2015/04/21 - 2015/04/21
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ごろごろ56さん
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わが妻とは二年間ほど遠距離恋愛の期間がありましたが、この4月、ついに妻が生まれ育った町・熊本県葦北郡芦北町にて、同居生活をスタートさせることが出来ました。
深夜でもクルマ通りの多い千葉県柏市から、終日野鳥のさえずりが聞こえてくる芦北町に。
これから、まずは地元・芦北を紹介していけたら、と思います。
(マイカーはGW明けの納車予定とのことで、現状わが二本の脚をフル活用させなければならないのですが)
実は、芦北町民となったら。まず最初に見に行くぞ~!と心中期していたのが、佐敷太郎峠の旧道にある「佐敷隧道」。
ご存知の方はご存知だと思いますが、実は別名「ゆうれいトンネル」。地元育ちの妻は、ゼッタイ近づくのもイヤッ!とのこと。地元自治体でも、観光スポットとしての紹介は躊躇せざるえない現状のようです。
イヤイヤ。
全長400mほど。トンネル内部には一切照明はありませんから、昼間でも内部は漆黒の闇。ですから、人間として本能的に恐怖を感じるのは当然のことです。しかし、だからといって、次々と幽霊話を創造していくのは、いかがなものでしょうか?。
貴重な歴史遺産を正しく紹介すべし、と少々意気込んでみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
さようなら、柏二番街。
芦北に転がり込んで来て、まだ半月ほど・・のつもりなのですが、千葉県柏市で暮らしていたのは、はるか昔のような感覚です。
気軽に本屋へ行く、ということが、ここ芦北ではとてもムズカシイ(ことに、マイカーを持っていないと)・・・という点が、少々つらいでしょうか。
もっとも、それゆえに“無駄遣い”をする機会が少ない、とも云えます。 -
関東から九州への移動は、新幹線を乗り継いで。
いえ、
飛行機を利用した方が、速くて安い・・というのは、十二分解っているつもりですが。
「わが身にとって、最後の引越し」となることを祈願しつつの移動ですから、少々時間をかけるべき、という目論みです。
(寝台特急「はやぶさ」が、今でも走っていたらな・・・)
13時30分東京駅を出発して、20時前新八代駅到着。新八代駅 駅
-
一夜明けて。
佐敷城址から眺める、“わが町”芦北町。
さあ、これから新しい暮らしが始まります。
(佐敷城址については、別に詳しく旅行記を書かせていただく予定です)佐敷城跡 名所・史跡
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引っ越してきた当初は、肌寒い日が続いていたのですが、ようやく晴れ空に。
妻は出勤、私はこっそ〜りと念願を果たします。
(妻からは、「ゆうれいトンネルへ行ったことも、私に言わないで」というお達しなので)
こちらは最寄り駅となる、肥薩おれんじ鉄道・佐敷駅。
おれんじ鉄道を利用して、あちこちの沿線名所を紹介できたらな・・・。佐敷駅 駅
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佐敷の町中から、こちらの旧国道3号線へ。
一見ただの山道ですが、昭和40年に現3号線が開通するまでは、この道が幹線道路であった次第です。 -
「薩摩街道」の標識が立てられておりますので、迷うことはないと思います。
-
昔の街道筋らしく、「馬頭観音」と「鯖大師」が祀られております。
検索してみると、馬頭観音と鯖大師がセットで祀られていること、弘法大師信仰の広がりを感じさせられます。 -
自分なんぞは、「あ〜〜、南九州の森だ〜」
と感動してしまうのですが、常緑樹の森の中を、道はうねうねと。 -
木々の切れ間から、佐敷の町と佐敷城址が望めます。
交通の要衝として、佐敷城はいくたびか争奪戦の舞台になったとか。
攻め手の将兵は、そびえる城構えを目にして、どのように思ったのやら。佐敷城跡 名所・史跡
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のんびりと、路傍の花も撮りながら、歩きましょう。
-
こちらは、自分も知っております、シャガの花ですね。
九州などでは、当たり前に野山に咲いていますが、実はこれも帰化植物なのだとか。 -
さ〜て。
だいぶ標高が高くなりました。
佐敷城址は眼下に。
そして、芦北町の最高峰・大関山(902m)をはじめとする山々の連なりが、目に入ってきます。
薩摩の国は、あの山々を越えて、さらにいくつも山を越えて・・・。大関山 自然・景勝地
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心霊スポットを紹介するサイトなどでは、
「山中に突然姿を現す、不気味な建物」
と紹介されているとか、いないとか・・。 -
はい、
「佐敷トンネル換気所」。
現在の国道3号線の佐敷トンネルは、全長約2900mと、一般国道としては堂々とした長さを誇ります。そのためトンネル内に空気を送り込むために、このような施設が設けられたのですね。 -
そして、
ジャ〜〜ン!。佐敷隧道 名所・史跡
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「登録有形文化財」です。
ここで、
「重厚な造りの坑門に感嘆の声を上げて、私は満足感に浸りながら、元来た道を引き返した」
・・・・・・・・・ト、書キタイトコロデスガ(?)。佐敷隧道 名所・史跡
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いえいえ、私は
「打倒!、ゆうれいトンネル」
を掲げる、正義の味方(ナンノコッチャ・・)。
向こう側を目指します。
振り返って、「やっぱり戻ろうかな・・・」と思ったか、思わなかったか・・。
佐敷隧道 名所・史跡
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外からの明かりがまだ届く位置で、撮った一枚です。
自称“心霊スポット探検家”の方々なら、「不気味な内部」と表現されるのでしょうが。
隧道内部の様子が、よくわかる一枚だと思います。佐敷隧道 名所・史跡
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当然のことながら、中央付近では、真っ暗闇。
道の真ん中に水溜りが出来ていないことを願いつつ、向こう側の光を目標に。
ここで、自分の首筋に、水滴がポトリ・・・・・
ともなれば、
うっひゃ〜〜!!!
なのでしょうが、
正しく歴史遺産を世に紹介すべき、と志す者には、水滴も道を開けてクレマス。
(笑)佐敷隧道 名所・史跡
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旧田浦町側坑門。
こちらは、少々風化が進んでしまっているようなのが、残念。
ちなみに、この近くに廃棄物処理場があるようで、時折クルマの通行があります。
とかなんとか。
このまま旧田浦町側に下ってしまうおかな・・・とも思ったのですが、旧芦北町側にあるわが家に帰るには、やっぱり元来た道を戻ろう・・・。佐敷隧道 名所・史跡
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とりあえず、無事通り抜けたので、帰りは少々気持ちに余裕ができます。
内部の煉瓦積みの様子も、じっくり観察。佐敷隧道 名所・史跡
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当時の職人さんが、人力で積み重ねていったのでしょうね・・・。
佐敷隧道 名所・史跡
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再びの、真っ暗闇。
いえいえ、このような状態を「怖い」と思うのは、いたって当然です。佐敷隧道 名所・史跡
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とても風格を感じさせてくれます。
佐敷隧道 名所・史跡
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妻によれば、
「肝試しに向かった若者が、途中交通事故に遭った」
ということが、実際にあったのだとか。
とはいえ、その事故と隧道自体は、まったく関係がありません。意気上がる若者が乱暴な運転で、九十九折の山道を走れば、おのずと事故に遭う確率も高くなるでしょう。
「ゆうれいトンネル」というラベルが剥がれ、貴重な歴史遺産として日の目を見ることを信じ、わが芦北町民としての、第一歩とさせていただきます。佐敷隧道 名所・史跡
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この旅行記へのコメント (2)
-
- まひなさん 2015/05/01 00:57:30
- 新天地でさっそくご活躍ですね!
- ごろさん、こんばんは〜〜。
くまもん県民になられたのですねー。
一緒にいることが出来る日々になったので、喜びも一入ですね。
さっそく探索。雰囲気があるといえばあるのですが、
やはり確かに昼までも怖い雰囲気のある場所だこと。
実際、使われているのでしょうか?
今後のくまもと発、56ニュース。楽しみにしてますね!
イイところがあればまた教えてくださいまし。
そのうちどこかですれ違いそう。
- ごろごろ56さん からの返信 2015/05/01 12:52:25
- さて、GWどうしよう?・・・
- まひなさん、いよいよ、どこかですれ違う確率が格段に高くなりました〜。これからも、よろしくお願いします。
旧「佐敷隧道」は、峠付近に廃棄物処分場があるようで、なにやら積んだトラックが、私が居る間に2台通っていきました。(普通車も2台通っていたったような・・)今でも、町道として維持管理はされているようです。
そうそうGW、実はなにも考えていないのですよね・・・。
自分なんぞは、近場でも大喜び、となるのでしょうが、妻はどこに行きたいのやら?・・・。
案外、庭のお手入れと畑仕事三昧となるかもしれません。
(これから暑くなる時期、とにかく雑草の生育が早いこと速いこと・・・と、妻に脅かされております)
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