2014/05/14 - 2014/05/14
133位(同エリア392件中)
サンルカさん
今回はローマに降りたって南半分をぐるっと回る旅。
これまでイタリアにはプライベートの旅だったり仕事だったりで何回か来ていますが、
いつも訪ね歩いていたのは北〜中部のみで、真ん中から下へは足が届いていません。
写真などで目にする南イタリアの美しい風景に心奪われることはあったし、
地元のウマそうな食事に惹かれなかった訳でもないのですが、
仕事での訪問先がミラノやボローニャやトリノなどと北方面に集まっていたため、
どうしても旅先が北中心となってしまっていました。
いやそれだけではなく、そこで知り合いになった方々から
「sud..... fuori italia!! (南はイタリアではない)」とか、
「(南イタリアを指して)あんなことには絶対行ってはダメ!!」
と、真顔で真剣に忠告されていたもので……。
そんなここともあって、これまでローマですら空港を利用しただけで、
GRA(ローマ環状線)の内側はまったくの未踏の地だったのです。
そんな我々にとって、見るもの食べるものすべてが初となる南の旅。
毎度お馴染みアリタリアで夕刻にローマに到着するのですが、
またまた未踏のローマを横目にさっそく移動開始です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前回の旅で乗り継ぎ便の不便さを改めて思い知らされたので、
今後は乗り換えのないアリタリアしか選ばないでしょう。
ということで、定刻よりやや早くローマの空港へ降り立ったのですが、
タイミング悪くアリタリア到着の数分前に中国からの便が着いたらしく、
入国審査ゲート前は想像を絶する光景が広がっていました。
このあとレンタカーを借りてからの大移動が待っているため、
ここで時間を掛けるわけにはいかないのですが……。
パスポートに入国スタンプが押されるのは早くて1時間後か?
飛行機の後方に座っていた人たちは、かわいそうに2時間待ちでしょう。
ゲート前にはきちんと列に並べない人たちが溢れかえっていますが、
複数並んでいるゲートは緑ランプが点灯する2つを除いてクローズです。
でもここで、イタリアではあり得ないと思っていたことが起きました。
ひとりの審査官がクローズ中の審査ボックスに入っていったのです。
我々のまわりの何百人もの人々は誰もそのことに気が付いていない様子。
列からすぐに離れられる準備をしながらその時を待っていると、
まもなく彼が入ったゲート上の赤ランプが緑に!!
早足ぎみに飛び込んで、レーン一番乗りで入国スタンプをゲットです。
早々に出てきた荷物も受け取ることができ、19時10分頃には自由の身に。
あとはレンタカーを借り受けるだけ。
カウンターはうら寂しい空中連絡通路を進んだ先にある、
オフィスタワー2の中にあります。 -
レンタカーはいつもと同じ格安代行会社で予約しています。
現地で借りるレンタカー会社は代行会社から予約後に指示されます。
今回は象さんマークのロカウトという会社から借りることになりました。
イタリアを代表する格安レンタカー会社には違いないのですが、
イメージ的にはマッジョーレとかよりも下のような気がするけど……?
ここで先客がひとり。いやカップルだったから一組。
こっちも時間が無いのに、なにやら話がややこしくなっている模様です。
聞き耳を立ててみれば、
どうも彼らはスポーツの大会のためにルーマニアから来たらしく、
運転ライセンスを持っていない(誰かに預けてる?)ような状況かな?
なにかの書類を出し「母国ではこれで運転が出来る」と交渉してますが、
「ここはイタリアだから…」と当たり前の押し問答が繰り返されてます。
対応するカウンターのお姉さんも困り顔で助けを求めてきますが、
残念ながら日本語以外話せないので援護要請には応えられないのだよ。
なにかのスポーツの代表選手らしく悪い人たちでは無さそうなんだけど、
たぶんここで何時間交渉してもクルマは借りられないと思いますよ。
もしやこれは長期戦になりそうだと覚悟もしましたが、
なんとか5分くらいで諦めてくれて助かりました。
そんなこともあって、出発前のクルマの写真を取り忘れたじゃないか…。 -
機内での10数時間の苦行に耐え、降機してからもいろいろあったけど、
まだ辛うじて空が明るい内になんとか空港を出ることが出来ました。
時刻はまもなく20時になろうとしているところ。
空一面は分厚い雲で覆い尽くされていて、空気もどんより沈んでいます。
ところで、もちろん今回も予算削減のためカーナビは借りていません。
南は未踏のため地図もないから、そのうちどこかで調達しなくは……。
まあ、イタリアの道路標識って分かりやすいから問題はないと思います。
今日はGRAを経由してナポリ方面に行くだけで間違えようがないしね。 -
もう夜の8時を過ぎているというのに、ローマ環状線はまだまだ渋滞中。
右寄り車線か左寄りかどっちを走った方が早い?
この先、合流とかがどうなっているかも分からないのが辛いところ。
要領の良さそうなドライバーを見つけ、ピッタリ追走が得策と読んだ。
アイコンタクトさえ怠らなければ車線変更で意地悪されない点でも、
日本よりも明らかに走りやすいと毎度ながらに実感します。
また、日本の教習所などで教え込んでいるマイペース運転は
欧州圏ではNG。逆に危険です。
自分のペースでのんびり運転をするのではなく、
周囲のペースにこちらが合わせて走ることが大切なのです。 -
あっというまに日は暮れて、あたりは真っ暗に。
できることなら、今日中になるべく遠くまで行きたいところですが、
アリタリア便のローマ到着時刻が遅いため時間的に限界があります。
そんなこともあって到着初日の今夜の宿として選んだのは、
空港から220キロほどの距離にあるカセルタ。
まあこの辺までがギリギリといったところでしょうか。
これ以上到着時刻が遅くなったら夜ご飯が食べれなくなってしまいます。
まさか初日からサービスエリアで安くもないセルフ飯も考えられないし。
ということで、空港から2時間ぶっとおしで走り続けてカセルタに到着。
予約した宿を目指してくると、眼下にカセルタの町が見えてきました。
ずっと奥の明かりの先は、もしかしたら海が広がっているのでしょうか? -
やってきたのはカセルタヴェッキアという小さな集落。
時刻はすでに10時になろうかとしているところなので、
宿に行ってチェックインをする前にご飯を食べておくことにします。
本当に小さな集落なのですが、周囲には何軒ものお店が並んでいました。
そんな中の、この立派な門を構えた一軒に入ってみることにしましょう。 -
ここはイタリア語でチェスという名前のお店。
明かりが点いてるからまだ閉まってないとは思うけど……。 -
門の奥は大きな駐車場になってます。
何台もクルマが停まっているので他のお客さんはいるみたい。
手前に停まっているのが今回の旅の友となる真っ白なゴルフです。
イタリア車じゃないのが残念なところですが、
他に借りられるイタリア車は無いのかと交渉するにも
言葉が分からないし……。
ちなみにレンタル代金ですが……。
11日間借りての税や保険代にあれやこれやコミコミで411ユーロ。
荷物のこともあるのでちょっと大きめサイズを予約したのですけど、
なんだか年々お値段が高くなっていくような気がします。
そうはいっても1名分1日当たりなら18ユーロ少々。
燃料代(ディーゼル車だから軽油)や高速代は別に掛かるけど、
公共交通機関+一部タクシーと比べるととってもお得です。 -
お店の外観はこんな感じ。
これでは暗くてよく分からないですね。
本日の営業が終わっていないかと恐る恐るドアを開けてみたところ……。 -
オーナーとおぼしきジーノさんに笑顔で迎え入れられホッとひと安心。
こんな時間だというのにまだまだ絶賛営業中というのが有り難いですね。
店内には男性5~6人のグループが盛り上がって食事中です。
その他のお客さんはゼロでしたが、彼らのおかげで活気は絶えません。 -
疲れきったカラダにこってりフルコースは食べられないし、
なにか軽めのものは無いかと思いつつお勧めを伺ったところ、
「家にきたらみんなこのアンティパストを注文するよ」とのこと。
どうやら地元野菜を使った前菜が何品かセットになったコースで、
“庭の前菜”と銘打たれた野菜中心の定番人気メニューとのこと。
スローフードで認定されたプレシディオがどうのこうのという、
そのお勧めのアンティパストをお願いすることにしました。
それと、ワインもお勧めされた地元のファランギーナ。
で、まず出てきたのが付け合わせ。
う~ん、なんだったけ?
左の上にあるのが水牛のリコッタだった気はしますが……。 -
カンパニア州北端のレティーノ村で採れたジャガイモのトルティーノ。
さやいんげんが乗ってます。
オレンジ色のソースはカボチャにボッラジーネという野菜が入ったもの。 -
お次ぎはカボチャの花のフライ。
中に何かが詰められていたけど、なんだったかな?
ソースはこれまたカボチャと奥の緑のは……。 -
グリーンピースのクレープ。
上に乗っているのはリコッタなのですが、
ここカゼルタ ヴェッキア周辺で作られた地元のチーズ。
取り揃えられた地元カンパニア産チーズの種類は多く、
その都度説明をしてくれるのですが、まったく覚えきれませんでした。 -
手前は確かたんぽぽのクロスタータ。
ピエトラに干しぶどうを入れて炒めたものが添えられています。
奥はアーティチョークとアンチョビのトルタ。
各々リコッタが添えられていますが、これもそれぞれ種類が違うもの。 -
これが最後のお皿だと言って運ばれてきたのは、
手前がナスのポルペッテで、奥はナスの皮を揚げたもの。 -
ようやく前菜が終わったところですが、時間はすでに11時過ぎ。
オーナーのジーノさんは「次はなににしますか?」と聞いてくれますが、
アンティパストを食べ終えてすでに、ほどほどお腹は満足です。
今さっきイタリアに着いたばかりでそんなに食べれないことを伝えて、
今夜はこれにてお会計。
アンティパストは2人分で25ユーロと安かったけど、
ワインに水にドルチェにコペルトを足したら合計48ユーロ。
先客はローマからやってきている美食研究サークルかなにかのグループ?
テーブルに料理が運ばれてくる度にジーノさんを交え、
この素材がどうのとかワインがどうのとかで盛り上がってます。
我々はお先に失礼しますが、彼らは一体いつまで食べて飲み続けるのか? -
さあ、日付が変わる前に急いでホテルにいきましょう。
とはいっても、予約しておいたホテルはレストランから20秒の距離。
暗闇の中に浮かび上がる建物は迷いようもありません。
普段は宿泊場所として味気ないホテルを選ぶことはないのですが、
到着時間が読めない初日だけは、夜中でもチェックインができるホテルがベスト。 -
プールのあるリゾート系ホテルで、一泊ダブルのお値段は55ユーロ。
明日は朝から移動するのでプールは入らないし、ここでは寝るだけ。
まあお値段的に特別安くはないけど高くもなく、こんなものでしょう。
無事にイタリア到着ということで、今夜はこれにておやすみなさい。 -
ホテルの部屋はまあ普通のどこにでもある四角い部屋。
田舎だけあって室内はそこそこ広かったけど、
あんまり面白みもなかったので写真は撮っていません。
それぞれの部屋には小さなベランダが付いていて、
そこからの眺めはこんな感じです。
緑は豊富ですけど、景色はお値段なりといったところでしょうか? -
昨夜は真っ暗で周囲はなにも見えなかったけれど、
日中に見るホテルはこんな感じ。
朝ご飯の時間まではまだちょっとあるので、
朝の散歩がてらカセルタ ヴェッキアの集落を散策してみることにします。
この泊まったホテルは集落の入り口にある昨夜行ったレストランより、
集落とは反対側に300メートルほど離れた場所に建っています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- ぽんちゃんさん 2014/09/22 11:32:25
- 「南イタリア旅行記」、楽しみです!!
- サンルカさん、はじめまして。
昨年南イタリアを旅しましたので旅行記が目に留まりました。私はローマ郊外の港からのクルーズでの旅でしたが、陸地をレンタカーで回る旅も最初の旅行記を拝見してから素敵に思えてきました。どのように回られるのか楽しみながら見させていただきます。
ぽんちゃん
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