小出川の彼岸花　３日がかりで全行程３ｋｍ制覇　

2014/09/23 - 2014/09/23

神奈川県藤沢市と茅ヶ崎市の境を流れる小さな川、小出川の流域３ｋｍに亘り、彼岸花の群生が見られます。
９／２１に訪れましたが、訳あって前回途中で折り返したところから先を２３日に訪れ、
２７日には彼岸花まつりを見て、最後の部分まで行って来ました。これで、端から端まで踏破したことになります。
残念ながら、一番の見ごろは２１日だったので、２３日は色褪せ始め、２７日は咲き遅れたわずかな彼岸花が、まつりのために奮闘していました。

エリア 茅ヶ崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

小出川は、こうした田畑の間を流れています。天気が良いと大山や富士山が見え、とても気持ちのいい散策路となります。
川自体は見えませんが、人の歩いている足元に赤い彼岸花が川の場所を教えてくれます。

この辺は彼岸花の数が一番多いところで、土手の下にまで群落があります。

この先が２１日には行かなかったところです。この辺りから、藤沢市の境界線が一旦川の両岸を含み、少し行くと今度は茅ヶ崎市になります。
昔の川の蛇行していた部分が境界線として残り、川が改修されてまっすぐになると、境界線だけが蛇行して昔の川の姿を示します。
そういう場所は全国にもたくさんあると思います。
神奈川県では相模原市と東京都町田市の境を流れる境川流域に、両方の飛び地が点在します。
ここは都民になれるかどうかの瀬戸際ですから、大問題でしょうね。

肩を組んで仲のいい兄弟のような花々です。
どうやら彼岸花は咲き始めは右のように赤一色なのですが、盛りを過ぎると花弁の両端から白くなり始め、左のようなストライプになるみたいなのです。

人間の生老病死のように、奥からだんだん年代を重ねたように並んでいます。

ストライプの彼岸花も悪くないと思うのですが、やはり全体的に張りがなくなって、全体的に見ても鮮やかさがなくなりますね。
この辺の彼岸花は、半分以上がこのストライプになっていました。

このように、白呆けた感じになって、ああ盛りは過ぎたんだなと、ちょっと寂しい気分になります。

盛りを過ぎたとはいえ、どうしてどうして、これはこれで華やかで可愛いじゃないですか。
真っ赤な時よりも、若く見えるのが羨ましいくらい。

本当に若いのは、こちらの花。花粉も硬そうだし、勢いがあります。
過半数をストライプが占める中、まだ一部こうした若い花も見受けられます。

なんとなく、滅多に撮らない彼岸花の全体像。
花があんまり綺麗なので、ついついアップで撮ってしまうので、こうしたアングルの写真は少ないです。

対岸の花を撮りました。望遠になったので、いい感じに周りがボケています。
やっぱり天気のいい日は写真日和ですね。

たわわに実った稲穂と彼岸花。サイクリングにもいい景色です。
小出川の川岸は自転車乗り入れ禁止ですが。

本当に美しい時期は短いですが、この美しさに毎年改めて惚れています。

白い彼岸花は、県立茅ヶ崎里山公園より西側では、ここだけでした。
白花は、藤沢市刈込交差点付近が一番多く咲いています。
その様子は、２１日の旅行記を参照してください。

小出川が大きく南に曲がる手前辺りには、河川敷に広く彼岸花が植えられている
場所があります。彼岸花を積極的に植えているそうで、数年後、彼岸花の絨毯ができているか楽しみです。

ここからは９／２７です。この日は県立茅ヶ崎里山公園で、彼岸花まつりが行われました。
地場産の野菜などを直売しています。
他にモツ鍋３００円や、焼き芋１５０〜２００円、ピザ３００円なども売っていました。

わずか４日でこんなになってしまいました。

将来、彼岸花の絨毯になるかなと思っていた河川敷もすっかり色を失いました。
今日は、このままずっと先の終点まで行きます。画面で言うと、川が左方面に曲がるので、２台の白いトラックの先より向こうに歩いて行きます。

小出川が曲がる所です。この辺は、彼岸花はありますが、もう花が終わっているせいもあって人もおらず、風景も見るものがなく、端から端まで歩きたい人以外は無理に行かなくてもいいのかなといった感じです。
終点には店が出ているとパンフレットにあったので、行ってみましたが、川から離れた場所で、そこまで行く気にはなれずに引き返しました。

前に訪れた２日間には見掛けなかった鴨が、集団でいました。

今年の彼岸花の季節は終わりました。毎年お彼岸の時期に真っ赤な美しい姿を現し、秋の深まりを告げてひっそりと地中に沈む。
秋にこの花があって、本当に良かったです。
また来年、会えるのを楽しみにしています。