2015/04/14 - 2015/04/14
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j-ryuさん
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☆雪解けすすむ福島県天栄村の立矢川の滝へ行ってきました。
天気が良ければ桜が満開の花見山にでも行くつもりでしたが1週間前から天気予報は雨/曇りor曇り/雨。
当日朝の予報も結局、雨のち曇りのち雨。
どっちにしても花見には最悪だし、野の花も雨には弱いし、となると、
家でじっとしているか、前回のように雨を覚悟で滝や渓流に行くか・・・・。
土砂降りならあきらめるつもりでしたが、朝9時に雨はなんとか上がったので、
とりあえず隣り村の立矢川の滝に行ってみることにしました。
1ヶ月前は残雪が多く、途中の明神滝までしか行けなかったけど、
さすがに里の桜が満開ならもう大丈夫だろうと・・・・。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆立矢川の滝&明神滝へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2876207,140.1168405,8778m/data=!3m1!1e3
立矢川の滝に到るルートは幾つかありますが、一番分かりやすいのは更目木集落の赤石川と立矢川の合流地点から立矢川を沢登りすれば迷うことなく到達できます。が、長靴では厳しく胴長が必要です(危険な場所はありません)。
もう一つは合流地点脇の山道から途中の畑や森を抜けて行くルートです。
胴長は必要ありませんが、分かり難いルートです。
立矢川林道からもアクセスできますが、基本的には一般車両は進入禁止です。
通常冬場は積雪も多く凍結し危険なのでとてもお勧めできません。
猪苗代湖方面からの県道235号線・馬入峠も冬場は通行止めで、
今年は4月下旬再開通予定です。
天栄村からだと更目木集落までしか行けませんのでご注意ください。 -
☆立矢川渓流 乙女滝
天栄村羽鳥湖周辺はまだ残雪があちこちにあり
立矢川渓流や滝へも行けるかどうか分かりませんでしたが
行けるところまで行ってみました。
立矢川林道を通り立矢川渓流の乙女滝少し手前まではなんとか行けましたが
その先はまだ残雪が多く断念。
車を置いて乙女滝の見える地点まで歩いていきました。
しかし、滝へと降りる斜面にも残雪があり滝の真正面に降り立つのは危ないと判断し、滝の上から写真だけ撮って残念ながら引き返しました。 -
☆立矢川渓流 乙女滝 2014年6月
雪が無ければ渓流まで降りることができ、
乙女滝を真正面から見ることができます。
乙女滝は落差4〜5mの小さな滝が長さ50mほどに渡って連続する渓流瀑です。 -
☆立矢川渓流 乙女滝
この周辺は山野草も豊富ですが、さすがにまだ目覚めていません。 -
☆立矢川渓流
☆立矢川の滝は乙女滝の1kmほど下流なので
残雪は乙女滝周辺よりは少なくなっていました。 -
☆立矢川渓流 青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
立矢川渓流周辺では一番早く咲くキクザキイチゲもまだ蕾です。
でも陽が射せばもう咲き出しそうです。
当町では白花ばかりのキクザキイチゲですが、立矢川渓流では青花が多く自生します。
ここは行政上は中通りの天栄村ですが気候&地理的には分水嶺を越えた日本海水系です。雪も多いので青花が多く見られます。 -
☆立矢川の滝
残雪を踏み渓流の急斜面を降りると立矢川の滝が見えてきました。 -
☆立矢川の滝
立矢川は郡山市と天栄村の界にある会津布引山(10,82m)を源流とし郡山側の川は猪苗代湖に注ぎ、日橋川を経て阿賀野川となり新潟で日本海に注ぎます。
天栄村の立矢川は赤石川、黒沢などと合流し、鶴沼川、大川、阿賀野川を経て日本海に注ぎます。
立矢川の滝は滝幅が8m、落差は上段と下段合わせ12mくらいの段瀑です。
けして大きな滝ではありませんが、観る位置により様々な表情を持った魅力的な滝です。 -
☆立矢川の滝
下段の滝は裏側が窪んでいて、通り抜けはできませんが
かなり裏側からも撮影できます。
でも、この日は前夜の雨や雪解け水の影響でいつも以上に増水していて
少し近づくだけで水しぶきがかかってきました。 -
☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
ふだんは水流が少ない滝で下段の滝は簾状態ですが、今回のように岩盤全体から流れ落ちるのはめったに見られません。 -
☆立矢川の滝 2014年6月
春夏秋冬、様々な表情を見せてくれる立矢川の滝ですが
初夏や夏場は正に滴る緑と苔がとてもキレイです。 -
☆立矢川の滝 2014年10月
紅葉は10月下旬。
滝壺周辺にはモミジなどの色鮮やかな紅葉樹は多くありませんが
流れ着いた落ち葉が深まる秋を感じさせてくれます。 -
☆立矢川の滝 2014年12月
初雪の頃までならなんとか訪問できます。
水量は少なくなりますが、写真的に繊細な滝が表現できるし
白く薄化粧した滝がなんとも言えない風情をかもし出します。 -
☆立矢川の滝
水量の少ない時期なら長靴でも渡川できますが、さすがにこのくらいの水量になると胴長を履かないと渡川はできません。
見た目以上に水流がきつく、この位置からだと水しぶきでカメラがすぐ濡れてしまいます。 -
☆立矢川の滝
対岸の斜面に渡り水飛沫は一段落ですが、気をつけないと雪解け時期は背後の崖からも水滴が落ちてきます。 -
☆立矢川の滝
春早くほとんど花がない中、リュウキンカが少し咲いていました。 -
☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
水量が多いと見た目は豪快になりますが、スローシャッターで撮るとボッリした印象の写真になってしまいます。 -
☆立矢川の滝 2014年10月
落ち葉が流れつく10月下旬の下段の滝。
繊細な滝の写真にはこのくらいの水量が一番キレイに見えます。 -
☆立矢川の滝 2014年12月
初冬の滝は水量もちょうど良いし、何より雪化粧で清らかな滝がより清廉な印象がします。 -
☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
中段のテラスへは手前の岩場を登って、流れを渡ります。
今回は水量が多い上に新たな流木が行く手を邪魔し
上段の滝下へ行くのに少し難儀でした。
水量が減ればまた難なく行けると思います。 -
☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
中段の岩場から下段の滝を真横から撮影。
水量が多いのでけっこう迫力がありました。 -
☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝
中段のテラスから立矢川下流のようす。
下流の残雪は少ないとはいえ所々に残っていて
川は雪解け水で水量が多く、この時期下流の更目木集落の赤石川合地点から
沢登りして立矢川の滝に来るのは厳しいと思います。 -
☆立矢川の滝
中段のテラス右手岩場側から見た下段の滝、中段テラス、上段の滝。
中段のテラスに到るには向こう側の岩場を登るのが比較的楽ですが
手前側はかなりの急斜面なので危険です。 -
☆立矢川の滝 下段&中段&上段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 2014年10月 下段
今回と昨年秋とでは水量があきらかに違います。 -
☆立矢川の滝 下段
滝が規則正しい筋模様で落下してキレイです。 -
☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 上段
上段の滝もいつもより水量が多いので綿飴のようなボッテリした写真になってしまいました。
見た目はいいですが、写真的にはもう少し水量が少ない方が理想です。 -
☆立矢川の滝 上段
手前の崖でもリュウキンカがわずかに咲いていました。 -
☆立矢川の滝 上段
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☆立矢川の滝 上段
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☆立矢川の滝 上段 2014年6月
初夏は滴る緑と苔が美しく滝の水量もちょうどいい感じです。
梅雨どきでも連日大雨でも降らない限り水量はそう多くはなりません。 -
☆立矢川の滝 上段 2014年10月
晩秋になると草や苔もだんだん枯れかけてきますが
優美に流れる落ちる白い滝との漆黒の岩盤のコントラストが美しいく
流れついた紅葉落ち葉もアクセントになり風情があります。 -
☆立矢川の滝 上段
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☆立矢川の滝 上段
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☆立矢川の滝とリュウキンカ
数少ない花(リュウキンカ)が引き立つように
花にピントを合わせ絞りを調節すると背後の滝がハレーション気味に白浮きてしまいます。
滝の色調に合わせると花が暗くなるし、いつもながら滝と花の両立は難しいです。
もう少し水量が少なければこれほど白く浮くことはないと思いますが
自然相手だけに力量とともに運も必要なようです。 -
☆立矢川の滝とリュウキンカ
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☆立矢川の滝とリュウキンカ
早春のキンポウゲ科の花は曇りや雨だと花を閉じてしまうタイプが多いのですが、さすがリュウキンカは水辺大好きの植物だけあって雨や曇天など気にしません。 -
☆立矢川の滝とリュウキンカ
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☆立矢川の滝
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☆立矢川の滝 下段
中段のテラスで撮影を終えた後は
写真手前の山をぐるっと回りこむように滝上流の落ち口を目指します。
途中の山の斜面から見下ろした立矢川の滝の下段です。 -
☆立矢川の滝
途中の山の斜紙面から見下ろした立矢川の滝の下段、中段テラス、、上段です。 -
☆立矢川の滝
途中の山の斜紙面から見下ろした立矢川の滝の上段です。 -
☆立矢川の滝 上段
滝の上段の落ち口にやってきました。
わざわざ苦労して上段の落ち口までの登ってくるのは
美しい“ひょんぐり滝”を見るためです。
“ひょんぐり滝”はあまり一般的な言葉ではありませんが
滝マニアの間では滝が前方に大きくジャンプしている状態の滝を
“ひょんぐり滝”と呼んでいます -
☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝” 2014年6月
初夏のひょんぐり滝は水量もちょうど良いし、周囲の新緑も断崖の苔もしっとりして素敵ですが、今回は水量が多すぎて“ひょんぐり滝”があまり目立ちません。 -
☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
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☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
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☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
写真的には水量は多くないほうが良い感じ。苔は水没しているけどこのくらいの水量では流されず、いずれまた美しい姿を見せてくれるでしょう。 -
☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
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☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”2014年10月
落ち葉の彩りが美しい秋の“ひょんぐり滝”水量もこのくらいがベストかも。 -
☆立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”2014年12月
空気まで冷たさが伝わってきそうな初冬の“ひょんぐり滝”も素敵ですが
これ以上雪や氷に覆われると危険なので冬場はこの時期が最後の訪問です。 -
☆立矢川の滝&更目木の滝
“ひょんぐり滝”の上には落差は1mほどの更目木の滝があります。 -
☆立矢川の滝&更目木の滝
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☆立矢川渓流&更目木の滝
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☆立矢川渓流&更目木の滝 2014年12月
更目木の滝も水量はそこそこの方が優美です。 -
☆明神滝
立矢川の滝を見た後は更目木集落から車で5分もかからない
明神滝にも立ち寄りました。
明神滝へは118号線沿いの大平集落からだと、猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します。
道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車3台ぶんくらいの駐車スペースがあります。 -
☆明神滝
明神滝は会津布引山に源を持つ黒沢にある滝で落差、幅とも8mほどの小ぶりな分岐瀑で、通常の滝は2筋に分かれ落ち小さいながらも中々優美な滝ですが今回は雪解け水で増水して岩肌全体を豪快に流れ落ちていました。 -
☆明神滝 2014年5月
5月中旬ころ、滝の周辺ではトウゴクミツバツツジが見頃になります。
トウゴクミツバツツジ (東国三葉躑躅/ツツジ科ツツジ属)は樹高1〜4m、本州(山形宮城〜中部)に分布し、関東の山地(標高1000m以上)に多いことからトウゴクの名がつきました。
代表種ミツバツツジのオシベは5本ですがトウゴクミツバツツジは10本あるのが見極めポイントです。 -
☆明神滝 2014年10月
紅葉の見頃は10月下旬。 -
☆明神滝 2015年3月
3/10に訪れた時、辺りはまだ一面の銀世界。 -
☆明神滝
明神滝は橋の上からはもちろん橋の下へ降りて、滝と同じ目線でも見ることができます。
滝を右手に見て橋の欄干左手前に獣道程度の踏み後があり、辿ると橋の真下に行け、橋の真上から見下ろす滝とはまた違った滝飛沫がかかるほど迫力満点の滝を見ることができます。 -
☆明神滝
明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上にある直立した大きな一枚岩の傍らには、宗像三神の一つ田心姫命が祭られています。その御神体は蛇体であるとされ、日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。
田心姫命が明神と言うより、中世頃から神が本来の名前で呼ばれることは少なり、神様の名前を省略し通称で「明神」や「権現」などと大まかに言うそになったそうで、天栄村の明神滝も神のご利益がある滝という意味で『明神滝』と呼ばれたと思われます。 -
☆明神滝
桜の花見には少々天気が悪かったので
立矢川の滝&明神滝を訪れましたが
やはり新緑か紅葉の頃が一番いいですね(^_^;)。
いつもご覧いただきありがとうございます。
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