2014/11/28 - 2014/11/29
18位(同エリア56件中)
ソフィさん
2014年11月29日(土)
ここの風呂は全部かけ流しだが、そのうちの二つ鍵湯と立湯は、風呂の底から温泉が湧いている。
その昔河原から温泉が自然湧出していたものを、そのまま建物に取り組んだという。
この二つの風呂は底が深くて、最深部では立ちながら入浴となるが、透明に澄み切った水がエメラルドグリーンに輝いていて、アッと声を立てなくなるほど比類ない美しさだ。
私はこの湯の素晴らしさに惚れて、二度続けて入浴する。そしてほかの湯も入れて5回も入浴した。
おかみに「5回の入浴大丈夫ですか」と訊いたら、「今までも5回の方はおられたが、大丈夫でしたよ」との答えだった。
ここのお湯は、飲むほどに若返るとも言われている。
さっそく10ビン買い、家に持って帰る。
昨夜20時半、津山のMYMOA美術館の館長さんが、棟方志功について、ロビーでお話しくださった。
棟方さんはこの宿をたびたび訪問され、たくさんの作品を残しておられる。
その作品の一部はロビーにタップリ飾られており、この宿の特徴の一つは、棟方さんを身近に感じられることである。
棟方さんは、戦後友達を訪ねて津山に来られた折、宿の未亡人と懇意になり、それがきっかけでその後何回もお見えになった。
友達の家は津山の北、県境近くにあり、その中間に奥津温泉が位置する。
奥津での宿泊は、奥津荘の一見おいて隣の旅館だったが、この旅館は現在営業を休んでいる。
一方奥津荘の風呂が好きで、そのために足しげく来られたようだ。
戦時中は疎開先に、富山県の福光を選んでおり、生まれ育った青森とあわせ察するに、北国の風土が好みに合っていた。
その性格が、作品にも重く粘り強い影をもたらせ、独特の風格を醸しているのだろう。
もう一つの際立った特徴は、女性とオッパイを描くときのバイタリティーに見える。
彼は女性をこよなく愛し、女性はすべて観音菩薩と考え、その本質の描写に心をくだいた。
彼に芸術に向かうエネルギーを与えたのは女性とくにオッパイであり、その芸術性を深くバックアップしたのが、北国の重く荒々しい自然だ。
当夜MYMOAの館長さんを交えた座談の中で生まれた結びである。
2014.11.30片瀬
写真は京都金閣寺です
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
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