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2011年8月19日、横須賀軍港の遊覧を終わって、「ドブ板通り」を散策しました。<br />「どぶ板通り」とは、横須賀市中心部にある全長300m程の商店街です。<br />戦前この通りには道の中央にどぶ川が流れていましたが、人やクルマの通行の邪魔になるため海軍工廠より厚い鉄板を提供してもらい、どぶ川に蓋をしたことから「どぶ板通り」と呼ばれるようになりました。現在ではドブ川・鉄板ともに撤去されています。<br /><br />「ドブ板通り」は、第二次世界大戦終了時までは大日本帝国海軍横須賀鎮守府の門前町として栄え、戦後は進駐軍・在日アメリカ軍横須賀海軍施設の兵隊向けにスーベニアショップ、肖像画店、バーや飲食店、テーラーショップなどで栄えましたが、現在では日本各地の商店街と同様「シャッター街」となっています。<br /><br />「どぶ板通り」の散策を終えて記念艦「三笠」がある三笠公園に行きました。「三笠」は、明治35年(1902年)にイギリスで建造された戦艦であり、日露戦争においては東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として大活躍しました。日本海海戦では、ヨーロッパのバルト海から派遣されたロシアのバルチック艦隊を対馬沖で待ち構え、集中砲火を浴びながら勇敢に戦い、海戦史上例を見ない圧倒的な勝利に大きく貢献しました。 <br />大正12年、1923年に現役を退き、現在の地に記念艦として保存され、国民に親しまれていましたが、太平洋戦争後、占領軍の命令により大砲、マスト、艦橋などが撤去され、見る影もなく荒れ果てました。<br />その後、「三笠」を元の姿に戻そうとの声が内外で高まり、昭和36年(1961年)に現在の姿に復元されました。<br />

戦跡・防衛② 横須賀・ドブ板通り、記念艦「三笠」

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2011/08/19 - 2011/08/19

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元カニ族

元カニ族さん

2011年8月19日、横須賀軍港の遊覧を終わって、「ドブ板通り」を散策しました。
「どぶ板通り」とは、横須賀市中心部にある全長300m程の商店街です。
戦前この通りには道の中央にどぶ川が流れていましたが、人やクルマの通行の邪魔になるため海軍工廠より厚い鉄板を提供してもらい、どぶ川に蓋をしたことから「どぶ板通り」と呼ばれるようになりました。現在ではドブ川・鉄板ともに撤去されています。

「ドブ板通り」は、第二次世界大戦終了時までは大日本帝国海軍横須賀鎮守府の門前町として栄え、戦後は進駐軍・在日アメリカ軍横須賀海軍施設の兵隊向けにスーベニアショップ、肖像画店、バーや飲食店、テーラーショップなどで栄えましたが、現在では日本各地の商店街と同様「シャッター街」となっています。

「どぶ板通り」の散策を終えて記念艦「三笠」がある三笠公園に行きました。「三笠」は、明治35年(1902年)にイギリスで建造された戦艦であり、日露戦争においては東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として大活躍しました。日本海海戦では、ヨーロッパのバルト海から派遣されたロシアのバルチック艦隊を対馬沖で待ち構え、集中砲火を浴びながら勇敢に戦い、海戦史上例を見ない圧倒的な勝利に大きく貢献しました。 
大正12年、1923年に現役を退き、現在の地に記念艦として保存され、国民に親しまれていましたが、太平洋戦争後、占領軍の命令により大砲、マスト、艦橋などが撤去され、見る影もなく荒れ果てました。
その後、「三笠」を元の姿に戻そうとの声が内外で高まり、昭和36年(1961年)に現在の姿に復元されました。

同行者
その他
交通手段
私鉄 徒歩
  • ドブ板通り (本町商店会)で。通りは整備され綺麗になっていますが、人通りはあまりありません。

    ドブ板通り (本町商店会)で。通りは整備され綺麗になっていますが、人通りはあまりありません。

    ドブ板通り (本町商店会) 名所・史跡

    日本各地の商店街と同様「シャッター街」となっていますが、今も老店主が頑張っている店もあります。 by 元カニ族さん
  • ドブ板通りを含む横須賀中心地区の商店会が特色のある街づくりを目指して、横須賀になじみの深い有名人の手形のレリーフを設置しています。

    ドブ板通りを含む横須賀中心地区の商店会が特色のある街づくりを目指して、横須賀になじみの深い有名人の手形のレリーフを設置しています。

  • 清水哲太郎氏の手形。

    清水哲太郎氏の手形。

  • 森下洋子さんの手形。

    森下洋子さんの手形。

  • 五十嵐喜芳氏の手形。

    五十嵐喜芳氏の手形。

  • ドブ板通りに延命地蔵尊がありました。

    ドブ板通りに延命地蔵尊がありました。

  • ヒッソリとしたドブ板通りに入って行きます。

    ヒッソリとしたドブ板通りに入って行きます。

  • シャッター街の中で、今も残る元気な店を幾つか紹介します。<br />まず「大将ミシンししゅう店」です。老主人が頑張っています。しかし隣はシャッターが下りています。

    シャッター街の中で、今も残る元気な店を幾つか紹介します。
    まず「大将ミシンししゅう店」です。老主人が頑張っています。しかし隣はシャッターが下りています。

  • 次は「Rose Co」スーベニアショップ(土産品店)です

    次は「Rose Co」スーベニアショップ(土産品店)です

  • ミリタリーサバイバルショップです。ここも老主人が米軍の放出品を売っていますが、隣はシャッターです。

    ミリタリーサバイバルショップです。ここも老主人が米軍の放出品を売っていますが、隣はシャッターです。

  • ヨコスカジャンッパー(スカジャン)専門店で、操業1947年とあります。終戦が1945年ですから、戦後の操業です。隣は空き地です。

    ヨコスカジャンッパー(スカジャン)専門店で、操業1947年とあります。終戦が1945年ですから、戦後の操業です。隣は空き地です。

  • ドブ板通りの散策を終えて、三笠公園に向かいました。<br />写真は途中のアメリカ軍基地のゲートです。

    ドブ板通りの散策を終えて、三笠公園に向かいました。
    写真は途中のアメリカ軍基地のゲートです。

    三笠公園 公園・植物園

    三笠公園にはその名前の由来である記念艦「三笠」があります。 by 元カニ族さん
  • 記念艦 三笠 です。

    記念艦 三笠 です。

    記念艦 三笠 美術館・博物館

  • 陸側の左舷です。下段(中甲板)に5基の副砲(15cm)、上段(上甲板)には両側に副砲(15cm)、中央に補助砲(8cm)4基が見えます。

    陸側の左舷です。下段(中甲板)に5基の副砲(15cm)、上段(上甲板)には両側に副砲(15cm)、中央に補助砲(8cm)4基が見えます。

  • 上甲板の前部の30cm主砲の2門です。<br />

    上甲板の前部の30cm主砲の2門です。

  • 上甲板の様子です。この時前線通過にあたり、強い風が吹き雨も降ってました。

    上甲板の様子です。この時前線通過にあたり、強い風が吹き雨も降ってました。

  • 写真は、艦橋に登って船首を見下ろしたところです。強風で波も高くまるで、海に浮かぶ船に乗っているようでした。

    写真は、艦橋に登って船首を見下ろしたところです。強風で波も高くまるで、海に浮かぶ船に乗っているようでした。

  • 写真は上甲板の補助砲(8cm)の砲台です。

    写真は上甲板の補助砲(8cm)の砲台です。

  • 艦橋を降りて上甲板に戻りました、下の写真は「4番15cm砲室」です。上の左舷の前の副砲です。当時のハンモックが展示されています。

    艦橋を降りて上甲板に戻りました、下の写真は「4番15cm砲室」です。上の左舷の前の副砲です。当時のハンモックが展示されています。

  • 東郷平八郎司令長官のレリーフです。

    東郷平八郎司令長官のレリーフです。

  • 興味深い説明板を見付けました。東郷平八郎司令長官の有名な言葉「皇国の興廃この一戦にあり各員一層、奮励努力せよ」とZ旗の歴史・由来が書いてありました。

    興味深い説明板を見付けました。東郷平八郎司令長官の有名な言葉「皇国の興廃この一戦にあり各員一層、奮励努力せよ」とZ旗の歴史・由来が書いてありました。

  • 見学に充分な時間がなく展示室や、また強風とにわか雨で、甲板のすみずみまで見ることが出来ませんでした。

    見学に充分な時間がなく展示室や、また強風とにわか雨で、甲板のすみずみまで見ることが出来ませんでした。

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