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2015年3月21日(春分の日).<br />岐阜県本巣市上真桑本郷・<br />物部神社の人形舞台で,<br />人形浄瑠璃が行われました.<br />午後12時からの本楽では,三番叟,<br />こども浄瑠璃,傾城阿波の鳴門,を観終えたが<br />それ以降の真桑文楽は時間の都合で最後まで観れなかった。<br /><br /><br />人形遣いを地元の小・中学生にも練習して<br />地域の力を借りて人形や衣装の保存・修理を行ったりしてます。<br />また、公民館では「文楽伝承教室」を開いたり、<br />保存会の人中心にパンフレットやイベント等で広く働きかけて、<br />少しでも文楽に親しんでもらおうと努力されてます。<br /><br />【主催】 本郷自治会・真桑文楽保存会<br />【後援】 本巣市・本巣市教育委員会・岐阜県教育委員会<br />日時:2015年3月20日(金)19:00〜22:00 試楽(しんがく)<br />   2015年3月21日(祝)12:00〜19:00 本楽(ほんがく)<br />開催場所:物部神社境内人形舞台 真桑文楽人形舞台<br />住所:本巣市上真桑353<br />アクセス:樽見鉄道北方真桑駅で下車 徒歩10分<br />車  : 名神高速岐阜羽島ICから国道157号経由で10km30分<br />駐車場:50台無料   料金:無料<br />TEL:0581-34-5511 本巣市観光協会 <br />        電話058-323-3222

2015春を彩る真桑文楽<傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段>

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2015/03/21 - 2015/03/21

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風に吹かれて旅人

風に吹かれて旅人さん

2015年3月21日(春分の日).
岐阜県本巣市上真桑本郷・
物部神社の人形舞台で,
人形浄瑠璃が行われました.
午後12時からの本楽では,三番叟,
こども浄瑠璃,傾城阿波の鳴門,を観終えたが
それ以降の真桑文楽は時間の都合で最後まで観れなかった。


人形遣いを地元の小・中学生にも練習して
地域の力を借りて人形や衣装の保存・修理を行ったりしてます。
また、公民館では「文楽伝承教室」を開いたり、
保存会の人中心にパンフレットやイベント等で広く働きかけて、
少しでも文楽に親しんでもらおうと努力されてます。

【主催】 本郷自治会・真桑文楽保存会
【後援】 本巣市・本巣市教育委員会・岐阜県教育委員会
日時:2015年3月20日(金)19:00〜22:00 試楽(しんがく)
   2015年3月21日(祝)12:00〜19:00 本楽(ほんがく)
開催場所:物部神社境内人形舞台 真桑文楽人形舞台
住所:本巣市上真桑353
アクセス:樽見鉄道北方真桑駅で下車 徒歩10分
車  : 名神高速岐阜羽島ICから国道157号経由で10km30分
駐車場:50台無料   料金:無料
TEL:0581-34-5511 本巣市観光協会 
        電話058-323-3222

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
交通
4.0
同行者
友人
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 国指定重要無形民俗文化財<br />300年以上の歴史を持つ真桑文楽、人形浄瑠璃です。<br /><br />上真桑の本郷に古くから伝承されている郷土芸能<br />上真桑本郷地区の国重要無形民俗文化財「真桑人形浄瑠璃」の上演が<br />地元の本郷自治会と住民でつくる真桑文楽保存会が、毎年開いている。<br />21日、同市上真桑の物部神社で始まった。

    国指定重要無形民俗文化財
    300年以上の歴史を持つ真桑文楽、人形浄瑠璃です。

    上真桑の本郷に古くから伝承されている郷土芸能
    上真桑本郷地区の国重要無形民俗文化財「真桑人形浄瑠璃」の上演が
    地元の本郷自治会と住民でつくる真桑文楽保存会が、毎年開いている。
    21日、同市上真桑の物部神社で始まった。

  • 真正中学校真桑文楽同好会の中学生が演じる<br />「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)<br /> 巡礼歌の段」。を撮りに来ました。<br /><br />”とと様の名は阿波の十郎兵衛、<br />かか様の名はお弓と申します”<br />あまりにも有名な台詞・・・。

    真正中学校真桑文楽同好会の中学生が演じる
    「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)
     巡礼歌の段」。を撮りに来ました。

    ”とと様の名は阿波の十郎兵衛、
    かか様の名はお弓と申します”
    あまりにも有名な台詞・・・。

  • 毎年春分の日とその前日に<br />氏神物部神社の祭礼に<br />奉納上演されてきました。<br /><br />真桑文楽と呼ぶ<br />上真桑の本郷地区に古くから伝わる郷土芸能は、<br />300年の歴史を誇っている。

    毎年春分の日とその前日に
    氏神物部神社の祭礼に
    奉納上演されてきました。

    真桑文楽と呼ぶ
    上真桑の本郷地区に古くから伝わる郷土芸能は、
    300年の歴史を誇っている。

  • 300年の歴史を誇っています。<br />毎年春分の日とその前日に氏神物部神社の祭礼に奉納上演

    300年の歴史を誇っています。
    毎年春分の日とその前日に氏神物部神社の祭礼に奉納上演

  • この日は上演を祝う「三番叟(さんばそう)」で開演

    この日は上演を祝う「三番叟(さんばそう)」で開演

  • 一番手は「三番叟」・川西青年部です。<br />愛好会の皆さんによる<br />「三番叟」から演技<br /><br />三番叟は義太夫語りはなく、<br />謡いながら演じています。<br />囃子として笛・鼓・拍子木だけです。

    一番手は「三番叟」・川西青年部です。
    愛好会の皆さんによる
    「三番叟」から演技

    三番叟は義太夫語りはなく、
    謡いながら演じています。
    囃子として笛・鼓・拍子木だけです。

  • 三番叟は真桑人形浄瑠璃において、<br />神事芸能として人形芝居上演の最初に所に<br />演ぜられ氏神祭礼の当日神社拝殿に衣装を供え、<br />のちそれを舞台に移して上演する慣わし。<br />人形は一体だけを三人使いの形で演ずる。<br />義太夫の語(謡)りはなく、<br />三番叟の主遣いは<br />座頭格の人形遣いがあたるのが原則。

    三番叟は真桑人形浄瑠璃において、
    神事芸能として人形芝居上演の最初に所に
    演ぜられ氏神祭礼の当日神社拝殿に衣装を供え、
    のちそれを舞台に移して上演する慣わし。
    人形は一体だけを三人使いの形で演ずる。
    義太夫の語(謡)りはなく、
    三番叟の主遣いは
    座頭格の人形遣いがあたるのが原則。

  • こども浄瑠璃  本郷こども会<br /><br />舞台には小学3年生から6年生までの<br />子どもさんが50人以上.<br />かわいらしい声で浄瑠璃を聞かせてくれました.

    こども浄瑠璃  本郷こども会

    舞台には小学3年生から6年生までの
    子どもさんが50人以上.
    かわいらしい声で浄瑠璃を聞かせてくれました.

  • こども浄瑠璃<br />本郷こども会<br />「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると) 巡礼歌の段」。<br />みんなで読み上げる

    こども浄瑠璃
    本郷こども会
    「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると) 巡礼歌の段」。
    みんなで読み上げる

  • 過去何度も来てますが<br />この時期は、凄く寒いか強風..雨が<br />今年は、穏やかな春の陽気で<br />子供達も元気に広場で<br />この裏には遊園のブランコなどあります、<br /><br />正面の女の子は、お父さんの方へ寄ったり<br />絶えず動いて..その一枚です。<br />帰りも、鳥居近くで.みんなとお喋りしていても<br />飛び回って、カメラを向けると逃げ回り<br />お父さんも見て、笑ってられました。

    過去何度も来てますが
    この時期は、凄く寒いか強風..雨が
    今年は、穏やかな春の陽気で
    子供達も元気に広場で
    この裏には遊園のブランコなどあります、

    正面の女の子は、お父さんの方へ寄ったり
    絶えず動いて..その一枚です。
    帰りも、鳥居近くで.みんなとお喋りしていても
    飛び回って、カメラを向けると逃げ回り
    お父さんも見て、笑ってられました。

  • 近年は客席に傘型の大テント(写真)が特設され、<br />雨天の日も安心して鑑賞できる。<br />

    近年は客席に傘型の大テント(写真)が特設され、
    雨天の日も安心して鑑賞できる。

  • 真正中学校真桑文楽同好会の皆さんによる<br /><br />300年前から伝わる人形浄瑠璃を伝承しようと<br />小学生から練習に励み、中学校には同好会もある<br />町立の真正中学校には、「真桑人形浄瑠璃同好会」がある<br />部員数約三十人。<br />本郷区の生徒もいるが、町内の他地区の生徒もいる。<br />週一回、<br />午後七時からの練習に夕食もそこそこに駆けつける。<br />真剣に人形浄瑠璃の練習・稽古に立ち向かい、<br />自ら進んで伝統芸能を身につける努力を続ける一方、<br />真正町と同じく浄瑠璃伝承に力を入れている<br />兵庫県・南淡中学校との交流を進めながら、<br />技能の向上に努めている。

    真正中学校真桑文楽同好会の皆さんによる

    300年前から伝わる人形浄瑠璃を伝承しようと
    小学生から練習に励み、中学校には同好会もある
    町立の真正中学校には、「真桑人形浄瑠璃同好会」がある
    部員数約三十人。
    本郷区の生徒もいるが、町内の他地区の生徒もいる。
    週一回、
    午後七時からの練習に夕食もそこそこに駆けつける。
    真剣に人形浄瑠璃の練習・稽古に立ち向かい、
    自ら進んで伝統芸能を身につける努力を続ける一方、
    真正町と同じく浄瑠璃伝承に力を入れている
    兵庫県・南淡中学校との交流を進めながら、
    技能の向上に努めている。

  • 「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)巡礼歌の段」あらすじは、<br />阿波徳島の藩主三木家のお家騒動。<br />忠義家老桜井主膳が悪人小野田郡兵衛の為に<br />主家の重宝国次の名刀盗まれ困難したが、<br />旧臣十郎兵衛、<br />お弓夫婦および藤屋伊佐衛門等の艱難苦心によって<br />悪人から再び名刀を取り戻し主家安泰の筋。

    「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)巡礼歌の段」あらすじは、
    阿波徳島の藩主三木家のお家騒動。
    忠義家老桜井主膳が悪人小野田郡兵衛の為に
    主家の重宝国次の名刀盗まれ困難したが、
    旧臣十郎兵衛、
    お弓夫婦および藤屋伊佐衛門等の艱難苦心によって
    悪人から再び名刀を取り戻し主家安泰の筋。

  • 物部神社の境内にある専用の舞台。<br />この日は12:20から17:00まで、<br />地区の同好会、青年会、?婦人部の人たとが演じます。<br />一番手は「三番叟」・川西青年部です。<br />二番手は真正中学校真桑文楽同好会の中学生が演じる<br />「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると) 巡礼歌の段」。<br />とと様の名は阿波の十郎兵衛、<br />かか様の名はお弓と申します”?あまりにも有名な台詞・・・。<br />太夫は女生徒です。<br />演じる人形使い、太夫も三味線もすべて中学生です。<br />郷土芸能を引き継いで後に伝える若き後継者。

    物部神社の境内にある専用の舞台。
    この日は12:20から17:00まで、
    地区の同好会、青年会、?婦人部の人たとが演じます。
    一番手は「三番叟」・川西青年部です。
    二番手は真正中学校真桑文楽同好会の中学生が演じる
    「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると) 巡礼歌の段」。
    とと様の名は阿波の十郎兵衛、
    かか様の名はお弓と申します”?あまりにも有名な台詞・・・。
    太夫は女生徒です。
    演じる人形使い、太夫も三味線もすべて中学生です。
    郷土芸能を引き継いで後に伝える若き後継者。

  • <br />    <傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段><br />    『何としおらしい巡礼衆、国はいづく』と、<br />    尋ねられ〜<br />    『アイ、国は阿波の徳島でござります』<br />    『何じゃ徳島、さてもそれは、懐かしい <br />    そして父様や母様と一緒に順礼さんすのか』<br />    『イエイエ、その父様や母様に逢ひたさ故 <br />    わし一人西国するのでござります』〜<br />    と聞いてどうやら気にかゝる <br />    お弓は猶も傍に寄り<br />    『ム、父様や母様に逢ひたさに西国するとは<br />    どうした訳ぢや<br />    サそれが聞きたい、サ言ふて聞かしや』<br />    『アイ、どうした訳ぢや知らぬが <br />    三つの年に父様や母様もわしを<br />    婆様に預けてどこへやら往かしやんしたげな <br />    それでわたしは婆様の世話になつて往たけれど<br />    どうぞ父様や母様に逢ひたい顔が見たい <br />    それで方々と尋ねて歩くのでござります』<br />    『ムヽ、シテその親達の名は何というぞいの』<br />    『アイ とと様の名は十郎兵衛、<br />    かか様はお弓と申します』と<br />    聞いてびっくり お弓はとりつき <br />    『アヽコレコレ、アノ父様は十郎兵衛 母様はお弓・・・<br />    三つの年別れて婆様に育てられてゐたとは<br />    疑ひもない我が娘』と<br />    見れば見る程 幼顔 見覚えのある額の黒子<br />    『ヤレ我子か、懐しや』と言はんとせしが<br />    『待て暫し 夫婦は今も取らるゝ命、<br />    元より覚悟の身なれども、親子といはゞこの子にまで<br />    どんな憂目がかゝらうやら それを思へばなま中に <br />    名乗り立てして憂目を見んより<br />    名乗のらでこの儘帰すのが、かへつてこの子が為ならん』と、<br />    心を鎮め余所余所しく<br /><br />    『オヽそれはまあまあ <br />    年端も行かぬに遥々の所を<br />    よう尋ねに出さつしやつたのう<br />    その親達が聞いてなら <br />    さぞ嬉しうて嬉しうて飛立つ <br />    サア、飛立つ様にあらうが<br />    儘ならぬが世の憂きふし <br />    身にも命にもかへて、<br />    可愛い子を振り捨て、<br />    国を立退く親御の心<br />    よくよくの事であらう程に <br />    酷い親と必ず必ず恨みぬがよいぞや』<br />    『イエイエ勿体ない、何の恨みましょう <br />    恨むる事はないけれどちいさい時別れたれば〜<br />    とと様やかか様の顔も覚えず <br />    よその子供衆が かか様に髪結うてもろうたり<br />    夜は抱かれて寝やしゃんすを見ると <br />    わしも かか様があるならあのように髪結うて貰おうものと<br />    うらやましゅうござんす <br />    どうぞ早う尋ねて逢いたい <br />    ひょっと逢われまいかと思えば <br />    それが悲しゅうござんす』と、<br />    泣いじゃくりするいじらしさ・・・


    <傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段>
    『何としおらしい巡礼衆、国はいづく』と、
    尋ねられ〜
    『アイ、国は阿波の徳島でござります』
    『何じゃ徳島、さてもそれは、懐かしい 
    そして父様や母様と一緒に順礼さんすのか』
    『イエイエ、その父様や母様に逢ひたさ故 
    わし一人西国するのでござります』〜
    と聞いてどうやら気にかゝる 
    お弓は猶も傍に寄り
    『ム、父様や母様に逢ひたさに西国するとは
    どうした訳ぢや
    サそれが聞きたい、サ言ふて聞かしや』
    『アイ、どうした訳ぢや知らぬが 
    三つの年に父様や母様もわしを
    婆様に預けてどこへやら往かしやんしたげな 
    それでわたしは婆様の世話になつて往たけれど
    どうぞ父様や母様に逢ひたい顔が見たい 
    それで方々と尋ねて歩くのでござります』
    『ムヽ、シテその親達の名は何というぞいの』
    『アイ とと様の名は十郎兵衛、
    かか様はお弓と申します』と
    聞いてびっくり お弓はとりつき 
    『アヽコレコレ、アノ父様は十郎兵衛 母様はお弓・・・
    三つの年別れて婆様に育てられてゐたとは
    疑ひもない我が娘』と
    見れば見る程 幼顔 見覚えのある額の黒子
    『ヤレ我子か、懐しや』と言はんとせしが
    『待て暫し 夫婦は今も取らるゝ命、
    元より覚悟の身なれども、親子といはゞこの子にまで
    どんな憂目がかゝらうやら それを思へばなま中に 
    名乗り立てして憂目を見んより
    名乗のらでこの儘帰すのが、かへつてこの子が為ならん』と、
    心を鎮め余所余所しく

    『オヽそれはまあまあ 
    年端も行かぬに遥々の所を
    よう尋ねに出さつしやつたのう
    その親達が聞いてなら 
    さぞ嬉しうて嬉しうて飛立つ 
    サア、飛立つ様にあらうが
    儘ならぬが世の憂きふし 
    身にも命にもかへて、
    可愛い子を振り捨て、
    国を立退く親御の心
    よくよくの事であらう程に 
    酷い親と必ず必ず恨みぬがよいぞや』
    『イエイエ勿体ない、何の恨みましょう 
    恨むる事はないけれどちいさい時別れたれば〜
    とと様やかか様の顔も覚えず 
    よその子供衆が かか様に髪結うてもろうたり
    夜は抱かれて寝やしゃんすを見ると 
    わしも かか様があるならあのように髪結うて貰おうものと
    うらやましゅうござんす 
    どうぞ早う尋ねて逢いたい 
    ひょっと逢われまいかと思えば 
    それが悲しゅうござんす』と、
    泣いじゃくりするいじらしさ・・・

  • ある家に娘が訪ねてきた。 そこから、話は始まる。

    ある家に娘が訪ねてきた。 そこから、話は始まる。

  • <傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段><br /><br />阿波藩のお家騒動にからんで、<br />盗まれた主君の刀を探すため、<br />盗賊に身を変えて大坂に住む十郎兵衛とお弓夫婦。 <br />そんなところへ、<br />巡礼姿となって父母を探しにきた<br />お鶴という娘が訪ねてきます。<br />巡礼姿の娘お鶴がはるばる徳島から<br />父母を尋ねて来る。  <br />追手が迫る中、母親お弓の心情は複雑です。  <br />母親と名乗りたい気持ちを抑え、<br />泣く泣く娘を追い返しますが・・・・・。<br />順礼に御報謝」……

    <傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段>

    阿波藩のお家騒動にからんで、
    盗まれた主君の刀を探すため、
    盗賊に身を変えて大坂に住む十郎兵衛とお弓夫婦。 
    そんなところへ、
    巡礼姿となって父母を探しにきた
    お鶴という娘が訪ねてきます。
    巡礼姿の娘お鶴がはるばる徳島から
    父母を尋ねて来る。  
    追手が迫る中、母親お弓の心情は複雑です。  
    母親と名乗りたい気持ちを抑え、
    泣く泣く娘を追い返しますが・・・・・。
    順礼に御報謝」……

  • 浄瑠璃の語りと三味線に合わせて、<br />一体の人形を3人<br />(主遣い、左手遣い、足遣い)で操るもの

    浄瑠璃の語りと三味線に合わせて、
    一体の人形を3人
    (主遣い、左手遣い、足遣い)で操るもの

  • お弓は、この女性が誰だかは分からない。 それを聞く。

    お弓は、この女性が誰だかは分からない。 それを聞く。

  • 写真でどう表現して,内容を如何にとどめるかをテーマとして<br />夢中に撮り続けていて<br /><br />後から見れば,撮り押さえる箇所が抜けてました。<br /><br />次回は,一人で集中して...・

    写真でどう表現して,内容を如何にとどめるかをテーマとして
    夢中に撮り続けていて

    後から見れば,撮り押さえる箇所が抜けてました。

    次回は,一人で集中して...・

  • 人形の表情が、何とも言えない。 心を読み取れる表情

    人形の表情が、何とも言えない。 心を読み取れる表情

  •  徳島藩のお家騒動に絡んで、盗まれた主君の名刀を詮議するために、<br />阿波の十郎兵衛、お弓の夫婦は名を変え、盗賊に身をやつし、<br />大阪玉造に住んでいる。<br />そこへ、順礼姿の娘お鶴がはるばる阿波から父母を尋ねてくる。<br />我が子と分かるが、ここで名乗りをしたのでは、<br />お鶴にどんな災いが降りかかるとも限らない。<br />涙をのんで別れるお弓。<br />しかし、お鶴の歌う順礼歌に、たまらず後を追ってしまう。<br />抑えられない母の情けが切ないくだりです。

     徳島藩のお家騒動に絡んで、盗まれた主君の名刀を詮議するために、
    阿波の十郎兵衛、お弓の夫婦は名を変え、盗賊に身をやつし、
    大阪玉造に住んでいる。
    そこへ、順礼姿の娘お鶴がはるばる阿波から父母を尋ねてくる。
    我が子と分かるが、ここで名乗りをしたのでは、
    お鶴にどんな災いが降りかかるとも限らない。
    涙をのんで別れるお弓。
    しかし、お鶴の歌う順礼歌に、たまらず後を追ってしまう。
    抑えられない母の情けが切ないくだりです。

  • お弓は、自分が母親とはいえないが、いろいろ心配する。

    お弓は、自分が母親とはいえないが、いろいろ心配する。

  • あんまり優しいから、もしや自分の母親かも、と心の中で・・。

    あんまり優しいから、もしや自分の母親かも、と心の中で・・。

  • 別れる前に抱き合う。この後、別れることになる。 お弓は、追う。 <br /><br /><br />一つの人形は3人で操る。 <br />向かって右の人は、左手だけ。 <br />真ん中の人は、両足。 左の人は、右手と頭。

    別れる前に抱き合う。この後、別れることになる。 お弓は、追う。


    一つの人形は3人で操る。
    向かって右の人は、左手だけ。 
    真ん中の人は、両足。 左の人は、右手と頭。

  • ここまでが順礼歌の段。<br />十郎兵衛住家の段では、お弓と別れたあと、<br />十郎兵衛はお鶴と出会う。<br />我が娘とは知らない十郎兵衛は、<br />金欲しさに我が子に手をかけ殺してしまう。

    ここまでが順礼歌の段。
    十郎兵衛住家の段では、お弓と別れたあと、
    十郎兵衛はお鶴と出会う。
    我が娘とは知らない十郎兵衛は、
    金欲しさに我が子に手をかけ殺してしまう。

  • 伝統文化の継承には<br />人的課題(後継者育成)と<br />財政的課題(人形・衣装・道具などの補修および維持管理)<br />の大きな二つの課題が今後残されるのでしょう。<br />今回はじめて訪問して、いろいろ聞いて<br />これからも、続けてもらうため<br />立ち寄ってみようと想いました。

    伝統文化の継承には
    人的課題(後継者育成)と
    財政的課題(人形・衣装・道具などの補修および維持管理)
    の大きな二つの課題が今後残されるのでしょう。
    今回はじめて訪問して、いろいろ聞いて
    これからも、続けてもらうため
    立ち寄ってみようと想いました。

  • 真桑は、岐阜市の西方約八キロの地にあり、<br />かつては真桑瓜の名産地であった。<br />人形はここの物部神社の春の例祭に境内の専用舞台<br />(重要有形民俗文化財、昭和五十年九月指定)で奉納上演されてきている。

    真桑は、岐阜市の西方約八キロの地にあり、
    かつては真桑瓜の名産地であった。
    人形はここの物部神社の春の例祭に境内の専用舞台
    (重要有形民俗文化財、昭和五十年九月指定)で奉納上演されてきている。

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