2014/12/25 - 2014/12/25
622位(同エリア3876件中)
ふみさん
12月のハワイ旅行。ワイキキのホテルに滞在して、日帰りのハワイ島観光に行って来た。
溶岩台地を歩き、ボルケーノまで見て来ようという半日の強行スケジュールであるが、出発が午前10時とゆっくりで、夜の10時過ぎに帰着するという日程は、体力的に負担となるほどでもなかった。
そもそもに今回の旅行でハワイ島へ行ってみようと思ったのは、2014年の夏に起こったキラウエア火山の溶岩噴出で、麓の街にまで被害が及んでいるというニュースを見たからだった。周囲からの過剰な心配もあったが、ハワイ島観光局から入手した情報では、一般観光ルートに問題は無いという事だったので、個人的には不安は無かった。
日本のニュース報道も大げさだが、ハワイ島はハワイ諸島の中でビッグアイランドと呼ばれるほどに広大な島なのである。危険地域には入らないまでも、キラウエア火山のボルケーノは日常的に燃えている。
今回のツアーはお天気にも恵まれて、素晴らしいハワイ島の自然に触れることができた一日であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ハワイアン航空
- 旅行の手配内容
- その他
PR
-
ハワイ島日帰り観光のラバ(溶岩)ツアー。
集合場所は、ワイキキマリオットホテルのエントランス。 -
ツアーグループのシールを張って、ピックアップシャトルが来るのを待つ。
-
空港へ行く途中で、工事中のアラモアナステーションを見る事ができた。2018年には、モノレールラインが一部開通される見込みである。
-
ホノルル空港へ向かう。
-
国内線の搭乗チェック。私たちは外国人だから、何処へ行くにもパスポートを忘れてはならない。
-
エアラインはアロハ航空。(ハワイアン航空)
ホノルルはお天気晴れ晴れ、大快晴の出発であった。 -
出発して間もなく、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドが見えてきた。
一路東へと向かうのだ。 -
上空から見下ろすダイヤモンドヘッドは、丸いクレーターである事がはっきり分かる。こういう景観を眺めるだけでも、オプションの観光フライトを楽しんだようなものだった。
-
ハワイ州は、西からカウアイ島、オアフ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、ハワイ島の6アイランドで構成され、観光客が最も多く訪れるのはオアフ島であるが、島の面積が一番広いのはハワイ島である。今回はオアフ島から、そのビッグアイランドに渡るのだ。
-
旅客機で約1時間。ハワイ島のヒロ空港に到着した。オアフ島では晴れていたのに、この場所では激しいスコールがあったらしい。
-
島の西側はリゾート地域で、コナ空港もあるのだが、今回利用したのは東側のヒロ空港。
-
到着ゲートを出ると、ツアーガイドが待っていてくれた。
-
ツアー参加者は、日本人ばかりの10人ちょっと。
名簿を確認してから、いよいよツアーバスに乗り込む。 -
現地を案内するのは、ジャックス・ツアーという会社らしい。
-
わぉ! 突然の激しいスコール。 私たちの行き先に暗雲がたちこめる。
私は晴れ男の‘ラッキーふみ’だったはずなのだが…。 -
ハワイ島のヒロタウンにある日本庭園だという事だが、この雨では降りて見学する余地も無い。車は次なる目的地へとひた走る。
-
ヒロタウン郊外にある、ビッグアイランド・キャンデーズの工場兼販売所。
ハワイ島観光では、かなりポピュラーなお土産ショップである。 -
試飲のコーヒーが美味しくて、何杯もお代わりをしてしまった。
-
お勧めのチョコレートなんかを紹介するのは、ツアーガイドの宿命か?
多くを買う気はないのだが、この店オリジナルクッキーは有名である。 -
試食なら喜んで!
-
ビッグアイランド・キャンデーズの徳用クッキーは、このハワイ島でしか買えないらしい。これが本当に超美味しくて、見た目に比べてビックリしてしまう。
箱入りのショートブレッドなら、ワイキキのDFSでも買えるだろう。 -
はてさて車は、溶岩台地へと向かう。
いつの間にか雨が上がり、太陽が照りつける空になってきた。やっぱり私は‘ラッキーふみ’だ。 -
ツアーコースを簡単にご説明しよう。青丸地点がヒロ空港。黒のラインが道のりで、ハワイボルケーノ公園までは約1時間。最初に訪れるのはピンク丸地点の海岸で、海に流れ落ちて固まった溶岩柱を見る。同じルートを戻って行く途中に、徒歩で溶岩台地を歩くラバツアーを楽しみ、溶岩トンネルを見学してから、黄色丸地点の、キラウエア火山ハレマウマウ火口まで上がるのである。
ちなみに2014年の溶岩噴出は、赤いラインで示した場所であった。ハワイ島全体が被害を受けているわけではないのだ。 -
ここから先が溶岩地帯。進入者の人数チェックが入る。
-
広大な平原全体が、固まった溶岩で覆われている。
-
海岸地帯が見えてきた。ハワイ島の南端である。
-
うねうねと続く溶岩台地が、異様な風景を作り出していた。
-
広大な海岸線一帯も、全て溶岩に焼き尽くされている。ハワイ島は古代から海に流れ出る溶岩によって、少しずつ面積を広げているのだという。
リゾート地が溶岩流出の被害が少ない西側にあるのというのも、納得のいくところである。 -
海岸道路が、過去の溶岩流出によって寸断されていた。かつてはこの先のカラパナ地区まで繋がっていたのだが、現在はここが終点で、同じ道路を戻るしかない。
-
終点の場所にトイレがあった。昔ながらの‘ぽっとん便所’になっていて、人間の廃棄物は、深い穴が開けられた溶岩の中に落ちていく。もしも再び燃える溶岩が流れて来たなら、きっと‘焼け●●’ができる事だろう。自然は偉大なのである。
-
海岸線まで出てみよう。
-
切り立った断崖は、全て溶岩で作られていた。
-
景観の説明写真が掲示されている。
-
溶岩の断崖に、怒涛のように押し寄せる波の音が体に響く。
-
イチオシ
これぞ‘溶岩アーチ’である。海に流れ落ちたままの形で固まっている溶岩の景観は、それこそ神が作り出したような、壮大な風景であった。
-
車は道を引き返して、次なる目的地へ向かう。
-
丘陵に見える黒い帯は、溶岩の流れて行った痕跡である。
-
車は、キラウエア火山の麓を走る。
-
かなり標高も高い場所になってきた。 雲が目線と同じ高さである。
-
途中で車を降ろされた。 ここから溶岩台地を歩く‘ラバ・ツアー’に入る。
-
車は私たちを置き去りにして、さっさと走り去ってしまった。
まったく方角さえも分からないが、ここで迷子になる訳にはいかないだろう。 -
ガイドはいろいろ説明してくれるが、日本語が怪しいので意味不明。
英語で話してくれた方が、私には分かり易すかった。 -
こんな所に咲く花もあるんだねぇ。
少し感動の一時であった。 -
‘じゃりじゃり’と音をたてながら、粉砕溶岩粒の砂丘を歩く。
-
とにかくガイドについて行くしかない。
辺り一面が溶岩平原で、道らしい所は何処にも無いのである。 -
あの向こうがキラウエアだろうか?
噴煙などは見えないし、爆発するって事もないだろう。 -
♪月の砂漠を〜 遥々と〜♪
車を降りた所の道路さえ、どっちの方角だったか分からない。
本当に、行き先が分かって歩いているのだろうか? -
かつては燃える溶岩台地で、生命などは存在できなかっただろう。
無機質な溶岩台地にでも、根付く植物があるんだねぇ。
命の力強さを感じる。 -
これもまた、かなり力強い造形の溶岩塊である。
一見して、動物の‘●●コ’じゃないか?と思ったが、何とこの周辺には、本物の‘●ン●’も落ちていた。 -
自然の洞穴ではあるものの、実は野豚の巣穴になっているという。夜行性の野豚は、夜になると餌を求めて彷徨い歩き、その足跡が辺り一面に残されていた。
-
これはラバ・チューブ(溶岩パイプ)である。 上を歩くと、脆い部分が割れて足を落としそうになる。
ガイドが立っている先には、溶岩のクレバスが落ち込んでいる。 -
地中深くまで落ち込んでいるクレバス。落ちないように注意しよう。
-
何とも不思議な造形が、溶岩の塊で築かれていた。
-
いかしながら、何とも良い天気になったものだ。
太陽の日差しは強いのだが、空気はひんやりとしているから、標高が高いのが分かる。 -
クレバス以外の危険も多く、徒歩には注意が必用だ。
-
大小様々な面積の、深い穴が至る所に開いている。
-
その昔に、燃えたぎる溶岩が噴出した穴である。
-
これぞまさしく、溶岩噴出孔。誤って落ちたら大変だ。
桃レンジャーは私より、ガイドを頼って立っていた…。 -
当のガイドも責任重大。 物見高い観光客が、誤って落ちたりしないように見守っている。
こういう場所なら、ガイド無しでは歩かれん。 -
ガイドは、道無き道を進む。置いて行かれたら大変だ。
桃レンジャーは、かなり強力な方向音痴だ。 -
そう言う私も、一人では歩かれん。
待ってくれぇ〜〜〜! -
むむ? 別のツアーグループか?
どうやらこの先に、道路があるらしい。 -
やったぜぇ〜! やっと道路に出て、一安心。
さすがはガイドだ。 方向は間違っていなかったのである。 -
火山が活性化すると、溶岩噴出もこうなるらしい。
これでは野豚も焼き豚になっちまう。 -
溶岩ウォークの場所から車で約15分。
溶岩トンネルの場所にやって来た。 -
こちらも正式に『ラバ・チューブ』と呼ばれている。
しかしながらにその規模は、細いパイプとは訳が違う。 -
樹海の中を、谷底へ降りるように歩いて行く。
-
珍しい固有種の植物などを説明するのだが、ガイドの日本語は意味不明。
しょーがないから、私が英語で通訳した。 -
通訳のお礼という訳でもないだろうが、ガイドが写真を撮ってくれた。
ここが溶岩トンネルの入り口である。 -
まるで観音掘りの人工トンネルみたいであるが、これは自然の洞穴である。
-
その昔に、大地を流れた溶岩中に含まれたガスや異物によって、空洞が造られたのである。
-
天井から滴り落ちる水滴を避けながら、地面の水溜まりにも注意して歩く。
-
出口にたどり着いた。心なしか、空気が新鮮になったように感じる。
-
トンネルを抜けると、そこはハワイ島のジャングルだった。
-
珍しいキジ鳥が、私たちを出迎えてくれたのが嬉しかった。
-
麓のビジターセンターにやって来た。
そろそろ夕食にするらしい。 -
今回のツアーに含まれているパック弁当。
大したものではなかろうと思っていたが、案の定に大したフードではなかった。 -
フライドチキン、ポークチョップ、フィッシュフライ、サラダにライス。
ウォーキングツアーで運動した後だから、とにかくなんでも食べられたよ。 -
お腹も満たされたところで、いよいよ高地の『ハワイ・ボルケーノ国立公園』に向かう。
途中の道路で検問があったのだが…。 -
原因はこれか! 水蒸気の噴出があったようだ。
個人で訪れた観光客たちが集まっているが、ツアーバスは停車してはならないらしい。 見たい気持ちもあったのだが、個人行動はできないから、とにかく噴火口へ向かう事にする。 -
キラウエアの山頂にある、トーマスAジャガー・ミュージアムに到着した。
ここが、ボルケーノ観測所である。
ここでは防寒対策も必要だ。 -
わぉ! 燃えている!
キラウエアのハレマウマウ噴火口である。
実は、朝遅い出発には理由があった。
この噴火口に来る時刻が、夕暮れ以降になるようにプログラムされているツアーだったのだ。 -
ハワイ島日帰り観光にも多数の種類のコースがあって、中にはタウン散策やショッピングが中心だったり、ここまで来ない溶岩ツアーもあるらしい。
それは、その人の希望に見合ったツアーで良いのだけれど、私たちの場合は、このコースがベストチョイスだったと思っている。 -
陽の明るい日中では、溶岩の炎が見えにくい場合もあると言う。
-
はたまたその日によっては、火山が大人しくなっていて、ほとんど溶岩を噴き上げない日もあるらしい。
-
そりゃぁ、大爆発の噴火をされたら大変だが、せっかくハワイ島の火山までやって来て、大人しいキラウエアとなれば期待外れだ。
-
噴火口からほとばしる、溶岩の飛沫が見てとれる。
原発だの、何だかんだと言いながら、この莫大なエネルギーを未だに活用できない人間が、ちっぽけに思える。
大感動のボルケーノであった。 -
夜の戸張りが降りてきて、空気もかなり冷え込んできた。
そろそろ帰着の時刻である。 -
ヒロ空港に到着したのは夜遅い時間。
-
旅客機搭乗手続きを済ませて、最後のお土産ショップを覗く。
-
ホノルル行きは最終便。
空港ラウンジも空いていた。 -
ヒロ空港は広くない。
-
ハワイアン航空の小型機で、ホノルル空港へ向かう。
-
ハワイ島よ、さようなら。
今度来るときには、マウナロア山やマウナケア山にも行ってみたい。
新たなお楽しみができたようなもんだ。 -
ホノルル空港に到着だ。夜の10時を過ぎている。
-
ピックアップシャトルに乗ってワイキキへ帰る。
もう眠いから、こういう時のシャトルは便利。 -
2014年。クリスマスのワイキキの夜。
明日はまた、ワイキキでのんびり過ごしていようかねぇ…。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- GenKiさん 2015/04/17 10:52:33
- ヒロもゆっくりと
- カイルア・コナはリゾートですが、ヒロは大規模なリゾートがありません。
それよりも、ヒロは日系人の町でした。
多くの日本人が移民し、その末裔がまだたくさんいます。
ビッグアイランド・キャンディーズも、日系人が創業しています。
次回、機会があったらヒロの町でのんびり散歩をしてみてください。
ワイキキ・オアフとは違ったハワイが感じられます。
ちなみに、アロハエアラインではなく、ハワイアンエアラインです。アロハエアラインは2008年になくなってしまいました。
席の指定が無くオープンでしたから好きな席に座れるという、随分とのんびりしたハワイらしい航空会社でしたよ。
- ふみさん からの返信 2015/04/17 21:15:12
- コメントありがとう。
- まつげんさん、コメントありがとうございます。
「アロハエアライン」というワードが出てしまうのは、私の世代がそうなのでありまして、後になってから気づいたものの、訂正が面倒だったという不徳でありました。すみません。
ハワイでは、レストランやアパレルショップや、ホテルやパイナップル農場までもが、日系人オーナーであるというパターンが定着していますね。
しかしながらにその場所はアメリカなので、観光客にとっては現地の雰囲気を味わいたいと思うのでしょう。
今の私のハワイでの本拠地はコオリナですが、機会があったらネイバーアイランドにも足を伸ばしてみたいと、常々思っているところです。
かれこれハワイ旅行も20回を超えていますが、まだまだ知らない事だらけで、とてもじゃないけど「ハワイを知ってる」なんて言えたもんじゃありません。
そしてまた、アメリカ本土にも興味が深いので、人生の時間が足りないと思うばかりのこの頃ですよ。
ハワイ諸島では、これからも楽しんでみたい場所がたくさんありますので、そういう情報を頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
97