2014/09/07 - 2014/09/07
79位(同エリア206件中)
みさぱぱさん
9月に入り、東京の大学へ通う長女が帰省してきたので、久しぶりに家族全員で日帰り温泉付き物見遊山へ行って来ました。
仙台を正午過ぎに出発、東北道で白石市にある小原温泉郷を目指し、小原材木岩〜七ヶ宿ダム〜小原遊歩道(碧玉渓)〜小原温泉を半日かけて周遊、温泉を後にしたのは午後4時半過ぎでした。
最初は小原材木岩に立ち寄りました。
小原材木岩は七ヶ宿ダムのすぐ下流にあり、石英質安山岩の柱状節理が醸し出す美しくかつダイナミックな姿に終始圧倒されました。ちなみに材木岩は白石川を挟み対岸にそびえ立ち、手前には虎岩という輝石質安山岩の大きな岩があります。一つの川を挟んで対岸が石英質、手前岸が輝石質と溶岩の質が異なり、未だに謎だそうで、不思議ですね。
この材木岩の周辺は市営公園として整備されており、風穴を利用した氷室(昔の冷蔵庫)や、古民家の展示、水縁のある公園等がありました。なお、ここから上流に見える七ヶ宿ダムの側まで散策できるのですが、落石の恐れがあるため通行止めでした。
七ヶ宿ダムは珍しいロックフィル方式のダムで、なだらかな斜面は美しい姿をしています。時間の都合でダムそのものには登らず、手前にある展望台から眺めてきました。
小原遊歩道は小原温泉郷を流れる白石川が造るV字谷(碧玉渓)を川沿いに散策できるコースです。実は今回一番、私が期待していた場所でした。なぜなら散策路できれいな「めのう」や「玉髄」が拾えるからです。
車を駐車場に駐め、遊歩道の入り口を目指し川縁の道を歩き吊り橋を渡ると、その向こう岸が遊歩道の入り口だったのですが...。
写真にあるとおりコースの途中で落石のため、全面通行止でした。これにはがっかり...岩風呂の管理をされているおじいさんに尋ねたら、この秋の紅葉時期に復旧できるかどうか分からないとのことでした。
温泉は吊り橋から10mほど先にある市営の岩風呂「かつらの湯」に入ってきました。入湯料は大人200円、子ども100円で男女別風呂、料金はお風呂の手前に待機している管理人へ支払います。
泉質は単純泉・弱アルカリ性で源泉が52°前後の熱々温泉です。
岩盤の湯船は2m×4m程ほど大きさ、底下の岩の隙間から源泉がこんこんと沸き上がってくる掛け流し風呂です。
岩風呂全体は、ぎょうかい角礫岩の崖をくり貫いた作りで、壁面の岩はごつごつしています。
私達はここでのんびりと30分ほど出たり入ったりして、川の流れの音を聞きながらの入浴、気分爽快でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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小原材木岩の駐車場から見た材木岩です。
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ほぼ材木岩周辺の様子です。ダイナミックな姿です。
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材木岩は石英質の安山岩の柱状節理(溶岩が冷えた順に割れやすい方向ができる)の性質が表れた自然の造形です。近づいて見たいのですが、当然ながら対岸は危険で立ち入りできません。
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古民家が展示されていました。中も立ち入ることができ、当時の生活の様子を伺うことができます。
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囲炉裏のある天井の高い家はいいですね。でも冬は寒そうです。
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風穴を利用した氷室(冷蔵庫)です。2棟ありました。
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風穴からでる冷風を利用した氷室の説明です。
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氷室の中の様子です。中は本当に寒いくらい冷えています。左手の岩の隙間から冷たい空気が流れ込んでいます。
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材木岩のある白石川には川縁には下りることができないので、噴水のある水辺のある公園として整備されていました。
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全体的な様子です。
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材木岩のちょっと上流にある七ヶ宿ダムです。材木岩からもロックフィル構造のダムを見ることができますが、この展望台からはほぼ全容を眺めることができます。
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ダムの説明です。ダム湖の奥に湖畔公園があるようでしたが、今回は時間の都合でいきませんでした。
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小原遊歩道(碧玉渓)への入り口へ向かう川縁の散策路を歩きます。左側が白石川です。
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吊り橋が見えてきました。この吊り橋を渡ると、小原遊歩道のスタート地点です。
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吊り橋は5人以上同時に渡ってはいけないと書いてあります。なんかスリルがありますね。
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吊り橋の対岸からみるとこんな感じになります。私が先導し、家族一人ずつ渡りました。結構、歩いていると良い感じに揺れてくれます。落差がそんなに有るわけではありませんが、高所恐怖症の人は辛いかもしれませんネ。
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吊り橋を渡り右手に遊歩道の入り口が.....あれ? あれ? あれ?
何でだ〜!!
...ということで「落石のため全面通行禁止」でした (@_@;)
ここまで来たのに、めのうが、玉髄が...とただただがっかりでした。
子どもたちも河原で遊ぶのを楽しみにしていたのですが、残念です。
この秋(2014年)に小原温泉郷へ紅葉狩りを計画されている方は、お出かけ前に確認されることをお勧めします。 -
気を取り直して吊り橋を戻り、岩風呂の温泉「かつらの湯」へ入ることにしました。
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岩風呂の側の川、雰囲気は上々です。ここ数日は雨が多かったので、ちょっと川の水が濁っていますね。
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右手がちょっと分かり難いのですが、崖になっています。崖の下の岩をくり貫いて、岩風呂がある感じで、約2mほど下りた所にお風呂があります。もちろん男女別ですが、実は岩風呂は一つで多分、真ん中あたりに敷居があり、仕切り板の下の風呂底は繋がっています。
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