最上三十三観音秘仏ご開帳と天童の街歩き（山形）

2014/09/06 - 2014/09/07

今年ご開帳の鮭川村庭月観音・天童市若松観音を拝観し、トトロの木、天童の街歩きを楽しみました。

天童の和菓子屋「腰掛庵」では、ぷるんぷるんした食感のわらび餅が絶品です。

表紙の写真は、天童にある明治時代の旧東村山郡役所です。

エリア 山形

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

庭月観音（にわつき観音）

鮭川村にある庭月観音は、最上三十三観音打ち止め寺です。

新庄観光案内所に教えてもらった「駅から観タクン」の観光タクシーを利用します。
バスが走っていない名所巡りにはとても便利です。
「鮭川村トトロの木と庭月観音」コースは、1台が約2時間、6,400円の料金です。

当日、新庄タクシーの運転手さんが親切に案内してくださいました。感謝！

観音堂

秘仏ご本尊の庭月聖観世音菩薩が、2014年9月15日まで、特別公開されています。

1100年前の平安仏で落ち着いたお姿でした。
手前の狛犬は、何か動き出しそうな感じです。

ご住職は気さくに話しかけてくれる方で、いろいろと説明を聞くことができました。

鐘つき堂

NHKの「ゆく年くる年」で、過去2回放送されました。

あっ、仁王門に足が落ちている！

この足をさすると、「仁王様の脚」のように強い脚になるとのこと。

早速、足をさすってお祈りしてきたので、旅行記が当分の間、続けられそうです。

仁王門の仁王様

仁王様に、さすっているところを見られてしまいました。

「お主、これでしばらく安泰じゃ！」：仁王様

「ははぁ　ありがとさんで」：かっちん

ややっトトロがいる

庭月観音から車で5分くらいのところにいます。

推定樹齢1000年の神代杉です。

トトロの里演奏会

たまたま、この演奏会をやっているときに訪れました。

トトロのマーチの曲が流れると、トトロの木が今にも歩き出しそうでした。

あれっ、耳が３つ

眺める場所により、こんなふうに見えます。

食用ほおづき

「産直さけまるくん」に立ち寄ります。

ここでは、最近話題の食用ほおづきをお土産に買いました。
噛むと、甘酸っぱく、ほおづきの香りが伝わってきます。
一つではやめられず、癖になりそうな味です。

今晩は新庄駅前のホテル・ルートインに泊まります。

翌朝の新庄駅

古い木造建屋の新庄機関庫に、客車（イベント用）とディーゼル機関車がいます。

客車の時代が懐かしいです。

陸羽西線100周年

新庄から酒田方面への陸羽西線と、大曲方面の奥羽本線の列車が出発を待っています。

これからどこへ行きなさる？

「かむてん」がホームに描かれています。

新庄市の神室山には、天狗が住んでいる伝説があります。

「神室に住む天狗」と「店（てん）にcome（来る）」という意味を兼ねた新庄市のイメージキャラクタです。

電車の運転手さんが体操をして出発の準備！　イッチ　ニ！

新庄から天童へ向かいます。

天童に到着

これから山深い若松寺（じゃくしょうじ）へタクシーで向かいます。

ここは最上三十三観音の第一番札所です。

若松観音

秘仏の聖観音菩薩立像が特別公開されています。

縁むすび祈願祭

毎月第一日曜日がその日、実は今日なんです。

境内には独身女性が押しかけています。秘仏拝観よりも、縁結びの願いに人気がありそうです。

観音堂

この中に秘仏があるのですが、暗くてよく見えません。

いました！　縁結び願いに来ている女性

見晴台から天童市内を見ています。

天童市内の見晴らし

村山一帯が見えます。

天気が良ければ月山が見えるとのこと。

縁結びパワー

ご住職と手を合わせてハンドパワーを感じれば、縁が結ばれるとのこと。

縁福大風鈴

二人で鳴らせば結ばれる風鈴です。

いろいろあります。

腰掛庵

天童駅近くに戻り、わらび餅で有名な腰掛庵へ行きます。

醸まん（じょうまん）

醸まんとは、水を一切使わず地元の吟醸酒と酒粕だけで練りあげた皮に、手練りのこし餡が入っています。

蔵のお店に入ります

行列ができるお店と聞き、前日に電話でわらび餅を予約しておきました。

わらび餅

半透明のわらび餅に、黄な粉をたっぷりかけて食べます。

「ぷるんぷるん」の食感で、口の中でとろける絶妙な味わいです。

こんなわらび餅は初めてです。

おすすめセットの饅頭

帰りの列車のおやつに買いました。

饅頭の中身

左から柚子わらび、栗名月、だだわらび

両端の饅頭は、柚子とダダチャ豆の風味がじわっーと伝わってきます。
栗名月は栗と砂糖だけで仕上げているので、栗そのものを食べているようです。

どれも美味です。素晴らしい御菓子です！

アケビ

腰掛庵を出て歩いているときに見つけました。

もう秋ですね。

旧東村山郡役所に到着

明治12年に東村山郡役所として建てられ、一時2階建てに改装されていましたが、昭和60年に解体復元工事により3階建ての姿に蘇りました。

美しい建物です。

ノシメトンボ

玄関前の木にとまっています。

赤とんぼも飛んでいます

もうそんな季節なんです。

サルスベリが鮮やか

郡役所の門

尖がった門柱が天に届きそうです。

正面からの郡役所

まさに明治の建物ですね。

寒河江街道

天童駅へ戻っています。

このバス停がある通りは羽州街道です。

寒河江街道バス停と名付けた経緯は今一わかりません。

昔ながらの建物があります

テンスイ醤油の工場です。

長い煙突と高い屋根

この雰囲気はいいですね

石造り建物

商品名は丸大豆しょうゆ

大正10年に始めた醤油醸造工場です。

他の醤油メーカーと違うところは、丸いままの大豆を使用し1年以上醗酵熟成させています。

天童から山形駅へ移動します。

変わった色の新幹線

山形駅で出発を待つ「とれいゆ　つばさ号」です。

この先頭車の中に足湯があります。

デザインは、先頭には最上川のブルー、グリーンの円弧が月山を表現しています。

とれいゆのシンボルマーク

とれいゆは、「トレイン（列車）」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語です。

トレインとお湯を合わせただけかと思っていたのですが･･･（笑）

冷し揚茄子おろしそば

駅ビルにある「そば処三津屋」で昼食です。

揚茄子の風味とあっさりとしたお蕎麦があいます。

人気商品

あらっ、人気No.1商品を食べていました。

これから青春18きっぷで首都圏へ帰ります。

途中の郡山駅の案内板

郡山駅在来線ホームには、上野まで4時間と案内されています。
各駅停車に乗る人に、頑張れよ！と言っているようです（笑）

これで、銀山温泉、金山町、鮭川村、天童の山形旅を終わります。