2015/01/27 - 2015/02/08
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Fluegelさん
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すべては2014年7月に始まった。貯めたマイレージを使い、無料航空券を予約しようと電話すると、目的の航空会社が、燃油サーチャージを徴収するという。以前は無料だったはず。急きょ、Emiratesに変更。こちらも今は無料でも、来月に変更があるかどうか分からないとのこと。手持ちのマイルではアテネまでしか行けず、もっと貯まるのを待っていたら、マイルの有効期限が切れてしまう。アテネ~ローマを別途手配し、とりあえずイタリア行きを決めた。
それから2か月、ローマから国内のどこへ行こうか計画を練るも、挫折。ホテルのバスタブつきの部屋はシングルでは取れず、乗馬施設にメールしても返信なし。9月、以前一度訪ねたことがあるソレントに語学学校があると分かり、問い合わせると、バスタブ付きの家にホームステイできるという。内金を支払った。
「君は、バスタブのために語学留学するのか?」はい、そうです。とはいえ、賄い付きのホームステイで、全く伊語ができないのは、まずくないか。10月、日本で伊語学校に通い始め、1月までlezioneを続けた。4か月の学習期間を経て、渡航。現地の語学学校に、一週間通って帰国。無料航空券で飛ぶことは、こんなに大変だったのね。
表紙写真:時速300kmで走行中のtrenitaliaの車窓から、vesuvio(1,281m)を望む。冠雪しているとは思っていなかったので(あ、こういう場合、伊語なら「半過去」ね…non sapevo)、感動した。
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- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- エーゲ航空 エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Emiratesの難点は、深夜発だということ。出発空港では大抵の店が閉まり、閉店後のため、海外レンタル携帯の借り出しもできない。銀行も多くが閉まっている中、りそなで両替。euro=136.35円。ギリシャ選挙のお陰で、ユーロ安になってきた。
出発空港の免税店が入れ替わっていて、韓国の店が出店。他店も、すっかり中国人向けの品揃えになっている。店員さんも、中国人。日本じゃないみたい…
写真は、EK317便の機内食。 -
座席は、予約と同時に指定したので、足元が広いスクリーンの前の席。空いているので、並び4席を独占。機内映画は、各自、好きな時間に開始でき、もう始まっていて、冒頭を見損なったということがない。「テルマエ・ロマエII」と「アナ雪」を鑑賞。ところが、「アナ雪」は、ちょうど1時間10分たった所で、止まってしまう。何度やっても駄目。結末が知りたい…
写真は、着陸前の2度目の機内食。 -
ドバイでの乗継時間は、約4時間。2012年キプロス行きの乗継時に買って美味しかったので、ドバイではミックスナッツを購入(量り売りなので、100g)。そして、チョコレート。Butlerのプラリーネを求める。2007年、アイルランドに行ったことが思い出される。
ドバイ空港は、2012年と比べ、空いていた。それで、機内手荷物用のミニカートが手に入った。係員がまとめて運んでいたので声をかける。私に便乗してカートを手に入れたインド人らしき男性(乗継客)が、私にニッと笑いかけた。
写真は、アテネ空港搭乗口にて撮影。 -
アテネでの乗継時間は約3時間のはずだった。ところが、機内で閉所恐怖症?になった乗客が、離陸前に降機。お陰でドバイ離陸が1時間半遅れ、アテネ着陸も1時間遅れた。やばい。スーツケースを一旦受け取り、預けなおさなければならないのに。
ギリシャ人男性が優しいことは、'12年のキプロスで経験していた。入国審査を待つ行列に並び、係員男性に声をかけた。「乗継時間が…」「一人か?」「そう」牛蒡抜きさせてくれ、パスポートコントロールを突破。1Fの到着ロビーから2Fの出発ロビーに急ぎ、Aegean Airに初搭乗。
また、忘れてならないのは、機内で隣席だった韓国人ビジネスマン。スマートで、優しかった。降機後の入国審査で、私が間違ってEUの列に並んだら、大声で「そっちじゃないぞ、こっちだ」と英語で呼びかけてくれた。一人旅では、見知らぬ人の親切が、身にしみる。なお、機内では、エヴォラ熱の問診票が配られた。
写真は、離陸前のAegean Air機内より撮影。アテネ空港、周りはな〜んにもないね。 -
Fiumicinoに着くと、Leonardo Expressのbiglietteriaでは、流暢な英語でミニバスを勧められた。Roma・Terminiまで30分で着くという。7人乗りで、7人の客が集まれば出発。車両は空港の駐車場にあった。19時頃の帰宅ラッシュ時、ミニバスはスイスイと車線変更して渋滞を切り抜け、所要35分でTerminiに着いた。Leonardo Expressより1euro高い15euro.クレカ不可。
イタリアの国鉄は、trenitaliaという名称だけ残り、日本のJR同様、既に民営化されているらしい。それにしても、鉄道の切符売り場でミニバス業者が客を横取りしているのは、caosじゃない?イタリアに来たのだと実感。私にとって良かった点は、Terminiに着いた時、ミニバスの運転手にホテルまでの道を聞けたこと。
写真:Terminiより徒歩5分のホテルに到着。客室です。 -
3本の便を乗り継ぎ、飛行時間だけで18時間45分かかった長旅だった。ドバイかアテネで一泊すれば、ラクだったのかも。客室で簡単に顔を直し、すぐに外出。某歩◯方サイトで知り合った日本女性と待ち合わせ、夕食。テーブルにいる間に、眠くなって目蓋が閉じそうだったので、21時半頃にお別れ。
写真:レストランの外観。 -
ローマでの一夜が明け、日本で事前予約したFrecciarossa(赤い矢)号に乗車。座席表を見ると、車両内の最後尾(ドアの近く)なら2人掛けでなく1人席だったので、その席を指定。一人席横には若干のスペースがあり、スーツケースを座席の横に置けた。
写真:ローマ・ホテルの外観。 -
そうそう、列車の到着が少し遅れたので、TerminiでVenchiのチョコgelatoを食べてみた。疲れていたせいか、感動する美味しさでもなく、今回の旅では、イタリアのgelatoは、この1回きりにした。
写真:ホテル写真をよく見たら、駐車中の電気自動車が写っていた。実は帰国時も、ローマ市内を走る電気自動車を見かけ、ルノーだと聞いた。これもルノー? 運転席を覗くと、一人乗りに見える。 -
Terminiの出発到着案内掲示は、分かりにくかった。女性駅員さんに、たどたどしい伊語で尋ねたら、流暢な英語で教えてくれた。一歩奥に入ったbinarioの所にある掲示は、biarioに向かって正面が到着案内で、出発案内はbiarioに向かって直角に掲示されていた。
写真:Frecciarossa車内の、吊りスクリーン。わざわざ女性の写真を載せている所が、女好きの国民性を表している。真ん中の白抜きが列車番号で、9609号。 -
はるばるイタリアまで来て、こんな写真を撮るのは、私だけ? でも、これが「イタリアに来たのだ」と実感した2度目。線路にポイ捨てされた吸い殻たちです…
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列車がローマを出発した。現在の時速は、スクリーンによると、299km/h. 今どの辺りを走っているかという地図と、ナポリ到着時刻も表示されている。ローマからナポリまでは、途中停車駅なしのノンストップ。
なお、ローマ〜ナポリは、乗車の2か月以上前に予約したら、片道19euroだった。 -
雪山が見えてきた。何と言う山? 表紙写真を撮ったのも、この時。山好きのため、撮りまくっていたら、バッテリがなくなった。その上、持参した替えバッテリも充電してなかった。充電しないと…あ、cavo忘れて来た。昨年のロンドンと同じことを、2度してしまった。
Napoli Centrale 地下には、家電店があった。駄目元でnikonのcavoがないか聞くと、流暢な英語で「ウチにはないけど、ここにある」と店名を紙に書いてくれた。それを持って、駅のpiano terra(日本の1F)にあるturisti informazioneに行くと、地図に店の所在地をマークしてくれた。
Sbresciaは小さなカメラ修理屋で、駅前の広大なガリバルディ広場から10mほど入った所にある。駅から歩いて5分だけれど、石畳をスーツケースを転がしながら歩くと、汗だく。そして、お高い買物となった。このcavoは、もうスーツケースに入れっぱなしにしておこう。 -
何とか、予定していた時刻のcircumvesuvianaに飛び乗り、ソレントへ。padronaに自宅待機してもらっていたので、遅れることはできなかった。padronaに相談して、私の部屋のtvのコードを引っこ抜き、バッテリの充電をした。
写真:翌朝、ソレント市内を散策した時、目に留めた綺麗な建物。B&Bだった。 -
荷解きを終え、早目のcenaを頂いて、学校へ。実は、pranzoとpadronaに言われたので、後でcenaがあるのかと思ったら、やっぱりなかった(笑)。授業は(月)からだけれど、先に航空券を予約したので、(木)に現地入り。
写真:翌朝、訪ねたmuseo della tarsia. 4Fまで全て美術館。実は、このお向かいのアパートにホームステイした。 -
学校に行くと、簡単なintervistoがあった。クラスの生徒は私1人で、担任の名前を告げられた。実は、ソレントの学校のHPにitalian level testがあり、日本の語学学校で正解を教えてもらっていた。出発の3日前になって、テストを送ってくれというメールが来たので、全問正解の回答を送ったら、「上級」だと思われていたようだ。
写真:ソレントの路地。 -
明日(金)午後のPizza Partyに来ないかというお誘いを受け、翌日も学校へ。全教員と生徒が集まるという触れ込みで、結局、参加者は女性教員3人と、私以外に生徒1人、合計5人だった。他の生徒1人が英国人で良かった。内心、メキシコ人や中南米人だったら、どうしようと思っていた。私の担任は、ちょっと顔を出し、握手して去って行った。ともあれ、(月)の授業より前に、担任と顔合わせできたことは、何より。
写真:ここが、ホームステイ先のあったstrada…というかvicolo.タクシーが乗り入れることはできず、近くの大通りで降ろされる。 -
(金)午後はPizza Partyだったので、午前はソレント市内をぶらぶらして過ごした。思いがけず、circumvesuvianaで切符をカード払いできなかったし(鉄道ならカード可のはずという思い込みは、日本人ならでは?)、ステイ先の近所の個人商店で水を買うと、現金払い(私、イタリアでは水道水を飲みません)。これではすぐに手持ちが底をつく。少額でもカード可といえば、supermercato. ということで、deco, conad, carrefourと回った結果、今後はcarrefourで水を買おうと決めた。
写真:上の写真の黄色い建物のバルコニー。見上げの意匠性にうっとり。 -
こちらが、通っていた語学学校の門構え。長いアプローチが弧を描いており、通りからは、全く校舎が見えない。1864年に修道院として建てられ、1985年まで女子寄宿学校として利用され、この語学学校が2010年から使用している。なお、語学学校の設立は1998年で、当初は市内の他所で開講していたようだ。
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こちらが、校舎。海側の教室からは、vesuvioが望める。
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校舎脇のマリア像。日本人は、こういうお地蔵さんを、マリアさんと呼ばない? lezioneで、思わずmaria biancaと口走ったら、担任にものすごく受けた(汗)。madonnaと訂正されたけど、マドンナというと寅さんを連想してしまう私…
(次の旅行記に、続く)
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