コロンボの味

2015/02/21 - 2015/02/23

初めてのスリランカは、コロンボのみ２泊。
もともと興味があったわけでもなく、直前に決めてよく判らないまま出発。
２泊しかないのに到着が２時間遅れ、しかも到着便の機内からどうも体調が微妙。空港からホテルへの道中で車に酔うなど、胃の不調のためスリランカの神髄（？）スパイシーな料理をほとんど楽しめず、残念な休日に。
街はインドに比べれば、というか比べるのも失礼なくらい清潔だし、穏やかでのんびりした空気が気に入ったので、きっとリベンジに来ます！とこぶしを握って出国したのでした。

表紙写真は市場の八百屋。
野菜も果物も、きれいに並べるのが好きみたい。

エリア コロンボ(スリランカ)

ローカルな食堂＠コロンボ

胃の調子がいまひとつだったので、何か辛くなくて軽いものを...と思ったのだけど、なぜか平たい麺のチキン焼きそば的なものを注文してしまった。
（いえ、イメージしてたのはこういうものじゃなかったんです）
スパイシーだけど味は塩味で微妙に単調。ついてきたソース２種を適当に混ぜて味に変化をつけながら食べるけど、けっこうオイリーでボリュームもあり、半分くらいでギブ。

同上

フレッシュライムジュースを頼んだら、こちら方面ではありがちだけど、レモン味だった。
果肉が浮いててフレッシュではあるんだろうけど、当然加糖でけっこう甘い。
もう少し薄味がいいなぁ。
周囲のオヤジたちはだいたい紅茶を飲んでいたので、今後の食事では見習おうと決意。

スーパー＠コロンボ

宿は朝食なしで取っていて、朝も胃のムカツキが治らなかった（悪化したとも）ので、食べには行かず、前の日にスーパーで買ったお菓子をちょっとかじり、部屋にあった紅茶を飲んで済ませた。
これはスリランカで人気の「レモン・パフ」というお菓子。
クラッカーにレモンクリームを挟んだものだけど、ざっとスーパーの棚を見ただけで、同じ名前のものが４社ほどのメーカーから出ているのが判った。
まあ美味しいけど、なぜそこまで人気？
職場土産にいいかとも思ったけど、あまりスリランカぽくないのでやめた。

同上

左は部屋で１日２本提供される水。500ml。
右は、スーパーで買ったレモンジンジャージュース。小さいでしょう。
日本だと少量のペットボトルは、ずんぐりむっくりと背丈のみが縮むけど、こちらでは縦横ともに縮む模様。
これも食堂のジュース同様、味が濃い。氷を入れて薄まるのを想定してるのか？

同上

こちらは買ってないんだけど。
ときどきみかけた wood apple　なるもの、なんだか判らず試す勇気もなく。
ご存知の方、教えてください。

ローカルなスイーツ屋＠コロンボ・ペター地区

微妙に胃が落ち着いてきたところで、スイーツに挑戦。
茶色いのは、モイスト和三盆的な、上品な砂糖系のお菓子。ナッツ入りで美味しい。
緑色のは、店員さんのおススメで、プニプニした餅系のお菓子。これも美味しい。
アジアの伝統菓子はクリーム系じゃないのがいいね。

同上

店ではドーナツ系の揚げ菓子やサモサ系のスナックも売っていて、ケースの中にはパンもあった。
少しお腹が空いてきたので、パンも食べてみたかったけど、ここは様子見（胃の）。

ローカルな食堂＠コロンボ・フォート地区

朝食の定番、ストリング・ホッパー。
麺は米粉の細麺でビーフンみたいな感じ。これにカレーをかけて食べる。
カレーはトルコのロカンタのように見て選べるので、比較的胃に優しいと思われたダール（レンズ豆）カレーと、店のオヤジおススメの辛くないけどスパイシーなカレーの２種を選択。
このオヤジおススメのカレーはコクと深みがおり、本当に美味しかった。
ダールは、ダールの癖に（？）けっこうな辛さで、さすがスリランカという感じ。

バーガーキング＠コロンボ

夕方からまた胃が痛みだし、肉とかオイリーなものは無理だし、スーパーでパンでも買って、と思ったらパンが売っていない。
ヤケで宿の向かいにあったバーガーキングでベジバーガーなるものを頼んだ。
ベジバーガーって日本にもあるのかな？（バーガーキングって実は初めて入った）
何度か「ミールにしなくていいのか？」と聞かれたけど、ミールとは日本でいうセットのことらしく、ポテトとドリンクがつく。
日本でマックに行くのはポテト目当てな私にあるまじき注文だけど、胃のためを思って揚げものはパス...のつもりが、ベジバーガーの中身は豆のコロッケであったことだよ。

ホテル＠コロンボ

朝食にパンケーキを食べてみた。
ビュッフェにするとついつい卑しく食べすぎてしまうので単品にしたけど、料金はビュッフェの半分くらいと割高なので、元を取る的な考えは捨て、ビュッフェにした方が良かったかも。
パンケーキといっても、日本でいうクレープですね（クレープも英語ではパンケーキだが）。

余談ながらホテルには韓国の青年海外協力隊的な若者がけっこう泊まっていて、朝食のレストランで、スタッフにホリデイ？ワーク？と聞かれ、ポランティ〜と答えて理解されてなかった。
語頭の有声音が難しいんだよね、コリアンは。

ショッピングモールのフードコート＠コロンボ

クレスキャットの地下にあるフードコートのスリランカカレー屋。
他の店より格段に見せ方がうまく、美味しそう。
他にはインド料理（ベジ・ノンベジ）、モンゴリアンＢＢＱ、ミーゴレン、マレー料理、フライドチキン、ピザ等の店あり。
料金も手ごろだし、珍しい内税表示でおススメ。

同上

やっと「らしい」料理を食べるが、これが最後の食事。
料金設定は３種類あり、一番安い（450ルピー）のがチキンで、これは真ん中（500ルピー）のエビ（またはフィッシュ）。一番上はラムorビーフだったかな。
ご飯も赤白黄から選べ、私は赤米を。そしてエビの他にこれは？これは？と勧められるまま乗せてもらい、いくらになるのかと思ったけど、基本料金のままだった。
パパド（揚げた煎餅的なもの）の陰で見づらいけど、やや甘めのカボチャが入っているので、箸休めにちょうどよく、全体にとても良いバランスで満足。
こういうのをもっと食べたかった！！！

同上

フレッシュジュース＆デザートの店で、胃の心配をしつつマンゴーパフェを頼んだらマンゴー切れで、残念かつホッとしつつグァバジュースを注文。
グァバってだいたいこんなものだけど、そうそう、こういうちょっと薄めの味を求めてたんです、とほぼ一気飲み。

空港の売店＠コロンボ

到着ロビー側にはスーパーのフードシティが入ってるらしいけど、出国後は高級な紅茶やカシューナッツの店が点在するのみ。
カシューナッツはスリランカの特産品でもあり、良いものはお値段もなかなか。
このマサラ・カシューは640ルピーだったかな。
ルピーが余ったのでまあいいかと購入。
これ、メチャメチャ美味しいです。
カシューにカレー系のパウダースパイスがまぶしてあり、スパイシーだけどやりすぎず上品で、香りがスッとする感じながら深く、カシューの自然な甘さとの組み合わせが絶妙。
もったいなくて少しずつ食べてるけど、なくなるのが悲しい。
超オススメ。

スーパー＠コロンボ

スリランカといえばやはりセイロンティー。
職場土産は飲みやすいティーバッグにしたけど、どこでも買えるべ感満点（笑）。
優しい新人男子君は「でもやっぱり、本場から直接っていうのがいいし、香りもなんか違いますよ」と言ってくれたけど、うーん、キャンディの紅茶農園直売店とかで買ったならそうかもだけど、スーパーだしねぇ。
写真は自分用のリーフティーで、トルコで買ったチャイダンルクでチャイにして飲みます。

同上

スリランカは、イギリスの植民地になる前はコーヒーの産地で、「さび病」の流行でコーヒー栽培が大打撃を受けてから紅茶生産にシフトしたそうだ。
今もＮＧＯとかがコーヒー産業復活に尽力してるようだけど、まだ生産量も少なく、少なくともスーパーで売っているコーヒー豆は紅茶に比べるとかなり割高で、庶民の飲み物ではなさそうだ（インスタントは別）。
こちらは100gのパックで、普通のとジンジャーコーヒーというのを買ってみた。他に３種類くらいフレーバー系があったかな。
粉はかなり細曳きで、バリコーヒーみたいに飲むのかもしれないけど、ドリップでも飲める。
味は、ロブスター種らしく土臭い苦味があり、コクとか酸味はほとんど感じない。私は好きだな。
ジンジャーの方は、香りは意外とそうでもなく、あら？と思うけど、飲んでみると喉越しが熱い（笑）。さすが産地、香りづけのフレーバーではなく、本気の生姜入り！
お土産ならこちらがオススメです！

おまけ＠野菜市場

何か判らないけど微妙な野菜。

同上

とにかくきれいに積み上げたい人達。

同上

こちらはオレンジを積んでる途中。
手前は小ぶりな西瓜。

果物屋

ほとんどパズル。
こんな風に積んでしまったら、どうやって取るの？

この旅行記へのコメント （2）

• つぶ。さん 2015/04/30 13:59:17

  初めまして

  私も今月2泊でコロンボに行きましたが、もっとローカルな屋台に挑戦すれば良かったかな〜と思いました。
  でも、一番スリランカぽかったのは同じくフードコートの食事です。
  量も多くて、満足でした。
  スリランカの他の地域も見てみたいです。
  
  また、旅行記読ませていただきます。
  
  つぶ

  telescopioさん からの返信 2015/04/30 23:52:21

  RE: 初めまして

  つぶ。さん、ようこそ、はじめまして。
  
  コロンボ、意外とローカル食堂難しいですよね。
  日本の本気でローカス名定食屋とかラーメン屋とかもそうかもしれませんが、男性がほとんどだし。
  その点フードコートは気楽ですよね。
  家族連れも多いし、ゆっくり考えて選べるし。
  いろいろ乗せてくれるスパイシーなカレー、インドのミールスのようでもあり、インドネシアのナシ・チャンプルのようでもあり、食文化って面白いな、と改めて思いました。
  
  私も他の地域も行ってみたいです。
  コロンボ、私はかなりのんびりした印象でしたが、スリランカが好きな人には「コロンボはただの忙しい大都市」のように言われることもあるので、他はどれだけゆったりしてるのかと。
  
  またお越しくださいませ♪