夏のウィスラー（2/全2）： ウィスラー山＆ブラッコム山 空中散歩

2014/08/17 - 2014/08/17

夏の高原リゾート地 ウィスラーに行ってきました。

2日目は天気にも恵まれ、ゴンドラやリフトに乗って ウィスラー山とブラッコム山の両方を楽しみました。特に、ウィスラー山とブラッコム山を結ぶ “ピーク２ピーク・ゴンドラ” とウィスラー山頂に向かう “ピーク・チェア” は、スリル満点でした。

■ 山岳リゾート地 ウィスラー 訪問歴 ■
[１] 冬 1泊2日
1日目） ブラッコム山でチューブ滑り
http://4travel.jp/travelogue/10858509
2日目） ウィスラー山でスキー
http://4travel.jp/travelogue/10859296
[２] 夏 1泊2日
1日目） ブランデーワイン滝, 2010年冬季オリンピック施設
http://4travel.jp/travelogue/10934981
★2日目） ウィスラー山＆ブラッコム山 空中散歩
http://4travel.jp/travelogue/10935837

エリア ウィスラー(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: レンタカー

朝食は 昨夜の残り物のマッシュポテトなどを食べて、ホリデーイン・ウィスラー（Holiday Inn Whistler Village Centre）をチェックアウトします。
駐車場は夕方6時まで使えるので、車は置いたまま 山に向かいます。

ホイッスラー ピーク ロッジ ホテル

ウィスラー山に上るゴンドラまでビレッジ内を歩きます。
冬のウィスラーはスキーとスノボだらけですが、夏はマウンテンバイクだらけですね。

ゲレンデ前の広場には、マウンテンバイクを押す人がたくさんいます。
これから山に向かうのでしょう。

ウィスラー・ビレッジ・ゴンドラ（Whistler Village Gondola）に乗ります。

ウィスラー ビレッジ ゴンドラ その他の交通機関

チケットは、大人52.95ドルです。
高いのですが、ウィスラー山とブラッコム山の全てのリフトとゴンドラ、2つの山をつなぐピーク２ピーク・ゴンドラが1日乗り放題です。

ゴンドラにマウンテンバイクを乗せて、山の上から降りてくる人がたくさんいます。

ウィスラー・ビレッジが、どんどん小さくなっていきます。
昨日とは違い、今日は天気がよいです。

ウィスラー・ビレッジ・ゴンドラでの終点 ラウンドハウス駅（Roundhouse）に到着です。

ラウンドハウス ロッジ カフェ

ウィスラー山（Whistler Mountain）の森林限界の上まで一気に来ました。

シラガマーモット（Hoary Marmot）。
駅のすぐ近くの岩場で日向ぼっこをしています。
シラガとは白髪のことで、毛が白っぽいことから名づけられました。
ウィスラー（Whistler）という都市名は、このマーモットがホイッスル（Whistle）のような警戒音を出すことに由来します。

ここにもオリンピック五輪と表彰台があります。

続いて、ピーク２ピーク・ゴンドラ（Peak 2 Peak Gondola）に乗り、ブラッコム山に向かいます。

ピーク トゥー ピークゴンドラ 体験・アクティビティ

大きいゴンドラです。
床が透明なゴンドラもありますが、「今行ったばかりで30分待ち」 と言われ 諦めました。

2008年にできた全長4.4キロのゴンドラで、ウィスラー山とブラッコム山を11分で結びます。

このゴンドラは2つの世界記録を持っているほどなので、スリル満点です。
１） 地面からの最高距離： 436メートル
２） 支柱がない部分の距離： 3.03キロ

ブラッコム山（Blackcomb Mountain）のランデブー駅（Rendezvous）に到着です。
こちら側にもレストラン・売店があり、食事などができます。

ランデブーロッジ 地元の料理

シラガマーモット（Hoary Marmot）が、たくさんいます。
観光客がエサをあげているのでしょうか、人を怖がらず すぐ近くまで来ます。
この7月に見たオリンピック・マーモットよりは体が小さいです。

■ 関連旅行記 ■
オリンピック国立公園（2/全3）： ハリケーンリッジ, 太平洋岸 ビーチ3ヶ所＆夕日
http://4travel.jp/travelogue/10930006

軽くハイキングします。
朝霧が晴れてきました。

“アルパイン・ウォーク （Alpine Walk）” という、1周1.6キロのループ状のトレイルです。
このトレイルでは、亜高山帯（Sub-alpine）を主に歩きます。
高山植物がきれいなのは7月下旬〜8月上旬なので、この時期（8月中旬）は ほとんど咲いていませんでした。

ウィスラー山が見えます。
後であの山の山頂まで行きます。

雪渓が見えると思ったら、氷河でした。
消滅しかけています。
100年前は、下の写真の青線が氷河の先端でした。
確かに、周りにはモレーン（Moraine）と呼ばれる氷河によって削られた岩石や土砂があります。

ランデブーのロッジが見えてきました。
ゆっくり歩いて、50分ほどのコースでした。

ロッジ内にあるセルフサービスのレストランで昼食です。
サンドイッチ・コンボ（15ドル）。
山の上なので、値段が高いのは仕方ありません。

ピーク ２ ピーク・ゴンドラに乗って、ウィスラー山に戻ります。
ゴンドラの直下が線状に木がなくなっていますが、ロープを張るときに切られたものです。

ピーク トゥー ピークゴンドラ 体験・アクティビティ

谷底には川が流れています。

ウィスラー山のラウンドハウスに戻ってきました。
除雪車などが展示されていて、乗ることができます。

ラウンドハウス ロッジ カフェ

これから、ウィスラー山の頂上に向かいます。

ヤナギラン(Fireweed）が咲いています。

リフト乗り場まで坂道を歩きます。

“ピーク・チェア （Peak Chair）” というウィスラー山頂に行くリフトに乗ります。
かなりの急勾配をグングン上がっていきます。

振り返ると、素晴らしい眺めです。

雪渓もしくは氷河の上を通り過ぎます。

リフトの終点に到着です。

ウィスラー山 山・渓谷

ここがウィスラー山の頂上です。
看板には2,160メートルとありますが、Wikipedia では標高は2,181メートルとあるので、もう少し高い地点があるのかも知れません。

山頂からマウンテンバイクで下りる人もいます。

この道を自転車で下りるのは、スリルがありそうです。

イヌクシュク（Inuksuk）がここにもあり、ウィスラーに来てから3つ目です。
１） ウィスラー・オリンピック公園
２） ウィスラー・ビレッジ入口
３） ウィスラー山頂

山頂からの眺めは格別です。
向こうの小高い丘が展望地点になっています。

ウィスラー山の山頂からピーク・チェアに乗り、ラウンドハウスまで下ります。

そして、ラウンドハウスからウィスラー・ビレッジ・ゴンドラでウィスラー・ビレッジまで下ります。

下界に下りてきました。
ウィスラー・ビレッジで少し休憩してから、バンクーバーに帰ります。

帰路も、スコーミッシュ観光案内所（Squamish Adventure Centre）でトイレ休憩です。
ウィスラーとバンクーバーの中間ぐらいにあり、カフェもあるので便利です。
イヌクシュクがここにもあります。

向こうの岩山は、チーフ岩（The Chief）というロック・クライミングのメッカです。
ハイキングで上まで登れるので、晴れている日に行ってみたいです。

スコーミッシュ観光案内所 散歩・街歩き

ブリタニアビーチ（Britannia Beach）にあるブリタニア鉱山博物館（Britannia Mine Museum）の横を通ります。
昨年の11月に来ました。
この建物の中は 吹き抜けの工場になっていて、映画撮影によく使われるそうです。

■ 関連旅行記 ■
スコーミッシュ（1/全3）： シャノン滝, ブリタニア鉱山博物館
http://4travel.jp/travelogue/10830686

ブリタニア鉱山博物館 博物館・美術館・ギャラリー

バンクーバー・ウィスラー間の道路は “海から空へのハイウェイ（シートゥスカイ・ハイウェイ Sea to Sky Highway）” と呼ばれますが、この部分は “海” にあたる部分です。
ハウ湾（Howe Sound）が美しいです。

バンクーバー国際空港（YVR）のハーツ（Hertz）にレンタカーを返しました。
2日間の走行距離は306キロでした。

ウィスラーはバンクーバーから手軽に行けるので、日本からのゲストを連れて行くには良い場所です。
2日目は天気もよく、日本からのゲストにも カナダらしい景色を味わってもらい満足してもらえました。

バンクーバー国際空港 (YVR) 空港