晩秋の悠久山散策

2014/11/06 - 2014/11/06

　11月の越後には珍しく、昨日と今日の２日間晴天だった。急遽、おにぎりを作って二人で昼近く、妻が運転して悠久山へ紅葉を観に出かけた。
やわらかい日差しで、温度も20度近くあった。今年最後の小春日和かもの知れない。
　残念ながら丘の桜の葉はすでに散っていた。昨日からの晴天で落ち葉は乾燥し、踏みつけるとカサカサと音を立てた。青春の頃、流行った、シャンソンの「枯葉」を思い出した。
　メロディは覚えているが歌詞は一部しか覚えていない。確かこんな文句が入っていたと思う。
　　　枯葉よ.. 秋の陽よ、金色の枯葉散る。束の間に燃え立つ恋に.....
腹が空いたので、広場に出て、持参したおにぎりをパクつき、ポットの水筒から熱い番茶を紙コップに注いで飲んだ。
　たったそれだけだったが美味しかった。近くに母娘と思われる２人が、楽しそうに食事をしていた。
　「暖かくて、いい天気ですね、」「そうですね、汗ばむくらい」　日本の挨拶は情緒があっていい。たったそれだけで、優しい気持ちになれる。
　悠久山は桜の名所である。３千本以上の桜が４月下旬に咲く。昔は染井吉野が主だったが、今は八重桜や枝垂桜も多い。
　今年の桜の時期に車で来たら、駐車場が満車で諦めて帰ったが、紅葉の季節は人もまばらだ。
　ロマンチックなムードがお好きな方は晩秋の悠久山公園をお勧めしたい。

エリア 長岡・寺泊(新潟)

公園の中の広場

八重桜は未だ葉を残していた。

日本庭園もある。

池の周りは未だ緑が多かった

これは長岡城を摸擬した郷土博物館。（表紙の写真も）

園内には小動物園もある。猿が日なたぼっこをしていた。

園内には長岡城主去った牧野藩の蒼紫神社がある。

悠久山には杉も多い。