青山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
旧チェコスロバキア出身の建築家アントニン・レーモンド( 1888〜1976 )の建築を求めて、東京港区青山にある旧カニングハム邸を訪れてみた。建設されたのは1954年( 昭和29 )で、レーモンドは友人のアメリカ人エロイーズ・カ二ングハム女史( 1899〜2000 )の求めに応じたものである。<br /><br />カニングハム女史はクラシック音楽を通して、日本の青少年の情操教育を育てることに一生涯を捧げた音楽教育家であった。<br /><br />現在は社団法人青少年音楽協会 ( Musicc for Youth, Inc.) 事務所として使われているが、1954年から2000年までカニングハム女史の個人住宅として使われていた。<br /><br />レーモンド建築については、次の記録もご覧ください。<br /><br />■ 「高崎にレーモンド建築を求めて ー 群馬音楽センターと旧井上房一郎 邸を訪ねて」<br /> http://4travel.jp/travelogue/10889854

旧カニングハム邸訪問 ー アントニン・レーモンドの建築を求めて

29いいね!

2015/03/26 - 2015/03/26

54位(同エリア248件中)

4

29

旧チェコスロバキア出身の建築家アントニン・レーモンド( 1888〜1976 )の建築を求めて、東京港区青山にある旧カニングハム邸を訪れてみた。建設されたのは1954年( 昭和29 )で、レーモンドは友人のアメリカ人エロイーズ・カ二ングハム女史( 1899〜2000 )の求めに応じたものである。

カニングハム女史はクラシック音楽を通して、日本の青少年の情操教育を育てることに一生涯を捧げた音楽教育家であった。

現在は社団法人青少年音楽協会 ( Musicc for Youth, Inc.) 事務所として使われているが、1954年から2000年までカニングハム女史の個人住宅として使われていた。

レーモンド建築については、次の記録もご覧ください。

■ 「高崎にレーモンド建築を求めて ー 群馬音楽センターと旧井上房一郎 邸を訪ねて」
 http://4travel.jp/travelogue/10889854

旅行の満足度
4.0

PR

  • これはエメリ・ボイド・カニングハム女史の若かりし頃の写真で、彼女はアメリカ・ペンシルべニア州の出身で、生涯の大半を日本で過ごし、日本の青少年の音楽教育のために尽力された方である。<br /><br />建築家レーモンドのノエミ夫人とは古くからの友人で、この家を建てることはノエルからの提案であった。

    これはエメリ・ボイド・カニングハム女史の若かりし頃の写真で、彼女はアメリカ・ペンシルべニア州の出身で、生涯の大半を日本で過ごし、日本の青少年の音楽教育のために尽力された方である。

    建築家レーモンドのノエミ夫人とは古くからの友人で、この家を建てることはノエルからの提案であった。

  • 旧カニングハム邸は港区南青山にあり、すぐ隣が根津美術館である。ここにこのような昭和初期の建築物があるとはとても思えないほどである。<br /><br />総2階建ての木造建築であるが、音楽事務所の方の説明によると、一部増築したようである。

    旧カニングハム邸は港区南青山にあり、すぐ隣が根津美術館である。ここにこのような昭和初期の建築物があるとはとても思えないほどである。

    総2階建ての木造建築であるが、音楽事務所の方の説明によると、一部増築したようである。

  • 中に入ると、1階は広いリビングルームになっていて、決して広いと言う訳ではないが、カニングハム女子が存命中も今でもコンサートを開くことが出来るほどの広さである。

    中に入ると、1階は広いリビングルームになっていて、決して広いと言う訳ではないが、カニングハム女子が存命中も今でもコンサートを開くことが出来るほどの広さである。

  • 現在、時々この広間を利用してコンサートが開かれることもあり、この写真のように小人数のアットホームな集まりが行われる。

    現在、時々この広間を利用してコンサートが開かれることもあり、この写真のように小人数のアットホームな集まりが行われる。

  • リビングルームの様子であるが、木のぬくもりを感じるような、しかも天井が高く、落ち着いた雰囲気を有する。

    リビングルームの様子であるが、木のぬくもりを感じるような、しかも天井が高く、落ち着いた雰囲気を有する。

  • レーモンド建築の特徴である暖炉がリビング・ルームに造られている。

    レーモンド建築の特徴である暖炉がリビング・ルームに造られている。

  • カンニングハム女史の蔵書の一部が公開されていて、音楽関係はもとより日本の美術等の本も多い。

    カンニングハム女史の蔵書の一部が公開されていて、音楽関係はもとより日本の美術等の本も多い。

  • キッチンをのぞかせていただいた。大きな窓が2面あり、明るい日差しが入って来る。<br />

    キッチンをのぞかせていただいた。大きな窓が2面あり、明るい日差しが入って来る。

  • キッチンには大きな食器棚があり、中をみさせていただくと、元の持ち主が使っていた食器がそのままたくさん置かれている。

    キッチンには大きな食器棚があり、中をみさせていただくと、元の持ち主が使っていた食器がそのままたくさん置かれている。

  • 2階へ上ってみた。ここはカニングハム邸のプライベートな空間だったところで、彼女の寝室や洗面所、書斎があった。

    2階へ上ってみた。ここはカニングハム邸のプライベートな空間だったところで、彼女の寝室や洗面所、書斎があった。

  • 2階に上がると、まずこのような仕事をするためのスペースが設けられている。女史はここで調べ物をしたり、書き物をしたりしたのであろう。

    2階に上がると、まずこのような仕事をするためのスペースが設けられている。女史はここで調べ物をしたり、書き物をしたりしたのであろう。

  • 2階にも小さいながらキッチンが備えられていた。

    2階にも小さいながらキッチンが備えられていた。

  • シャワー室もある。

    シャワー室もある。

  • 隣接する根津美術館の庭園の緑を借景として取り入れ、障子とガラス戸を開けると、外と内が一体となる開放感のある家となっている。

    隣接する根津美術館の庭園の緑を借景として取り入れ、障子とガラス戸を開けると、外と内が一体となる開放感のある家となっている。

  • 2階から1階を見下ろしてみた。

    2階から1階を見下ろしてみた。

  • 小さな三角形の椅子が5個あるが、これはレーモンドの妻ノエルが作られたものである。

    小さな三角形の椅子が5個あるが、これはレーモンドの妻ノエルが作られたものである。

  • 晩年のカニンググハム女史の写真が飾られている。彼女は102歳の長寿を全うされ、2000年に永眠された。

    晩年のカニンググハム女史の写真が飾られている。彼女は102歳の長寿を全うされ、2000年に永眠された。

  • 部屋の片隅にはこのような小さな本棚があり、その上に徳利や花瓶などが置かれている。

    部屋の片隅にはこのような小さな本棚があり、その上に徳利や花瓶などが置かれている。

  • レーモンドが設計した建築物は都内にいくつも残されているが、港区にあるアメリカ大使公邸もそのうちのひとつである。次回は港区内の同じくレーモンドの設計にる聖心女子学院をレポートしたい。

    レーモンドが設計した建築物は都内にいくつも残されているが、港区にあるアメリカ大使公邸もそのうちのひとつである。次回は港区内の同じくレーモンドの設計にる聖心女子学院をレポートしたい。

この旅行記のタグ

29いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • ひなこさん 2015/11/29 07:58:01
    アントニン・レーモンドですね!
    Tamegaiさま、

    初めまして、
    アントニン・レーモンドの建物ですね!
    ?十年前の学生時代、アントニン・レーモンドが大好きだったので、懐かしく感激しました。自伝アントニン・レーモンドという本を持っているのですが、その中の軽井沢のスタジオが好きで。東京にも建物があるのですね、見学もできるのですね。行ってみたいです。写真を見せて下さってありがとうございました。

    ひなこ

    Tamegai

    Tamegaiさん からの返信 2015/11/29 09:01:35
    RE: アントニン・レーモンドですね!
    ひなこ様、 はじめまして。

    アントニン・レ^モンドがお好きですか。私も大好きです。東京には彼が携わった建物が10位はあります。中には最近取り壊される予定のものもあります。今のうちに見学しておきたいと思いますが、なかなあそうもいきません。

    これまで彼の建築物を4travelで取り上げてきましたので、よろしければご覧になって見てください。

    ひなこさんの旅行記もこれから見させていただければと存じます。ポーランドがお好きな国のようですね。私も関心があり、ぜひ訪れてみたいと思います。2年前隣の国まで行きましたが、ポーランドには時間の関係で行けませんでした。

    では、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

    Tamegai
  • belleduneさん 2015/03/29 08:50:48
    こんなに近くに合ったとは知りませんでした...
    Tamegaiさん、おはようございます。根津美術館の隣にあるとは、知りませんでした。この近くに住んでいますので、通ったことはあると思います。Tamegaiさんの旅行記で、内部も見ることが出来ました。以前、軽井沢の美術館を廻ったことがありますが、レイモンドのアトリエ内部は撮影禁止でしたので、内部の写真はありませんが、吹き抜けの設計が似ていますね。またお邪魔します。

    Tamegai

    Tamegaiさん からの返信 2015/03/30 22:05:55
    RE: こんなに近くに合ったとは知りませんでした...
    belledune さん、書き込みをありがとうございます。

    根津美術館の隣にあるこの住まいは、あまり人に知られることなく、ひっそりと建っています。私はレーモンどの建築に関心があってここを訪ねました。小さいながらも彼の建築の特徴が表れていると思います。

    軽井沢にある彼のアトリエは私も見学したことがあります。確かに吹き抜けの設計はよく似ています。その時は期間限定で写真の撮影が可能で、私はたくさん撮りました。それは4travel に載せていますので、よろしければご覧ください。

    私は今日本に一時帰国しています。2週間だけしか滞在しませんので、なかなか忙しいです。そのような中で旧カニングハム邸や聖心女子学園など訪ねてきました。後者については4月中旬ころアップする予定でいます。

    ちょうど今は花見時ですね。どこかへ行かれましたか。

    ありがとうございました。

    Tamegai

Tamegaiさんのトラベラーページ

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP

ピックアップ特集