魚トに有皮羊肉麺・100万ドルの夜景を一度も見ない香港ひとり旅　（1）

2014/09/11 - 2014/09/15

せっかく海外に行ったら、日本でも食べられるものを食べてもツマラナイ。
きれいで清潔でも、観光客で占められている店ではシヨウガナイ。
たとえグロくてもジャンクでもメニューが読めなくても入りずらい店でも、その土地の人が普段普通に食べているものを同じように席に着き同じように注文し、見よう見まねで同じように食べてみるのがその国を知る一番の方法だと、旅を始めてからかれこれ経つが、いまだに信じてやまない自分である。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まだ夏休みを取っていなかったので、9月の三連休に絡めて自分の庭の敷地内である香港へと旅立つこととした｡　ﾆﾜｶﾞﾀｸｻﾝｱｯﾃ（＞▽＜) ﾓｳﾀｲﾍﾝ

実はこの３年で香港には２回出かけていたけれど、旅行記はついさぼって作成しなかったので、数件美味しかったお店に関しては今回の旅行記で合間に差し込んで行きたいと思います。

キャセイは往復とも最新機材だったようで、心なしか足元にも余裕があり、機内の設備も超キレイだった。

機内食・ポークを選んだらこれが出てきた

なぜ和食・・・と思いつつ口に入れたら意外と美味しかった＾＾

4日間程度の短い旅行では窮屈で寝るだけのような宿だとさすが疲れてしまうので、今回はちょっくら離れた新興住宅地にあるホテルを選びました。
九龍や香港島だと快適で広いホテルに2万円以下ではまず泊まれないので、最近続々と郊外に出来ている新しいホテルは狙い目です。だいたいMTRの駅から歩いてすぐの距離だし。

路線バス乗り場は改装中のようで、少々分かりづらい。

30分に１本ほどしかないと思われるバスにようやく乗り込み、100HK$札で支払おうとしたところお釣りがないと言われ、せっかく乗ったのに50ｍほど走ったチケット売り場の前で丁寧に降ろされた（＾＾）
バスに乗るにはチケットかオクトパスカードが必要（泣

空港から市内各地へのバスルート詳細→　http://www.nwstbus.com.hk/routes/airport-bus/route/index.aspx?intLangID=1

私の向かうMTR將軍澳駅に停車するバスはないので、1駅先の駅に停車するバスＡ29に乗りま〜す\(^o^)／　1本逃したので暑い中結構待ったぜ、今度はちゃんとチケット買ったからＯＫ！42HK$。

いつもは機場快綫で30分ほどで市内に着いてもその後のホテルまでの移動がいちいち面倒だし、2階建てバスの一番前に乗って違うルートを楽しむ70分は、遠さを感じるというよりもなかなか楽しい。

ういいいいいいいいいいいい

尖沙咀や香港島方面には右手のレーンに行くけれど、今回はお初の左手・観塘方面でござる。

地下ではなく外を走るMTR観塘線沿いの道は大変混雑します。

この沿線はノッポな高層マンションが香港特有の岩盤の斜面に沿って林立する所謂ニュータウンですが、ほとんど一駅毎に大きなショッピングモールもあり古くからの店もあったりで庶民的な生活の匂いがプンプンし、今まではこの辺りだと黄大仙くらいにしか用事もなかったけど、車窓からの景色は非常に興味をそそります。

バスでMTR坑口駅で降り、列車で一駅戻り目的地である将軍澳駅にとうちゃく〜〜〜ヽ(^o^)丿　


何故今回の宿が市街地から遠いにもかかわらず良いのかというと、

駅を出てすぐのショッピングモールを抜けて直結なのだ。外に出ずにたったの２分！！！

ああ何てこった。楽だこりゃ。

クラウンプラザ香港九龍東→　http://www.ihg.com/crowneplaza/hotels/us/en/hong-kong/hkgtk/hoteldetail?scmisc=recent_HKGTK_cp

トリップアドバイザー→　http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g294217-d2699176-Reviews-Crowne_Plaza_Hong_Kong_Kowloon_East-Hong_Kong.html

大型ショッピングモール直結・47階建ての、１年前に出来た新しいホテルです。

クラウン プラザ ホンコン カオルーン イースト ホテル

フロントと同じフロアーにあるコーヒーショップ

ケーキを3種、それにコーヒーか紅茶を付けて88HK$のセットがありました。美味しそう＾＾＾＾＾＾

もちろん食べなかった（・∀・）　だってこれでお腹いっぱいになったら今回リサーチしてきたお店で食べられなくなっちゃうもんね〜〜〜〜

あいにく喫煙室しか空いていなかったけどその代り40階に部屋が取れ、大の字になってもまだ余るキングベッドに、使い勝手のよいビジネスデスクとソファ。
広くて清潔な部屋とシャワーにバスタブ、そしてプールとジャグジーがあるホテルという、香港で一人で宿泊するには比較的厳しい条件を立派にすべてクリアしただけあって、結果として４泊の滞在は快適そのものでした。

このまま一日中部屋にいてもいいや、気が向いたらプールに行ってジャグジー入って、退屈したら隣のモールに行けばいいや、という感じ。

窓からの景色

広いシャワーブースとトイレを挟んで横になれる広さのバスタブ。毎日バスソルトが用意してありました。

長旅で（そうでもないけど）多少疲れたので、備え付けのインスタントコーヒーを入れ京劇チャンネルを見ながら、しばし頭を島国モードから大陸モードにシフトする。

重い腰をあげて外出する前に、5階にあるプールとジャグジー見学＾＾

25ｍの広めのプールに周囲を高層マンションがそびえ立つ景色は圧巻。なかなか開放感あり。

44階には空中庭園があり、ソファーベッドなどが置かれています。

あぢ〜〜〜〜（＾＾！！！

さて、外から見た巨大モール・Pop Corn。

さらにジャスコなどが入っている將軍澳廣場という、高級マンションに併設したモールとも接続しており、このあたりの住民はここだけで１日過ごせてしまう。

地下には各マンション方面行きの無料シャトルバスも出ていて大盛況。まさにこのあたり丸ごとが巨大な新興住宅地です。つい何年か前までは、山の裾野には何もなくて、向うに漁港が見えるだけの場所でした。

ポップコーン ショッピングセンター

Pop Corn HP→　http://www.popcorntko.com.hk/tch/poc/main/index.jsp

Pop Cornは2つのエリアに分かれていて、端から端まで歩くと立派な運動になるほど広いです。２階建て。

評判の良い飲茶屋も入っています。

明日来てみよう。

店の数は多くありませんがフードコートもあります。

左手一番上は富士山カレーなるもの。結構人気があるみたいで滞在中注文している人をよく見かけました。そして中央は驚きの餃子のせカレー＾＾

まあ、何のせてもいいんだよね。私も前は納豆のせたし。

美味しいパンやお寿司も売っていて何でも揃う大好きなスーパー、マーケットプレイスも入っていてテンション　↑↑↑

KFCの午後のセットについてくるチーズマカロニ　（；▽；）

チーズすきすき大好きでも最近はデブになったからちょっと控えてるでも大好き
（＞▽＜！！！！

よし、とりあえず両替に行こう。
MTRでまず北角まで10分ほど、乗り継いで尖沙咀へ向かう。約30分位かな？

やや大回りな感はありますが、観塘線に乗り油麻地に出るよりは多分早い。

近年訪れるごとにチンケな高層ショッピングビルが増えてきて踏む価値のなくなってきた、昔は本当にあの雑然さが大好きだった尖沙咀エリア（；＿；）

古き良きものは取り壊し中身のない見栄えのよいものばかり増やす、大陸的な悪趣味になってきているのがヒシヒシ。

そういうこともあり、悲しいかな尖沙咀に宿泊する意味を感じられなくなって来たのかも知れない。でも溢れるネオンと混沌さが交差する輝かしい頃に来れたことは、今となっては本当に良かったと思う。

ミラママンションの中にあったクッキー屋。

なになに、ここそんなに有名なの？　後で調べてみたら、並んで買うほどの大盛況のクマクッキーの店なんだって？

とりあえず両替とオクトパスカードを手に入れたので、これで自由が利くぜ｡
（＾ー＾）ﾆﾔﾘ

香港に来る目的の一つが、（魚ト）を食べること！！！！！

前に一度食べたらハマっちゃってそれから何軒か廻ってみたけれど、やっぱりこの店の魚ト粥がナンバーワン！！！　やあ、久しぶりネイホウマ〜〜〜ヽ(^o^)丿

新興棧食家→　http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=8803&tc=sr1

ちなみに店の前に並んでいるのはミニバスを待つ人達です＾＾

佐敦道 (ジョーダンロード) 散歩・街歩き

図太さにおいては自称・世界で100位以内に入ると思われる私でも、この手の店に足を踏み入れ席に着いた後はちょっとだけキンチョ〜する。

恐ろしい形相で怒号を散らしながら（本当に怒鳴っている訳ではないですがおばちゃんの話す広東語はそう聞こえる）店内を激しく動き回るおばちゃん達にひるまず自主的に声をかけないと、いつまでたっても透明人間になったかのように放置されることもあるし、たとえ仁王様のように表情一つ変えず席にやって来て一言も発せず注文を取りに来ても、その内容がちょっと分からないと　「★※●?◇▲☆◎！！！　ヽ（｀□′）ノ　と広東語でまくし立ててくるので（悪気はない）、やはりこのような店では壁にかかっているメニューを指差すのが一番なのだ。

しかし店にないメニューだとかトッピングだとかのアレンジが必要な場合は、毎回骨が折れるものだ。
そういった意味ではこの店は難易度レベル５（＾＾）

とにかくこの店の「魚ト粥」と「滑魚皮」を食べなければ、私のHONGKONGは始まらない ｱｱｻｶﾅﾄ（＞▽＜!!!! ｹﾞﾝｷ?

魚トは魚の浮き袋、魚皮とは名前そのもの、お湯をくぐらせた新鮮な雷魚などの皮に、刻んだシャキシャキの生姜と葱を乗せて頂く、生姜味に胡麻油の利いたこれまた香港ならではの珍珍珍味であり、いずれも私の血となり肉となる、無くてはならない食べ物のひとつである。

この新鮮さ・・・・・・・・・透明で光ってるでしょ＾＾？
食感は、プルプルプルンとコラーゲンのようです。長ネギと生姜とのハーモニーが滋養強壮ヤクルトタフマン。

ここの魚トをはじめ魚の様々な部位はとても鮮度が良く風味抜群です。それも贅沢にお椀からはみ出るほど入っているので、私としては手に余るほどの宝石を頬張っているよう.....　

また香港で魚粥を看板にしている店の中でもここの味は最高！　長時間煮込んだ魚の風味がしっかり出ているにも関わらず臭くもしつこくもなく、清潔とは言い難いこの店構えから想像できないほど上品な味なのである。
毎回口に運ぶたびに、はふ〜〜〜〜〜〜んとため息、。

相席のオッサンも　（って言ってもたぶんアタシと同年代かも（＞▽＜！！）、ここは香港で一番うまい魚粥屋だ。って、香港の人がよくやる、親指立てながらそう言ってた。

アタシもそう思う。

香港に来たらお粥は当然外せないのだけど何せ量が多くて、ちょっと合間に食べるにしても腹が膨れすぎるんだよね〜

今日は他にも食べたいものあるんだけど今すぐは無理なので、たまたま歩いていて見つけたこのマッサージ屋に入ってみる。

尖沙咀なんかに比べると怪しいし、オシャレではない店が多いけれど、佐敦界隈のマッサージ料金は本当に安いな〜〜〜

店内に入ってみると、ヤバい店のような殺風景で妖艶な雰囲気で、「あ、間違えました〜〜〜〜〜 F(・▽・) ﾄﾞｳﾓ､ｻﾝﾍﾟｲﾃﾞｽ〜」 って言って逃げようと思ったけどそんな間もなく、中国人の女の人がちゃーんと丁寧にやってくれた。

滞在中他にも地元のサラリーマンらしい男性が３名位フットマッサージをしていたので、男しかいないということはもしかしてお持ち帰りとかあるのでは・・・・と注意深く見ていたけれど、普通に金を払って帰って行った。

しかし彌敦道から離れた通りでは、雑居ビルの階段の入口で派手なドレスを着たお姉さんが気だるそうに呼び込みしている店も、佐敦には結構ある。

ずとてのべうくろ。

解釈できないので分かる方いたら教えてください。

ここもOpen Rice で高評価だった韓国料理店。

並んでました。

ところ変わって銅鑼湾。

本日初日２つ目のメインである、私の人生に無くてはならないもの・それは「チーズ」。そのチーズがたっぷりとのったインスタント麺という、正に香港らしいジャンク料理を攻略しにやって来ました。

南龍冰室→　http://www.openrice.com/zh/hongkong/restaurant/%E9%8A%85%E9%91%BC%E7%81%A3-%E5%8D%97%E9%BE%8D%E5%86%B0%E5%AE%A4/160109?tc=cht2&con=rate

日本で例えると昔のミルクホールのような、茶餐廳と呼ばれる何でもある食堂です。

レトロな装飾の店内で清潔感があります。客層は圧倒的に若者が多い。

香港に何度も行っている人なら分かると思うけど、ビックサイズの豬扒・牛扒（ポーク・ビーフチョップ）がのったトマト味やカレー味の麺やマカロニ、中華やマレー風のチャーハンやビーフン、分厚いトーストをくり貫いた中に甘いシチューがドカンと入ったもの、バターのたっぷり挟まったパイナップルパンにクソ甘いレモンティーなど、時々申し訳ないけれど一体どういう味覚してんのかよと突っ込みたくなるようなものが目白押しなメニューをしげしげと眺めるのが、毎回の香港旅での楽しみの一つである。

だからいつも可能な限り、メニューの写真を載せてみてま〜〜〜すヽ(^o^)丿

行ったことのない店などでは、下調べする際にこのような写真もあると予算や現地価格の比較参考になるので、自分勝手に便利だと思っています＾＾＾＾＾＾

そして出てきた、予想していたよりも1.5倍デカい皿に盛られた、絶対にインスタント麺2袋分あるでしょ〜〜〜〜（Ｔ＿Ｔ）な量の、芝士豬扒麺。

フォークとスプーンの大きさを参考にしてもらうと分かりますが、すんごいボリューム、そしてカットされた豬扒も相当な量です。

麺が多すぎて、チーズが混ざりません（泣

炭水化物で腹が当然膨れたので（全部食べきれなかったというか、食べたらパンクしそうなので勿体無いけれど３分の１残した）、そそくさと宿へ戻ることとする。

ちなみに２年前の参考資料（・∀・）。
香港でチーズ麺を売りにした元祖と言われる店、「新記」。　賛否両論激しいところですがとりあえず行ってみました。
尖沙咀にある「the ONE」の裏手にある雑居ビルの２Ｆ。

→　http://www.openrice.com/zh/hongkong/restaurant/%E5%B0%96%E6%B2%99%E5%92%80-%E6%96%B0%E8%A8%98%E9%A4%90%E5%BB%B3/5652?tc=sr1

新記餐廳 地元の料理

インスタント麺で自宅でも簡単に作れそうなメニューがズラっと並ぶ＾＾

ジャンクこの上なさ。

これが初めて香港で食べたチーズ麺、豬頸肉芝士撈丁39HK＄。

肉に関しては明らかにこっちの方が食べやすく、ちょいカリカリしていて良かった（焦げただけかも）。

麺の量もこっちはまともにインスタント麺一袋分ほどで、ちょうど良かった。
ただちょっと水っぽく感じたのは、多分麺を茹で過ぎだからでしょう。

インスタント麺に香ばしい肉を乗せてチーズで蓋をするという発想自体はとても良いので、この旅行記を作り終えるまでに一度自分でも試しに作ってみることとする。

よっぽど美味しいものが出来そうだ。

夜。すぐ隣には同じく高層のホリディインが隣接している。

カーテンを開けるとあっちもこっちも部屋の中までお互い丸見え。
そしたらあ、どーも（・∀・）。って笑ってカーテン閉めるしかないか。

眼下のマンション群もきれいです。

一人でこうゆっくりと温かいお湯に浸かって広いベッドにひっくり返るのは、幸せの絶頂この上ない。

シーユートゥモローヽ(^。^)ノ

この旅行記へのコメント （2）

• めぞんさん 2015/05/05 20:21:34

  はじめまして、

  はじめまして、香港の地元グルメを探して旅行記を見つけました。食べ歩き旅行良いですね。かつ高級ホテルも宿泊するとは、最高の旅ですね。他の旅行記もぜ
  ひ読ませて頂きます。
  

  ゆみナーラさん からの返信 2015/05/12 00:55:04

  RE: はじめまして、

  めぞんさん、初めまして＾＾　私のページにお越しいただきどうも有り難うございます！
  香港に行かれるのでしょうか、香港と言えば食べ物と街の活気ですね。少しでも役に立てれば何よりです。
  
  今はバンコクやペナン島の旅行記を作っております、興味がありましたら是非ご覧くださいね（・▽・）/
  
  
  ゆみなら