。

2015年は春が早かった年で、その年は5月3日でも程よい見頃でした。ところが、本日2017年5月4日に手這坂に行ってみたところ、木々によっては花をつけているものもありましたが、つぼみの方が多くて見ごろはまだまだ先のようでした。近日中に見に行かれるつもりでしたら、もう少し待った方が良いかと思われます。

　　　　　　　　　　　　　　これより、以前の記事となります。





秋田県の八峰町手這坂というところに、かつて茅葺民家４軒の集落がありました。
今から２００年ほど前、この地を訪れた紀行家・菅江真澄は、この村の美しさに感動し、桃源郷と絶賛したそうです。

時はちょうど桃の花の見ごろの時期。
先日早起きして、だれもいない手這坂に行ってきました。

旅の記念に動画を作りました。
是非、見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=z_hVsHxoh-E

エリア 八峰・藤里(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

手這坂の入り口に石碑がありました。

桃の花　蛍　紅葉　雪
ここが俺の桃源郷だぁ

と書いてありました。

道標が書いてあるので、すぐわかりました。

へ〜、昔の人は目の付け所が違いますね（笑）

この看板を見ると、手這坂の歴史がわかります。

村へは、ゆるい坂道を下って行きます。

桃の花？でしょうね。
可憐なピンク色です。

砂利道沿いに桃の花が連なっています。

まるでタイムスリップしたようです。

白い花木とピンクの花木のコントラストが美しいです。

４軒あるうちの茅葺のひとつです。
つい数年前までは、ここで暮らす人がいた村です。
今は、誰も住んでいないようです。

茅葺屋根もボサボサです。
人が住まなくなった村の朽ち方が物悲しいです。

振り返ってみました。
絵になります。

小さな古い小屋の前でも、咲いている桃の花は美しい。

茅葺のひとつをちょっと覗いてみました。

この荒れ果てた姿。
美しい村を期待していただけあって、はっきり言ってショックでした。

屋根も抜け落ちています。

でもこの村は、ボランティアの方たちが修復活動をしているとか。

たぶん、この茅葺も修復されているのだと思います。
屋根がシャキッとしています。

手つかずの茅葺には雑草が生えるみたいですので・・・

ひっそりとしている、人気（ひとけ）のない茅葺民家。

こちらの民家は屋根にビニールシートがかけられて、手が加えられている最中のようでした。

ふとみると、こいのぼりが飾られてありました。
洗濯ものも？！
車も一台止まっている！

でも、その時は人はいないようでした。

その茅葺民家の屋根です。

完全に修復とまでは行きませんが、あきらかに人の手がかけられたような感じです。

小山と桃のコントラストも美しい。

川の流れる音がしたので、奥に入ってみることにしました。

花の種類がまったくわかりません。

でも、可憐なピンク色でした。

遠目から見る茅葺民家は、日本昔話の世界のようですね。

濃いピンクと薄いピンクのコラボレーション！

桃の花って、ひとつの木でも、花の色が混じっているんですね。
そういえばこうやって間近に桃の花を見たことはなかったなぁ。

桃の花が覆いかぶさるようです。

村の奥の方の小川です。
村のこんな至近距離に川が流れていて、かなり自然豊かです（笑）

でも現代に暮らす人にとっては、不便な村だったんでしょう。

手這坂の帰り道です。

造花？とも疑ってしまうような色鮮やかさでした。

この旅行記へのコメント （2）

• koma04さん 2015/05/09 11:27:17

  本当に桃源郷ですね

  はじめまして。
  旅行記とても面白く拝見しました。
  
  元秋田市民ですが、菅江真澄は小学校の授業で習ったり墓所の見学に行ったのを覚えています。ただ当時は行動範囲が狭くて、八峰町も手這坂も行ったことはありませんでした。本当に桃源郷そのものというか別世界ですね。秋田を離れてからの方が「秋田にこんな所があったのか」と知ることが多くなりました。
  
  また秋田や東北の旅行記拝見するのを楽しみにしております(^^)
  
  
  
  
  
  

  めんちゃんさん からの返信 2015/05/09 12:33:05

  RE: 本当に桃源郷ですね

  こちらこそ、はじめまして。
  そしてメッセージ、どうもありがとうございました。
  
  秋田県内に住んでいる私でも、まだまだ知らないことばかりで、旅行にハマでからは新しい発見ばかりです。新しい発見を求めて、これからも楽しい旅をしていきたいと思っています。
  
  これからも、どうぞよろしくお願いいたします。　　　
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　めんちゃん
  
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