2014/05/02 - 2014/05/07
4位(同エリア29件中)
きうぃさん
祖父の弟が亡くなったビアク島。小さい頃に話だけは聞いていたが、いったいどんなところなのか、行ってみた。仕事の関係でGWしかまとまった休みが取れないので、スカイマイル7万マイルでビジネスクラスを予約。中年になり飛行機やホテルはある程度の快適さを求めるようになった。なかなか旅行の情報が無い場所なのだが、旅行の直前に紹介されたり、情報を聞きに行ったりしてなんとか目処を立てた。帰りに欲張ってボロブドゥール観光まで入れたので強行軍のスケジュールになった。自分なりの観光プラス慰霊ツアー。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
1からの続き
階段はつづら折になっている。外の暑さに比べれば、日陰の分いくらか涼しい。 -
昔の階段の跡が残っている。結構急な角度だ。
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中はかなりの広さだ。当時のドラム缶や一升瓶、医薬品のアンプルが残っている。湿度は高く、上から水が滴り落ちる。
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洞窟の入り口は黒こげた跡が残っている。まだ生々しい。
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ガソリンが入ったドラム缶を落として銃撃し火をつけた。なんとも恐ろしいことをするものだ。
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西洞窟から、新しく作られた慰霊に向かう。かなり大きなモニュメントだ。小さな公園になっている。
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慰霊碑の前で線香をあげる。第二次世界大戦という言い方に何か違和感を感じる慰霊碑。華僑の団体がバスで観光に来ていた。なぜか一緒に写真を撮ろうと言われる。なんだかんだで10人くらいと撮ることに。なんで?
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海岸線をボスネックに向かって走る。
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ボスネック海岸。この付近で祖父の弟は戦場に斃れた。米軍上陸当日の艦砲射撃だったそうで、遺品の一つも見つかっていない。
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静かなビーチで掘っ立て小屋のような休憩所が20棟くらい建っている。ヤシの木があるが、その後ろはかなり切り立った崖になっている。その先はジャングルだ。
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なんにもないビーチ。ここが戦場だったとは分からないだろう。岩手県出身者を中心とした第222部隊はこの島で玉砕した。
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ヤシの木の下で近所の人が実を取っていたので、運転手に買ってもらう。2個で50円くらい。物価が分からない。ジュースを飲んだあとはなかの白い実をこそぎとって食べる。ジュースはうすーいポカリスエットのようだった。実は味があまりしない。ちょっと出来損ないの梨のようだった。
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晩御飯の前に魚市場によってもらう。ローカルな感じがいい。観光客にも慣れていない。むしろこちらが見られる感じ。
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青魚が多かった。もちろん買っても調理できないので、見ているだけ。他に野菜や果物も売っている。生鮮食料品の市場だ。
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晩御飯は「ジャカルタレストラン」名前はジャカルタだが中華料理がおいしいらしい。水餃子が有名とか。
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ビールとミーゴレンを注文。水餃子は時間がかかったため、持ち帰りにした。ビールの在庫も無くて他の店に買いに行っていた。
ここでイスラム圏の餃子って何の肉?とふと疑問に思って聞いたら、鶏肉だった。ずっと豚肉かと思っていた。インドネシアの鶏肉は何の料理でもおいしいと思う。肉=鶏肉なので少々飽きてくるが。餃子用に酢醤油をもらおうとしたら、ビネガーが通じない。電子辞書やらを取り出して、ようやく通じた。餃子には何かけて食べてるのだろう? -
昨晩はご飯を食べただけで、お酒を飲むところもなさそうなので早く寝た。おかげで6時前には起床。ご飯の前にホテル周辺を散歩する。プール越しに海が見える。きれいな景色に見えるが、プール自体はたいしたことが無い。
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ホテルの前に観音像があったので、線香をあげる。その向いは飛行場だ。ビアク島の戦いはこの飛行場をめぐる戦いだった。この周辺でほとんどの人が亡くなっている。
その後ホテルに戻って朝食。バイキング形式だがメニューはそれほど多くない。 -
昨日の運転手とは9時にロビーに待ち合わせ。2日目はビアク島の北側の海岸を中心に行く予定を立てた。
道路状況はあまりよくない。午前中は教会に向かう村人とよく会う。ビアク島の北側まで2時間弱かかった。
コリムビーチに到着。ここは1996年の地震の震源地の近くで津波が発生し村人200人が犠牲になった。木材や大きな木の根が転がっている。ここでも線香をあげる。 -
津波で犠牲になった人の慰霊碑。この周りはジャングルに戻ってきている。ただ大きな木はあまり無く、大きなシダ類が繁茂している感じ。ビアクの地層はサンゴ礁からできた岩盤になっていて、農業はあまり向かない土地らしい。田んぼは見かけなかった。食料は島外から持ってくるのだろう。他の地域と比べても物価は高めだ。
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コリム川にかかる橋。オーストラリアからの援助で建築とある。あまり丈夫そうでないな、という感想。日本が建てたらこんな感じでは作らないだろうな。
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津波の後20年は経っているが川の色が前に戻らないという。コリム川の色はどんなだったのだろう。
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ワルサの滝。地元の人がバーベキューをしていた。子供たちは滝壺に飛び込んで遊んでいる。20代だったら飛び込んでいた??
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滝の前の家が駐車場で入場料金35,000ルピアを払う。1家族35,000ルピア。一人での旅行はなんか損した気分。その家の人がヤシの実を割ってくれる。店はほとんど無いので、最大のもてなしなのかもしれない。家の前につるしてあったバナナも一緒にもらう。お金は取られなかった。
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面白いビーチがあるというので寄ってもらう。波打ち際が切り立っているせいで盛大に波しぶきが上がる。波打ち際から20メートルくらい陸地に向かうと天然のプールになっている。2〜3家族が遊んでいた。子供たちは天然プールで、大人たちは掘っ立て小屋でごろごろしながら、キンマをかじっている。挑戦しようかとも思ったが、言葉が通じずあきらめる。こんな時のために、日本のお菓子でも持って来ればよかった。
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その後、ビアクで一番人気があるビーチに。名前は忘れてしまった・・・。子供たちが20人くらい遊んでいる。大人はいない。砂浜と海だけ。海はきれいだが、泳ぐ気にもなれず。砂浜を散歩する。
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結構距離もあるし、リゾートとして開発できそうな位だが、いかんせんビアクまでのアクセスが・・・。
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街まで戻り遅めの昼食を取る。Furama No22 という店だった。ビアク島はアクセスが悪いがホテル、レストランはどこでもwifiが使える。成田で苦労して持ってきたwifiルーターは逆に使えない。なんだかな。
ビアク最後の夜は地元の料理を食べてみる。タロイモのでんぷんにお湯をかけて、どろどろにしたものにスープカレーをかけて食べる。運転手と一緒に食べたが、途中で飽きて残してしまった。 -
晩御飯用にナシゴレンを持ち帰る。ゆうに二人分はあった。結局完食したけど。味もまあまあ。
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暑い島を歩き回るので洗濯物がたまり、ホテルにお願いしておいたのが部屋に届けてあった。柔軟剤の匂いが強くて3ヶ月くらいは香りが残った。
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ロビーから部屋に戻るところでヤモリの泣き声が。あまり気にしなかったが、いろんなところに張り付いている。虫除けと思ってほっておいたが。しかし小さい体で鳴き声はでかい。
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翌朝7時から朝食を食べる。昨日とあまり代わり映えしないメニュー。朝食会場にはロシア人が多かった。なんでもロケットの打上げ基地をつくるんだとか。こんなところでロシア人を見ると不思議な感じがする。昨晩はこの会場で地元の人が集まってチャリティーパーティーをしていた。アルコールはなしのようだった。簡単な食事とジュースで歌を歌っていた。午後9時にはお開き。健全な遊びだ。
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09:50発GA651便でジャカルタに戻る。ジャカルタからはジョグジャカルタに向かう予定。ジョグジャカルタ17:30到着予定。今日は一日中飛行機に乗る予定。空港に到着してチェックインするが、何も無いので暇になり近くのドアから滑走路に出てみる。写真を取っていたら、係員に注意され待合室に連れ戻される。当然だよな。
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結構離島間を結ぶ飛行機が到着する。ほとんどが50人乗り以下の飛行機だ。
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さすがにジャカルタ行きはジェット機。コレでもこの空港では最大の飛行機なんです。
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今日一日中、エコノミークラス。ビアクからウジュンパンダンまでは30人くらいの乗客で余裕を持って座れた。離陸前に飴をもらう。
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第1回機内食ビアクからウジュンパンダン。選択肢はなかった。
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ウジュンパンダンからは三人がけにおじさん3人で座る。全員体格が良いのでぎゅうぎゅう状態。ラグビーのスクラムかた思った。
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それでも食べるものは食べる。本日2回目の機内食。ウジュンパンダン、ジャカルタ間。あずきプリンはうまかった。
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身動きできない状態ながら、やっとのことでジャカルタに到着。やっぱり都会だな。ちょっと一服してジョグジャカルタに向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- fuzzさん 2015/10/22 10:36:00
- インドネシア
- きうぃさん、おはようございます。
きうぃさんのおじいさまの弟さんがインドネシアのビアク島で戦死されたのですか。
お線香をあげてこられて良かったですね。
ところで、インドネシアの空港は出発時間やゲートがコロコロ変わると有名なのか
カウンターのお姉さんも慣れたもので、ヒステリックな日本人婆さんの強烈な
攻撃にも平然としていた事を思い出しました。
私は添乗員同行だったので苦労はありませんでしたが。
Wi−Fiのルーター、レンタルして制限エリアへ持って来てもらったなんて
良かったですね。ビジネスクラスのおかげでしょうね。でもインドネシアでは
どっこもWi−Fiの環境が整ってるのですね、驚きです。
ホテルに洗濯をおねがいすると柔軟剤の香りが南国〜。これカンボジアでもそうでした。
他の国では洗濯を頼んだらクリーニング代として高額を要求されるのでしょうね。
飛行機離陸前に飴玉〜。これJALでも以前は国内線であったサービスなのに
今年、羽田から大阪までの国内線ではナッツとかのサービスも飴玉もなかったです。
経費削減なのでしょうかねえ・・・残念です。
フォローして頂いてありがとうございます。
私もフォローさせて頂きました。きうぃさんにとっては私はフォートラで初めての
旅仲間に選ばれたわけですね。光栄です。
これからも宜しくお願いいたします<(_ _)>
fuzz
- きうぃさん からの返信 2015/10/22 11:26:42
- RE: インドネシア
- fuzzさん、こんにちは。
連続での旅行記閲覧ありがとうございます。
コメントもあいがたいです。
最近マニアックかつ余裕のない行動予定が敬遠されてか一人旅が多いです。インドネシアの旅行はマイレージを利用して特典航空券で行ったので、あまり予算はかかっていません。たまには家族にも還元しなくてはと思っていますが…。家族でのんびりと予定も入れず旅行に行ってみたいものです。根が貧乏性なのでムリかも。(笑)
足の骨折は完治したでしょうか?旅行記は拝見していたのですが、コメントもせず、ただ見ていただけでした。でもコメントがあるとうれしいものですよね。暇を見てコメントもしていきますね。
今まではフォローはしていませんでしたが、初フォローさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
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