2014/10/27 - 2014/10/27
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sallyさん
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じょうりゅうじょ、と聞いただけでなんだかワクワクするように
なってしまいました。
スコットランドの旅から1ヶ月、日本のウィスキー蒸留所巡りを
始めてしまいそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
作並温泉に程近いところに蒸留所はあります。 -
蒸留所到着。 -
敷地の西側にズラっと並んだのが
ウィスキーの醸造庫。 -
こちらが、ニッカ創業者(日本のウィスキーの父)
竹鶴(たけつる)さんです。
真ん中が若いころ、右が晩年。 -
蒸留所ツアーの始まりはじまり〜
おねえさんが案内してくれます。
そして、この建物が”キルン塔”といって
いい具合に発芽した麦芽を乾燥させる
建物だそうです。
とても面白いかたちをしているので
是非、中が見たかったのですが、ここは
非公開。 -
ウィスキー造りの行程は
①発芽 ②乾燥 ③糖化 ④発酵 ⑤蒸留 ⑥熟成
これをシンプルにわかりやすく
説明してくれます。 -
これこれ、ニッカのトレードマーク。
昔、おとうさんが飲んでました。
で、この右側に②糖化+③発酵の施設
があるのですが、ここはカメラ禁止。
糖化と発酵の具合を数値でみるモニターが
数台とその画面をみている方がお二人いました。
24時間3交代でこの過程を見守るそうです。 -
来ました! ポットスチル。
これだよね、これを見ないとね。 -
このくびれがある大きなヤカンなみたい
なものでアルコールを蒸留します。
ここのはくびれがあるから、アルコール
以外の雑味が蒸留されない分スッキリし
た仕上がりになるんだそうです(って、
これはウィスキー本から学んだ) -
蒸留するってことは、このヤカンの
下は火熱されているんですが、
宮城のここは直火ではないんですね。
ニッカといえばの”「余市」蒸留所では
石炭を手作業でくべています”の映像。
行って見たいな、余市蒸留所。 -
-
そうそ、この蒸留所は
モニターで行程を見せてくれるんです。 -
わかりやすいぞ。 -
背伸びをしても見えないポットスチルの全形も
こんな風にモニターで。 -
カフェスチルって何かって?
カフェって名前がいきなりお洒落な感じですが
グレインウィスキー(原料が麦でなく、とうもろこし等)
を蒸留する設備です。ここからできたものをシングルモルト
ウィスキー(原料が麦だけのもの)と混ぜると
ブレンディッドウィスキー(シーバスリーガルとかね)が
出来るんですわね〜。ははーん。 -
で、ここも、この工場のポイントで、
ひとつの敷地内で、シングルモルトとグレインウィスキー
のふたつを蒸留させる施設を持っているという点で珍しい
そうです。 -
そうそう、
って、ガイドのお姉さんが話してくれたことそのまま
書いてスミマセン。なんせ、面白くて。
ええと、この蒸留所敷地のこだわりは、
電柱を置かず地下に埋設したこと、蒸留所の壁は
赤レンガにすること、元々あった樹木をなるべく
切らないようにすること。
すべて竹鶴さんのこだわりだったそうです。
どんな方だったのかなぁと思います、頑固なだけ
ではなかったんだろうなぁ。 -
ふたたび、大きなヤカンにフォーカス。
ポットスチルのしめ縄がポイントです。
竹鶴さんのご実家が造り酒屋とのことで、
”全ての酒造りには神が宿る”ので、という
意味からそうです。
や、ウソです。そうは云ってないけど、
なんだったかな・・・?
とにかく造り酒屋のご実家からの風習に従って
ってことだったような。忘れました。
不思議と馴染んでいるしめ縄。。。 -
いい具合に紅葉しています。 -
貯蔵庫に向かって歩いていきます。
そして、ここの樹木も幹が黒い。
先月行ったスコットランドの蒸留所も
同じく真っ黒だったのです。ここは日本、
日本語なので是非とも理由を聞いてみたい。 -
理由をおねえさんに聞きました。
酵母が関係しているんですよ、
と云ってましたが、コーボ、、、?
それだけではもうひとつよくわかりません。
ただ、おねえさんも「それ以上聞かないでね」かも
しれないので、あとでゆっくり調べてみようと思い
ます。 -
-
はい、ウィスキー樽の貯蔵庫にやってきました。
この薄暗い雰囲気がたまりません。 -
ピートです。
これを燃やして麦芽を燻す、というか乾燥させるんで
すよね。
ここは北海道で取れたものを持って来ているんですって。
ピートって"泥(どろ)の炭”ってわけで100%天然生成
ですが、1cmの厚みに10年経ているって話は始めて
知りました。 -
左から1年後、5年後、そして「天使の分け前」分が
減った12年後。
『天使の分け前』は蒸発で減った分なんですが、
そんな呼び方がロマンチック。
ツアーのお客さまも、この説明にわぁっと湧く。
そこもスコットランドの時と同じ。
ここ、ツアーの説明の聞かせどころなのね。 -
-
醸成1年後、5年後、12年後のウィスキーの香りを
嗅いで違いを確認します。
なかなか楽しいです、鼻に特に自信のない自分でも
その違いは明らかです。 -
-
この蒸留所(というか来てみたら、まぁまるで工場なんですけれどね)
は、45歳だそうです。 -
樽のサイズも種類もいろいろあるんですね。 -
-
-
-
ってワケで、最後にお楽しみの、 -
試飲コーナー♪ -
ここのシングルモルトは、ここの土地の名前
『宮城峡(みやぎきょう)』
ウィスキーのこういうシンプルなネーミングも
またいいですよね。 -
試飲の数は少ないです、というか、こんなもんなのか?
というか、いっぱいあっても飲めないけど。
薄めちゃうのがもったいなくて、ストレートでいくから
なんですが。
あ、それで、ここで試飲出来るのは3種類。
宮城峡、鶴、アップルワイン。 -
つまみは、ウィスキーチョコレート。 -
申し遅れましたが、今回、バスツアーで参加している
ため、なにぶん忙しい。
試飲ウィスキーは惜しくも飲みきれず、泣く泣く残しつつ
(ゴメンなさいませ〜)お土産コーナーに急ぎます。
ビシっとスーツをきたおじさまが、このウィスキー販売
コーナーにおりました。本当はこのカウンターで試飲を
チビチビ楽しみながら、蘊蓄をうかがいところだったの
ですが。
こちらで買ったものは最後に載せることにしましょう。 -
次の立寄ポイントにやってきました。
旧伊達邸。 -
-
お昼を頂きます。
伊達家15代の自邸を保存しつつお食事処として
開放しています。 -
お腹がいっぱいになったら、明治時代に
建てられたという日本家屋を見学します。
本書院に甲冑。甲冑コワい・・・。 -
2階から眺めます。 -
-
この長押(なげし)は7間、
1本の秋田杉から切り出した17mの材だそう。
すごいね。 -
お庭の砂が京都みたいになってた。
ってこんな表現、日本人として拙いではないか。 -
-
ここで一番の発見ポイントはこれです。
木を挟んで左右にある屋根のかたちが
こんな風に違う。 -
左は元武家ですから、といわんばかりに
がっちがちの重厚な屋根の形ですが、 -
右はまぁーるい弧を描いて
なんとも身近な感じ。
表玄関、裏玄関ってことなんでしょうかね?
でもどちらも同じ面にあるんですね。 -
次の立ち寄りポイントは、
やはり伊達さんゆかりのあるこの神社を
抜けた裏側にある、、 -
秋保の滝。
秋保って書いて”あきう”って読むんですよね。
iPhoneカメラでは色が上手く出ないもん
ですね、もっとキレイでした。 -
滝の見晴し台のすぐそばに
上手い具合にお茶屋さん。 -
時間がないくせに入っちゃいました。 -
やだ、、これ、とっても美味しい。
くるみの玄米餅(手前)は、ちょっと
焼いたお餅が香ばしくて、くるみのたれが
最高に合うよ。
奥は、東北に来たら食べてしまう、ずんだ餅。 -
最後の立ちよりポイントはここ。
”アグリエの森”
この簡素(失礼)でスッキリな外観のわりに
このお店は面白かった。 -
野菜のカステラ、とかね。
カボチャ、人参、ほうれん草のお味がありまして
どれも「し〜っとり」で美味しかったです。
(ゴメンナサイ、買わなかったけれども) -
土地柄、野菜、果物が沢山。
お安くはないけれど、やっぱり惹かれちゃいますよね
産地直送。 -
ハイ、最後に今回のお買い物したものです。
やっぱりニッカのトレードマークのおじさま
が入ったものがいいですねー。つい欲しく
なります。が「忙しくてよく見ないで買っちゃ
ったのよ〜」と母親が云う小さな樽には
ウィスキーゼリーが入っており。誰が食べる
んだろうなぁ〜って話です。ウィスキーの
ゼリーって・・。 -
”シングルカスク”を初めて買ってみました。
1つの樽からそのまま瓶詰めしたウィスキーです。
アルコール度数、なんと60度。どうなってしまう
んでしょ〜?
もう1本は『宮城峡』のシェリー樽で醸成されたもの。
他に2種類あったのですが、マッカラン好きなので
やはりシェリー酒樽のが間違いないなという判断。 -
最後の最後に、
アイルランドのウィスキー、”タラモアデュー”。
これ、アイルランドで買ってから、相当経ってます。
ニッカウィスキーのパンフレットを読んでいたら、
『封を開けなければ大丈夫』
的なことが書いてあって、ふと思い出してゴソゴソ
探したらありました。家の引っ越し、改築を経て、
いまだ開封されず。
いつ開けることになるのでしょう・・・?
おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- susanaさん 2015/04/21 17:39:32
- マッサン開始後のニッカの様子を垣間見せていただきましました
- sallyさん、はじめまして。
昭和記念公園コミュの一員でもあります、susanaと申します。
「教えてトラベラー」の夏さん(もちろん、何度かお会いしている方です)とのやりとりが素敵に思えたので、旅行記にお邪魔させていただいたら。
昨年の初夏あたり(「マッサン」放送前の時点)に初めて訪れて、まだそこそこきちんと残っている余市のニッカの旅行記が、最新旅行記としてリンクされているのを発見して嬉しくなり、早速お邪魔しました。
私の旅行記にコメントをくださった、これまたお友達トラベラーのれいろんさんに「飼わなきゃだめじゃん!」とダメ出しされた、シングルカスクをちゃんと購入されていらっしゃる。
ここまでだけでもこれだけ沢山の共通点が出てきたことに驚き、思わず書き込みしてしまいました。
次の旅先が楽しみなので、フォローもさせていただきますね。
本日からよろしくお願い致します。
susana
- sallyさん からの返信 2015/04/21 20:20:42
- シングルカスクは…
- susanaさん、初めまして!
書き込みありがとうございます、旅行記を読んで頂いて嬉しいです。
そしてフォローまで(!)
> 私の旅行記にコメントをくださった、これまたお友達トラベラーのれいろんさんに「飼わなきゃだめじゃん!」とダメ出しされた、シングルカスクをちゃんと購入されていらっしゃる。
そうなんですよね〜、シングルカスクは正直言ってすごく飲みづらいとは思うんですが(角が取れていない直球、、、的な)でも、蒸留所に行ったら買うべきはそれ、って話らしいですね。
わたしも今回知ったのですが。
> ここまでだけでもこれだけ沢山の共通点が出てきたことに驚き、思わず書き込みしてしまいました
ありがとうございます。
susanaさんのジブラルタル旅行記、読みました。
あそこって、イギリスなんですよね〜。イギリス、どーも好きで・・・、今年も行ってしまい
そうな気配ですが。それにしても飛び地のイギリス、ジブラルタル。行ってみたいです。
他にもブタペストなど、わたしが行ってみたいところばかりな為に旅行記を見るのを
ためらってしまいます(行くと決めた国は”ガイドブックにある写真をなるべく見ない派”
です。そういう”派”があるとすれば)
でも、また旅行記拝見させて頂きたくお邪魔させて下さいませ。
宜しくお願いします。
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