2015/05/02 - 2015/05/02
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」、
このシリーズは回を重ねてもうPart,45です。
♪『夏も近づく八十八夜・野にも山にも若葉が茂る・・・』
季語や24四節季は関東以西の気候や中国の気候を元に名づけられたもので北国東北の季節感とは若干の違いを感じていましたが
今年の春はGW前からまさに夏を感じさせる馬鹿陽気。
♪『茶摘』の季節を肌で実感しています。
今からこんなに暑くて夏本番はいったいどうなるんだろう?・・・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆立矢乙女滝
先月(4/14)残雪が多く滝壺までは降りられなかった福島県天栄村の立矢川渓流の立矢乙女滝に行ってきました。
前回訪問後は暖かい日が続いたので雪はすっかり消え、早春の野の花が咲き出していました。 -
☆立矢川の滝&明神滝へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2876207,140.1168405,8778m/data=!3m1!1e3
立矢川渓流に到るルートは幾つかありますが、一番分かりやすいのは更目木集落の赤石川と立矢川の合流地点から立矢川を沢登りすれば迷うことなく到達できます。が、長靴では厳しく胴長が必要です(危険な場所はありません)。
もう一つは合流地点脇の山道から途中の畑や森を抜けて行くルートです。
胴長は必要ありませんが、分かり難いルートです。
立矢川林道からもアクセスできますが、基本的には一般車両は進入禁止です。
通常冬場は積雪も多く凍結し危険なのでとてもお勧めできません。 -
☆立矢乙女滝
立矢乙女滝は立矢川の滝の2km上流にある渓流瀑で落差3、4mの小さな滝が4段ほど連なって落ちる滝です。
豪快さはありませんが、繊細な流れと手付かずの森や美しい山野草が魅力です。 -
☆立矢乙女滝
渓流釣りの人や山菜採りの人と稀に会うくらいで、ふだんは誰もいない静かな渓流です。 -
☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
里地では終わってしまったキクザキイチゲが花盛りでした。 -
☆立矢乙女滝とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
この辺りのキクザキイチゲの9割が白花ですが、ところどころに青花も見られました -
☆立矢川渓流とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流とキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流の残雪
この辺りは標高700mくらい。立矢乙女滝から渓流をさらに2kmほど上流に行くとまだ残雪が所々にありました。 -
☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
乙女滝よりさらに上流に来たのは青花キクザキイチゲの群生を見るためです。
昨年訪れたときは花が終わりかけだったので1年越しの成就です。 -
☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
青花と白花が混在しています。 -
☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
青花キクザキイチゲは独立した種と言うよりは近畿以北に自生する白いキクザキイチゲの変種とされ雪深い日本海側で多く見られます。
当地(福島県中通り)でも奥羽山系に行けば稀に見られますが
近場(里地)の花は100%白花です。
隣り村では分水嶺を越え日本海水系の山になると白花と青花が混在し
所によっては青花だけがまとまって咲いていたりします。
積雪が多くても白花もあるのですから雪の多さだけが青花になる要因でもなさそうです。 -
☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流と青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆立矢川渓流のオトメエンゴサク((乙女延胡索/ケシ科キケマン属) 白花
オトメエンゴサクは以前は北海道に多く自生自生するエゾエンゴサクの本州種に分類されていたこともあるそうですが、現在オトメエンゴサクは本州日本海側の多雪地帯に分布する日本固有種とされます。 -
☆立矢川渓流のオトメエンゴサク((乙女延胡索/ケシ科キケマン属)青紫花
本州〜九州に分布するヤマエンゴサクが花序の付け根にある苞葉(托葉)の葉縁の切れ込み(ギザギザ)が明瞭なのに対しオトメエンゴサクの托葉には切れ込みが無いので、本州のエゾエンゴサクの仲間とされたようですが、エゾエンゴサクと比べると
草丈はオトメエンゴサクは小型で花色も北海道のエゾエンゴサクに比べると全体的に薄い色合いです。
東北地方にもエゾエンゴサクが自生しますが、オトメエンゴサクと混同されている場合も多いようです。 -
☆立矢川渓流のオトメエンゴサク((乙女延胡索/ケシ科キケマン属) 水色花
苞葉(托葉)の葉縁に切れ込みがありませんが小葉にはざっくりした切れ込みがあります。 -
☆立矢川渓流のオトメエンゴサク((乙女延胡索/ケシ科キケマン属)
草丈は全般に小型で花数は少なめ、花色は白、青紫、水色、赤紫、空色と多様で黄色味を帯びた花も見られました。 -
☆立矢川渓流のハシリドコロ(走野老/ナス科ハシリドコロ属)
昨年の開花メモからするとまだ早いかなと予想していたハシリドコロも咲き始めていました。 -
☆立矢川渓流のハシリドコロ(走野老/ナス科ハシリドコロ属)
ハシリドコロは本州〜九州の山あいの渓流沿いなどに群生し朝鮮アサガオと同じようなアルカロイド系の有毒植物です。
誤食すると走りまわって苦しむことが、名前の由来だそうです。
花が咲いている頃は他の山菜と間違うことは無いと思いますが
芽だしの頃は注意が必要です。 -
☆立矢川渓流のハシリドコロ(走野老/ナス科ハシリドコロ属)
5月頃に釣鐘状の小豆色の花を咲かせ、7月頃には地上部は枯れて休眠します。
生薬は「ロートコン」といい、根茎や根を乾燥させ少量を
鎮痛、胃酸過多、胃痛、胃痙攣などに利用するそうですが
劇薬なので素人は手を出さない方がいいそうです。 -
☆立矢川渓流のハシリドコロ(走野老/ナス科ハシリドコロ属)
天栄村は東西に大きな村で奥羽山地の東側は太平洋水系になり、羽鳥湖高原や立矢川渓流のある西側は日本海水系です。
東西で雪の多さも全然違いますが植生も違いがあり、このハシリドコロも立矢川渓流ではあちこちに群生していますが、太平洋水系ではまだ見たことがありません。
でも同じ太平洋水系でも阿武隈山地には自生するので、植物分布は不思議がいっぱいです。 -
☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
4年前、近くの里山の道路工事現場から我が家の庭に避難させた
ヤマブキソウが見頃になりました。
ぶっちゃけ、タダでもらってきたんです(^^ゞ。
たぶん工事関係者はヤマブキもヤマブキソウも区別付かなかったと思います。
-
☆ヤマブキ(山吹/バラ科ヤマブキソウ属)
ヤマブキソウ(山吹草)は名前こそヤマブキと付きますが
落葉低木バラ科のヤマブキ(この写真)とは全く別物で
花の形も色も質感もそっくりですがヤマブキ落葉低木で5弁花です。
ヤマブキソウはケシ科クサノオウ属の宿根草で4弁花、
草丈20〜30cm、花径は4cmほどとヤマブキの2倍もあり山あいのやや湿った斜面などに群生し、葉が細いタイプや芹葉タイプもあります。 -
☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
6年前近場でようやく見つけたヤマブキソウでしたが、その場所は住宅街に隣接した里山。
このヤマブキソウの写真が6年前の里山のヤマブキソウ。
4年前の秋に訪れたらなんと自生場所で新しい道路工事が始まっていました。
あちゃ〜!ようやく見つけた自生地なのに・・・・
でも今ならギリギリ救出できそう。てなわけで
工事関係者に断って、我が家の庭に避難させました。 -
☆ヤマキソウがかつて咲いてた里山を今年再訪したら、多くの木々が伐採されて代わりにハナモモなどの園芸花木が植えられ、アスファルトの道路、遊歩道が整備されていました。
果たして自然豊かな里山の木々を切り倒し、園芸花木を植える必要があるのでしょうか?
たしかに園芸花木は見た目は華やかですが、一度壊した自然はそう簡単には元に戻りません。
福島市の『花見山』は確かに美しいですが、あれは農民が生活の糧として戦前は桑を植え、戦後は園芸花木の畑にしたのであって、ある意味貧しかった頃の農地開拓産物です。
生活が豊かになった現代は遊歩道の整備や里山の下刈りだけで十分だったような気がします。
どこもかしこも花見山にする必要は無いのではないでしょうか・・・・ -
☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
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☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
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☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
ヤマブキソウは福島県では指定されていませんが、関東、東海、関西など26都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科クサノオウ属)
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☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
近くの里地の土手でオドリコソウも咲き始めていました。
オドリコソウは全国に広く分布しますが以前は近辺では見つけられずに、一番近い場所で30分もかけて撮影に行っていました。
ところがこの土手は桜もキレイなので以前も訪れていたのですが桜の時期はまだオドリコソウが咲いていないこともあり4年前にようやくその存在に気付きました。
ふだんの観察眼が試されますね(^^);。 -
☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
自生地によって花色は濃いピンク〜白まで様々。
この自生地はピンクと白がグループごとに混在しています。
名前の由来は花の咲く様子を櫓の上で輪になって踊る踊り子に見立てたと言われてます。 -
☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
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☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
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☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
笠をかぶった踊り子と言えば、そう見えないこともないかな〜・・・・(^_^;)。 -
☆オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)
山あいの木陰に自生するタイプは白花が多いのですが
日当たりが悪いと白くなるのかと言うと
必ずしもそうとは限らず、この土手は日当たりは最高ですが
白花とピンク花が仲良く混在しています。 -
☆ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)
隣り村の渓流沿いでラショウモンカズラが見頃です。
ラショウモンカズラ本州〜九州の山間部の少し湿った川沿いなどに自生し
草丈は30cmくらい花の大きさは3〜4cmほど、シソ科の中では最大級の花です。
-
☆ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)
ランナー(匍匐・ほふくけい)で増え群生を作り、ラベンダーに似たいい香りがします。 -
☆ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)
名前の由来は、平安中期の頃、京都朱雀大路南端にあった羅生門に棲みついた鬼が夜な夜な悪さをし人々を困らせていたので源頼光(みなものよりみつ)の家臣の渡辺綱(わたなべのつな)がその腕を斬り落とし鬼を退治したそうな。
その鬼の腕に似た花というので羅生門蔓と名づけられたそうです。 -
☆ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)
鬼の腕に似ているとはあんまりな例えですが、よ〜く見てみると確かに唇弁には毛が密生し、ラッパ状の花の側面は筋肉のような筋模様があり筋肉隆々の鬼の腕に見えないこともないかも(^^ゞ。 -
☆ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草/ケシ科クサノオウ属)
茨城県境に近い八溝山北の久慈川源流域でホソバヤマブキソウが花盛りです。
ホソバヤマブキソウは宮城以南〜九州の山野のやや湿った場所い自生し、上記で紹介したヤマブキソウの葉が細長いタイプです。 -
☆ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草/ケシ科クサノオウ属)
花は見た目同じですが、母種のヤマブキソの葉っぱの外縁は粗めのギザギザですがホソバヤマブキソウは葉が細長く外縁は規則性のある細かいギザギザです。
この周辺では沢筋のあちこちでホソバヤマブキソウと母種のヤマブキソウが混在して自生しています。
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☆ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草/ケシ科クサノオウ属)
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☆ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草/ケシ科クサノオウ属)
母種のヤマブキソウが27都府県で絶滅危惧種に指定されているのに
それより自生数が少ないと思われるホソバヤマブキソウの指定は高知1県のみ。
サンプル数が少ないのか、情報不足なのか不可思議な指定です。 -
☆ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草/ケシ科クサノオウ属)
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☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
隣り村の深山渓流沿いでミヤマカタバミが見頃になりました。
東北地方南部から四国まで分布する多年草で落葉広葉樹林やスギ植林地などの林床に自生します。
根茎は葉柄が落葉後も基部が残って鎖状をなしそこから根が出るのが特徴です。
根茎から長い葉柄を出し小葉を三枚つけ、小葉はハート形で成長とともに葉が角ばってきます。
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☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
隣り村(天栄村)の奥羽山地東側(太平洋水系)周辺ではコミヤマカタバミは多く自生しますがミヤマカタバミは見たことがありませんでした。
同じ天栄村の分水嶺を越えた日本海水系の谷筋でこの花を初めて見つけたときは
、ハナビラが萎んでたのでコミヤマカタバミの終わりかけと思っていましたが、翌年再確認したらハナビラが萎んでいたと言うより、もともとハナビラが他のミヤマカタバミより細長いので花が全開していないと萎んでいるように見えたのです。 -
☆コミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
ミヤマカタバミと瓜二つのコミヤカヤバミは北海道〜九州の山林や渓流沿いのやや湿り気のある半日陰に自生します。
良く似たミヤマカタバミとコミヤカヤバミの判別点としては花の大きさ、葉の形、根茎の形状があります。
コミヤマカタバミは花弁の長さ8〜15mmくらい、小葉の角は丸く、根茎は細長く伸びます。
ミヤマカタバミは花弁の長さ14〜18mm、小葉の角はやや角張った円形で、根茎は太くなります。しかし若葉の頃はどちらの葉も丸みを帯びているので根茎の様子で判断するのがいいようです。 -
☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
コミヤマカタバミ(上)は花の中心部の黄色がはっきりしていますが、ミャマカタバミは薄っすら黄ばんで見える程度ですが、これは個体差があるので明確な判別にはなりにくいです。 -
☆ミヤマカタバミ(左)とコミヤマカタバミ(右)の葉。
花の時期や若葉の頃はミヤマカタバミもコミヤマカタバミも小葉は丸みのあるハート型ですが花が終わり実が出来る頃は葉の大きさも違ってきますい、ミヤマカタバミの小葉の角がだんだん鋭角になってきます。
これも個体差があるので明確な判別とは言い切れないようです。 -
☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
この渓流沿いのミヤマカタバミの花ビラはとても珍しい細長型ですが、
多くはコミヤマカタバミとあまり区別が付かない丸みのある花ビラです。 -
☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆クルマバソウ(車葉草/アカネ科クルマバソウ属)
隣り村の渓流沿いでが見頃になってきました。
草丈は20〜25cmほど、葉っぱが車輪状なので見たまんま車葉草と呼ばれます。
全国に分布しますが北海道以外は高地のやや湿った林内に群生しこの渓流では良く似たオククルマムグラ(奥車葎/アカネ科クリマバソウ科)(写真下)も群生しますがクルマバソウはオククルマグルマより少し上流に多く群生します。 -
☆オククルマムグラ(奥車葎/アカネ科クリマバソウ科)
輪生する葉っぱは基本的にはオククルマグルマが6枚に対しクルマバソウは8枚,十字型の白い小花は花径は5mmとオククルマムグラより大きく花の形はロート状で葉や茎にとげ状の毛はありません。
オククルマの花もぱっと見はそっくりですがロート状にならず花ビラも外側にカールせず葉っぱや茎は棘状の毛に覆われています。 -
☆クルマバソウ(車葉草/アカネ科クルマバソウ属)
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☆クルマバソウ(車葉草/アカネ科クルマバソウ属)
クルマバソウの葉っぱに甘い香りの芳香成分であるクマリンが含まれ
ヨーロッパでは葉を乾燥させてワインやビールの香り付けに利用したり
衣類の防虫に使うそうです。
クマリンなど知らないと思うかもしれませんが、実は桜餅のあの香りです。
桜の葉(特に八重桜)にクマリンが多く含まれていて乾燥させたり塩漬けにするとあの独特の甘い桜の香りがします。
私も試しにクルマバソウの葉を少し採ってきて乾燥させ匂いを嗅いだら正に
桜餅のような甘く美味しそうな香りがしました。 -
☆クルマバソウ(車葉草/アカネ科クルマバソウ属)
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☆ホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ムラサキ属)
町内の里山でホタルカズラが見頃になりました。
日本各地の明るい山林に自生しますが、数はあまり多くないようです。
佐賀や東京では絶滅し宮崎、富山では絶滅危惧種1類。
他多くの県で絶滅危惧種2類に指定されています。
町内の里山では3ヶ所ほど確認していますがあまり山奥ではなぜか見かけません。 -
☆ホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ムラサキ属)
白い花はオオヤマフスマ(大山衾/ナデシコ科オオヤマフスマ属)です。 -
☆ホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ムラサキ属)
ホタルカズラはルリソウ(ムラサキ科ルリソウ属)と同じように咲きかけや蕾はピンクや薄紫色ですが時間とともに目の覚めるようなコバルトブルーに変化していきます。
でもピンク色や薄紫なのは半日ほどです。 -
☆ホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ムラサキ属)
蔓(かずら)とは蔓(つる)のことでホタルカズラは花後にランナー(匍匐茎)が伸びてきて子株ができ地を這うように増えていきます。
このランナーを蔓(つる)とみなし
青紫の星のような花を蛍の光にみたてた命名です。
園芸センターでよく似た花のミヤマホタルカズラが売られていています。
いかにも山奥の山野草っぽい名前ですがそれは欧州原産の園芸種です。 -
☆ホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ムラサキ属)
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