2013/11/02 - 2013/11/05
233位(同エリア458件中)
いしいやすなりさん
- いしいやすなりさんTOP
- 旅行記45冊
- クチコミ2件
- Q&A回答4件
- 31,792アクセス
- フォロワー3人
クレジットカードにたまっていたポイントがもうすぐ期限切れとのお知らせが突然舞い込んできたので、そのポイントを使って航空券を手に入れることにしました。さて、ではどこへ行ったものかと考えた末、アリゾナ州ツーソンの知人を訪ねてみることにしました。大好きな飛行機にもたくさん乗れたし、たった3泊4日、賞味2日間だけでしたけど、ポカポカと暖かく太陽がまぶしいアリゾナを満喫できて満足しました。
自分はアメリカ在住なので、これは国内旅行ですね。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バーモント州からアリゾナ州までは、アメリカ大陸を北東の端から南西の端に斜めに横断する長距離です、バーリントン空港から朝11時40分に飛行機に乗って、2度も乗り換え、まる1日かかります。
ユナイテッド航空を利用しましたが、大都市を結ぶ基幹路線以外はユナイテッド・エクスプレスで、これはユナイテッドとは名ばかりの、無名の下請け航空会社が単にユナイテッドの名前で運行するものです。
この第1便はバーリントンを11時40分に出発、2時間くらいでシカゴに着く便ですが、小さいリージョナルジェットです。 -
シカゴからデンバーまでの、ユナイテッドの便です。飛行機はかなり古いですが、一応A320です。そのせいかどうか知りませんけど、中にいるCAさんも、こころなしかみなさんくたびれたベテラン選手という感じが…。
実はアメリカではここ30年くらいでCAさんの高齢化もかなり進んでおり、1980年には平均年齢は30歳だったのが、2007年にはなんと44歳。また1980年には35歳以下のCAさんの割合が78%だったのが、2007年には21%で55歳以上の割合とほぼ同じというすごい状態になっているそうです。 -
基幹路線でも機内食などは一切なく、スナック類の販売があるだけです。ためしに、3種類あるスナックボックスのうち、一番体に悪くなさそうな「Tapas」を選んでみました。$8.59。支払はクレジットカードのみ。
-
中身はこんな感じでした。クラッカーやピタチップス、オリーブ、ブルシェッタ・スプレッド、チーズ・スプレッド、ハマス、アーモンド、チョコレートなど、かなり盛りだくさんでぎっしり詰まっていました。おいしかったし、下手な機内食よりもボリュームがありました。ワインが欲しくなったくらいです。 ワインも売っていましたけど、お昼にそこまでお金をかけたくない貧乏な私は、グッと我慢しました。
-
デンバーでもう一度乗り換え、ふたたびエクスプレスの小さい飛行機に乗る頃には、もうすっかり日が暮れていました。2時間時差があるので、本当に丸一日かかる長旅です。アメリカって広いですね。大好きな飛行機にたくさん乗れたので、自分としては嬉しかったです。
-
ツーソンから車でほんの1時間くらいのマウント・レモンという山に登ってみました。ツーソンは11月上旬でも30度くらいなのに、ここは標高3,000メートルくらいあって、気温は15度くらい。ジャケットがないと寒いです。頂上付近はあまり見るところはありません。山小屋のようなレストランや店が1,2件あるだけで、あとは別荘のような家がポツンポツンと点在しています。もう少し先に行くと、スキー場もあるということでした。
-
しかし、途中の景色は見事です。車を道路脇に止めて写真を取れるような場所がちょくちょくとあります。
-
岩がゴロゴロしているところを、道路の外に歩いて出て行けます。探検をしてずっと歩いてみると面白いかもしれませんが、高所恐怖症の人にはちょっと向かないですね。
-
かなり崖っぷちというところもあります。
-
-
市のはずれにある、サン・ハヴィエールというミッションに立ち寄ってみました。古いカソリックの修道院で、修復工事が行われているところでした。アリゾナ州はもともとメキシコだったので、カソリックの布教活動が盛んにおこなわれたのだろうと思います。かなり観光客が多く訪れていました。
-
ツーソンのダウンタウンにあるアムトラックの駅です。州に3往復だけ、列車が通ります。ロサンゼルスまで夜行列車で行くことができます。逆向きは、テキサス、ニューオリンズなどを通って、フロリダまで行く、超長距離列車です。
-
この駅には、小さいですが鉄道博物館もあります。
-
ホテル・コングレスは20世紀初に建てられた由緒ある歴史的なホテルです。40部屋しかない小さいホテルですが、現在でも営業していて宿泊できます。客室にはテレビもなく、家具なども古く、1930年代の雰囲気をそのまま再現している、ユニークなホテルです。レストランやバーも裏手にあります。
-
ダウンタウンにある大聖堂。ダウンタウンは、夏の超暑い時期を除けば、気持ちよくブラブラと歩いて見られます。
-
大聖堂の中はこんな感じです。涼しい!
-
ダウンタウンにある古いフォックス・シアター。いろんなコンサートや演劇などが行われています。僕が行ったときは路面電車はまだ工事中でしたが、現在は走っていて、ダウンタウンと大学町を結んでいるようです。
-
このユニークな建物は、ピーマ・カウンティの役所です。郡の裁判所やら、郡政府の施設がここに詰まっています。ちょうど選挙が行われていて、投票所にもなっていました。
-
アリゾナ大学の入り口です。ダウンタウンから遠くないところに、広々としたキャンパスがあり、コンサート劇場や美術館、博物館なども中にあります。学生がたくさん歩いているし、ブラブラと散歩するにはいいところですね。
-
キャンパスの外にあるちょっとファンキーなカフェ。大学町のストリートにはこんな感じの店が一杯並んでいます。学生が溢れていて、とても活気があります。
アリゾナ州というと、グランドキャニオンくらいしか思い浮かばないかもしれませんが、ツーソンはフェニックスの南1時間半くらいのところで、落ち着いた感じの都会といったところでしょうか。フェニックスにくらべたら、規模も小さいですが、山にも近いし、こちらの方が文化的味わいがあると思います。 -
大学町のスターバックスもこんな建物です。
-
いよいよツーソンともお別れです。たった2日間しかいなかったのだからしょうがないですね。ツーソンの空港もこじんまりしたわかりやすい空港です。飛行機の向こうは砂漠ですね。
-
ツーソンを離陸してからしばらくの間は、砂漠また砂漠です。デンバーに近づくと、景色は雪をかぶったロッキー山脈の様子に変わっていました。
-
実は、マイレージを使って復路をアップグレードしたのです!ツーソンからデンバーまでの飛行機はあまりに小さくてエコノミーのみだったのですが、デンバーからシカゴまでの飛行機は新品のピカピカのB737-900でした。その最前席にどっかと座りました。思わず興奮です。
-
2時間半くらいの、午後のフライトでしたから、「スナック」の名目で機内食が出ました。地中海風の冷菜の盛り合わせで、生ハム、トマト、バジルを載せたモツァレラチーズ、アーティチョーク、ブラックオリーブ、アスパラガス、赤ピーマンなど。それとフルーツにクラッカーでした。ワインもお水とともにグラスで運ばれました。
国内線とはいえ、初めてのファーストクラス、嬉しかったです! -
デンバーから乗った飛行機がシカゴに到着する頃には、もうすっかり暗くなってしまいました。これは飛行機の窓から見えたシカゴの夜景です。
-
シカゴで2度目の乗り換え、最後のバーリントン行きの飛行機に乗り込む頃はすっかり夜になっていました。しかも寒い!それなのに飛行機は沖止めで歩いてタラップを上ります。
-
ファーストクラスでも、今度はエクスプレスなので、座席も小さいです。
-
サービスはどんなだろうと思っていたら、ウェブサイトには「高級スナックボックス」と書かれていましたが、あ、これって・・・。
-
じゃーん!エコノミーで売ってるのとどこが違うの?って感じで、よく見るとエコノミーで買ったのより品数が少ないじゃないですか!期待はしてませんでしたけど、せめてサンドイッチとかフルーツとか、もうすこしジャンクフードっぽくないものにしてほしかったです。それと、ワインもいただきましたが、最前列の席だったのでギャレーが丸見えで、エコノミーで売っている例のミニボトルのキャップをひねって、エコノミーと同じプラスチックのカップに注いでいるのを目撃してしまいました。
この便、所要2時間で、距離にしたら東京ーソウルと同じくらいなのに、やっぱりアメリカの国内便ってこんなもんなんですねえ。ジャンクフードの夕食になってしまいました。
でもまあ、それはそれで社会勉強だと思えば、旅のいい経験になりました。
飛行機の話が多くなって大変失礼しました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アメリカ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30