2015/03/05 - 2015/03/05
28位(同エリア74件中)
かっちんさん
小千谷(おぢや)ではひと月遅れの雛祭りに、豪雪によりうす暗くなった部屋の壁いっぱいに浮世絵の絵紙(えがみ)を飾りつけ、明るく賑やかにして祝う風習があります。
浮世絵を張りつけた絵紙は昔から各家庭で大切に保管されていました。
今年は3/1〜3/8(火)に平成商店街通りの各商店とメイン会場にて、絵紙を展示するひいな祭りが開催されているので、これから訪ねます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
上越線小千谷駅
東京から上越新幹線に乗り、浦佐から在来線で小千谷駅に来ました。 -
イチオシ
駅前の錦鯉
小千谷は錦鯉の生産で有名なところです。
駅前の通りを渡るには、鯉の餌になって飲み込まれ地下道を歩きます。
でも、大丈夫。よっぽどマズかったのか、向こう側の出口で無事吐き出されました(笑) -
小千谷の中心街
JR小千谷駅から信濃川を越えたところに、街の中心地があります。
これから30分ほど歩いて中心街へ行きます。 -
広い川幅の信濃川
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橋の歩道にある小千谷の象徴
錦鯉、花火、綱引きがデザインされています。 -
本町商店街
橋を渡り、メインストリートを歩いています。 -
西脇邸のお屋敷
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平成二丁目交差点
ここで左に曲がり、寺町商店街に入ります。 -
寺町商店街
この通りの左側にはお寺が並んでいます。
現在は「寺町」から「平成」に町名が変わり、平成商店街通りと呼ばれています。 -
照専寺
このお寺の境内にある和順会館がメイン会場となり、絵紙(えがみ)が展示されています。 -
小千谷のひいな祭り(ポスター)
メイン会場と平成商店街通りの商店に個人で所有している絵紙が披露されています。
メイン会場ではボランティアガイドの方から親切に説明してもらえます。 -
メイン会場に入ると絵紙がズラリ展示
「小千谷のひいな祭り」は、2004年の中越地震の翌年に始まり、今年で10年目になります。
中越地震の際に市内の古い家屋や土蔵の9割が崩壊し、その中から貴重な文化財等とともに大量の絵紙が発掘されました。 -
絵紙
絵紙は江戸後期から明治中頃の浮世絵のことで、著名な絵師のものは殆んどありません。
江戸から小千谷縮(ちぢみ)を買い付けに来た人々の土産物として浮世絵がもたらされたと考えられています。
この浮世絵のサイズはB4位の大きさで、横に3枚続け、縦に3〜5段に張り合わせて掛け軸を作ります。 -
イチオシ
掛け軸
雛祭りが終われば掛け軸を丸めて簡単に保管でき、また絵紙1枚が現在価値で200円前後だったので、各家庭に飾られていました。
ひな壇の脇や部屋の壁に絵紙を張り合わせた掛け軸を並べると豪華な雛祭りになります。 -
狂言や芝居を描いた絵紙
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歌舞伎の絵紙
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繊細な髪の毛
浮世絵はいくつもの版木に異なる色を塗り作られています。
この髪の毛は繊細に描かれており、技術の高さを物語っています。 -
着物の模様
目を近づけて見ると、凹凸のある模様が付けられています。 -
歌舞伎の絵紙
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狂言や芝居の絵紙
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血染めの絵紙
雛祭りに相応しくないかも知れませんが、気にしていないようです。 -
相撲の絵紙
柏戸は昔からいたのですね。 -
2段でひとつの絵
1階と2階に芝居待ちする人々と、真ん中に階段がつながり、ひとつの絵になっています。 -
養蚕の様子
庶民の暮らしが描かれています。 -
色鮮やかな絵紙
最近発掘された絵紙だそうです。
今まで保管されたままだったので、色がくすんでいません。 -
イチオシ
これも同じ掛け軸
部屋が明るくなりますね。 -
文明開化の絵紙
明治時代の絵紙です。 -
戦争の絵紙
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川中島合戦と忠臣蔵の絵紙
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大名行列の絵紙
行列が長く、はるか遠く(絵の右上)に続いています。 -
愉快な行列
のぼり旗に御酒頂戴、天酒頂戴と書かれています。
福助のようなお面を被った仮装行列も・・・
遊び心がありますね! -
なまめかしい女性の絵紙
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妖怪の絵紙
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屏風の絵紙
屏風にしたものもあります。
では、これから絵紙が実際に飾られている民家を訪ねます。 -
ひな壇の部屋
表具屋さんのお宅です。
昔は土人形のお雛様だったので、部屋壁に絵紙が飾られると華やかになったことがわかります。 -
イチオシ
部屋一面が絵紙
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表具屋さんのハケ(道具)と絵紙
お祭り開催中は、表具の仕事を休まれているそうです。 -
忠臣蔵の絵紙
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イチオシ
素晴らしい絵紙
精細な髪の毛、揺らぐ炎の表現が見事です。 -
タコのはっちやん凧
小千谷の和凧ではなく、昔子供たちが自作していた凧だそうです。
絵紙ではありません。 -
酒屋さんのお宅
店先に商品と共に絵紙が飾られています。 -
2段でひとつの絵
2階から1階にある井戸の水を汲み上げています。 -
弁慶と牛若丸の絵紙
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忠臣蔵の絵紙
四十七士いるようです。 -
東京の本所吾妻橋
明治時代に架けられた橋です。 -
蕎麦屋「わたや」
お昼になったので、小千谷名物の「へぎそば」を食べに行きます。 -
メニュー
花巻へぎそばは、海苔が載っています。 -
へぎそば
普通のへぎそばを2人前注文しました。
大きな徳利にそばつゆが入っており、薬味にワサビとなぜか西洋がらしがついています。
かっちんの大好きなへぎそばは、口に入れるとつるっとした感触でのど越しがよく、最高なひと時です。
2人前はちょっと多かったかも知れません(笑)
小千谷は戦時中に空襲を免れたことから、多くの絵紙が各家庭に残されていました。
公開された絵紙は素晴らしい彩り
で感激しました。
この後、錦鯉と石川雲蝶の彫刻作品を見る旅を続けます。
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