2014/06/09 - 2014/06/09
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fuchiさん
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最近のドイツビール界では、アメリカ等で発展したクラフトビール文化が、主に若者の手によって広まりつつある。今回のビアライゼの目的・ハラタウアービアフェストも、そうしたジャーマン・クラフトビール系のイベントなのである。
そこでこの日の後半は、クラフトビール系で評判のリーゲレとカンバババリアを飲み歩いた顛末を紹介する。
写真はクラフトビール系で最近有名になってきたカンバ・ババリアの直営店タップハウス店内の写真。熟成用の樽や数多くのサーバー、壁いっぱいに板書されたビールの種類などが特徴的。
たまたまこの日は、休日のせいか客が少なかったが、いつもは若者であふれているとのこと。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アウクスブルク駅前のリーゲレ醸造所に到着。ほんとに駅のすぐ近くにあるのだが、醸造工場とレストランとビアガーデンが入った大きく立派な複合施設だ。積まれてるビールケースや樽の数も半端でない。中に入ると、店内は樽や醸造道具の展示などあって面白そうだが客が誰も居なかった。
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併設のビアガーデンに行く。
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ビアガーデンの入口に飾らていた、樽と鉄パイプで作られたロボット。
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飲み物のメニュー。 Feines Urhell,Kellerbier、Weisse,Aechtes Dunkelの4種がドラフトで、さらに瓶でHerrenpils,Alte Weisse,Commerzienrat,それにへレスとヴァイスのアルコールフリー、ラドラー。
さらにミックスビールとして、ラドラー、ルッスン、コーラヴァイツェン、ケラービアラドラー、ドゥンケルラドラー、ドゥンケルルッスンがある。きわめて豊富なラインアップだ。
・・・・・ドゥンケルヴァイツェンが無いのにドゥンケルルッスンってどうやって作るんだろう??? -
シャンケでは温メニューは注文だが冷メニューは棚から実物を見てとるスタイル。
パノラマ写真で撮ってみたが、食事供給のスペースは大変広い。よくあるビアガーデンメニュー以外に袋入りの棒アイスや瓶ジュースも売っている。 -
フランデルンで食べたブラーテンズルッチェがここにも!ゼリーはちょっと濃いめの色だ。ここではTellersulzという料理名らしい。違いがあるのかどうかはわからない。
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温メニューのハンバーガーを注文すると、時間がかかると言われたので、金だけ先払いし、まずビールを受け取る。
リーゲレ ケラービール。 コクがあり腹にたまる感じ、すこし酸味と旨みがあり、フルーティーな香り、ハラタウホップの苦味が楽しめた。 -
ビアガーデンは、オヤツの時間だからかほどほどの客入り。緑がとてもきれいで、向こうにあるでかい樽のディスプレイもよい雰囲気。
アジア人は珍しいのか、周りの人がなにかいいたそうにこっちをちらちら見てるような気がする・・・扇子で自分を仰いでみると、ちょっと注目度が上がった感じもしたが、結局ここでは現地人とのコミュニケーションは成立せず。 -
ビッグバーガー 肉は胡椒効いててまあおいしいが、肉汁が抜けてる?もっとジューシ−でいてほしかった。量が多く結構腹いっぱいになる。
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ビアガーデンをでて醸造所内を散策する。リーゲレ醸造所の一角にはのように積まれたビールケースとケグ。
右の建物のアカデミー・マニュファクター・ビアクラブという文字が気になる。 -
併設レストランであるWirtHousにも改めて入ってみた。
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1386年からの創業であり、ここが老舗醸造所であることがわかる。下はビールの賞状だ。リーゲレは老舗かつ大手なのだが、スペシャルビールとしてチャレンジングなことをしているので有名だ。
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写真はFeines Urhell 0.3l
フラワリーなホップの香りと苦さがよく出ている。
ケラービールは味が後を引いてベタベタした印象がちょっとだけ残ったが、こちらはすっきりしてキレが良い。 -
左がピルス、右がコマーツィエンアート。0,1lの試飲グラスである。
ピルスは花やレモングラスの香りがして、Schlank(辛い) Und Herbとメニューにあるように甘さ少な目で超辛口。IPLタイプといっていいかも?ヨーロッパのビール大会でで一等のユーロスターゴールドを取ったビールらしい。
口の中に苦さがいつまでも残った。
コマーツィエンラート
これはヨーロッパNo3ビール。甘味は強めだが、根っこに苦味がある。
しかし味に締まりがない。だらっと甘い感じで好みからは少々外れる。
ホップとモルツアロマのバランスとあるが香りは弱め
苦味は程よく上品。12.8stw 5.2alc -
飲みながら店内を見渡す。犬が闊歩し、店員さんが一人話好きのおじさんに捕まっていた。揚げポテトのにおいが急にあふれ出したので、何事かと思ったら、厨房入口は自動ドアになってて匂いがバーに漏れないようにしていた。
テラスにも出れるがすぐそばに線路が走っている。テラスにはバーベキュー用の道具があり、肉を焼くことができそう。 -
こちらはお土産で買ったリーゲレのスペシャルビール。ジャーマン・ベルジャンエールとある。蜂蜜を加えて12ヶ月の二次発酵を行っており、11度と強めかつ甘目のボディとなっている。リーゲレ醸造所は1386年創業の老舗なのだが、上記のとおり、純粋令を余裕で無視し、このDULICUSのようなスペシャル・ビールを多く作っている。ホームページでのビールの説明も、グラフやアイコンを駆使した詳細かつ分かりやすいものになっており、いろいろと洗練されていて、老舗ながら現代にしっかり対応しているようだ。相性のいい料理まで紹介されており、それによるとこのビールには野鳥、ハードチーズ、リンゴのシュトルーデルなどが良いとのこと。なおDULICISとはラテン語で”甘い”の意味。
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REでアウグスブルクからミュンヘンのホテルに帰還した。部屋は熱くじっとりしており、クーラーがきかない。シャワー浴びて改めて外出した。
日差しはまだ強く、上半身裸で自転車に乗る人が道を通り過ぎていった。 -
まず、この時点ではまだボトル売りしかしてなかった、ミュンヘン新進のギーシング醸造所を目指した。しかし電車を乗り継ぎ調査した住所にたどり着いたが・・オフィスの看板と車はあるものの、開いている店舗がない??
結局ここは空振りに終わった。日本人のスタッフも働いてるはずなんだが・・・
次回に期待。 -
ギーシンクがある場所は、カフェでイレズミの男たちが裸でビールを飲んでたり、ちょっと威圧的な感じ。外で飲みながら脱ぐのはドイツ人の習性なのだろうか。
日差しは強いが建物の影をつたって移動する。
最寄りのSendeler駅ではチベット人、アメリカ人、日本人、中国人などを見かけたここで、女の子が顔をドアに挟んでしまい、駅員を呼んで大騒ぎになってしまった。 -
マリエン広場に帰還。せっかっく戻ったがカウフホフが閉まってた。お土産を物色しようと思ってたのだが・・・これは本日休日のためだろう。
日本人観光客が多数連れ立ってきたが、閉まっていることにおばさんが抗議していた。 -
マリエンプラッツ駅からOST駅に移動。翌日のHaag行バスの乗り場を確認したうえで、TAPHAUSEを目指す。
ここからTAPHOUSEまでは徒歩5分と近い。立派な壁画が描かれた建物の一階がそうだ。 -
入ってみると、店はガラガラで、他に客一人がいるだけだった。
3人いる店員も暇そうにしている。挨拶をしてJapan Beer Timesを渡したら、興味を示しすごい勢いで読み始めた。つかみはOKということで、お勧めを聞いてみる。 -
まずはフラッグシップのCAMBA ペールエール。
ストロベリーのような香りがまずして、徐々に濃くなりストロベリージャムのような印象に。苦味はそこそこの強さで、キレがよく。すっと喉に入る感じ。旨い。 -
次はモルティーな品を選んでくれるよう注文してみた。
出てきたのは CAMBA ベルジャンストロング。メニューに載ってないビールらしい。コーヒー、ナッツ、トーストのような香りがする。
モルティーなコクに少しの甘味があって、印象としては砂糖をちょっとだけいれたコーヒーを思わせる味。 これまたよいが、ベルジャンの味かなあ? -
20:00 さすがに客が入らな過ぎて心配するレベル。いつもこうなのか気になったが聞くのもはばかられる状況である。しかたないので食べ物メニューチェック。ブルスケッタ、オバツダ、トマトスープ、トマトとモッツレラのカプレーゼ、フォッカチャなどで、ラインナップはイタリア風だ。
ブルスケッタを注文。ハムがすごく濃くて塩辛くて臭みあり。マッシュルームだけ冷たい。
店員の一人は外に出て呼び込み?をしてたが、入ろうとしてた女性が躊躇して逃げて行ったのが見えた。 -
タップハウスのボトルメニューは黒板に書きだされている。それはもうビッシリと(笑)。これを見ると、ベルギー系が多いが、ビッフィリーチョ(イタリア)、ミッケラー(デンマーク)、フラーズ(UK)など多様な国の銘柄がある。なぜかアメリカ系は少ない。そして、リーゲレ、ブラウファクトゥム、カンバババリアなどのジャーマン・クラフトビール系も多数。
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ボトルケースに並んで、オーク樽熟成ビールの注ぎ口が。
上に描いてるのはレシピだろうか?ドッペルボックはバーボン、アンバーエールはラムの樽で熟成させているのだろう。 -
オークエージが気になったので注文 。ラムとウィスキーの2種、どっちにするか聞かれたのでラムを注文。
ラムオークエージ アンバーエール 9.5度。濃厚で美しい赤色。
華やかなラムの香りタップリ、味はカラメル甘味と舌がしびれるスパイシーさ、後味にカラメル苦味と少し鉄のような味が口に残る。
濃厚な甘さはみたらし団子のような印象。 -
オークエージビールを作るためのバーボンウィスキーの樽も何個か店内に展示されていた。ビールが入っているかどうかは聞かなかったが、さすがに温度管理なしで熟成はしないんじゃないかな。
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タップハウスは40タップあり40種のビールがつながっている。あ、28番は3Floydes のゾンビ―・ダストだ。ちゃんとアメリカのビールもあるんだな。
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20:30 やはり客は来ない。店員さんも二人帰って今は一人になってしまった。〆にComba Lagerを注文。 アンフィルターなのか濁ってるが、店員さんに聞いても通じなかった。
ケラービールの香りで、少し発酵香しすぎ? 漬物の香り、ホップとイーストの香り、リンゴの発酵したシードルの香りなどが感じられた。
客が少なかったので、店員さんとたくさん話をすることができたのはよかった。このあとコペンハーゲンとハラタウビアフェストによること話し、店を後にした。 -
次の目的地・パウラナーノッカーベルクにバスで移動する。到着して建物の向こうを見ると、パウラナーと八カープショールのマークの入った、立派なオフィスビルが見えた。
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パウラナー アム ノッカーベルク。ちょっとアクセスに手間取る位置にある。
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ビアガーデンは広々しており、もう遅い時間なのに多数の客でにぎわっていた。
遊具も多く、子供にも配慮している。あちこちに置かれた動物の人形もいい雰囲気。
ビアガーデンではヴァイス以外はマスジョッキ限定なので店内に入る。 -
立派な醸造タンクがレストラン中央に鎮座していた。
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壁の一面には、パウラナーに関連するであろう写真の山がディスプレイされていた。
パウラナーの歩みに詳しい人には、貴重な資料なのかな? -
ここでしか飲めない、パウラナー ケラービール。
無濾過で酵母の香りがする。酸味が強い味で、ボディはそれほどでもない、軽めな感じ。冷えてるからか飲みやすい。しばらく置くと渋みや苦味が強くなってくる。
プファンクーヘンズッペ オックステールスープとパンケーキ、人参、ネギ、肉の角切りも入っており、胃にやさしい。
ここでは一杯飲んで退散。 -
サルバトールケラーという文字と地下を指す矢印。しかし、階段などが見当たらなかった。地下に何があるというのだろう。
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Uバーン駅を目指し暗い路を歩く。公園の坂道みたいな近道をナビで確認してたのだが、気づかず通り過ぎてしまう程の暗さ。街灯のない無舗装の坂道が怖い。
Uバーンに乗って一安心し、ホテルに帰還、疲労がかなり蓄積してしまった。でも結構飲んだのに記憶がはっきり残ってて、これは酔い防止で飲んだドライイーストの効果かな?
寝る前にレーゲンスブルクで買ったビショフスホフプレミアムを飲んで、
眠りについた。
ビール累計 28種/13.5l
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