2013/02/02 - 2013/02/03
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ポケットタイムジャーニーさん
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2月3日午後 ”マラケシュへ”
砂漠から戻りあまりゆっくりとする間もなく。
少しでも違った風景が見たいとの思いから、
一般的なコースであるフェズへ行くルートではなく、
世界遺産の白い壁の港街エッサウィラへ向かう事に決め
マラケシュ方面へ戻る事にする。
マラケシュ行きの夜行バスへ乗る為、
ベルベルタクシーと呼ばれる、何故か窓なしのマイクロバスを使った乗合バスでエルフードという砂漠の玄関口の街へ向う。
出発するとかなりの砂嵐・・
エルフードに着くと荒れた雰囲気
客引きが多く、頼んでもいないのに勝手について来て
銀行を案内してやっただろと金を請求・・・
頼んでいない!と無視すると、
怒り出す始末、旅していればよくある事だが・・
ホントに厄介。
客引きを振り払いながら、マラケシュ行き夜行バスが来るまでの時間をバス停周辺で待機。
次々と大型のバスが来るが、どれが乗るべきバスか分かりにくい
一人でも他の国の旅人でもいればいいのだが、いない・・・
やっと来た乗るべきバス。見た目はすごく立派。
どうやらこのバスで問題ないみたい。わーい(嬉しい顔)
これで寝ていれば着く!もう安心だ!
のはずだった・・・・・
モロッコには、綺麗で色々な意味でしっかりとした国営のバスと、そうでもない民営のバスがある。
マラケシュへ戻るルートには民営のバスしかなった為、そのバスだった。
このバスは、道の途中でも、乗りたがっている人がいれば、どんどん乗せる。
その為、夜行バスなのに、
ある程度大きな街では毎回のように検札があり寝ていられない・・・。
休憩時間に降りたい気もしたが、
バス会社側の人間が誰なのかもわかりずらい、
バスが人を乗せて再び出発するタイミングも掴みづらく、
深夜の知らない街で降りる気もせず・・車内で待機。
そんなこんなでなかなか進まない。
さらに隙間風ひどい・・・
あまりにも寒いので非常用に100円ショップで買った、エマージェンシート(アルミの防寒シート)を取り出しかぶる。
上着はダウンで暖かいが足が無防備だったからだ
マラケシュへ戻るなら同じルードで戻るのが普通だったが、
砂嵐の結果、往路の道は悪天候で通れない為、ルートが変更になっていた。
自分の場所を見失わないようにわないように地図をチェックしながら進む。
2月4日 ”エッサウィラは・・”
しばらく眠り、目を覚ますとバスが急に動かなくなった。
長めの休憩かと思い再び寝るが、
外が少しづつ明るくなってきたにも関わらず
バスが動かない・・・
休憩にしては長すぎる?
到着するには早すぎる?
いったいここは何処だ?
不安になってくる・・・
バスの周りを見渡すが。地名がわからない・・
しかも、もすごく外は寒い
何が起きている????
英語の分かるモロッコ人を探し何があったのか聞くと・・
道が大雪でクローズだという
どうりで隙間風が寒い訳だ・・・あせあせ
バスは8時に再出発する予定との事。
砂嵐の時は天候が悪化するとは聞いていたが・・・
地図で場所を聞くとマラケシュまで半分くらいの場所
本当なら到着している時間なのに・・・
地元の人が2日間動かなかったという話など思い出し
これでは帰りの飛行機に間に合わない・・・
さらに、結局ATMで現金を下ろせていない為、現金もない・・
不安は大きくなる。
バスのエンジンがかかる度に
よしっ!出発しろ〜・・・!
と祈るような気持ちでいたが予定の8時では、バスは動かず。
9時になってもバス動かず・・
9時半になっても動かず・・
もう駄目なのか・・と思った、
10時になってやっと動きだす。
やった・・・・よかった・・あせあせ
しかし
しばらく進むと銀世界・・・
そして・・・
バスは再び止まる
どうやら閉鎖地点のゲートのようだ。
まさかここであきらめたりしないよな・・げっそり
頼む!!!!
と祈るような気持ちでいると
バスの従業員がゲートをこじ開けている!!
ナイスバス職員!!指でOK
今まで国営バスCTMでないから辛いんだと思ったけど、
なんでもありの民営?!よくやったと拍手!!
でも・・・・
動き出すと雪はどんどん深くなる・・・
当然チェーンなどというものはない
もちろんスタッドレスタイヤでもない
もしも往路のアトラス並みの山道ならマジでスリップして死ぬかも・・
しかも対抗車線にもバスが・・・
まさか引き返してしているのか・・!?
一回砂漠へ戻るしかないのか・・!?
戻ったとして飛行機に間に合うのか・・!?
いろいろな考えが浮かんだ
ゆっくりと少しづつ・・・少しづつバスはすすむ・・・
そにうち雪のピークが越え
これなら行けるかも・
希望の光が見えてくる
そして・・・
雪はなくなった
やったこれでマラケシュに行ける泣き顔
直接出社にして7連休を8連休にしてホントによかったと感じる
この予備日がなければ、飛行機に間に合わない事から、
気持ち的にもっと辛かっただろう。
途中に見える街は、
今まで見てきた観光地とは違い、決して豊かとは言えない街並み
このバスルートは、本来は道が閉鎖にならない限り観光客が通過する事のないルート。
戦争でもあったのかと感じるくらい荒れた建物
新しいが何故か枠組みだけで、空っぽの大量のビル
区画整理をしているが、街路樹が綺麗に育たず荒れ放題の街
これがモロッコの本当の姿・・・
マラケシュがテーマパークに感じたのはこの為かと感じる・・
バスに乗ってから24時間になろうとしていた。
バスがクラクションを鳴らし、
ゆっくり走りだしたらみんな飛び乗って出発!
という休憩出発のタイミングにも慣れ
停車中に、物乞いみたいな人が乗ってくるのもイベントの一つ。
とバスにもすっかり慣れ
残り50キロになり、
これで旅の話のネタができたかな・・とくらいに安心していた時。
突然バスが止まる。
しかもみんな降り出す。
明らかに休憩場所ではない・・??
しかもとなりには別のバス
これはいったい??
アラビア語の説明で状況が掴めない?!
しばらく様子見ていたが、やばい気がしたのでバスから飛び下りる
マラケシュ!!マラケシュ!!と騒ぐと
隣のバスを地元の叔母さんが指差すではないか・・・・げっそり
何!!
バスチェンジ??
人の流れに逆らい、再び荷物を取りに戻り
バスから飛びおり
あらためて手で
それぞれのバスを大きくバンッバンッとたたきながら
マラケシュ???と騒ぐと
いままで乗っていたバスはなんと
リッサ二(つまり砂漠行き)行きだという・・・
リッサッ・・ ありえね・・・げっそり
バスに乗ってからもマラケシュと騒ぐ
何人かがうなずく
うなずきのYESは、世界共通???不安を感じがら乗車。
このルートは観光客が通らない雪迂回ルート
金もない・・・
時間もない・・・
もしもここで間違えたら
本気で日本に戻れないくなる可能性もある・・・
バスが動きだすと
しばらくバスは並走・・・
大丈夫か?
あっているのか??
するともう一台が
逆方向へUターン!!
よかった・・・よかった・・・泣き顔
まさに、民営バス、トラブルフルコース
もうお腹一杯です。げっそり
ここからは止まらずマラケシュまで行ってくれ!!
地図と照らし合わせながら
マラケシュ市内でも分かり難い所に下ろされたらやばいと
地図と風景をチェック
ある程度イメージした場所に到着・・・
ついた・・・
よかったホントに泣き顔
初日に泊まった宿へ
た・・ただいま・・・ふらふら
砂漠もバスも十分すぎるくらい楽しみました!?
と報告、家に帰って来たような気持ち。あせあせ
ただエッサウィラに行く事は時間的に不可能になってしまった。
晩飯は再びフナ広場へ
羊の脳みそ
かたつむりスープ
変わり種料理!?いろいろ食べて宿にもどり
ぼーーーーとしている間に寝てしまう。
長い、長い一日だった。
2月5日 ”帰国準備カサブランカへ”
マラケシュの市街をまだほとんど観光してないので朝から旧市街へ
最後のチャレンジとモロッコで一番大きな銀行でATMを試すが
なんとカードがATMに吸い込まれる・・
店が開いている時間だったのですぐに返しては、
もらえたが、かなり冷汗あせあせトラブル尽くし・・冷や汗
最後まで現金を下ろす事ができず、博物館に入る金すらなく街をぶらぶらする。
その後、翌日朝一の飛行機に乗る為、駅へ
駅周辺の街並みに感じたテーマパークのようだという感覚は今迄の旅で証明された気がした。
駅に着くと、丁度出発時間。
同じルートで戻るのは慣れているからロスが少ない
現金もないしある意味、妥当な選択だった気もする。
カサブランカでは、安心してクレジットが使え、
翌朝一番の空港行きの電車に、乗りやすい駅のそばの少し高級なホテルにチェックイン。
街のスーパーに行き
わずかな現金で御土産を購入しこれで懸念だった仕事は完了。
服を着替え一般人モードへ
食事はホテルのレストランでリッチ過ごしモロッコ最終日の夜をリラックスした気分で過ごす。
2月6日 ”日本へ ”
朝一番の空港行きの電車の為、外は真っ暗。
駅へ行くと意外と人がたくさんがいた。
中で待っていると突然ホームが変わったりしたが、
電光掲示があったので安心。
空港出発ロビーは意外と綺麗
現金持ち出し禁止なので現金を持っているか?と聞かれるが
当然ない。小銭だったのでスルー
飛行機に乗り込み日本へ。
普通はここで日記は終わるのだが、
今回はそんなに甘くなかった・・・
遠足は、家に着くまでが遠足です・・
トランジット先のフランス、パリに着くと、
乗り替える飛行機のゲートがかなり遠く大移動をさせられる
目的のゲートにやっと着くと、
やたらと人があふれている・・・
何かあったのか?
よく見ると金属探知器のゲートが閉まっている。
故障か?
そのうち・・・
警察官まで
みんなに事情を聞くがわからないとの事・・・
職員が来てもはっきりとした回答はない・・・
放送が何度も流れるが、詳しい説明でなない・・
諦めて座って待つことに・・
4時間。
職員から水が配られるがみんな疲れていた。
成田到着時間から出勤までの予備時間がなくなり
遅刻の可能性が出て来た・・・
やっとの事でゲートを越え
飛行機に乗るとやっと原因が判明
なんと原因は・・・・
パリ・シャルルドゴール空港爆破テロ疑惑。
液体爆弾を持った可能性のある人がゲート越えた為、それを調べる為、ゲートを閉鎖したという・・
飛行機に乗ってからも、トラブルの影響で
チェックインはしたが、乗れていない人が多数いる為、
待っているという。
確かにほとんど誰も乗っていない機内・・
しかもこれ以上待つ場合は、
飛行機の出発事態をキャンセルする可能性もあるという
つまり全員おりなければならない。
それは勘弁して・・・ふらふら
しばらくして
機長の判断で
遅れた人を無視してとりあえず離陸するという結論が出て離陸。
乗れなかった人には悪いけど・・・
2月6日 ”帰国・出勤”
パリでのおまけつきで、
やっ〜〜〜〜〜と日本に到着。
着くとすぐに携帯の電源を入れ、成田エキスプレスの時間を確認。
ダッシュで飛び乗り、車内の大きな洗面台で、髭剃り、
出勤時間まであと4分 遅刻確定・・・
現金がまるでない為、スイカ対応のコインロッカーに荷物を入れ。
25分遅れで出勤
無事?!旅は終わった。
今回の旅は、
楽しい事だけでなく
ほどよくトラブルもあり
バックパッカーらしい、いい旅ができました。
特に、1000年前と変わらない土の家から戻り、高級ホテルで食事をしている時などは、
現代文明のシャワーをあびている心地
まるでタイムスリップから戻ったような気分
旅は本当に色々な体験をさせてくれます。
やっぱり旅はやめられない。
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- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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