2014/11/02 - 2014/11/11
133位(同エリア577件中)
ゆうさん
三年越しの願いがようやく叶い、1週間の休暇を使ってブータンを訪れました。
ヒマラヤの小さな国になぜこんなにも惹かれたのか、自分でもよくわかりません。
でも、行けてよかった。
考えることも多く、これまでの観光旅行とは全然違う、自分の宝物と言える旅となりました。
11月4日、峠を越えて一路ポブジカ谷へ。
越冬のため飛来するオグロヅルを守るため、電線を張らない決断をした心優しき人々の暮らす場所です。
◎旅程◎
11月2日(日)
成田国際空港 10:45 TG641
スワンナプーム国際空港 15:45
11月3日(月)
スワンナプーム国際空港 7:20 KB141
インド・グワハティ空港経由
パロ国際空港 10:45
パロ、ティンプー
11月4日(火)
ポブジカ
11月5日(水)
ポブジカ、ブムタン
11月6日(木)
ブムタン
11月7日(金)
ブムタン、トンサ
11月8日(土)
プナカ、ティンプー
11月9日(日)
パロ
11月10日(月)
パロ国際空港 11:45 KB120
スワンナプーム国際空港 16:45
スワンナプーム国際空港 22:35 TG640
成田国際空港 11/11(火)6:15
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
-
11月4日。
朝の光の中の目覚め。
ブータンにいるんだなぁ。。。なんだかドキドキする朝です。 -
朝ごはんまで15分あったので、お散歩に出てみました。
ホテルの正面は車のショールーム。
ロイヤルウェディングの写真が大きく飾られていました。 -
同じくホテルの目の前には「スイス・ベーカリー」というパン屋さん。
行ってみたかったなー。
今回の旅、ちょっと駆け足の行程だったため、首都ティンプーで街歩きの時間があまりとれなかったのは結果的に残念でした。 -
手旗信号で交通整理する交差点も、朝は静かなもの。
-
人も車もいない、静かな朝。
これが首都のメインストリートなんだよね。 -
さぁ、朝ごはん。
思いっきりウェスタンスタイルなのはちょっと残念かなー。
一品くらいブータン料理があるといいのに。 -
ポブジカ谷にむけてティンプーを出発。
途中、牛さんの群れに遭遇。
多少スピードは落とすもののまったく動じないドライバー・ワンチュクさんもすごいけど、車をよけるそぶりも見せない牛たちもすごい。。。 -
ティンプー県とプナカ県の県境には検問所があります。
対象は外国人観光客だけのようです。
レトさんが車を降りて書類を提出してくれました。 -
標高3150mのドチュ・ラ。 ※ラ=峠
108の白い仏塔が青空に映えています。 -
天気次第で、ここからヒマラヤの山々が見えます。
このときは雲が厚く、残念ながらヒマラヤは見えませんでした。 -
道中、突然の通行止め。二時間動かないらしい。
レトさんと話していたら、なんと半年前に来日していたことが発覚。日本の学生にブータンを紹介したり、被災地にルンタ(祈念旗)を掲げてくれていたことを知り、驚きました。
ルンタはレトさん個人の思いでブータンから持ってきてくれたそう。その優しい気持ちに、涙が出そうになりました。
そしてレトさんも大好きだと言ってくれた復興支援ソング「花は咲く」を一緒に歌いました。
まさか、ブータンの山の中でこの歌を歌うなんて。 -
すぐ後ろには目の描かれたトラック…インドだな。間違いない。
レトさんのPCを覗き込み、ブータンの歴史や宗教、GNH(国民総幸福)をプレゼンした時の資料(英語版)も見せてもらいました。
やっぱりマルチに言語を操れる人ってすてきだなぁ、とレトさんを見て思う。
いろんな国の人と文化や歴史について語り合えたら楽しいだろうな。 -
敏腕ドライバー・ワンチュクさん(後で聞いたところ、大型バスの運転もできるそう)の信仰なのか、車にはニンマ派の高僧の写真がかけてありました。
日本では見ないほどの九十九折なのにカーブミラーもガードレールもないブータンの道路ですが、こういう気持ちが守ってくれるのかもしれないね。
なお、ブータンではシートベルトの着用義務がないそうです。事故のとき脱出しやすいように。…やっぱり起きるのか、事故。 -
二時間後、車は無事に動き出しました。
二つの川が合流する地点に建てられたワンデュ・ポダン・ゾンは、2年前に火事で焼け落ちてしまったとのこと。
車窓から見ながら通過。 -
こちらも車窓から、リンチェンガン村。
17世紀、ワンデュ・ポダン・ゾンを作るためにインドから移住してきた職人が形成した村だそう。今の住人もその子孫とのことです。 -
お尻が痛くなってきた頃、お昼ご飯。
クエンペン・レストランへ。 -
ここにも王様の写真が。
-
観光客向けレストランは基本ビュッフェ。
欧米の人たちが山と盛っているのを見ると、口にあうみたい。
日本人的にはやや油っこいかな… -
お芋をコリアンダーと合わせたものがおいしい。
私はやっぱりフライよりこういうほうがいいなぁ。
あと、ブータンのお肉料理には結構な割合で骨がついてます。
しかも見た目にはわかりにくい。
不用意に口に入れてガリッ、ということが何度かありました。 -
デザートはりんごとグァバ。どちらも完熟。
ていうか、りんご熟れすぎ!!シャリシャリした食感がいいと思うのだけど、完全に柔らかくなってました。
そして日本人な私は皮を食せませんでした。1個ずつは食べたんだけど、やっぱり苦いというか…虫食いの痕あるし…ごめんなさい。 -
ブータンの爪楊枝はなぜか両方尖ってます。
-
ドリンクにはメイドインブータンのりんごジュースをセレクト。
濃厚でおいしい!(甘かったので100%ではなさそう)
このジュースは売っている場所も多く、お土産にしようかとも思ったけど、ペットボトルの質に不安があり、結局持ち帰りませんでした。 -
このレストランの一角にはお土産コーナーも。
布製品、木工製品などなど。 -
レストランからの眺め。
屋根で唐辛子を干すのは今の時期の名物だそうです。
唐辛子に限らず、青菜やにんにくも干されていました。 -
ヤク!初めて見た!!
大きい…
てっきり野良ヤクかと思いましたが、飼い主がいるそうです。
こちらの家畜は基本的に放牧のよう。 -
ガンテ・ゴンパへ。
まだ幼いお坊さんたちがお勤めをしているお堂に入れてもらいました。
レトさんがさわやかな声で壁画の説明をしてくれるのですが、聞きなれない言葉と外国人が珍しいのか、みんなに見られました。
…お勤めの邪魔だったかな。ごめんなさい。 -
石畳の広場では、シャクナゲの小枝を乾燥させていました。
お香になるそうです。
47種類あるシャクナゲのうち、お香にできるのは2種類だけで、しかもその2種類をミックスして使うのだとか。
どんな香りか興味津々でしたが、乾ききらないうちは嗅がないほうがいいとレトさんに止められました。気分が悪くなることがあるようです。 -
入り口の上の獅子たち。
悪魔はよく獅子に姿を変えるそうで、それが僧の法力によって調伏されたことを示すため、お寺の意匠となっているようです。
調伏と言っても殺してしまうわけではなく、僧の力に恐れ入って仏教に帰依し、守り神となるというストーリーのよう。 -
彫刻と彩色の実演というか、作業を公開しているブースがあります。
許可をいただいて写真を撮らせてもらいました。
何種類もの彫刻刀?を用いて、繊細なデザインを彫っていきます。 -
ツルと無限の紐の意匠。この方の作品かな。
-
壁面を覆う意匠も、よく見れば彫刻の上に色をつけたもの。
繊細で美しい。 -
ガンテ・ゴンパの近くで、家を建てているところに遭遇しました。
壁を作るために、女性たちが木槌で叩いて土を固めていました。
下は頑丈な土壁、上は木や竹と土を組み合わせた壁になるそうです。 -
ようやくポブジカ谷が見えてきました。今日はこの谷の農家に泊めてもらい、ファームステイを楽しみます。
それにしても何だか懐かしい風景… -
谷を吹き渡る風は強く、ぐっと気温が下がった感じがしました。
-
今回の旅でお世話になったハイエース。
この車、かなりたくさん走ってました。
GSは「Indian Oil」一択のようでした。 -
今日お世話になる農家の玄関前には、大きな洗い場が。
かなり大きいので、もしかしたら共同で使うのかもしれません。 -
わかりにくいですが、隣家との境に垣根があり、物干しとしても活躍していました。
-
薪のストック。
薪割りも自分たちでするのかなぁ。 -
ファームステイ先の農家に着いたのは16:30頃でしたが、裏庭ではもう石が焼かれていました。
ブータン式石風呂・ドツォをリクエストしていたので、おうちの方が用意してくれていたんだと思います。 -
おうちのすぐ横まで畑。
赤カブが収穫の時のようです。 -
お父さんとレトさんがほぼ同時に見つけたオグロヅルの編隊。
言われてもなかなか見えなかった私…ブータンの人は目もいいみたい。
ここポブジカ谷は、越冬のためにチベットからわたってくるオグロヅルを大切にしています。
ツルをひっかけてはいけないと、電気の供給は地下ケーブルにし、地上には電線を張っていません。なんて心優しい人々。 -
オグロヅルは毎年10月の終わりにわたってくるそうですが、今年は少し遅れ、私たちの訪問の3日ほど前に初めて姿を見せたそうです。
会えてよかった! -
さぁ、ではおうちの中へ。
玄関は二階です。屋外の急な階段をのぼって、お邪魔します。
この農家は、エコツーリズムプログラムに参加しているおうち。
自然観察と農村体験を組み合わせた体験型の観光により、自然保護と観光収入の両立をめざすものだそうです。 -
広いお部屋と、ふかふかのマットレス、分厚い毛布、清潔なシーツ。
私のためと、レトさん・ワンチュクさんのためと、二部屋用意してくれていました。
ブータンの家は広いです!
一部屋も大きいし、部屋数も多いです。 -
リビングの一角。
ペットボトルを切った植木鉢で植物を育て(サボテンまであった!この寒い谷で枯れずに育つのか!?)、使われてはいなかったけどウォーターサーバーを持つ家。
村長さんクラスかと思ったけど、レトさんいわく、ふつうらしいです。
でもマグカップなんか20客以上あったし、お客様の多い家なんだろうか? -
リビングの真ん中には薪ストープ。
上に乗った二つのお鍋のうち、大きいほうでお湯をわかし、小さいほうでは干し肉を戻していました。
うしろの食器棚のうえには、炊飯器にポット。 -
ウェルカムドリンク?のミルクティと、お米のお菓子。生米を炒ってから潰して乾かして作るお菓子だそうです。お味は、うん、お米そのもの。
一緒に入っている塊は自家製バター。このバターやお砂糖を混ぜて食べてもおいしかったです。
ドライバーのワンチュクさんは、コンセントを借りてスマホを充電させながらゲームに興じてました。日本の若者とおんなじ(笑)。 -
そうこうしているうちに、ドツォ(石風呂)の用意ができたとのこと。
水を張った浴槽に、焼けた石をいれて熱くしたお風呂。
かなり熱々だったのでびっくりしたら、これまでに来た日本人はみんなもっと熱くしてくれと言ったとか。…ほんと? -
お父さんが、荷物置き場として庭先の丸太を用意してくれました。
薄暗い(ていうかほとんど何も見えない)中、おそるおそる入ったお風呂でしたが、とっても気持ちよかったです。芯から温まるとはこのこと。
途中で石を追加してもらいましたが、一気に温度が上がってびっくりしました。
まぁ、ビニールシート一枚隔てた先には、お父さんやらレトさんやら隣家のご家族やらが、石を焼くたき火を囲んで盛り上がってたので、ちょっと落ち着かなかったですけど(笑)。 -
お風呂から上がるとすぐに晩ごはん。
お母さんの手料理をいただきました。外国人ということで、ほとんど唐辛子を使わないメニューでしたが、どれも美味しかったです。
・赤米 ・インド風スープ ・カリフラワーと唐辛子のスープ
・大根、唐辛子、干し肉の煮込み ・じゃがいも、人参、ニンニクの炒め物
・畑で採れたレタス -
薪ストーブの横に置いてあった、竹製のリングはなんと鍋敷き。
器の底が丸くなっているため、そのまま置くと転んでしまうので、リングにはめて置くそうです。
食事のあと、レトさんワンチュクさんや、このおうちのお嬢さんたちも石風呂に入りにいきました。入るだけじゃなくて、交代で石の番もしたようです。
一番風呂をいただいたばかりか、それらすべて免除していただき、なんか完全に私だけお客様なのね…心苦しい。 -
お客様な私には、自家製焼酎アラまでふるまわれました。
お酒に弱いと伝えたら、卵を落とした状態で出してくれました。
が。最後にどうしても半熟状態の卵が残ります。お酒を吸ってスポンジみたいな卵を食べるのが一番きつかった… -
男性陣がお風呂に行った後、お母さんがデザートにときゅうりと柿をむいてくれました。
お母さんはほとんど英語がわからず、レトさんもいないため、会話はほぼ成立せず(笑)。
でも不思議と言いたいことは伝わるものです。
ここで、日本から持参したお土産を渡しました。日本の風景写真でできた来年のカレンダーと、和柄の巾着やヘアピン・手鏡など。
緊張の面持ちだったお嬢さんたちも笑ってくれて、嬉しかったです。 -
日本から、自分の家族や、国内旅行で撮った写真なども持っていきました。
お嬢さん二人が英語がわかるので、通訳をお願いして見てもらいました。
食いつきがよかったのは、ブータン国王夫妻が来日したときの写真と、日本の動物たち、そしてなぜか私の弟。
お皿洗いを申し出てみたのですが、丁寧に断られ、結局私お客様のまま… -
隣家のお父さんと息子さんもやってきて、薪ストーブを囲んでしばし語らいのとき。
このお父さんは英語が堪能で、ブータンのことを色々教えてくれました。
ひょうたんをくりぬいて作ったカップ?で豪快にお水を飲むと、じゃぁねと帰っていかれました。
それを合図にお開きとなり、私たちもそれぞれの部屋へ戻って就寝です。
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