2014/12/20 - 2014/12/24
9位(同エリア100件中)
のまどさん
本音を言うとバラデロ行きは避けたかったが、選択の余地がありませんでした。
バラデロは青い海と白い砂浜が広がる観光地です。そして訪問した中で一番物価が高い街でもありました。ネットを使う必要があったためこの街に来たのですが、結局アカウントが取れないなどの理由でダメになりました。
フライトの遅延のためここに4泊もしました。電話が通じたのが不幸中の幸いでした。帰国に至るまでかつてなく大変でした。
でも、この時期にキューバを旅することができて本当に良かったと思います。この国の行く末を遠くから見守っていきたいです。
旅行記の最後を締めくくるのはブエナビスタのカバー曲、Guantanamera。キューバ発の最も世に知られた曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Jh2RcKanSp4
レートは1CUC=120円、1国民ペソ=4.5円とします。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Dqy 14
サンタクララより朝7時のビアズルバスで移動。
マイラ3号の朝食を食べている時間がなかったので途中の休憩所で買ったナッツのキャラメル和えは10国民ペソ(≒45円)。おいしかった。 -
マイラ3号に予約をお願いしたカサ。飛込みだったため我々に宛がわれたのは地上階の部屋。扉を開けた瞬間空気が淀んでいて光がない。それでも1泊30CUC(≒3600円)。
昨日の事故で神経質になったウワバミが昨夜癇癪を起こして以来、私は口を利いていない。目も合わさず「好きに決めて。」と言い放った。断るか値段交渉するかと思いきや、かわいい笑顔(※中年)で「2泊します」と答えた時には本気で気がふれたと思った。 -
ということで別行動を取ります。
柔道場発見。中には創始者のアジア人男性の肖像画が掛かっていたが、その横には一回り大きなチェ・ゲバラの絵。さすが、キューバ。 -
特段見所がないので果物屋でココナッツジュースを購入。
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飲んだ後実を割ってくれました。清潔そうに見えたのですが、軽く食あたりを起こしました。
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キューバ人は甘党。この青年のようにケーキを運んでいる人をたくさん見かけました。
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お互いに気が済んだのでウワバミと合流して海へ。
白い砂浜と -
イチオシ
エメラルド色の海。この色は確かに特別です。遠くに浮かぶヨットが絵になります。
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夕食の時間になったので半島の先端に向かって歩いていきます。
24時間営業の医療クリニック。観光地バラデロでキューバの医療サービスの高さを宣伝していることが分かります。 -
決めたレストランはMallorca。
サービスが良かったので8/10。給仕してくれた男性は知的な感じで物腰柔らかく、元医者だという結論に至りました。(←もーそー族) -
ピニャコラーダ、チョリソーとヒヨコ豆の炒め物、パエリヤどれもおいしかったです。パエリヤはすごい色に撮れっちゃっていますが。
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カサに戻り、寝ようと思っても寝られません。ベッドはマットレスの強度ゼロで横になると体育座り、オーナーは独り身なのか大音量でテレビを見ていて、下水の匂いと熱気が部屋にこもっている。
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Day 15
翌朝、これ以上ここに留まれないとの結論。
朝食。手前はコーヒーで奥はミルク。朝食から垣間見られるキューバの経済。 -
カサを探しましたが、この日からピークシーズン突入。空き室はほとんどなし。
Cubaturに駆け込む。予算内で近くのホテルを探してもらい、何とか空きを見つけました。電話してくれた女性に別れ際「メリークリスマス」と言われた時、彼女が女神に思えました。 -
ホテルはマル・デル・スル(Mar del Sur)。
http://www.tripadvisor.com/Hotel_Review-g147275-d285115-Reviews-Islazul_Mar_del_Sur_Aparthotel-Varadero_Matanzas_Province_Cuba.html
おなじみ'Todos incluidos'。宿泊費、3食、飲み放題の飲物、海の家等すべて込みで確か一人当たり40CUC。カサに泊まると宿泊費だけで30なので、お得に思えました。滞在中はブレスレットを着けます。 -
プールサイドも雰囲気があってテンション上がります。
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海の家。カナダのフランス語圏ケベックから来た人たちとロシア人が多かったです。30分に1回バーからビールを運んでいたケベック人はなかなかのツワモノだと思いました。
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砂遊びに夢中の一家。
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波打ち際はこんな感じです。水が澄んでいます。泳ぎましょう。
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淡い色なのでこの通り結構浅瀬です。
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安全ではありますが。
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ライフセーバーから売りつけられたココナッツジュース。
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他にも葉巻を売りに来たライフセーバーもいて、本当に泳げるのか見たくなりました。
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食べ放題の夕食。支払いを気にしなくていいので食が進みます。前菜からデザートまで揃っていました。
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メインはその場でシェフが調理。一応ワインもありました。
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部屋はこんな感じですが、実態はパヴェル・バーニャ再来と言った感じでした。
不動の不人気ブログにご興味があれば↓
http://4travel.jp/travelogue/10833275 -
というのは・・・
部屋から見える景色は一見風情がありますが、バラデロ半島の反対側は恐らく下水が流されているのでしょう。 -
Day 16
きれいな朝焼けが見られましたが、我々は憔悴していました。幹線道路の騒音で度々起き、壊れた木の鎧戸から蚊が大量に入り、朝起きると20か所以上刺されていました。パッケージツアーに申し込んでこんな所に1週間もいたら辛いだろうな。脱出できてよかった。
おまけにこの日の夜出発のフライトをリコンファームすると、10分ほど待たされて「キャンセルになりました。2日後に代わりの便が出ます」と。頭真っ白・・・ -
航空会社は宿泊代を後で請求しろとのことなので、再びCubaturに駆け込んで別ホテルを探してもらう。
2泊したのはサンビーチホテル。
http://www.tripadvisor.com/Hotel_Review-g147275-d266756-Reviews-Sun_Beach_by_Excellence_Style_Hotels-Varadero_Matanzas_Province_Cuba.html -
外装、部屋とも前夜のホテルと比べるとだいぶまともだ。
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7階の部屋でバラデロ半島の両側が一望できる。写真で分かりづらいですが、左右両方の海が映っています。
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夜景はこんな感じ。
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食事も野菜のビュッフェが嬉しい。
一番おいしかったのは尾頭付きのエビ。 -
でもね、ここのカクテルはどれも縁日のかき氷を溶かしたような味でアルコールが全然感じられない。
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海の家。海水浴以外にすることがないバラデロ。泳ぐか本を読む。
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そこへ1通のメールが携帯に届く。
「こんにちわ。今日のブリッセル行き
フライトはキャンセルになりました(-_-;)
ということで、今夜7時半に空港に集合!
みなさんをホテルまでお連れしまーす♪
ジェットエア☆ばーばら」
(↑拙訳、絵文字勝手に追加、悪意あり)
・・・っておっせーよ!(←暴言お許しください)
既に2泊分自腹切ったホテルは払い戻しできないし、悔しいのは航空会社が手配したホテルが我々のより一段格上。 -
Day 17
仮に東南アジアで足止めだったらラッキーと喜んでいただろうが、ここはキューバ。しかも物価の高いバラデロ。
時間つぶしに歩きラムの店に寄ります。 -
葉巻も買い納め。
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キューバのお土産はこの2点に限ります。数は買いましたが。
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帰り道、歩き疲れたので馬車とココタクシーにホテルまでの料金を訪ねましたが、直線2キロもしない距離に10CUC。交渉したら逆上され、馬車の運転手は中指を立てていました。
ということで、炎天下歩きます。バラデロのショッピングモール。 -
スーパーに寄る。スーパーは政府経営でどこも価格は一緒だから安心だと思って、ラム1本と水2本買ったところ、明らかにレジの数字がおかしい。抗議すると電卓を適当に弾いて正しいと反論される。
ラムを戻して水だけを買うことにしたが、やはり数字がおかしい。「大きいのは70CUC、小さいのは40」と再び抗議をして正しい値段をこちらから言い、相手がようやく折れた。疲れるわ。 -
でも、そんな中いいことがあったんです。使わなかった国民ペソをCUCに替えるために両替所CADECAに行ったところ、珍しく笑顔の係員が応対してくれました。私にお金を渡す時、いたずらっぽい笑みを浮かべたので見ると、
端数として返されたペソの中にゲバラ様の肖像が入った3ペソの新札!旅行者の憧れの的です。
「のまど、ここまでよく頑張った。」
と苦悩と健闘を称えられているように思えて、私はお札を頭上に掲げて感激していました。
(↑もはや精神的極限状態) -
キューバ最終日、初めて生オレンジジュースを飲む。
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ビタミンCたっぷりでおいしい♪
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夜、プールサイドで飲みながら旅の総括をする。旅行ではなくて修行だったと。
明日帰れればいいと星に祈りながら眠る。(←本当に祈りました) -
<帰国編>
Day 18
朝3時半にタクシーを呼んでくれとホテルのフロントに頼んでおいたが、案の定忘れられていた。すぐにタクシーが来たのでよかったけど。
4時過ぎ、閑散としたバラデロ空港に到着。 -
すぐに航空会社が手配したホテルに泊まった客が到着。何人か缶ビール片手にできあがっている。時刻は朝の4時。さすがの我々もそんな芸当はできません。やけになっている感じです。
この時点で出発予定時刻は6:55。 -
キューバの空港は出国税を取るので要注意です。ジェットエアは予め25CUCを料金に含んでいるので、お金を返金してもらって別のカウンターで支払う。返金をしていたのは恐らくメールを送信したばーばらちゃん。
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待つこと1時間。何のアナウンスもなく出発時刻が8:00に変わっている。
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いきなり集合がかかり、手書きで座席が宛がわれる。
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またもや9:20に遅延。どうか、我々をキューバから出国させて下さい。
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それで今度は時刻が早まっている。8:20
後で知ったことは、帰国便はジェットエアが他社にチャーターしていて、ポルトガルの航空会社が請け負うことになっていたが、従業員を最低24時間休ませなくてはいけないという規則のために2日遅延。その上当日カンクーンを発った後にエンジンか何かにトラブルがあり、一旦引き返してバラデロに到着したため度々時刻変更があったらしいです。 -
アナウンスはやはり一切なく、勝手に変更された登場口に民族大移動。
ロゴもない無地の機体に搭乗後、30分以上待機。「キューバ側からの書類が揃いません。」というアナウンス。どうか発ってくれと祈る私。
ようやく離陸したのは確か10時30分頃。心底安堵しました。
眼下のバラデロ半島の雄姿を見ながら私はキューバに来られてよかったと心から思いました。
この国はどう変わっていくのだろう。Viva Cuba!と締めたいところですが、ズッコケがもう2コマ続きます。 -
ブリュッセル空港に到着したのは現地時間12月25日午前1時過ぎ。
で、カンクーンから乗った乗客の荷物はすぐに出てきたのですが、バラデロからの荷物はなかなか出てこない。 -
苦情に対応する職員。今日はクリスマス。そんな時にこんな仕事をする羽目にあった人たちに同情を禁じえない。
2時間後にようやく荷物がでてきた。何があったのかは全く説明なし。気が朦朧としている私は「荷物が出てきたよかった♪」と喜んで帰宅。就寝したのは朝4時。
遅延については昨今一人600ユーロの賠償が支払われました。航空券は625ユーロだったので、我々はたった25ユーロ(≒3250円)でキューバに往復できたことになります。
帰国して日に日に募るキューバへの愛着。
今宵もダイキリが・・・・
毒舌旅行記に最後までお付き合いいただき、大変ありがとうございました。
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