2014/12/30 - 2015/01/05
116位(同エリア211件中)
ひぐらしさん
イランの友人がアゼルバイジャンにも土地勘があるとのことだった。こういう縁がないと多分行く機会のない国だと思うので、現地で合流し、一緒に観光してもらうことにした。
今回は、カタール航空を使ってみた。行きの関空発が22:30であるのと、帰りはバクー発22時で17時過ぎには関空に着くので、昼の時間をたっぷり使えて効率良いスケジュールを組めた。
経由したドーハの出発が遅れたので、バクーに着いたのが定刻より約45分遅れの12:10。まだまだ半日楽しめる。
(アゼルバイジャン入国の情報が少ないので、ここで少し触れておきます。)
アゼルバイジャンの入国審査では、顔写真を撮られる。審査官にパスポートを提出して、カメラに写る位置まで下がれと言われる。『もっと下がって』『少し前へ』。撮影が終わっても審査官から2mほど離れた撮影位置に立っていたので何も聞かれず楽だった(笑)。審査官が機械の操作しているのを遠い位置から眺めながら1分ほど待って無事入国審査終了。
地球の迷い方やホームページなどを見ていると、『所持品の多少に関わらず税関申告書の記入が必要』とか、『旧ソ連の国々の税関は厳しい』など色々な情報があった。でも、実際には『1,000米ドル以上の現金,貴金属,精密機器等』を持っている場合のみ申告が必要(外務省HP http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=152 より)。
色々な情報を見聞きして何が正しいのか確信を持てず、どきどきしながらも、申告書なしで緑色の申告不要専用ゲートへ行って、『申告するものはないか?』『 NO 』という会話を済まし、晴れて到着ロビーに出た。到着から20分もかからなかったであろうスムースな入国だった。
到着ロビーでは、今回一緒に旅をする友人のeimyさんがバラの花束を持って待っていてくれた。彼女は、アゼルバイジャン語、ペルシャ語、日本語が堪能な知的な女性だ。さらに、アゼルバイジャン語、ペルシャ語、英語が堪能なアッパスさんと、アゼルバイジャン在住のアリムさんが合流し、なんとも心強いメンバーがそろった。
(以降、今回の旅の内容は、写真のコメントをご覧ください)
このメンバーがスゴイ、得意分野で力いっぱい頑張ってくれる。
例えば、『晩ごはんに魚料理が食べたい、カードを使える店がいい』とボソッとひとこと言うと、移動の車中、スマホで食事できる場所の情報収集をしてくれた。なんと、270件ほどの店の情報をチェックし、その中からピックアップしてくれた。また、イタリアンにしようかとか、地元の人が行くような食堂に行きたいと言えばぴったりのお店をチョイスしてくれた。
また、4人が各々写真を撮っているので最終日にホテルのPCを使って、全員のデータをコピーして共有させてくれた。小さなことだが、一生懸命手間を惜しまず世話してくれる彼らには、驚きと感謝の連続だった。何と言っても、eimyさんには通訳として謝金を渡す約束をしていたが、他の彼らは私からの直接の報酬はないのだ。仕事でないのにこの頑張り、、、。ウェルカムの心に触れてホントに有難かったし、有意義な旅になった。
日本に多いマニュアル的な硬い接客では得られない、このウェルカム感、心地の良さ。。。何が違うのだろう。
ふと、日本でよく行く某ピザ屋を思い出した。ここのサービスも硬くない。『新しいビール入れた』『レモンチェッロを作ったから呑んでみるか』、とてもフレンドリーで心地よい。夜遅くまで話に付きあってくれる。仕事として以上に歓迎してくれているのが伝わってくる。僕が喜ぶツボを押さえてくれてるのか、利益に直結しない部分のサービスがステキすぎるのか。このブログにも出てくる和歌山の旅館や、通い詰めてた白鷺のパブも同様だ。心地よさに包まれる時間が続くウェルカム感。
帰りの飛行機は、今まで経験したことがないくらい、穏やかにふわっと浮いたような(実際浮いているのだが、、、)心地の良いフライトだった。ジェットの推進力で頑張って浮いてるガタガタ感がなかった。ヘッドホンで音楽を聞きながらうたた寝して心地良さに包まれてる間のあっという間のフライト。徳島上空、吉野川を右手に見て淡路島の南端をかすめ、機体を左に傾けて旋回、、、あ、見覚えのある景色が眼下に。そう、和歌山のあの旅館がある港町だ。なんだか、じわーっとしてきた。いい旅だった。少し泣けてきた。明日からまた会社に行くのが泣くほどイヤなのか?違う、心地よさに包まれる幸せをかみしめた時の涙だったのだろう。
今回の旅をサポートしてくれた友人にありがとう。いつも、幸福感を与えてくれる周りの人々にありがとう。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回は初めてのカタール航空で、ドーハ乗換。
関空に遊びに行くたび、いつも毎回出発時刻が前倒しされていたのを覚えている。
今回も、予定どおり(?)20分前倒し。
シートが分厚くないためか、足元に多少のゆとりがあるように思えた。
座り心地は、12時間座っても、おしりがそんなに痛くならない。 -
ドーハ乗換客の手荷物には黄色いタグが付く。
見渡す限り、みんな黄色で、、、カタールが目的地の乗客はほとんどいなさそう。 -
建て替えて1年経たないドーハのハマド空港。
乗換時には、大きなイヌ?クマ?がお出迎え。お店が少々ある。
お隣のドバイ空港の方が空港内がにぎやかで買い物などを楽しめる。 -
ハマド空港での乗り換えは、ターミナル移動の電車やバスに乗らず徒歩のみで、分かりやすい案内表示が頻繁にあるので、途中『間違えてないか?』と言う不安感なし。直感的に短時間で乗り換え可能です(ゲートから飛行機までのバスに乗るケースはあり)。
到着ゲートから乗り換え専用の保安検査までは、同一階。到着するゲートによっては5分以上歩くことになるが、長いムービングウォークがあるので苦にならない。
保安検査では、24時頃に約100mの列ができていたが、乗換の客ばかりなので、スムースに流れた。待ち時間約20分。
保安検査後は、1つ階下へ降りてA〜Eエリアへ別れて行く。
保安検査から出発ゲーツまではゆっくり歩いて5分強。
乗り換え便までの乗り継ぎ時間が1時間35分でしたが、
合計、35分位でゆとりを持って乗換ができました。 -
空港内では、無料のインターネットが利用できる
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トイレはキレイ、、、だが、ご丁寧にシャワーでまるごと洗浄してくれる利用者がいるので、便座ごとびしょ濡れのことが多い。
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ドーハからイラン上空を通る。
緑のない険しい岩肌、厳しい気候であることが分かる@シラーズ付近 -
中東最高峰ダマーヴァンド山、標高は5,610m。
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バクー空港。2009年に新空港になったようで大変きれいで快適。
ただし、有人のインフォメーションで確認した搭乗手続き開始時刻とカウンター番号の情報は、間違えていた。。。 -
バクー空港の待合室
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バクー市内。
ロシア〜東欧風の建物が並ぶ美しい街並み。
バスは、0.2AZN均一で30円くらい。中心部から乗ると満員のことが多い。
発車して少し走ってからドアを閉めることが多いので注意(笑)
料金は、運転手ではなく同乗している集金スタッフに渡すらしい。
日本でいう昔の車掌さんか。 -
街には柱廊のある建物もあり、その天井部分にはこのような装飾が施されていた。日本、見習えるか?
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夜は建物が上品にライトアップされてきれい@ニザミ通り付近
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シーア派が多い国ですが、クリスマスも楽しむようです
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寒い中、illyのコーヒースタンドが出てました。エスプレッソを1杯。強風で、同行者が砂糖やらミルクやらを吹き飛ばされてました。
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市内の公園には、メリーゴ−ランドがいくつかある。
写真は、室内にあるメリーゴーランド。 -
電波塔と噴水、
12月31日寒い夜だが多くの人が買い物や散歩を楽しんでいた。 -
小高い丘の上にそびえる3つのフレームタワーズ(炎の塔)。夜は、拝火教の聖地であることや豊富な石油・天然ガスが産出される『火の国』になぞらえて、炎の電飾が施される。中にはショッピングモールやマンションが入っている。
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バクー市内をフレームタワーズ付近から眺める。中世と現代が入り混じる街だが、美的な調和がとれている。
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宿泊したホテル近くのいい感じの建物。カメラを向けていると、一緒にいた友人が、元はイラン大使館だったと教えてくれた。
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旧市街の城壁。この内側が世界遺産に登録されている。
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隊商宿跡を活用したレストランCaravansary.@バクー イチェリシャハル
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キャラバンサライ内部
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キャラバンサライ個室内部、ケバブやスープが美味。
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このロシア的な伝統的な建物に、超有名な軽食屋が入っている。その名もアメリカ企業KFC@バクー28MAY
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地元の伝統的な建物に外資のKFCが入ることをどう思うのか。
意外と満員で、空席待ちしている人が多くみられた。
チキンをクレープのように巻いた、アゼルバイジャンオリジナルのメニューもあり美味。 -
場所は変わって、ゴブスターンへ。4万年前〜5千年前まで人が住んでいた遺跡。
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今回の旅の仲間。右からアッパスさん、アリムさん、エイミーさん、我々。
個人旅行ですが、ちょっとしたキャラバンです@ゴブスターン -
この絵で何を表現しようとしたのでしょうか。人と大ムカデに見えます@ゴブスターン
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緑が乏しい一面の平原に小高い丘があり、その中に遺跡が広がっている@ゴブスターン
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メルデカン宮殿
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急で暗い階段を上り5層の屋上へ@メルデカン宮殿
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中は荒れていて、木製の床部分は抜け落ちている@メルデカン宮殿
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塔の上から見るバクー郊外@メルデカン宮殿
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右から、アリムさん、アッパスさん、運転手さん、説明してくれた地元のおじちゃん2名@メルデカン宮殿
先祖代々ここを大切にしてきたことを何度も繰り返していた。 -
歴代の王の墓@シェマハ
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ユダヤ教の墓地@グバ
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グバはユダヤ教徒が多い町で、イスラム教のモスク(写真左)の様式は普段目にするものとは全然違う。
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金曜モスク内部@グバ
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ビビヘイバト廟
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ドームが多少縦長?@ビビヘイバト廟
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中は広くて古い石造りが美しい@シェマハの金曜モスク
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シェマハの金曜モスク内部
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食べ物シリーズ!!
ケバブ盛り合わせ!!@バクーのアンバーホテル -
牛のネック部分のケバブ?適度な歯ごたえがあって美味。
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これだけ並べても、4000円程度でした@グバの食堂
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コメと焼きそばと肉を炒めた感じのメニュー@グバの食堂
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ケバブ@キャラバンサライ
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フィッシュ&チップス!デカい!ロンドンより美味かった。
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ステーキ!
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地元のビール
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自動車特集!!
メーター付国営タクシー(通称ナス)@バクー
ここからは、しばらく見つけた車シリーズが続きます。 -
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郊外では力強いMACKのトラックが多い
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昨年イランで多く見られた古いメルセデスのトラックはほとんど見られない
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通る乗用車10台のうち5台はメルセデスと、メルセデス率の高い中、日本車は三菱が多かった。写真は珍しく見つけたスバルフォレスター。
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おそらく旧ソ連車?
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街や道中で見たものシリーズ!!
軽油90円、レギュラー100円くらいと聞くと、産油国なのにめちゃくちゃ安いわけでもない。 -
店先の光景@バクー郊外
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郊外の道端では、色とりどりのリンゴの露店が見られる
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ハムやソーセージが種類が豊富でデカイ@バクー市内のスーパー
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牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品も豊富@バクー市内のスーパー
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イスラム圏だが、スーパーでは酒類が売られている@バクー市内のスーパー。
昨年行ったイランでは1滴も売っていなかった。禁酒を頑張りたい人にはイラン旅行がオススメ。 -
化学プラントとソーラーパネル@ゴブスターンへの道中
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街のいたる所に公園やベンチがあり、それらの施設のデザインが美しい@イチェリシェヘルの城壁
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遠くに見えるはカスピ海@ゴブスターン
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ガス田や油田といえば、大型施設をイメージしていたが、ここでは新旧大小色々な油井が見られる。
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eimyさんがバラの花束で出迎えてくれた
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この旅行記へのコメント (2)
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- つぶ。さん 2015/04/13 17:28:34
- 初めまして
- カタールに住んでいるので、時間を見つけて訪れたいと思っているアゼルバイジャン。
想像以上に素敵な国のようです。やはり現地を良く知る人のアテンドがあると心強いですよね。
彼等のホスピタリティーは見返りを求めない、本当に客人をもてなしたい一身なのだろうなと思います。
イスラム圏ではいつもその様なホスピタリティーに救われています。
また、旅行記拝見させて頂きます。
つぶ
- ひぐらしさん からの返信 2015/04/14 23:03:47
- RE: 初めまして
- メッセージありがとうございます。
カタールにお住まいとのこと、異文化に囲まれ刺激的な生活、うらやましい限りです。
アゼルバイジャンは、走る自動車の半分がメルセデスと言っても過言でないのですが、貧富の差が大きいようです。
でも、犯罪は統計的な数字としては日本よりも少ないんですね。実際、快適かつ無防備に過ごせて、幸せな旅でした。
アブダビの写真、とっても美しいですね!つぶさんの写真の構図がステキです。また、旅行記見せていただきますね。
> カタールに住んでいるので、時間を見つけて訪れたいと思っているアゼルバイジャン。
> 想像以上に素敵な国のようです。やはり現地を良く知る人のアテンドがあると心強いですよね。
> 彼等のホスピタリティーは見返りを求めない、本当に客人をもてなしたい一身なのだろうなと思います。
> イスラム圏ではいつもその様なホスピタリティーに救われています。
> また、旅行記拝見させて頂きます。
>
> つぶ
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