エスタサォン・パウ・プレットに行きました

2014/12/02 - 2014/12/02

ここは１００年前に笠戸丸にて日本人移民第一弾の中の沖縄移民４８名が
サントス港から汽車に揺られて降り立った歴史的な駅なのだ。
ここの農園主に雇われましたが、奴隷解放直後の移民が日本人という事で
農園主は奴隷しか使った事が無く移民の扱いについて知らなかった。
その為、沖縄からの移民は奴隷労働を余儀なくされ、労働契約から２ヵ月後に
農園主に異議申し立てをしてサンパウロにある移民収容所に舞い戻ったのである。

インダイアトゥーバ駅という名で現存し、当時の蒸気機関車も展示してあった。
駅舎は鉄道博物館として一般公開もされていて感慨深いものがありました。
鉄道技術はイギリスからのものでしたが、お宝映像てんこ盛りで、
鉄道マニアなら絶対外せないポイントだと思いました。

日本人移民の苦労なんて移民史を読んだぐらいでは伝わらないけど、
かつてこの地で血の苦労が有ったんだと思うと感謝以外の何ものもない。
移民１年生の自分なんて吹けば飛ぶようなものだけど、先人の苦労の上に
現在の自分があると思えば本当に感謝し、自分も先人に負けない様に努力せねばと思う。


サンパウロには見どころが無いと良く言われるが、本気で深く勉強すれば、こんなに見るところが多いところも無いのだ。
勉強量の差と思って聞き流してるが、もっとブラジルを知る努力をしないとね。

エリア その他の都市(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

館内展示は公開禁止だと言われたが一部公開する

農園主の家と当時のまま農場の一部が保存されている