2014/08/10 - 2014/08/15
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RTW2015さん
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【旅行のテーマ】
旅の目的はシンプルに「旅客機に乗る!見る!」
急に取れた夏休みは6日間だが、出来るだけたくさんのフライトをしたいと、タイ航空のエアバスA380を利用しバンコク経由でドイツに向かう。
目的地はフランクフルトの南部にある、シュパイヤーとジンスハム交通技術博物館。現地滞在2日半という行程だったが、半日のベルリン市内観光も実現し、充実した旅となった。
ルートは、成田(NRT)→バンコク(BKK)→フランクフルト(FRA)→ベルリン(TXL)→フランクフルト(FRA)→パリ(CDG)→バンコク(BKK)→成田(NRT)。7日で7フライト、ホテルは3泊、残りは機中泊である。
【ルート】
1日目(2フライト)
成田(NRT)→バンコク(BKK) タイ国際航空A380
バンコク(BKK)→フランクフルト(FRA) タイ国際航空A380
2日目(2フライト)
フランクフルト(FRA)→ベルリン(TXL) フルトハンザドイツ航空A320
ベルリン市内観光(約5時間)
ベルリン(TXL)→フランクフルト(FRA) フルトハンザドイツ航空A320
ICEとドイツ国鉄を乗り継ぎ、フランクフルト南部の都市、シュパイヤーへ
(シュパイヤー博物館内のホテルに宿泊)
3日目
シュパイヤー交通技術博物館を見学
見学後、ドイツ国鉄(DB)でジンスハイムに2時間半かけて移動
(ジンスハイム博物館隣接のホテルに宿泊)
4日目
ジンスハイム交通技術博物館を見学
見学後、ドイツ国鉄(DB)で2時間かけてフランクフルトに移動
5日目
フランクフルト(FRA)→パリ(CDG) ルフトハンザドイツ航空A320
パリ(CDG)→バンコク(BKK) タイ国際航空A380
6日目
バンコク(BKK)→東京(成田) タイ国際航空(TG)A380
旅行中の食事は機内、ラウンジ、ホテルの朝食など、料金に含まれる(インクルーシブ:タダ飯)を基本とした。
旅行中の食事の回数は合計で17回(うちタダ飯は15回)
【費用】
今回の旅にかかった費用は
①航空券をのぞく諸税、サーチャージ 109,720円
②ホテル代 66,000円=250ユーロ(3泊)
③交通費 18,000円(ドイツ鉄道、バス、タクシー、自宅~空港間など)
④博物館入場料 4,500円=34ユーロ (3ヶ所)
⑤食費 3,500円(2回)
航空券とお土産を除く約198,520円であった。
文と写真 RTW2015
※トップ画面はジンスハイム交通技術博物館に展示されているコンコルドとツポレフTu-144
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
弾丸ツアー最初のタダ飯は。成田空港第1ターミナルのスターアライランスラウンジでいただく、キツネうどんと助六寿司と控えめにスタート。
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この日のチェックインは成田→バンコク→フランクフルト→ベルリンまでの3フライト分。予定では約22時間のフライトタイムを一気に飛ぶ。
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搭乗予定のタイ国際航空(TG)A380がバンコクより到着。スポットからhな晴れた場所のラウンジにいるが、ここから見ても巨大だ。
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となりのスポットにはシンガポール航空(SQ)のA380も。シンガポールから飛来し成田経由でロサンゼルスに向かう。
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2012年の就航以来、現時点では日本路線に3便が投入されているタイ国際航空のエアバスA380は、F12席、C60席、Y435席の計507席の仕様。
掲載時点での就航地は香港、パリ、フランクフルトなので。長距離線との組み合わせ運用とはいえ、日本路線の高需要を反映しているのだろう。
ファーストの座席は満席、ビジネスクラスも満席で、さすが8月の夏休みシーズンと言った混み具合だった。それにしてもこれだけの巨大機が満席になる様は壮観だ。 -
シートは扉のない半個室タイプで明るくて広い。ホワイト系の柔らかいパネルは優しくて清潔な印象。物入れのスペースも多く、テーブルも好きな場所で固定でき使いやすい。ゴージャスではないが上品な空間。
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ボーディングしたが、何らかの事情により出発が約1時間半遅れる。
離陸後、さっそく食事のサービスがはじまる。最初はタイ風味のサテー。 -
たぶんカボチャのスープだったかと。
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上品な味付けの前菜。エビのプリプリ加減が食欲をそそる.
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ラウンジのフードを食べ過ぎたせいか満腹で、メインはパスしてしまった。久しぶりに食べるイチジクが嬉しい。
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見た目も味も満足のデザート。
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トイレは広い。これは前方側の半分
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こちらが入り口側の半分。くつろいだり着替えが余裕で行える。
シートのリクライニングさえあればトイレ付きの個室として過ごせそうだ。 -
トイレの反対側には小さなラウンジスペースがあるが、微妙に使いにくい配置で、今回の道中では利用している人を見なかった。少しもったいない印象。
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成田の出発が遅れたため、バンコクでの乗換時間が無くなってしまう。
楽しみにしていたラウンジでのマッサージを受ける暇もなく、空港の中を走らされフランクフルト行きのA380に乗るがスタッフの連携はスムーズだった。
直ぐにドアが閉まり離陸。 -
バンコク発フランクフルト行きのフライトは、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミーも含めほぼ満席。
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キャビアからはじまるコースは、ロングフライトの王道。
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前菜はタイ風の味付けが食欲をそそる。
だがこの後、眠気には勝てずメインはパスしてしまった。 -
ベッドメイクしてもらったシートは空の上とは思えないほどリラックスできる。
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ウクライナなど、紛争地帯の上空を大きく避けてフライトしていた。
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目が覚めると夜が明けていた。フランクフルトまではあと少し。
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朝食はパンケーキ。香ばしく美味しいが、結構ボリュームがある。
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新鮮なフルーツ
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約11時間のフライトを終え、早朝のフランクフルト国際空港に到着する。
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フランクフルト国際空港はルフトハンザの本丸。ずらりと尾翼が並ぶ眺めは壮観。
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フランクフルトからベルリンへ向かうLHのA320。1時間半の国内線だがビジネスクラスでは機内食が提供される。シリアル、パン、ハムなどのシンプルな食事だが意外にボリュームもあって味も美味しい。
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ベルリンの地下鉄。ドイツらしいというか愛想がないというか、東西統一から25年近くも経ているので、東側のセンスではないだろうが、いささか味気ない。
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車両も小さいので、犬がいると通り抜けるのは難しい。
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駅舎もドイツ風に質実剛健な造りで無駄が一切無い。
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ベルリンの壁。今は観光地化しているが、壁を登る人たちが、命を懸けてこの壁を越えようとしていたシーンを思い出す。僅か20年余りでこれほどまでに状況が変化することに、ただただ驚くばかり。
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有名なブレジネフとホーネッカ議長のキス。
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しばらく歩くと人気のないエリアが広がる。
冷戦の象徴が、落書きのアートで平和の象徴に生まれ変わる。 -
迂回路は見つからなかったが。
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旧東ドイツ時代のイメージを残すバン。
風情がある。 -
ベルリンのsmartは駐め方がスマート。
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ポツダム広場のちかくにある複合商業施設のソニーセンター。近代的で新しいベルリンの象徴とも言える一角を形成している。
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ベルリン半日観光を終えてベルリン・テーゲル国際空港に戻る。1948年にわずか49日で滑走路が建設されたという空港。大都市にありながら、地方空港かと思うほどのんびりしていて居心地が良い。残念ながら新空港のベルリン・ブランデンブルク国際空港が開港した後は閉鎖されてしまうとのこと。
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搭乗ゲートも先進国の首都空港とは思えない。
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フランクフルトに戻る便の機内食。
パンは大きくて食べきれないので、おやつに持ち帰った。 -
この旅で一番のお気に入りショット。
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再びフランクフルト国際空港に帰って来た。
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フランクフルト国際空港から目的のシュパイヤーまでは鉄道で約2時間。
高速鉄道ICEと在来線を乗り継いでの移動。 -
ICEの車内。ドイツらしい質実剛健な客室で乗り心地はやや固め。
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在来線はとてものどかだ。
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意外にも内装はモダンなデザイン。ドイツというよりは北欧のテイストに近い。
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目的地のシュパイヤーに到着。早速、戦闘機のお出迎え。
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今夜の宿はシュパイヤー交通技術博物館に併設されたHOTEL SPEYER AM TECHNIK MUSEUM。
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1泊料金が約90ユーロとリーズナブルであることと、博物館隣接なのは便利だが、冷房設備がないので、夏期の宿泊はオススメしない。
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朝、ホテルを出ると、正面にボーイング747が着陸寸前。
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ではなく、宙に浮いた様で固定されている。
模型ではなく実機だ。 -
一方、これは展示物ではなく、隣の空港に着陸進入中のビジネスジェット。
頭上15メートルくらいをかすめて行く。 -
ビジネスジェットの目的は隣にある小さな空港。
着陸してそのまま離陸する「タッチ&ゴー」の訓練だった。 -
こんな角度や構図で実機を見る機会は滅多に無い。
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747の後部に設置された螺旋階段を上る。
写真だけではこれが地上の世界とは想像できない。 -
これも現実で見ることは出来ないであろう翼の上のショット。
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ジャンボの内部。
現役を退いてそれほど古い機体ではないので、現役感が残っている。 -
デパートにいそうな、マネキンがミスマッチで面白い。
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初期型ジャンボの螺旋階段はムードがあって好きだった。
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2階席はファーストクラス。
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クラシックジャンボらしくアナログ感が時代を感じさせる。
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貨物室では機体の構造を分かり易く見ることが出来る。
なかなか見ることの出来ない貴重な場所。 -
アントノフAn-22。実物をなかなか見られるものではない。ましてや内部に入れる機会は滅多にない。
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迫力満点。
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機内は巨大な空間で、なかり大きな貨物でも積載できそうだ。
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見るからに、東側の素っ気ないデザインだった。
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アントノフ22より小型のアントノフ26。
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しかし、機内には旧東ドイツのホーネッカ−議長の専用車GAZ Tschaika が機内の幅めいっぱいに搭載されていた。
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このアントノフ26は旧東ドイツ政府の所有だったが、実際には使用されなかったという説もある。
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沿岸警備隊の船。
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U-9潜水艦。いわゆるUボート。
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魚雷管の発射部、この反対側には乗組員のベッドがある。
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これはミドルクラス乗組員用のベッド。これでも艦内ではかなり良い環境。
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そとには展示用に整備中の機体が並んでいる。
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旧ルフトハンザ塗装の機体(機体名は未確認)
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旧ソ連製のスペースシャトルもどき。
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IMAX3Dシアターでは予想をはるかに超えた、迫力のプログラムを観ることができる。
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夕方、シュパイヤーを出て次の目的にジンスハイムに向かう。
タクシーでは約100ユーロで30分程度距離らしいが、鉄道ではコの字状に大きく迂回する路線の為、約2時間半近くかかった。料金は約15ユーロ。 -
ジンスハイムの駅に到着。すでに20時になろういう時刻だが夏で日が長く明るい。
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東西が競い合った、超音速旅客機の競演が目前に現れる。
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2泊目はジンスハイム技術博物館に隣接するホテル。
こちらは近代的で新しい。 -
部屋はシンプルだが使い勝手も良い。前日のホテルとは違ってエアコンもあるので快適だ。
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まだ明るいのでホテルの自転車を借りて周辺を散策する。
近くの原っぱでは若者や少年達がグライダーの練習をしていた。
彼らの中から未来のパイロットが生まれるのかもしれない。 -
博物館近くにあったアジア料理のビュフェスタイルレストラン。手頃な料金だったが品数も多く味も良いからなのか、かなり混んでいた。
お薦め☆☆☆ -
店内はフードのコーナーがかなり大きく、新鮮な海の幸からハムやアジアンフードまでひととおり揃っている。また食材をカウンターに持って行き、希望の調理をしてもらう事も可能だ。
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味も悪くない。日本のスーパーや総菜屋さんレベル(美味しいという意味)
余談ながら今回の旅において、会計をした食事のうちの1回目。
(その他の食事は全てインクルード=タダ飯) -
ホテルの部屋から。
この風景は地球上でそう見られる景色ではない。東西の超音速旅客機のダブル離陸の様なリアリティある構図。 -
日が落ち来た博物館は、幻想的でさえある。
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このホテルの朝食はハム類が多くて嬉しい。
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旧ソ連の超音速旅客機Tu-144。デルタ翼の調音層旅客機の離陸型は力強く、強引なくらいのエンジンパワーを感じる。
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TU144 この角度から機体を見る機会はほとんど無い。
思わず美しいと見とれてしまう。 -
下からの景色も静かな強さを感じる。
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一度、コンコルドに乗れそうな機会があったが、日程の変更で幻となった。
そしてその3年後、ついにコンコルドに乗る夢は叶わなくなってしまった。 -
今では飛べない飛行機の、空への想いに心を寄せてみる。
もっともっと空を飛んでいたかったのではないだろうか。 -
ジンスハイム技術博物館もあらゆる乗り物が展示してある。近年のクラシックカーは必見の価値あり。
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昔のマイバッハ
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マイバッハの新型(残念ながら現在は生産終了)
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フォーミュラーカーの展示も多く、なぜか片山右京もパネル展示されていた。
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ジンスハイムを出発し、在来線の鉄道で約3時間乗ってフランクルト中央駅に向かう。のんびりした旅。
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フランクフルト中央駅はさすがに人が多く、上野駅とダブる。
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3拍目はフランクフルト国際空港に隣接されたHilton Garden innに宿泊する。日本でいうビジネスクラスの位置づけだが、日本円で25000円くらい。22時にチェックインして、朝の6時半にチェックアウトした。
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ドイツ3泊目は翌朝のフライト時間を考え、フランクフルト国際空港に併設のホテルを選択する。1泊25,000円程度なので安いとは言えないが、空港まで連絡通路を通って3分なのは魅力的だ。部屋も清潔で申し分ない。
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成田のグランドスタッフに是非と勧められたフランクフルト国際空港のロビーにあるトラベルバッグショップ。RIMOWAのキャリーバッグは399ユーと、2014年8月の時点では日本よりかなり安価だった。
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フランクフルトのスターアライランスビジネスラウンジは朝7時台ですでに混んでいたが、幸い親切な女性が「ここが空くからどうぞ」と席を譲ってくれた。
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フランクフルトからパリに向かうルフトハンザビジネスクラスの朝食。
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窓の外にはいくつものコントレイル(飛行機雲)が見える。
フランクフルト周辺はヨーロッパのほぼ中央に位置するので、いくつもの飛行機が交差するのだろう。 -
パリに着陸後、誘導路で待機中のこと。外を見るとエアバスA340とA380の4発機が前後に並んでいた。
今だと思ってカメラを構えたが、数秒遅れで横に8発並べたエンジンは撮影できず、7発に終わった。 -
パリのシャルル・ド・ーゴール国際空港からバンコクへ向かうタイ航空のA380。
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3回目の搭乗となると、「ただいま」と妙な親近感がわいてくる。
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東京→バンコク→フランクフルトはほとんどがナイトフライトだったので、デイタイムフライトでは外の景色を見られるのが嬉しい。
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説明は省略する。
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すでに3食目だったので、どんな味だったかすっかり忘れてしまった。
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メインはやっぱりタイ航空らしい一品をチョイス。
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見た目も味も素晴らしいフルーツ。
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バンコクまではロングフライトなので、ゆっくりと体を休める。
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帰りのフライトもウクライナの上空は迂回したルート。
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今回の旅で一番美味しかった、タイ風の鶏肉フォー。
まさに絶品だ。 -
カプチーノを頼んだら出てきたのがこれ。
画面には映ってないが、下には筆者の名前を入れてくれた。
人生で飲み物にこれほど感動したのは、これが初めてだ。 -
1杯目に味をしめて、2杯目をオーダーしたら・・・・。
お見事である。 -
約12時間のフライトを終え午前6時にバンコクの空港に到着。予定では約7時間のトランジットだ。
往路では楽しめなかったスパラウンジのマッサージを受けようと楽しみにしていたところ、係員が来て「予約している午後発の羽田行きがオーバーブッキングの為、今から出発する成田行きに変更して欲しい」とのこと。マッサージを受けたいと迷っていたところ「早く、早く」と急かされ、ラウンジの滞在は僅かコーヒー1杯の10分間。
マッサージはまたもや幻と終わった・・・・。 -
結局、空港を約30分弱で通り抜け、成田行きの便に乗る。
今回の旅で4回目のA380。 -
タイ風の焼きそばは屋台の味がして懐かしく美味しい。
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蘭の花は心の和み。
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タイからは成田までは約5時間半のフライト。
あっという間に帰って来た。 -
残念ながら予定していた羽田着とは行かなかったが、快適な機体と素晴らしいシート&サービスのお陰で、疲れ知らずの旅となった。
今回の旅で4回搭乗したA380ともここでお別れだ。 -
8月15日というお盆休みのまっただ中、スカイライナーにはほとんど人が居ない。
独り占めしたような贅沢な空間で、駆け足の夏休みが閉じる。
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