グアムからマーシャル諸島へアイランドホッピング母子旅行:マジュロ編

2014/10/13 - 2014/10/17

そろそろ新しい国に行きたい。でも子供と離れたくない。QPはそこまで旅行好きじゃないし、一人子連れで行ける新しい国ってどこだろう？しかもなるべく近場で、危険じゃなくて、時差が少なくて、子供がいっても楽しめそうなところ・・・そんな条件で浮上してきたのがマーシャル諸島とミクロネシア連邦。グアムとハワイの間くらい。この辺沢山島がある。でも飛んでる飛行機はユナイテッドのみ。

まずはグアムに飛び、そこからアイランドホッピング線でグアム − チューク（トラック）− ポンペイ（ポナペ） − コスラエ（クサイ） − クワジャリン − マジュロと飛ぶ。今回滞在したのはグアム、チューク、マジュロでマジュロが一応メインです。

10月11日（土） UA197　5:00 PM　NRT - 9:55 PM GUM
10月12日（日） UA176　7:45 PM GUM - 9:35 PM TKK
10月13日（月） UA155　10:45 AM　TKK - 7:17 PM　MAJ　（via ポンペイ、コスラエ、クワジャリン）
10月16日（木） UA154　11:20 AM MAJ - 5:05 PM GUM （via クワジャリン、コスラエ、ポンペイ、トラック）
10月17日（金） UA828 6:55 AM GUM - 9:40 AM NRT

料金は大人税込119,280円。乳幼児11,500円。

エリア マジュロ(マーシャル諸島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.0

＊チューク編の続きです。

結局マジュロに到着したのは午後8時だった。一日中飛行機乗り続けて、狭い座席で息子をエンターテインし続けて、疲れた。マジュロ遠すぎ。マーシャル諸島の首都マジュロは一番発展しているはずだけど、空港はかなりしょぼい。書類は米国並みに多く、エボラ関連の書類の記載もあり、空港職員民みんなマスクで異様だった。アフリカからかなり遠いと思うのだけど。

空港からホテル、Robert Reimersまでは送迎をお願いしていた。往復10ドル。マジュロ環礁はとても細長く、ホテルまで結構遠くて30分くらいかかった。ここは老舗で、部屋数も多く、ちゃんとホテル、と言った感じ。部屋は本館2階のバルコニー付きツインで一泊104ドルプラス11％税金。高い！部屋は広いけど、シャワーのみ。部屋にWiFiがあるのはうれしいけど、有料で1時間5ドルか24時間15ドル。ログアウトすれば細切れで1時間使えるので、1時間のほうにした。頑張って一日のネット時間を1時間に抑えよう。ちなみに携帯は空港からホテルまで全く持って電波が入らず。ローミングカバーしてないのか、マジュロ？

時差もあり、もう午後9時半頃だけど、夕食がまだだったので、ホテル併設のレストランで食事。結構広くてにぎわっているし、メニューも豊富でリーズナブルでよかった。アメリカンなものが食べたかったので、バーガーを。クランベリージュースと、白いご飯でトータル10ドル。バーガーはバンズがいまいちだけど、パテはかなりボリュームたっぷりで、なかなかおいしかった。ポテトもついてくるし、悪くない。子供も機内で少し寝たのと、日本時間だとまだ6時半なので、元気だった。

食後シャワーして、午後11時ごろ息子就寝。日本での就寝時間8時ぴったり。私もまだ眠くないので、貴重なネット時間を楽しむ。

昨日夜遅かったので何時ごろ起きるかな？と思ったら8時半頃だった。日本時間だとまだちょっと早いけど、私も7時間はねられたのでスッキリ。朝食を食べに外に出てみる。ホテルの目の前にKLCを発見ｗ　機会があったら入ってみよう。隣はFormosaという台湾系のスーパー。かなり広いけど、品ぞろえが貧相。旅行者向けのものはドリンクくらいしかない。フルーツもリンゴとオレンジしかなくがっかり。子供の好きなヨーグルトもないなあ。グアムのスーパーが恋しい。

Dar Coffee Cornerという店が目に留まり、中の様子がわからなくてドキドキだったけど、入ってみることに。

中は意外と小ざっぱりとしたダイナーという感じだった。ベビーチェアもあり、着席。

卵とベーコン、トーストのセットを頼む。ベーコン切らしていてハムだけどいい？と言われたけど、出てきたのはチョリソーのようなものだった。少し辛いので子供は食べられないと思ったけど、どうしても欲しがるのであげたら喜んで食べていた。しょっぱいのであまり食べてほしくないのだけど…あとパンとフルーツも子供にあげる。ドリンクはフリーリフィルのアイスティー。マジュロではアイスティーが定番でフリーリフィルっぽい。トータル7ドル70セントであまり安くはなかった。

ちょっと町を散策。日本の援助でできたバス停？とか。

ビキニ環礁の市庁舎。

銀行も一応ある。

ホテルにはコテージタイプの部屋もある。海に面しているけど、この海が砂浜ではなく港なので、泳ぐ感じではなかった。プールもない。ホテルの人にどこか泳げるビーチがないか聞くと、西の果てのLauraビーチまで行かないとないらしい。あとはすべて私有地だとか。Lauraまでは車で1時間かかり、タクシーで行ってくれるか不明。ホテル手配だと100ドル位する。それはあり得ないので、あきらめる。まさかここまで来て、こんな近くにきれいな海がありながら、泳げないなんて！確かに事前にネットで調べたときも、砂浜は少なく、空港近くのホテルのプライベートビーチくらい、とあったなあ。ほかにすることもなく、途方にくれる。Enekoという離島がいいらしく、そこに行こうと思ったけど、10時発なので今日はもう間に合わず、明日行くことに。まあそもそも今日行ったら明日何する？という話なんだけど。

今日どうするか作戦を練りつつ、部屋で子供と遊んでいると、早くもお昼寝モードなので、まずは寝かせてから行動することにする。結局2時間半も昼寝したので、もう午後2時半。とりあえずお昼ご飯を食べに、海水プールがあるというMarshall Island Resortへ行ってみることに。タクシーで75c。マジュロのタクシーは基本乗合で、基本一本しかない道路をずっと走っているだけなので、バス代わりで安い。バスより頻繁に来るし、こりゃ便利でいいわ。5分ほどで到着。かなりの大型リゾートで、入り口は立派。でもどことなくやはり寂れた感がある。プールはなんと今閉鎖中だという。ショック！

でもせっかく来たので、お昼を食べていくことに。子供には白いご飯を頼み、日本から持ってきたベビーフードのおかずをかける。こちらのキッズミールとかもきっと食べられるけど、栄養面とか、味付けの濃さとか考えると躊躇してしまう。

野菜に飢えていた私はマジュロサラダ。茹で卵、ベーコン、チキンなどがのっている。茹で卵とチキンはとりわけ。

こちらのレストランではデフォルトでテーブルに醤油があるのが面白い。あとケチャップ。ドリンクとトータルで12ドル強。

食後ホテル敷地内を歩く。マジュロは片側はラグーン、片側が外海になっていて、こちらはラグーン側。でもここも砂浜ではないなあ。

と思って歩いていると、ちょこっとだけ砂浜エリアがあった！！波もほとんどないし、ここなら遊ばせられる。プールやお風呂は大好きな息子だけど、海はまだ3回目。しかも1年ぶりくらいだった。今回は最初慎重に歩いていたものの、途中から慣れて石や砂を拾ったり、楽しんでいた。

なぜかヤンキー座り。プールはやっていなくて残念だったけど、海に入れたし、このホテルのバーで無料WiFiが思いがけず使えたりしたので、来てよかった。夕方までここで過ごした。

夜ご飯はホテルのレストランへ。魚が食べたかったので、マグロのグリル、わさびマヨソースを。わさびマヨっていうのがさすが日本の影響が残るマジュロ。私はあえて海外で和食を食べようと思わないので食べていないけど、どこもメニューにカツ丼とか、カレーライスとかをよく見かける。日本人観光客はほとんど見かけないので、地元の人が食べるのかな。ちなみに観光客は見かけた限り白人（オーストラリアとかアメリカとか）、韓国人、台湾、大陸の人が多い感じ。

デザートにPandanus（タコノキ）というローカルのフルーツのパイを。味はシナモンのきいたパンプディングという感じ。どのあたりがタコノキなのか不明。ネットでみると焼き芋のような味らしいけど…フリーリフィルのアイスティーと、トータルで17ドルとちょっと豪華ディナー。息子は今日は午後9時に就寝。日本時間だとまだ6時。明日以降どうなるかなあ。

朝7時過ぎに子供が起きたけど、眠かったので無視して寝てたら子供も寝たらしく、次に起きたらなんと9時。10時に出発なので焦る。急いで支度して、でもご飯は外せないので、ホテルのレストランへ。Island breakfastというのがあったのでそれにしてみた。ご飯にスパムミート、卵焼き。朝からヘビー＆ジャンキー。だから島の人はみんな太ってるのか。ちなみに目玉焼きが食べたくてfried eggsと言ったのだけど、出てきたのはこれだった。Sunny side upとか言わないといけないの？飲み放題コーヒー(bottomless coffeeとあった。なるほど。)と一緒にトータル8.5ドル。

10時にホテル裏の船着き場からボートに乗ってEneko島へ。20分くらいの船旅。往復で35ドル。スピードボートで、ラグーン内なので揺れずに快適。「うみ、うみ！」と大興奮。ちなみに今回の同乗者、4組子連れがいた。みんな白人の両親に、ローカルっぽい生後間もない赤ちゃんたち。養子縁組ツアーとかなのかな？私は私でアジア人の母親なのに白人の血が混じってる子供を連れてて、異様な団体。でも子連れだらけなので居心地良かった。あまりつっこんでは話していないけど、みんなアメリカ人で、ビザ待ち（子供の？）で数週間滞在していると言っていた。この辺からアダプトするのってよくあるの？そんなに孤児が多いのかな？

と、話はそれたけど、途中世界第二次大戦中に沈んだ飛行機の残骸を見る。ものすごく透明度が高いので、こんなに透けて見える。

島到着。

無人島かと思っていたら住んでいる人もいるらしく、豚がいた。食べているのはPandanus（タコノキ）の実。子供は「ぶー、ぶー！」と大興奮で追いかけまわしていた。ほかにも鶏がいたりして「こっこ」といいながら追いかけまわす。海そっちのけで楽しんでいた。

まさに天国。来てよかった！しかしこの島、蚊が多く、日陰に入ると蚊に刺されまくり、日差しの下にいると肌がじりじりして、究極の選択。

白い砂浜に透明度の高い海。ラグーン側なので波もほとんどなく穏やかで安心して遊べる。魚も潜らずとも見えるけど、やっぱり少し沖へ出てシュノーケリングするとたくさん見えるみたいで、エイを見た人もいるし、うらやましかった。一人子連れだとシュノーケリングすらできないね。せめてもう少し大きくならないと。ここには午前10時半から午後4時までいたので、寝たらあわよくばシュノーケリングしようと思ったけど、朝遅くまで寝たせいか、全然寝なかった。

島には売店はないので、食料は持ち込み。ホテルのレストランで用意してもらったクラブサンド。8ドルとかだったかな。

動物追い掛け回したり、砂で遊んだり、波で遊んだり、カヌーで遊んだり・・・全然飽きなかった。

ここまで足をのばしてよかった！

さようなら、Eneko島。

ホテルに戻り、シャワーして、息子はちょこっとだけお昼寝（もう夕方だけど）。さすがに夕暮れの時間には起こして、一緒にサンセットを見に行った。

晩御飯は出かけるのが面倒になり、またホテルのレストラン。スタッフもやさしいし、気楽でいい。何かローカルなものが食べたいな、と思い、Island comboという魚介類のマリネ系のセットにしてみた。前菜の欄にあったのだけど、3種類で15ドルだったので、メインになるかな、と思って。したら本当に前菜の類が3つで、めちゃくちゃ量も多かった。しかもどれも基本トマトと玉ねぎで似てる。失敗した。一個はセビッチェ。もう一個は名前失念。セビッチェのココナッツミルクバージョン。フィジーでもこんなの食べておいしかったなあと思って。もう一つは単にサルサだった。これに大量のトルティーヤチップスがつく。おなかは一杯で食べきれなかったけど、なんだか物足りない。

デザートにPandanusチーズケーキを頼む。これが大正解！昨日のパイもおいしかったけど、このケーキもめちゃうまい。そしてアメリカンサイズ。

部屋に戻り、ふとTVをつけてみると、なんとNHK教育TVがあるではないか！しかもちょうど「いないないばあ」と「あかあさんといっしょ」をやっている。うわー、数日みてないだけだけどめちゃくちゃ懐かしい！息子も大喜びで見ていた。午後9時ごろ、ブンバボンになり、どんだけ喜ぶのかなあと思っていたら、なんと眠かったようで、ベッドのほうに自分で行き、「ねんね」と言って寝てしまった。ブンバボンにも勝る眠気、すごいな。

午前11時20分のUA便でグアムへ。9時くらいにホテルを出れば余裕かなと思っていたら、8時15分に出発、と言われる。チェックインがこむらしい。納得いかないけどしょうがない。快はギリギリまで寝ていたので朝食を食べる時間がなかった。空港には8時半ごろ到着。やっぱり空港はしょぼい。

もちろんラウンジなんてない。でもカフェテリアがあったので、そこで朝食を食べることに。朝食セットに水で7.5ドル。空港価格なんだろうけど、ホテルで食べるのと変わらないのでいいか。やっぱり卵にポルトガルソーセージ（チョリソーみたいなもの）、トーストorご飯のセット。ケチャップの容器みたいなジャムが面白い。ローカルはチキンラーメン（インスタントヌードルに具を入れて調理したものっぽい）を食べている人が多かった。スパムミートののったおにぎりも気になったけど、超巨大だったし、味は想像つくので買わなかった。

空港は小さくて、3時間近く時間をつぶすのは大変だった。セキュリティー後も簡易なキオスクくらいしかなく、冷房はきいているけどつまらない！地元の子どもと遊ばせる。幸い飛行機はオンタイムだった。さようなら、マジュロ。こんなところに人が住んでいて、歴史的にも面白いけれど、観光という意味ではいまいち。もう一度来たいかと言われると疑問。離島はきれいだけど、他にもきれいな島や海はたくさんあるし。ダイビング以外ではやっぱりすることはあまりないのかな。

細長―い環礁の上に町や空港がある。幅数十メートル、長さ何十キロって感じ。この写真のちょうど真ん中くらいが空港。

最西端。結局行かなかったけど、ここにはきれいなLauraビーチがあるらしい。

今日最初のストップはクワジャリン。このあたりも細長く丸い環礁になっている。

クワジャリンの後はコスラエは今回は止まらず、ポナペまで。ここでランチが出た。サンドウィッチとフルーツ。ポナペの空港はこのあたりの島々の中では一番近代的だった。待合室も広く、カフェ、nursery （赤ちゃんルーム）あり。カフェのガラス越しにチューする子供たち。か、かわいい！

ポナペの後はチュークへ。隣の席のグアムのおばちゃんがめっちゃいい人で、子供の面倒をたくさん見てくれた。途中降機できるものの、通算7時間強の長時間フライト、一人で子供の面倒を見るのは正直つかれていたので助かった。

＊グアム編へ続く。

この旅行記へのコメント （4）

• 旅人けいさん 2015/01/03 13:40:16

  きれいな海ですね

  こんにちは　はじめまして。
  マーシャルには何度か仕事で行ったことがあり、懐かしく拝見しました。
  海と砂浜、幅がせまくどこまでも続く島と緑を懐かしく思い出しました。
  
  
  ローラビーチにインスパイアされて作られた曲があります。ピアノの演奏が一昨年Youtubeにアップロードされていました。
  
  木下牧子「ローラ・ビーチ」（迷宮のピアノ　より）　
  
  https://www.youtube.com/watch?v=bM72ZxEnouA
  
  
  
  昔、直行便があったことはあったのですが、JALが２度ほどチャーターで試みたものの、一度に多くの人を観光客を受け入れるのが難しくて、定期化はされなかったようです。グアムからマジュロまでの直行便も一時期定期化されていたのですけれど...
  
  アイランドホッピングしていく不便なところだからこそ、こういう海や人情がのこされているのかもしれないなと思っています。
  
  これからも良いたびを！

  wakabunさん からの返信 2015/01/05 22:47:22

  きれいな曲ですね

  旅人けいさんさま、
  
  はじめまして＆コメントありがとうございます！
  
  マーシャルにお仕事でとはうらやましいです。なんせ時間もお金もかかるので、それを仕事で行けるのはいいですね。あの狭さ＆長さは面白いですね。まさに環礁の上に乗っかってる国というのがよくわかりました。よくあそこに人が住み着いたものだな・・・
  
  ローラビーチの曲ききました。とてもきれいな曲ですね。ローラビーチまでいけなかったのがちょっと残念です。
  
  日本からの直行便は無理でも、グアムから直行があればぐんとアクセスが良くなるんですけどね。でもおっしゃる通り、不便なところだからこそ、あの海と素朴さが残っているのかなと思います。
  
  Wakabun

• あっちゃんさん 2014/10/31 23:22:29

  行きたい！

  wakabunさん、こんばんは。
  
  eneko島いいなー！！！
  ブタとかいるあたりもｗ
  何にもないこんな所でのんびりしたいです。
  
  でも行くのにチュークから丸一日かかるなんて
  遠すぎる・・・
  そこを子連れで行っちゃうなんてほんとすごいと思います。
  
  蚊か日差しはどっち嫌だけど、行ってみたいなー。

  wakabunさん からの返信 2014/11/02 21:24:36

  アクセス悪いのが難

  あっちゃんさん、こんばんは。
  
  マジュロ自体は正直まあまあだったけど、eneko島はすごく良かったです！マジュロ本島もたぶんシュノーケリングとかダイビングすれば楽しいんだろうな。
  
  距離はそんなに遠くないのに、アクセスが悪いのが難ですよね。せめて片道だけでも直行便があれば。昔はあったみたいなので、もしかしたらこれからもたまにあるかもしれないですね。
  
  Wakabun