2014/09/19 - 2014/09/19
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はくさんちどりさん
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宮城県の北西部に位置する旧加美郡小野田町は、平成の大合併により、現在は加美郡加美町となっています。軽井沢越最上街道沿いの要衝の地として知られ、奥羽山脈を越えると、かの銀山(今は温泉で知られている)に至ります。
しかし、今も街道を歩いて行けるかどうかは定かでありません。何しろ、往時ですら、松尾芭蕉がビビッて、もっと南の尿前の関を通過して最上地方に入ったといわれるくらいですから・・・。
その旧小野田町には、歴史の古さを感じさせてくれる名所や史跡も多く、その一つに、国の重要文化財に指定されている『松本家住宅』があります。
『松本家住宅』は、仙台藩の重臣であった奥山家の家老職、松本氏が代々住んだ家と説明されています。建物が主屋(上屋・下屋)と土間からなり、屋根は寄棟造茅葺きとのことです。少なくとも宝暦7年(西暦1757年)にはすでに建っていたと伝えられており、侍屋敷としては全国的にもかなり古いそうです。
昔懐かしい道具の数々が中に陳列されており、一見の価値があります。普段人がいないようで、自由に見学できるほか、パンフレットも備え付けてあり、静かな空間を楽しみながら、ゆったりと時間を過ごし、江戸時代にワープしたような気分に浸ることができます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
加美町小野田地区に向かう途中、色麻町で遠くの山々がきれいなので、本線を外れました。
いつもの道草です(子どもの時からの癖が未だ抜けません!)。 -
泉区のシンボル、泉ヶ岳と北泉ヶ岳ですが、位置が変わると眺めも変わります。
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その山並みは、船形山へと続きます。
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周りは黄金の稲穂。
農家が精魂込めて育てた成果です。 -
実るほど、首を垂るる、稲穂かな
ここで、愚首を1句
枯れるほど、反っくり返る、白穂かな(オソマツ!) -
場所を替え黄金の田圃を見てふと振り返ると、・・・アップで見たくなる泉ヶ岳の姿が!
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国道347号との三叉路にあるコンビニの駐車場に、まるごと加美町観光ガイドの大看板がありました。
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近寄って、良く見ます。
合併した旧3町の観光・文化施設が写真で紹介です。
『バッハホール』は旧中新田町。
『やくらい施設群』は旧小野田町。
『陶芸の里・野焼き』は旧宮崎町。 -
旧小野田町の中心部を抜けると、やくらい施設群を抱く薬来山が見えてきました。
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国道を左折し、鳴瀬川に沿った集落群の狭い舗装道路を進むと、とある一角に『松本家住宅』は静かに佇んでいます。
看板がなければ、知らずに通り過ぎるかもしれません。 -
門扉も何もない入口から中にはいると、説明板があります。
これでこの家屋の概要が分かります。 -
家老職ほどのお武家屋敷らしく、地方とはいえ、ちゃんと庭園らしく池もあります。
錦鯉が泳いでいました。 -
入口の方を見ると、立派な便所が建っており、隣に住む方(現在の所有者)が使用しているようです。
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北側から見た、主屋のうちの上屋にある『おくざしき』。
床の間に、掛け軸と刀が飾ってあり、その手前に文机があります。 -
同じ『おくざしき』に置いてある年代物の箪笥。
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こちらは下屋の『なかざしき』。
『おくざしき』から最も離れた角に、自在鍵に掛けられた茶釜が囲炉裏の上にあり、往時が偲ばれます。
天井は柱の組み方が丸見えで、はくさんちどりの生家とは違いますが、時代と地域の違いなのでしょうか?! -
土間から主屋への上がり場の脇に、ケラが掛けてありました。
その下には馬の鞍も見えます。 -
土間の竈です。
ツバ釜も昔懐かしいものです。
その上には煙で燻すことができるよう、吊り棚が設置されています。 -
土間には出入口が西を除いて3ヶ所あり、南口を出ると、鳴瀬川までの段丘上に畑が続いており、現在はお花畑になっていました。
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南側から『なかざしき』の囲炉裏を覗きます。
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上屋の『おくざしき』の南側にもう一部屋あり、『みなみざしき』です。
納戸のような感じで、古い道具が陳列してありました。 -
少し住宅の周囲を歩いて見ます。
これは西側で、上屋の外側になります。
薪を積んでありますね。 -
隣家との西境は土手のように高くなっており、各種の植栽が施してあります。
我が家で1週間以上前に開花した彼岸花が咲き始めています。 -
池に珍しく、ミズスマシが浮いて、時々動いていました。
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庭の植木が何かに見えないかと妻に訊かれ、とりあえず写真に!
シカ?痩せたゾウ?トリ? -
それから徐に中に入らせてもらいました。
囲炉裏と物入をまず見ます。 -
釜神様でしょうか。
火除け、魔除け、疫病除け、何にでも効果がありそうな形相です。 -
木槌。
亡くなった父や母が、生前、藁沓・蓑作りや縄綯いの前に、稲わらを叩いて柔らかくしていたような気がします。 -
糸巻きとランプのようですね。
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糸巻きを挟んで、アイロン2種類。
左手前の穴の開いた置物が何だかわかりません。 -
大きさの異なる枡。
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茅葺きの屋根を葺く道具類。
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分銅式のはかり。
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こちらはのこぎりです。
どんなに太い丸太でも切れそう! -
ハエトリまであります。
よくハエトリキノコを取りに行ったものです。
それにしても、最近ツキヨタケをヒラタケと間違えて、売っているとか!
短い柄を折ってみると、ツキヨタケは黒いので、すぐ区別がつくのに・・・。 -
センバコキ。
地獄の閻魔様をつい思い浮かべてしまいます。 -
洗濯板。
緩やかな曲線の凹凸が何とも言えません。 -
背負子や蔓で編んだ小出し。
その他いろいろ。 -
最後に、家老になったつもりで、『なかざしき』に座って外の風景を眺めます。
往時の畑では、どんな作物を育てていたのでしょうか。
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