東南アジアを陸路で巡る。8日目　南寧ーハノイ

2014/03/28 - 2014/03/28

中国、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールを鉄道、バスの陸路旅行記。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

本日はハノイまでのバス利用の国境越え。
８時間から１０時間くらいかかりそうだ。

８時過ぎ出発のバス。

近くに米粉屋さんがあり、激辛にして、食す。

バスターミナルは、それほど混雑はしていなかった。

日記などをかきながら待っていると、１０分ほど前に集合がかかる。
窓側の席をとれたし、空いてもいた。

丁度、前の席が２０代の４人組の男女。

男の１人が、クリームシチューの上田に似ているなーなどと思いつつ、
簡単な会話をした。

ベトナム、カンボジア、タイと同じ方向にむかうとのこと。

この後のことだけど、
ほぼ３週間後、彼らとカンボジア、タイの国境での入出国場所で再会する。

南寧から、西に向けバスは高速に入る。

だんだんと熱帯系の植物、ヤシとかバナナとかといった感じの木々を目にするようになる。

結構新しめのバスで快適。

１２時過ぎ友誼関付近の国境に入る。

南寧からのバスはここまで、
入出国の手続きのところまでは、ミニバスで移動する、
ミニバスは改札時にもらったカードを見せれば、無料で乗れた。

入出国の手続きの際は、笑ってしまった。

コントかと思えるほど、中国の検査官は、典型的な漢民族のでっぷりとして、目の細い意地の悪そうな男で、ニコリともせず、スタンプを押す。

一方ベトナムの検査官は、オリーブ色の軍服のような制服で、きっちり髪を分け、痩せて目のぱっちりした、期待通りのベトナム顔。

狙っているかのような両検査官の違いがおかしかった。



ベトナム入国時、私の差し出す日本のパスポートを手繰りながら、
検査官は「AJINOMOTO」と真顔で言い放った。

ふいを突かれたその単語が一瞬理解できなかった。

よくベトナムの街角などで、味の素という挨拶は聞くが、
入国の際、それも笑いもせず　ＡＪＩＮＯＭＯＴＯと、言われて、
戸惑っていると、

今度は少し笑いながらＡＪＩＮＯＭＯＴＯ！

もっとね、状況を考え、そして、冗談言うなら、せめて笑いながら言ってよと。

そんなこんなで無事に入出国の手続きは済んだ。

税関付近で、ウイスキーを売っていたのだが、
面倒なので購入しなかったが、やはりお酒好きは、きっちりと購入するべきだ。

中国人４人組と待合所で話をしていると、ハノイ行きのバスが来るまで２、３０分はあるということなので、
近場の食堂で、定食のようなものを頼み、食べ始めていた。

すると、上田似中国兄ちゃんが、バスが来たよとわざわざ呼びに来てくれた。

目の前の定食はほとんど手付かずのまま、
仕方ないので、上田と一緒にバスに向かう。



ああ、意外にうまそうな定食だったのになーなどと荷物やらを詰め込んでいると、
食堂のおばちゃんが、さっきの定食をパックに詰めて持ってきてくれた。

やっぱり、ベトナムはいいねと思った。