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2013年秋。高野山で初めて体験した宿坊での修行体験。とても貴重な体験だったので、一年が終わろうとする少し前の11月後半に、毎年、宿坊を訪れようと決めました。今年訪れた場所は、厳しい修行寺として名高い福井県・永平寺。ここは宿坊ではなかったですが、修行の一片に触れることが出来たので書き記しておきます。

修行の旅 to 永平寺 2014秋

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2014/11/22 - 2014/11/24

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すみれ2B

すみれ2Bさん

2013年秋。高野山で初めて体験した宿坊での修行体験。とても貴重な体験だったので、一年が終わろうとする少し前の11月後半に、毎年、宿坊を訪れようと決めました。今年訪れた場所は、厳しい修行寺として名高い福井県・永平寺。ここは宿坊ではなかったですが、修行の一片に触れることが出来たので書き記しておきます。

旅行の満足度
4.5
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 目的地・永平寺へは事前に電話と書面にて連絡をとっていました。15時に到着する予約をしていたので、初日はゆっくりめの正午頃のスタートです。

    目的地・永平寺へは事前に電話と書面にて連絡をとっていました。15時に到着する予約をしていたので、初日はゆっくりめの正午頃のスタートです。

  • 特急『しらさぎ』。

    特急『しらさぎ』。

  • およそ2時間で福井駅に到着。

    およそ2時間で福井駅に到着。

  • 福井駅から永平寺へは、行き方は何通りかありますが、僕はえちぜん鉄道で行くことにしました。

    福井駅から永平寺へは、行き方は何通りかありますが、僕はえちぜん鉄道で行くことにしました。

  • 久しぶりに駅員さんに切符を切ってもらったので、記念に一枚。

    久しぶりに駅員さんに切符を切ってもらったので、記念に一枚。

  • ホームでは、恐竜さんが電車の到着を待っていました(恐竜王国ふくい)。

    ホームでは、恐竜さんが電車の到着を待っていました(恐竜王国ふくい)。

  • 永平寺口駅で下車。ここからはバスに乗り換えて永平寺に向かいます。

    永平寺口駅で下車。ここからはバスに乗り換えて永平寺に向かいます。

  • 15分ほどバスに揺られ、永平寺参道に到着しました。バス停では近くのお蕎麦屋さんのおばちゃんが<br /><br />「荷物も預かれますから寄ってってくださーい」<br /><br />と言ってくれましたが、これから修行に行く僕は心を鬼にし、<br /><br />「ありがとうございます」<br /><br />とだけ言って静かに立ち去りました。<br /><br />だんだんと緊張感が増していきます…

    15分ほどバスに揺られ、永平寺参道に到着しました。バス停では近くのお蕎麦屋さんのおばちゃんが

    「荷物も預かれますから寄ってってくださーい」

    と言ってくれましたが、これから修行に行く僕は心を鬼にし、

    「ありがとうございます」

    とだけ言って静かに立ち去りました。

    だんだんと緊張感が増していきます…

  • ポカポカ陽気で紅葉真っ盛りの3連休初日。気づけばこの日は絶好の行楽日和で、観光客がかなり大勢いました。

    イチオシ

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    ポカポカ陽気で紅葉真っ盛りの3連休初日。気づけばこの日は絶好の行楽日和で、観光客がかなり大勢いました。

  • 一礼して、いよいよ入山です。

    一礼して、いよいよ入山です。

  • ここでは、宿泊することを『参籠』と呼びます(僕は一泊でしたが三泊の参籠もできます)。<br /><br />受付を済ませると案内役の方(修行僧)に連れられ、部屋に通されました。参籠者が必ずしなければならないことが、すべての規律に従うこと。荷物を置くとまず言われたのが、夕食までに入浴を済ませてほしいので10分ほどで呼びにくるとのこと。このとき時刻は15:30。すでにあたふたし始めます。寝間着でいいのか?とか。<br /><br />ちなみにこの日の流れは写真の通りです。

    ここでは、宿泊することを『参籠』と呼びます(僕は一泊でしたが三泊の参籠もできます)。

    受付を済ませると案内役の方(修行僧)に連れられ、部屋に通されました。参籠者が必ずしなければならないことが、すべての規律に従うこと。荷物を置くとまず言われたのが、夕食までに入浴を済ませてほしいので10分ほどで呼びにくるとのこと。このとき時刻は15:30。すでにあたふたし始めます。寝間着でいいのか?とか。

    ちなみにこの日の流れは写真の通りです。

    曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

  • 『宿坊ではない』と概要に書いたのは、参籠者が宿泊する施設は、言ってしまえば旅館に近いような奇麗な建物だったから。年間を通して参籠希望者を受け入れているようです。<br /><br />この日の参籠者は6組ほどいて、グループ毎に部屋が用意されていました。僕はこの日、一人で18畳の部屋に宿泊したのでした。

    『宿坊ではない』と概要に書いたのは、参籠者が宿泊する施設は、言ってしまえば旅館に近いような奇麗な建物だったから。年間を通して参籠希望者を受け入れているようです。

    この日の参籠者は6組ほどいて、グループ毎に部屋が用意されていました。僕はこの日、一人で18畳の部屋に宿泊したのでした。

  • 基本的にすべてが集団行動だったので、写真を撮ることなどは憚られました(そもそも修行に来ているので)。<br /><br />精進料理、座禅、法話、映画、トイレへの礼儀まで、あらゆることを通して、修行僧の方にいろいろと教えていただきました。言われれてみれば、人間としては至極当然の内容なのかもしれませんが、ふと、立ち止まることの少ない現代人にとっては有意義な時間だったと思います。<br /><br />この日は21時に就寝。

    基本的にすべてが集団行動だったので、写真を撮ることなどは憚られました(そもそも修行に来ているので)。

    精進料理、座禅、法話、映画、トイレへの礼儀まで、あらゆることを通して、修行僧の方にいろいろと教えていただきました。言われれてみれば、人間としては至極当然の内容なのかもしれませんが、ふと、立ち止まることの少ない現代人にとっては有意義な時間だったと思います。

    この日は21時に就寝。

  • 二日目の朝は3:30に起床。布団を片付けて、朝の坐禅の時間に修行僧の方が声をかけてくれるのを待ちます。<br /><br />この日の流れは写真の通り。<br />(繰り返しになりますが、修行中の写真はありません)<br /><br />高野山でも朝のお勤めに参加させていただきましたが、それはあくまでその光景を見ているスタイル。しかしここ永平寺は違いました。参籠に来ていた人の名前を呼び上げてくれるのです。とても有難いひとときでした。<br /><br />また、永平寺ならではで最も印象に残ったのが、100人を超える修行僧による読経です。これはまさに、圧巻の一言。『修行の一片に触れることができた』と感じたのはこのときでした。<br /><br />お勤めが終わると、一人の若い修行僧の方が小一時間ほど山内を丁寧に案内してくれ、一息して朝食。それが終わると全日程が終了しました。<br /><br />半日ほどの短い時間でしたが、日々をせわしく過ごしている自分にとってとても有意義な時間だったと感じました。やはり晩秋には、修行に訪れることを継続したいと思います。<br />

    二日目の朝は3:30に起床。布団を片付けて、朝の坐禅の時間に修行僧の方が声をかけてくれるのを待ちます。

    この日の流れは写真の通り。
    (繰り返しになりますが、修行中の写真はありません)

    高野山でも朝のお勤めに参加させていただきましたが、それはあくまでその光景を見ているスタイル。しかしここ永平寺は違いました。参籠に来ていた人の名前を呼び上げてくれるのです。とても有難いひとときでした。

    また、永平寺ならではで最も印象に残ったのが、100人を超える修行僧による読経です。これはまさに、圧巻の一言。『修行の一片に触れることができた』と感じたのはこのときでした。

    お勤めが終わると、一人の若い修行僧の方が小一時間ほど山内を丁寧に案内してくれ、一息して朝食。それが終わると全日程が終了しました。

    半日ほどの短い時間でしたが、日々をせわしく過ごしている自分にとってとても有意義な時間だったと感じました。やはり晩秋には、修行に訪れることを継続したいと思います。

  • 8時半過ぎには受付をあとに。

    8時半過ぎには受付をあとに。

  • 久しぶりにまぶしい朝日を見ました。

    久しぶりにまぶしい朝日を見ました。

  • 最後に永平寺そばをいただき、下山。

    最後に永平寺そばをいただき、下山。

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