2015/04/19 - 2015/04/19
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あの街からさん
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このところ悪天候が続いていましたが
合間合間に暑いぐらいの陽気となってきたこともあり
久しぶりに休日のドライヴをしたいなぁ。
と思い、何処へ行こうかと検索したところ
『山形県の川西町出身の小説家・劇作家そして
放送作家でもある井上ひさしの「吉里吉里忌 2015」』
その日程の中に作家の浅田次郎の講演があることを知り
行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
-
早朝に家を出am11:00頃に
会場となった「フレンドリープラザ」に
到着しました。 -
国内ではカーナビは必要ないかなぁ。
と思っていましたが、昨年のドロミテ
ドライブの際に買ったガーミン君を
着けてきてみました。
やはり、カーナビがあると
広域な川西町に入ってからの
誘導がありがたいなぁ。と感じました。
掲示板の奥が広い駐車場。 -
川西町には初めてやって来ました。
駐車場の一角には ところどころに
まだ雪が残っていました。 -
のぼりや旗が並んでいる割合には
駐車場もまだ空いているし -
人影もあまり感じませんから
え、時間を間違えたかなぁ。(`ェ´;)
と思いました。 -
おしゃれな建物を会場方面?
(この時点ではまだ会場がどこかは?でした。)
に向かって進みます。 -
奥の広場が見えてきました。
多勢の人が見え(^∀^) -
午後から始まる行事の前に
会場となっている「フレンドリープラザ」
前の広場では、餅つき即売や出店が
並んでいました。 -
前庭の広場は円形になっていて
コンクリートの円形長椅子?で
皆さん、お昼ごはんを食べているところでした。 -
先ず「フレンドリープラザ」内で
受付をして入場料1人1,000円と
引き換えにプログラムや川西町の観光案内
等が入った袋をもらいます。
これが本日の入場券になるようです。
前庭に設置されたテーブル席に
場所を確保してから
コーヒーを飲みながらプログラムを確認
その後 -
五目ごはんのおにぎりと
あんこ餅とじんだん餅
(ここではずんだ餅をこの様に呼ぶのかな)
を買い昼食としました。
つきたての餅は美味かったです。 -
先ほど受付でいただいた
袋の中に入っていた
「フレンドリープラザ」(会場となったホール)や
井上ひさしから寄贈の22万冊の本が展示されている
「遅筆(ちひつ)堂文庫」と命名された図書館)
や -
川西町の名産品(土産品)や
観光名所等が記載されている冊子
を見ながら開演を待ちました。 -
昼食のテーブルで一緒になった人達に
お話を伺ったところ
皆さん、JTBのツアーで来たそうで
「吉里吉里忌 2015」は昨日から
行事が組まれていてツアーで来た人達は
グループごとに
昨夜は、近郊の赤湯温泉や米沢の街に
お泊りになったそうです。
だから、人数の割には駐車場に車が少なかったのだ
と納得しました。 -
ロビーでは地元の名産品
地酒・米沢牛・山菜等の販売や -
美味い珈琲の販売や
-
講演の後行われると思われる
浅田次郎サイン会でサインを受ける為の
サイン本の販売も行われていました。 -
そろそろ開演時間30分前になり
ホールへ入ります。
劇作家でもある井上ひさしは、こまつ座の
観劇の際には、いつも一番後ろの端から二番目の
席から舞台を観ていたそうです。
『ここのホールは演劇を鑑賞するには
良い広さで一番後ろの席からも俳優の顔の
表情も良く見えます。かって岸田今日子さんが
この舞台に立つた時、楽屋に戻ってから
「お客さんの反応がとても良い劇場で
気持ち良く演じることができました。」
と話していました。』
☆客席数717席、この日満席になりました。 -
13:00の開演の前の時間に
会場を明るくしたままで
舞台のスクリーンに
かってこの壇上で井上ひさしが講演した
「ふるさとを語る」という映像が流され
ました。 -
この時のビデオ(DVD?)映像の話が
この日の講演で1番良かったかなぁ。と
思えた程とても良い話でした。
それは
彼が、この地で中学3年迄暮した
少年時代の街の様子や幼友達とのこと
父親のことそして母親のこと等を
ユーモアを交えながらの話は
心に響きました。 -
私は、井上ひさしの著作本は
仙台1高時代のことを書いた
「青葉繁れる」や
やはり仙台の修道院で暮らしていた
時分を書いた
「モッキンポット師の後始末」くらいしか
読んだ事が無く、かの安野光雅の装丁が
気に入って買った「吉里吉里人」の分厚い本
は長い事積んで置く本になったままでした。 -
司会は
「2年前にNHKを定年退職しました」
と話始めた元NHKエグゼクティブ
アナウンサーの古屋和雄氏 -
壇上は、シンプルなセットでしたが
それぞれの講話や鼎談
には、引き込まれました。 -
鼎談(ていだん)※3人でする話。
劇作家・演出家の永井愛氏と平田オリザ氏
そして演劇評論家の扇田明彦氏。
3人それぞれの
井上ひさしとのつながりや
エピソードを語りあってくれました。 -
☆「不忠臣蔵」の執筆時のエピソードでは
神田の古本屋街から軽トラ1台分の
関係本を買い込んでそれらを丹念に
読んでから執筆。「このような資料集めは
司馬遼太郎と双璧をなす。」と神田古本屋街
の店主から聞いた話です。と、
今だから話せるのだけれど
「だから先生は、遅筆になるのです」とユーモアで話されました。
☆言葉との格闘を続け言葉のリアリズムを追求した人でした。
☆言葉と気性はリンクしている。方言が無くなればその
土地(地域・地方)の持っている良い気性も無くなる。
と、方言の大切さを話してくれました。
☆「人間になる為に勉強しなさい。」と勉強することの
大切さを感じさせてくれました。
興味の湧くエピソード等が次々と出ました。
以上の☆印のエピソードは私が感じた
(受け止めた)ままの言葉です。 -
15:15 作家・浅田次郎登壇
演題『井上ひさしと私』
話の出だしは、浅田次郎が各文学賞を
受賞した時、ほとんどを井上ひさしが
審査委員を務めていた。と話し
次は
初めての出会いは作家デビュー以前
表参道の鰻屋(現在は閉店した店)で
彼女と(後の奥さんと)
うなぎを食べていた時に
後から入ってきた人を見て
「あっ井上ひさしだぁ」と分かった。
時は流れて
編集者と諏訪へ行った時、
好き嫌いのほとんど無い私が
旅館の夕飯に名物の馬刺とさざ虫と蜂の子
が出、食べることができず女将に出前を頼んだら
近所に「うなぎ屋」が在るからと取ってもらった。
鰻を口にしたその時、井上ひさし氏の訃報が入り
瞬間出会いを思い起こし、あぁ、先生が
「うなぎ」を食べさせてくれたのだ。とその時
感じた。 -
その様な話をユーモアを交えながら話、
最後に
「いつお会いしても、周りのどんな人にも
敬語で話をされていた。例えば
青年から挨拶をされた時にでも
決して「おはよう」とは返さず
「おはようございます」とごく自然に
返していました。
井上ひさし氏のことは
社会人としても尊敬している。と〆括ってくれました。 -
いよいよ会も終盤。
地元 川西第一中学校の生徒さんが登壇し
井上ひさしが作詞をした校歌を合唱しました。
先ほどの鼎談(ていだん)の中でも
最後から二行の歌詞がいかにも
井上ひさし らしいです。と、話が出ましたが
校歌の歌詞 1番から3番の最後の2行
♪ めあては1つ 人らしき人
空よりもこころの広きをめざして
めあては1つ 人らしき人
花よりもこころの清きをめざして
めあては1つ 人らしき人
山よりもこころの強きをめざして
井上ひさしが故郷の子供たちへの
メッセージなんだなぁ。と感じました。 -
最後に登壇したのは
井上ひさし夫人の井上ユリさん
が閉会の挨拶をしました。 -
プログラムが終了した
ロビーでは浅田次郎氏の
サイン会があるようです。 -
多勢のファンの方々が列を
作っていました。
筆ペン等を入れて持参した
巾着袋がなんだか可愛(失礼)かった。
その様子をチラリ見た後 -
私は
井上ひさしから寄贈された
22万冊の本が展示されている
「遅筆(ちひつ)堂文庫」(図書館)
に行ってみました。 -
井上ひさしから寄贈された本には
多くの書き込みや付箋が付いている
ものも そのままの状態で
沢山展示されており
ファンにはたまらないだろうなぁ。
1人の作家の文献は
ファンならずとも良い刺激を
もらえるところだと思います。 -
「こまつ座」の公演ポスター
が掲出されていました。
私は
劇団「こまつ座」は、井上ひさし作の戯曲
のみを上演する劇団ということは
知っていましたが、観たことはありませんでした。 -
蜷川幸雄演出の舞台「ムサシ」で
初めて戯曲井上ひさしの出会いました。
舞台「ムサシ」は、井上ひさしから
最後の台本が届いたのは開演1週間前だったそうです。
この作品でも、推敲に推敲を重ね
遅筆家の名をほしいままに(^∀^)したのですね。
もともと1980年代にブロードウェイで
上演するミュージカルとして企画されましたが
脚本が出来上がらず計画は流れ
それから20年。
晩年の井上ひさしがついに書き上げた戯曲。
宮本武蔵と佐々木小次郎が
巌流島の決闘後の6年後に鎌倉の禅寺で
再会したという設定で始まる物語。
演出/蜷川幸雄で 音楽が宮川彬良
狂言指導に野村萬斎 そこに
宮本武蔵/藤原竜也・佐々木小次郎・小栗旬
ほか鈴木杏・白石加代子等豪華な面々がそろいました。 -
観劇後、数人の劇評を読んだ時に
心に残ったのが
《報復の連鎖》と書かれていた大見出しではなく
どなたが書いたのか忘れてしまったのですが
『難しい事をやさしく・やさしい事を深く
・深い事を面白く・面白い事を真面目に
・真面目な事を愉快に・愉快な事を一層愉快に』
との言葉は、正に
井上戯曲を言い当てているなぁと
感じました。
この舞台は再演後、
佐々木小次郎役は勝地涼・溝口淳平にバトンタッチ。
2009年初演の翌年には
ロンドン・ニューヨークで公演でも好評を受けたということです。
又、再演されないかなぁ。
竹に吹く風の自然音を使った空間と
和楽器の調べなど
舞台セットもすばらしかったです。 -
私は、かって読んだ
「モッキンポット師の後始末」で
井上ひさしは、仙台の修道院で暮らしていた
ことを知り、これまで仙台出身だとばかり
思っていました。それが先ほどの
「ふるさとを語る」の映像でこの町で
少年時代を過したことを知りました。
近所の「こまつ座」という劇場で
旅芸人の演劇や映画を学校を休んで
観に行ったことが後の
劇作家へとつながっていることや -
いつもお腹を空かしていた少年時代
「あそこの角は乾物屋でその隣が○○だった」
「あの辺で草野球をして遊んでいた」と
語る井上ひさしのお話を
置賜(おきたま)平野に建つ
この会場でビデオ映像とはいえ聞くことができ
井上少年が頭の中を駆け巡った1日でした。
さて、
クリフォード・ブラウンの曲を聴きながら
夕暮れ迫る街道を家路にとんぼ返り。
今度は赤湯温泉とかに1泊して
置賜平野の風景や
「遅筆(ちひつ)堂文庫」で
ゆっくりと過してみたいなぁ。
と 思いました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- レモングラスさん 2015/04/24 20:50:51
- 大切なこと
- あの街からさん、こんばんは^^
難しいことをやさしく、やさしい事を深く・・とてもわかりやすい言葉だけど、すっごく深い言葉ですね。
こんな風に感じながら生きていきたいですね。
井上ひさしさんのお人柄溢れる言葉と、浅田次郎さんが話されたエピソード。
旅行記なんだけど、ほっこりと心温まり、心洗われるものでした。
まるで道徳の授業を受けているような。
素晴らしい時を過ごされましたね。
私も心に響いた講演会は今でも覚えています。その日は心が澄み渡り、すっごい善人になるのです。その気持ちをずっと持ち続ければいいのだけどね(笑)
講演会、音楽、演劇etc・・。心揺さぶられる機会は人を成長させる力がありますね。成長したいな〜
井上ひさしさんの文字。少し丸くてかわいい字。人間味が溢れていて大好きです。
素敵な旅行記をありがとうございました^^
レモングラス
- あの街からさん からの返信 2015/04/25 08:05:45
- RE: 忘れがちな自分への応急手当(´ー`)
- レモングラスさん
素敵な週末を過ごしですか(´ー`)
確かに 大切なことも
日常の暮らしに埋もれてしまい
ついつい忘れがちな 私 (;´ェ`)
そこで、楽しみながら
時折 軌道修正(笑)の機会を
持つよう この様な行事や
音楽・映画・観劇などに
出かけていっては
大切なことを 思い出させてもらいながら
過ごしています。(´ー`)
もちろん! その中には
「旅」もありますよね。
今回も置賜の早春の風景をも楽しんできました。
レモングラスさん ありがとうございました。
あの街から
-
- 一歩人さん 2015/04/23 02:39:28
- 懐かしく思い出されます。
- ありがとうございました。
久しぶりに、
懐かしく思い出され、よかったです。
買ったばかりの本を積み上げていたような。
軽量トラの逸話も印象的に覚えています。
もう一度会いたいですね。
ありがとうございました。
失礼しま〜す。
- あの街からさん からの返信 2015/04/24 07:07:05
- RE: 江戸弁の話しで思い浮かべました(^∀^)
- 一歩人さん
私の方も一歩人さんを思い浮かべていたところでした。
それは、講演の中で
《方言が廃れてしまうと
その地域独特の気性も廃れてしまいます。
例えば、江戸弁からくる
“粋でいなせ” な気性も廃れてしまいます。》
との話しを聞いた時です。
一歩人さんにお会いしたことは
ないのですが、何故か思い浮かべてしまいました。
この様な事は前にもありました。それは
中村勘三郎の訃報のニュースを聞いた時でした。
一歩人さんの「平成中村座」の旅行記でした。
インパクトのある旅行記でしたから。
ありがとうございます。
昨夜は、東京ドームで「ポール・マッカートニー」の
Liveに行ってきました。終演が22:00少し前でした。
こちらも、とても良いコンサートでした。
一歩人さんの所へは 改めて 今晩にも
飛んで行きます。
ありがとうございます。(^∀^) あの街から
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