スペインの旅　総集編　2012年4月～7月　

2012/04/23 - 2012/07/20

　2012年のスペイン、イギリスとアイルランドの１３２日間の旅の記録です。
　その総集編をスペインとイギリス・アイルランドに分けて報告します。
　そもそもの始まりは世界一周の船旅で出会ったスペイン人に会いに行くためです。　
　それがイギリス経由の飛行機のため、イギリスとアイルランドも旅するという、これまで経験したことがない長期となってしまいました。
　また、旅の足はレンタカーという選択が冒険に富んだものとなりました。

＜スペインの旅８９日間＞
羽田からマドリッドへ 2012.4.23
マドリッド　2012.4.24（ソル～王宮）
マドリッド 2012.4.25（スペイン広場、トレド門）
マドリッド 2012.4.26（美術館巡り）
マドリッド～セビージャ 2012.4.27（ヒラルダの塔)
セビージャ　2012.4.28（春祭り）
セビージャ　2012.4.29（海鮮三昧）
カルモナ 　2012.4.30（旅の始まり）
カルモナ 　2012.5.1（白い村）
サンルーカルデバラメダ　2012.5.2～3（ドニャーナ国立公園）
カディス　 2012.5.4～5（無敵艦隊の町）
タリファ　 2012.5.6（ジブラルタル海峡）
タリファ～アルヘシラス　2012.5.7（ホテルレイナクリスティーナ）
モロッコ　 2012.5.8（アフリカ日帰りの旅）
ラ・リネア　2012.5.9～11（ジブラルタルと国境を接する町）
ロンダと白い村　2012.5.11～12
トレモリーノス　2012.5.12～17（コスタデルソルのビーチリゾート）
マラガ　 2012.5.13（13.5.2012 Malaga con Ceci）
ミハス　 2012.5.17～18（地中海が望める白い村）
アンテケラ　2012.5.19～20（素朴なスペインを味わえる町）
コルドバ　 2012.5.21（メスキータ）
コルドバ　 2012.5.22～23（街歩きとメディナ・アサーラ）
バエサとウベダ　2012.5.24～25（世界遺産に登録されている町）
グラナダ 　2012.5.26～28（アルハンブラ宮殿）
モンテフリオ～エルチェ　2012.5.29～30（「美しい村」と「ヤシ園」）
アルコイ～ハベア　2012.5.31～6.1（ジェットスキー！！！）
バレンシア　2012.6.2～3（地中海貿易で繁栄した町）
テルエル　 2012.6.4～5（ムデハル様式の町）
クエンカ　 2012.6.6～7（宙づりの家）
アランフェス　2012.6.8～9（王家の保養地）
トレド　 2012.6.10～11（１６世紀で歩みを止めた町）
アルマグロ　2012.6.12～13（風車の町とアルマグロ）
ドン・キホーテの道　2012.6.14～15（ラ・マンチャ～アルカラ・デ・エナーレス）
グアダラハラとシグエンサ　2012.6.16～17(古城に泊る）
セゴビア 　2012.6.18～19（ローマ水道橋とアルカサル）
アビラ　 2012.6.20～21（城壁がそのまま残っている町）
レルマ～ブルゴス～カルサダ　2012.6.22～23（ブルゴスの大聖堂）
カミーノ・デ・サンティアゴとビスカヤ橋　2012.6.24～25（サン・ミリャン・ユソとスソの修道院群）
サンティジャーナ・デル・マル　2012.6.26～27（アルタミラ洞窟）
ヒホン 2012.6.28～29（銀の道の出発地）
オビエド 　2012.6.30～7.1（アストゥリアス王国）
レオン～アストルガ　2012.7.1～2（巡礼路と銀の道）
ラス・メドゥラス　2012.7.3（ビジャフランカ・デル・ビエルソ）
ルーゴ～ア・コルーニャ　2012.7.4（「ルーゴの城壁」と「ヘラクレスの塔」）
サンティアゴ・デ・コンポステーラ　2012.7.5
サンティアゴ・デ・コンポステーラ　その２　2012.7.6
バイオナ 　2012.7.7（海に面したお城）
サラマンカ　2012.7.8～9（スペイン最古の大学がある町）
コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵群　2012.7.10～11（シウダ・ロドリゴ）
カセレス　 2012.7.11～12（エストレマドゥーラの宝石）
グアダルーペ～トルヒージョ～メリダ　2012.7.13～15
アルマデン　2012.7.16～17（祝！２０１２年世界遺産登録）
スペイン　旅の終わり　2012.7.17～20

参考：地球の歩き方

エリア その他の観光地(スペイン)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

２０１２年４月２３日、羽田からマドリッドへ 旅立ちます。
直行便がないのでブリティッシュエアウェイズでイギリス（ヒースロー空港）経由です。
羽田を朝発つと夕方にはスペイン到着です。
写真はスペイン上空です。

マドリッドに到着しました。
個人旅行ですので全て自分でこなさなくてはいけません。
写真は空港から地下鉄で街の中心に向かいます。

４月２４日。スペイン２日目。マドリッド。
暖かいスペインを想像していたのに寒い！
スペインに慣れるため３日間マドリッドで過ごします。
今日はマドリッドの旧市街プエルタデルソル近辺を散策します。
スペイン語は道を聞く程度ならしゃべれます。
写真はマヨール広場です。

４月２５日。スペイン３日目。マドリッド。
マドリッドも３日目ともなると地下鉄をだいぶ乗りこなせるようになりました。
その地下鉄を利用して範囲を広げてマドリッドの町を歩きます。
写真はスペイン広場のドンキホーテ像です。

４月２６日。スペイン４日目。マドリッド。
今日は朝から雨です。
なので美術館巡りをすることにします。
ティッセンボルネミッサ美術館、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターと３館も巡りました。
どこも写真撮影禁止です。
写真は「ゲルニカ（ピカソ作）」の実物が展示されているソフィア王妃芸術センターの入場券です。

４月２７日。スペイン５日目。
マドリッドからセビージャに電車で移動します。

世界遺産「セビーリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館」を訪ねます。
写真は大聖堂です。

４月２８日。スペイン６日目。セビージャ。
この時期セビージャは「春祭り」一色です。
地元の人と一緒に楽しみます。

４月２９日。スペイン７日目。セビージャ。
セビージャの町を一日歩いてホテルの近くのレストランで食事にします。
メニューは「アサリの漁師風」と「生ハム」です。
スペイン料理は日本人の味覚にとっても合います。
お昼はエビとムール貝でした。

４月３０日。スペイン８日目。カルモナ。
セビージャで車を借りてスペイン一周の旅が始まります。
左ハンドルのマニュアル車です。
道も分からず、安全運転に徹するしかありません。
初めに来たのがセビージャから東に約40ｋｍのカルモナです。
やっとの思いで到着しました。
宿はパラドール（国営ホテル：昔の城（宮殿）や修道院をホテルに改装したものが多い）で、ここに泊まるだけでその昔にタイムスリップした感覚になります。
すっかりパラドールのファンになってしまいました。

５月１日。スペイン９日目。カルモナ。
白い村カルモナを一日歩きます。

５月２日。スペイン１０日目。サンルーカルデバラメダ。
カルモナからサンルーカルデバラメダに移動しますが、前の日そのルートを手書きで作っておきます。
その通りには走れず迷子になりますが何とか到着できました。

５月３日。スペイン１１日目。サンルーカルデバラメダ。
サンルーカルデバラメダに来た目的はここ「ドニャーナ国立公園」です。
スペイン最大の国立公園で、世界遺産に登録されています。
船でグアダルキビル川をさかのぼります。

５月４日。スペイン１２日目。カディス。
サンルーカルデバラメダから半島の町カディスに移動します。
ここカディスから１８０５年、無敵艦隊がイギリス艦隊との決戦のためここからトラアファルガー沖へと向かったといいます。
写真はウオーキングツアーに参加の皆さんです。

５月５日。スペイン１３日目。カディス。
一日カディス見学です。
港町らしく海のものが豊富な夕食となりました。

５月６日。スペイン１４日目。タリファ。
スペイン本土で一番南の町がタリファで、その目の前がジブラルタル海峡です。
このタリファが地中海と大西洋の境目です。
そしてアフリカ大陸が肉眼でくっきり見えます。
写真は地中海側で反対側が大西洋となります。

５月７日。スペイン１５日目。
タリファからアルヘシラスに向かう途中の丘からのジブラルタル海峡は絶景です。
タリファの町、ラスパロマス島、ジブラルタル海峡そしてアフリカ大陸です。

アルヘシラスの宿「レイナクリスティーナ」は今までで最高。
部屋は広いは、料金が安い！！！
２泊４食付きで・・・何とのびっくり！！！約１２０ユーロです。
写真は門からフロントまで続く道でその敷地は驚くほど広い。

５月８日。スペイン１６日目。
この地からアフリカは見えています。
アルヘシラスから船でジブラルタル海峡を渡ってモロッコへ日帰りで訪問します。
セウタ（アフリカにあるスペイン領）～モロッコ（テトゥアン～タンジェ）～セウタ　と巡るツアーに参加しました。
写真はテトゥアンを案内するガイドさんです。

５月９日。スペイン１７日目。ジブラルタル。
アルヘシラスからラ・リネアに入りそのままジブラルタルに向かいます。
スペインにある、イギリス領・・・それがジブラルタル。
その大きな岩山が特徴です。
写真はジブラルタルから見るスペインです。

５月１０日。スペイン１８日目。
ラ・リネアは正式には「ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシション」という長い名前です。
ジブラルタルと国境を接しているというだけで、観光地ではありません。
写真はラ・リネアから見るジブラルタルの岩山です。

５月１１日。スペイン１９日目。ロンダ。
ラ・リネアを出発してロンダに向かいます。
通り過ぎる町すべてが「白い村」です。
写真は断崖の上にあるロンダの町です。

５月１２日。スペイン２０日目。トレモリーノス。
ロンダからトレモリーノスの日本人経営のホテルに入ります。
ここに５泊して今後の旅の予定を立てます。
レンタカーの旅なので何の制約もありません。

５月１３日。スペイン２１日目。マラガ。
トレモリーノスから電車でマラガに来ました。
マラガに来た理由はＣeciに会うためです。
それにしてもよくCeciに会えました！！！！！！！
Ｃeciは、私の船でのスペイン語の先生だったんです。

５月１４日。スペイン２２日目。トレモリーノス。
お昼は宿で、蕎麦と冷奴！
日本人経営のホテルならではです。

５月１５日。スペイン２３日目。トレモリーノス。
ビーチでイワシの串焼きをいただきました。

５月１６日。スペイン２４日目。トレモリーノス。
宿の近くにあるビノテカで食事にします。
この５日間はかなり余裕の日々でした。

５月１７日。スペイン２５日目。ミハス。
ミハスまでトレモリーノスから距離で約２０km。
時間で３０分位。
トレモリーノスからこんなに近いのに別世界が広がります。

５月１８日。スペイン２６日目。ミハス。
ミハスの裏山に登りました。
ミハスの町、その向こうに地中海が見えます。

５月１９日。スペイン２７日目。アンテケラ。
ミハスからアンテケラに移動します。
アンテケラは初めて聞く町で旅行ガイド本に載っていません。
それだけ素朴で素敵な町です。
なのに、城跡が素晴らしかったり、白い村の名に恥じません。
トレモリーノスの日本人経営の宿で進められた場所です。

５月２０日。スペイン２８日目。アンテケラ。
アンテケラ近郊のTorcal自然公園に遊びに行きます。
奇岩が連なる特異な場所です。

５月２１日。スペイン２９日目。コルドバ。
アンテケラからコルドバに来ました。
世界遺産「コルドバの歴史地区」（３件目）を訪問します。
写真はコルドバの中心にあるメスキータです。
ホテルはパラドールで３泊します。

５月２２日。スペイン３０日目。コルドバ。
コルドバの街歩きの後、近郊のイスラム時代の遺跡「メディナ・アサーラ」に行きます。
※ここが２０１８年に「メディナ・アサーラのカリフ都市」として新規登録されました。

５月２３日。スペイン３１日目。コルドバ。
今日はどこにも出かけず、ホテルで一日ゆったりとします。
写真はホテルの部屋のテラスからの眺めです。

５月２４日。スペイン３２日目。バエーサ。
コルドバから世界遺産「ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群」（４件目）のバエーサの町に来ました。
オリーブ畑に囲まれ、のどかな町という印象です。
しかし、その歴史は重く、レコンキスタの最前線の町でした。
イスラムの支配下だったウベダとバエーサだが、１３世紀にはキリスト教徒の手に戻り、１６世紀にイタリアから流入したルネサンスの理念とともに町が修復され繁栄した。
写真はバエーサのカテドラルです。

５月２５日。スペイン３３日目。ウベダ。
ウベダはバエーサの隣町ですが８ｋｍほど離れています。
写真はウベダのエル・サルバドール教会です。

５月２６日。スペイン３４日目。グラナダ。
バエーサから世界遺産の町グラナダに来ました。
その目玉は「アルハンブラ宮殿」。
「アルハンブラ宮殿」は２８日にじっくり巡ります。
２６・２７日はその周辺の街歩きです。
町全体がテーマパークのようです。
写真はアルハンブラ宮殿の夜景です。

５月２７日。スペイン３５日目。グラナダ。
世界遺産に「グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区」（５件目）として登録されています。
そのアルバイシン地区をセグウェイで巡ります。
セグウェイは公道も走れちゃいます。
写真はガイドのアナさんです。

５月２８日。スペイン３６日目。グラナダ。
アルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ離宮は予約が必要です。
写真はその宮殿の一番である「アヤラネスの中庭」です。

５月２９日。スペイン３７日目。
グラナダを出て、モンテフリオに立ち寄ってエルチェに向かいます。
モンテフリオはスペインで一番美しい村と言われています。
写真はモンテフリオの町です。

５月３０日。スペイン３８日目。
世界遺産「エルチェのヤシ園」（６件目）を見学します。
椰子は紀元前５世紀にフェニキア人が持ち込んだといわれている。

５月３１日。スペイン３９日目。
エリチェを出てアルコイとエル・カステル・デ・グアダレスト（写真）に立ち寄って、バレンシアのリゾート地、ハベア（Javea）に入ります。
旅行ガイド本に載っていない所です。

６月１日。スペイン４０日目。
ハベアの海岸でジェットスキーで遊びます。

６月２日。スペイン４１日目。バレンシア。
ハベアからバレンシアに入ります。
ここの目的は、世界遺産「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」（７件目）です。
地中海貿易をもとに発展したバレンシアは、１５世紀初頭、政情不安やペストの流行によって、バルセロナの商人が拠点をバレンシアに移しさらに最盛期を迎えた。

６月３日。スペイン４２日目。バレンシア。
海に行きます。
この海岸線は、コスタ・デ・アサール（オレンジの花の海岸）と言います。
お巡りさんは四輪バギーで見回りです。
それにしても、寝てる人を引いちゃいそう！

６月４日。スペイン４３日目。テルエル。
バレンシアを出て地中海と別れ、内陸部に入り最初の町がアラゴン州にあるテルエルです。
世界遺産は「アラゴンのムデハル様式建築」（８件目）です。
写真はムデハル様式の大聖堂（カテドラル）の鐘塔です。

６月５日。スペイン４４日目。
今日はテルエル郊外の町をドライブしました。
４日と５日の宿は「パラドール・デ・テルエル（写真）」です。
ムデハル様式に影響を受けた大邸宅をパラドールとして使用しています。

６月６日。スペイン４５日目。クエンカ。
テルエルからアルバラシンに立ち寄ってクエンカに向かいます。
「要塞都市クエンカ」（９件目）として世界遺産に登録されています。
写真は「宙づりの家」です。

６月７日。スペイン４６日目。クエンカ。
左の町がクエンカで右手の建物が世界遺産サン・パブロ修道院を改装したパラドールです。
そのパラドールに二泊しました。

６月８日。スペイン４７日目。アランフェス。
クエンカからアランフェスに来ました。
アランフェスは王家の保養地だけあって、「アランフェス協奏曲」が流れてきそうな雰囲気です。
「アランフエスの文化的景観」（１０件目）として世界遺産に登録されています。
写真は「エリプテカ広場」からの王宮です。

６月９日。スペイン４８日目。アランフェス。
今日は一日アランフェスです。
こういう場所で結婚式もいいものです。

６月１０日。スペイン４９日目。トレド。
アランフェスから５０ｋｍちょっとの距離なので、早めにトレドに着いてじっくりと街歩きをします。
「歴史都市トレド」（１１件目）として、世界遺産に登録されています。

６月１１日。スペイン５０日目。トレド。
今日は一日パラドールで過ごします。
写真はパラドール方面から見るトレドの町です。

６月１２日。スペイン５１日目。
トレドを出て、ラ・マンチャの風車の町を巡ります。
写真はコンスエグラにある風車群です。
宿はラ・マンチャ地方の旧都である、アルマグロに泊ります。

６月１3日。スペイン５２日目。
アルマグロでは「サンタ・カタリナ修道院」を改装したパラドールに連泊しました。

６月１４日。スペイン５３日目。
アルマグロを出発し、ドン・キホーテの舞台となったラ・マンチャ地方をドライブしてアルカラ・デ・エナレスに入ります。
写真はエル・トボソで、ドン・キホーテが想いを寄せた女性ドゥルシネアが住んでいた村とされています。

６月１５日。スペイン５４日目。
ドン・キホーテの道の締めくくりは、セルバンテスが生まれた世界遺産「アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区」（１２件目）の町の見学です。
写真は「セルバンテスの家」です。

６月１６日。スペイン５５日目。グアダラハラ。
アルカラ・デ・エナレスを出て、グアダラハラの市街見学をします。
写真はこの町のシンボルとなっている王子邸です。

６月１７日。スペイン５６日目。シグエンサ。
グアダラハラからシグエンサに入ります。
ここは何と言ってもお城のパラドールです！！！
アランフェスから始まって、今マドリッドの周辺を巡っているところです。

６月１８日。スペイン５７日目。セゴビア。
シグエンサからセゴビアに来ました。
パラドールに連泊します。
写真はパラドールから見るセゴビアの町です。

６月１９日。スペイン５８日目。セゴビア。
「セゴビアの旧市街とローマ水道橋」（１３件目）として世界遺産に登録されています。
水道橋は驚きの大きさです。

６月２０日。スペイン５９日目。
アビラに行く途中にエル・エスコリアルの町に立寄ります。
「マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設」（１４件目）として世界遺産に登録されています。
この日はアビラのパラドールに泊まります。

６月２１日。スペイン６０日目。
今日は一日アビラです。
「アビラの旧市街と城壁外の教会群」（１５件目）として世界遺産に登録されています。
旧市街を昔の様子そのままの城壁がぐるっと取り囲んでいます。

６月２２日。スペイン６１日目。
アビラからレルマに入ります。
宮殿を改装したパラドールに泊まります（写真）。

６月２３日。スペイン６２日目。
レルマ→ブルゴス→アタプエルカ→カルサダと移動します。
世界遺産「ブルゴスの大聖堂」（１６件目：写真）、「アタプエルカの考古遺跡群」（１７件目）を訪問し、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダのパラドール・ベルナルド・フレセネダに泊まります。

６月２４日。スペイン６３日目。
サン・ミジャン・デ・ラ・コゴージャで世界遺産「サン・ミリャン・ユソとスソの修道院群」（１８件目）を訪問します。
世界遺産「「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路：カミノ・フランセスとスペイン北部の道」（１９件目）の一部である、エステージャ～プエンテ・ラ・レイナの町を歩きます。
宿はフランスとの国境に近いオンダリビアです。
写真はサン・ミジャン・デ・ユソ修道院です。

６月２５日。スペイン６４日目。
スペイン北部のビスケー湾沿いに走ります。
ゲルニカに立ち寄って、ビルバオ郊外にある世界遺産「ビスカヤ橋」（２０件目）を訪ねます。

６月２６日。スペイン６５日目。
世界遺産「アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器時代洞窟壁画」（２１件目）を訪問しますが、レプリカの博物館でも写真禁止です。
サンティジャーナ・デル・マルのパラドールに連泊します。
※2016年11月、国立科学博物館の世界遺産「ラスコー展」を見学し写真も撮れました。https://4travel.jp/travelogue/11201205

６月２７日。スペイン６６日目。
サンティジャーナ・デル・マルで偶然お祭りに遭遇しました。

６月２８日。スペイン６７日目。
サンティジャーナ・デル・マルの町を出発し、ヒホンに向かいます。
途中ガウディの作品がある、コミージャスに立寄ります。
そしてシードラ（リンゴ酒）で有名なナバの町にも寄ります。
ヒホンも連泊なので余裕です。
写真はガウディ作の「エル・カプリチョ」です。

６月２９日。スペイン６８日目。ヒホン｡
ヒホンの町でもお祭りです。
ビスケー湾に面している地域はケルト系なんですね。
ヒホンから南に向かう銀の道の起点でもあります。

６月３０日。スペイン６９日目。オビエド。
ヒホンからオビエドはすぐです。
世界遺産「アストゥリアス王国とオビエドの宗教建築物群」（２２件目）として登録されている６つの教会が郊外に散らばって立地しています。
写真はサンタ・マリア・デル・ナランコ教会です。

７月１日。スペイン７０日目。レオン。
レオンに入り旧サン・マルコス修道院を改装したパラドールに泊まります。
その昔は、サンティアゴ巡礼者の救護施設として使われていました。

７月２日。スペイン７１日目。アストルガ。
レオンからアストルガに着きます。
巡礼の道、そして銀の道の町です。
写真は巡礼博物館になっているガウディ設計の司教館です。

７月３日。スペイン７２日目。
アストルガを出て、巡礼の町ビジャフランカ・デル・ビエルソに向かいます。
途中ポンフェラーダの町のテンプル騎士団が造ったお城を訪ねます。
そして、世界遺産「ラス・メドゥラス」（２３件目：写真）に立寄ります。
ラス・メドゥラスとは、ローマ時代の金の採掘現場跡です。

７月４日。スペイン７３日目。
ビジャフランカ・デル・ビエルソの町を出て、世界遺産「ルーゴのローマの城壁群」（２４件目：写真）と「ヘラクレスの塔」に寄り、宿のあるア・コルーニャの対岸の町、「サンタ・クルス・デ・オレイロス」に入ります。
ルーゴのローマの城壁群は３世紀ころ、ローマが重要な軍事拠点として建設した城壁の遺構です。

ア・コールニャの町にある世界遺産「ヘラクレスの塔」（２５件目）です。

７月５日。スペイン７４日目。サンティアゴ・デ・コンポステーラ｡
聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラに入ります。
巡礼者たちはここで旅を終えたのでしょう。
世界遺産はそのまま「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」（２６件目）です。

７月６日。スペイン７５日目。サンティアゴ・デ・コンポステーラ｡
一日サンティアゴ・デ・コンポステーラで過ごします。
写真はオブラドイロ広場に面して建つ連泊したパラドールです。

７月７日。スペイン７６日目。バイオナ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラを後にして、海岸線を南下します。
ビーゴに立寄って、着いた町がバイオナ。
海に突き出た岬にパラドール（お城：写真）があり、風光明美な町です。

７月８日。スペイン７７日目。サラマンカ。
今までのガリシア地方からカスティーリャ・イ・レオン地方（サラマンカ）に一気に戻ります。
天候も町の雰囲気も変わります。
写真は世界遺産に「サラマンカの旧市街」（２７件目）として登録されている町をパラドールから望みます。

７月９日。スペイン７８日目。サラマンカ。
今日はサラマンカの町で一日過ごします。
サラマンカは古代ローマ人によって築かれ、「銀の道」の中継地として栄えた歴史ある町です。
写真の建物は、「貝の家」で、巡礼者を守る騎士団の家でした。

７月１０日。スペイン７９日目。シウダ・ロドリゴ。
ポルトガルの「コア渓谷」にちょっと足を延ばして行ってみます。
シウダ・ロドリゴのお城のパラドールに泊まり、町歩きも楽しみます。

７月１１日。スペイン８０日目。
先に「コア渓谷」が世界遺産に登録され、２０１０年にスペインの「シエガ・ヴェルデ」が範囲を拡大して追加登録されました。
世界遺産「コア渓谷（ポルトガル）とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵群」（２８件目）です。
そのままカセレスに向かいます。

７月１２日。スペイン８１日目。
「カセレスの旧市街」（２９件目）として世界遺産に登録されている町を一日歩きます。
その旧市街は「エストレマドゥーラの宝石」の名に恥じない、美しいものです。
写真はエストレージャの門です。

７月１３日。スペイン８２日目。グアダルーペ。
カセレスから世界遺産「グアダルーペ王立修道院」（３０件目）を訪問します。
その向かいのパラドールに泊まります。

７月１４日。スペイン８３日目。トルヒージョ。
グアダルーペからトルヒージョに向かいます。
泊まったパラドールはサンタ・クララ尼僧院を改装したものです。
エストレマドゥーラ地方はコンキスタドーレス（征服者）達の故郷です。
ピサロはトルヒージョの出身。
コルテスはメデジンの出身です。
写真はトルヒージョの町です。

７月１５日。スペイン８４日目。メリダ。
スペインのローマと言われるメリダを訪れます。
ローマ時代の遺跡が町には数多く残り、「小ローマ」と呼ばれている。
これらの遺跡が世界遺産「メリダの考古遺跡群」（３１件目）として登録されている。

７月１６日。スペイン８５日目。アルマデン。
メリダから銀の道を南下してサフラを抜けセビージャに向かう予定でしたが、２０１２年の世界遺産登録状況をチェックしていると、スペインから新規登録されているではありませんか！！
「アルマデンとイドリア‐水銀鉱山の遺産」（３２件目）です。
アルマデンはスペインで、イドリアはスロベニアです。
今いる所から、遠ければあきらめもつくのでしょうが、ちょっと寄り道をすればいい所にあるので向かいます。
写真はアルマデンの町で手前に鉱山が見えます。

７月１７日。スペイン８６日目。
午前中アルマデン鉱山の見学をします。

セビージャに戻ってレンタカーを無事返せました。
７９日間で総走行距離は７８３９kmです。
レンタカーの機動性を知ってしまったので今後の旅にレンタカーは欠かせないものになりました。

７月１８日。スペイン８７日目。マドリッド。
セビージャ、サンタ・フスタ駅からマドリッドに向かいます。
マドリッドで評判のマッシュルームをいただきました。

７月１９日。スペイン８８日目。マドリッド。
マドリッドの宿で今までの整理と今後の予定を立て直すつもりでした。
ところが宿でのインターネット接続がうまくいきません。
これで大きくスケジュールが狂ってしまいました。
安宿にしたためです。
旅の終わりは多少豪華なホテルにした方が良い印象が残るということを実感しました。
写真はソル広場です。

７月２０日。スペイン８９日目。
スペイン８９日間の旅を終えました。
とても旅しやすかったですし、たくさんの思い出が残りました。
ヒースロー空港（ロンドン）に向かい、イギリスとアイルランドの旅が始まります。

スペインをぐるりと一周しました。
バルセロナ方面はまたの機会に訪問します。
緑のピンが世界遺産の場所です。