2012/05/02 - 2012/05/02
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Power-Factoryさん
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鞍山・大連・旅順を巡る2日目。
5月3日は父の記憶を頼りに、昔住んでいたという家探しから始まりました。
その後、ゆかりの場所を巡りながら、次の目的地である大連・旅順へ向かうべく、鞍山を後にします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
5月3日。
2日目の朝です。
遠くに見えるのは鉄工所のコンビナート。
満州国時代には昭和鉄鋼の製鉄所があった場所で、私の祖父は主任技師として働いていたそうです。 -
隣にあったアパートを1枚。
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70年代〜80年代の中国の街並みに良く出てくるようなアパートです。
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朝早く目覚めたこともあり、少し外へ散歩。
宿泊した、富田商務酒店の外観。 -
入り口付近で1枚。
隣にある食堂は「ラーメン千の風」という名前。
飾ってある清酒の瓶も日本酒だったし、日本人経営なのか、日本に来ていた中国人経営なのかどちらかでしょう。 -
ホテルの左手にある建物。
こちらは、旧満鉄の建物らしいです。 -
どちらかと云うと裏通りの様な雰囲気の街並み。
朝靄がかかって綺麗です。 -
鉄工所の方面。
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宿泊した部屋。
ファミリールームの様でツインベッドルーム1つと、シングルベッドルーム1つ。 -
私が泊まったシングルベッドルーム。
しかし、後から考えるとリビングにエキストラベッドを入れたのかも。
ちなみに、手前に見える赤い布で覆ってあるのは雀卓です。 -
バスルーム方向1枚。
お湯もちゃんと出るし、綺麗に清掃されていました。 -
両親が泊まったツインベッドルーム。
(右奥は私の泊まった部屋です) -
朝食の為に食堂に向かいます。
何故か館内のBGMは天空の城ラピュタ「空から降ってきた少女」でした。 -
朝食後、ガイドの皆さんと合流して市内散策へ。
ホテルを出て右手に曲がり「鉄車二道街」を南に下ります。
ここから、私は父の記憶力の良さに感心させられることになります。 -
建物が取り壊され、空き地となっていますが、満州国時代はここに劇場があったそうです。
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写真左端に移っている建物。
ここには、父の同級生の実家がお店を営業されていたそうです。
父と祖父母は終戦の1か月前には日本に戻ったため、その後はどうなったかは分からないようです。 -
途中で曲がって、東に向かいます。
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中央に写っている、四隆広場という商店街。
父の記憶では、ここが旧富士小学校の校門だそうです。
左側の方には数面のテニスコートがあったとのこと。
(私の記憶の方が曖昧で、正確ではないかもしれません) -
歩いてきた方向を振り返って。
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歩き続けて行くと、大きな勝利南路が見えてきます。
中央に写るのはアカシヤ(?)の並木。
父が住んでいた頃は、もっと低い木々だったそうです。 -
勝利南路を横断しながら南方向、勝利広場方面を1枚。
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車で別移動していた桶本さん、ドライバーさんと合流し勝利南路から車で車山街へ。
鞍鋼会展中心から、勝利南路方向を振り返って1枚。
ちなみに中国語で中心とは、読んで字のごとくセンターという意味です。 -
鞍鋼会展中心内の建物を1枚。
小高い丘の上にあり、父の話では昔はここに忠霊塔があったそうです。 -
アカシヤの花がきれいに咲いています。
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再び勝利南路方向を1枚。
この左手の方にある、現在は春光街(旧北台町)と呼ばれる地域に昔の社宅があったそうです。 -
春光街をしばらく歩いて行き・・・
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歩くこと数分。
父が昔住んでいた社宅を見つけました。
同じような建物が何件か並んでいましたが、この場所で間違いないそうです。
戦後70年も経ち建物の増築もされていますが、ほとんど当時のままだそうです。
現在住んでおられる方が御厚意で
「懐かしいでしょうから寄って行って下さい」
と行って下さいましたが、すでに住んでおられる生活の邪魔をすることは悪いのと、
もう70年も前の事だからという事で、お気持ちだけ受け取り移動することに。 -
またしばらく歩いて行きます。
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中華南路へ出て1枚。
右側の建物付近は、私の伯母が通っていた旧鞍山高等女学校の跡。
写真中央の付近まで広がる、大きな敷地だったとのこと。 -
現在は、千山高等中学校が建っているこの場所が、日本へ帰る直前に住んでいた借り家のあった場所。
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この木は当時のままで、この隣に家が建っていたそうです。
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父の住んでいた家も無事に見つかり、再び車で移動。
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中華南路を南に下り、鞍山市中心医院へ。
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この病院は昔私の叔父が生まれた病院だそうです。
もっとも、日本に帰って来た時叔父は2、3歳だったので覚えてないだろうという事ですが。 -
駐車場に停車してあったMazda6。
広島県人としてはテンションが上がります。 -
鞍山市中心医院のすぐ近くにある、二一九公園。
鞍山市の中心部にありますが、ものすごく広大な公園です。
(正門の写真を撮り忘れてました・・・) -
遠くに見えるのは、昔朝日山と呼ばれていた小山。
地図の位置関係でいうと、現在の老虎山? -
池の中には東屋(と呼ぶには大きすぎる建物)もあり、静かな良い公園でした。
この公園の敷地内に巨大な玉仏で有名な鞍山玉仏園があります。 -
公園の出口で1枚。
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次に向かったのは、烈士山公園。
かつては鞍山神社と呼ばれる神社があったそうです。 -
途中にある烈士記念館。
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旧鞍山神社時代の石灯籠。
皇紀2600年記念の献灯物の様です。 -
頂上まで登り切って、烈士塔を1枚。
父の小学生時代は毎月1日にここへ登って、皇居の方向へ向かって朝日を礼拝するという行事があったよう。 -
振り返って、鞍山市街を1枚。
父の話を聞く限りでは、静かな町だったそうですが現在は人口300万人。
中国の製鉄業の中心を担う大都市です。 -
かつては東方連山と呼ばれていた山並み。
小学生の頃遠足で登ったそうです。 -
烈士山公園のふもとにあった建物。
ここは昔、鞍山野球場があった場所。 -
鞍山市内の散策を終えて、大連への帰路へ。
これは勝利広場のロータリーにある鞍山市の建物で、旧鞍山市役所。 -
鞍山駅を1枚。
父から聞いていた印象とは全く違い、中国の駅らしい派手なイルミネーションのある駅でした。 -
鞍山市内から湯崗子温泉へ向かう途中。
遠方に見えるのは西鞍山。
父が3歳くらいの頃、家族でこの河川敷に出掛けた際、1人で鉄橋によじ登りあわや大惨事になるところだったそうです。 -
西鞍山をもう1枚。
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鞍山というのは鞍山市の地名のもとになった山で、その名の通り馬の鞍に似ている事が命名の由来。
東鞍山とともに中国有数の鉄鉱石の採掘場があります。 -
さらに少し下って鞍山城村。
城門には「鞍山駅塁」と書いてあり、この場所が現在に至る鞍山市の興った場所だそうです。 -
城壁に囲まれた中に街があるという、いかにも中国的な村です。
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相当古い城壁ですので、文化財として保護されていても良さそうです。
実際、鞍山市の旧跡であることを示す碑も有りました。 -
しばらく走って湯崗子温泉へ。
現在は健康促進のための医療施設・リハビリセンターの様な役割を果たし、ロシアから訪れる人も多いようです。 -
かつて溥儀の別邸として建てられた竜宮温泉。
現在は一般客も入浴可能な施設となっています。 -
ここでもアカシヤがきれいに咲いています。
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昼食をとったレストラン。
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湯崗子温泉を後にして、一路大連へ。
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次の目的地、大石橋へ向かう途中、海城市内。
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海城から高速道路へ乗り、大石橋へ。
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大石橋にある、迷鎮山のふもとの街並み。
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ここには娘娘廟と呼ばれる廟があり、毎年「娘娘祭」が大々的に行われ、ふもとは馬車で埋め尽くされていたそうです。
ちなみに、娘娘廟は中国の故事からちなんで縁結びの御利益がある様です。 -
下にあったお寺。
道教の寺院か何かでしょうか? -
肝心の娘娘廟は遥か山の上・・・
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祭りの時期には露店などが立ち並んで賑やかなのでしょう。
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再び高速道路に乗り、次の目的地である営口市・望児山へ。
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望児山は中国の教科書に掲載される有名な故事がある山のようです。
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廟堂の近くでは、女の子が線香を売っていました。
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福岡市の水道会社が建てた有効記念碑。
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これで父の思い出を巡る旅もひとまず終了。
大連市内に戻ります。 -
中国の地方都市は何処も建設ラッシュ。
日本みたいなバブルにならないのか心配です。 -
瀋大高速をひた走ります。
中央分離帯にはライラックが咲き乱れています。 -
山肌に「大連」の文字が。
いよいよ大連市内に戻ってきました。 -
火鍋屋さんで食事を済ませて、この日は終了。
ホテルにチェックインし、翌日に備えて休養です。
3日目は大連市内・旅順市内を巡ります。
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