カンボジア・シェムリアップへ世界遺産を巡る旅　4日目

2013/11/19 - 2013/11/24

11月になってやっと仕事の夏休みが取れることになったので
「行ってよかった海外観光スポット」に
3年連続で1位に選ばれているアンコールワットにしよう！
ってことで、11/19〜24まで4泊6日で行ってきました。

11/19　成田10：00発〜ハノイ乗継〜19：00頃シェムリアップ
11/20　アンコールトム〜アンコールワット〜プノン・バケン〜アプサラダンスディナーショー
11/21　アンコールワット日の出〜バンテアスレイ〜プレアカン〜東メボン〜プレループ〜タプローム
★11/22　プレア・ヴィヒア〜ベンメリア
11/23　トレンサップ湖〜オールドマーケット　シェムリアップ20：00〜ハノイ
11/24　〜成田7：00

エリア その他の都市(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0

4日目は、延泊して個人手配でどうしても行きたかった場所、プレア・ヴィヒアへ

朝6時出発でタイ国境に向かいます

ガイドブックなどでは5時間かかるって書いてあったけど、
実際は飛ばして3時間半ほど

ここで、パスポートのチェックを行い、
入場料を払いバイクに乗換ます。
(人数が多ければバンに乗るほうがお得だそう)

バイクの運転はカンボジア軍の軍人さん
とても若いお兄さんでした

ちなみに、ガイドさんもパスポートチェックされるそう
タイ人を絶対に入れないためだそうです

ここは2008年に世界遺産に登録された山岳寺院プレア・ヴィヒア

2013年11月現在、タイ側からは一切入れない上、
写真を絶対にとってはいけない場所があったり、
決められた軍隊所族のガイドを連れて入らければいけないなどとても厳しい制限がある

タイ側からのキレイに舗装された観光客用の道路が見えましたが、
現在は一切立ち入りが許可されていないため
タイからの観光はできません

2011年にはこの寺院を巡り銃撃戦が発生、死傷者も出ているそう

世界遺産の旗が立っています

地雷の撤去を行った証明に建てる看板

略奪や内戦、タイとの銃撃戦により壊れた遺跡たち

ほとんど、観光客もいません

標高約600メートル

一面ジャングルの絶景

2時間ほどの観光を終え、入場チェックの建物までバイクで戻り
脇にある食堂？へ

インスタントを調理してくれる

麺かごはんの2種類しかない

ここでは、闘鶏用の鶏が飼育されていました

なぜかわかる？とガイドさん

実は、軍隊の若い軍人さんたちがたくさんここにいるのですが、
仕事はほとんどなく(観光客をバイクや車に乗せるくらい)
教育も受けていない為とても人として未熟で、
喧嘩が絶えない為に鶏を戦わせることで発散させる目的だそう

実際、私たちが行く1週間前に些細なことから口論になり、
相手を銃で撃ち殺し自分も銃で自殺するという事件が起こったばかりだったそう

そして、彼らは私たちが食事をしている間、大声を上げながら賭けトランプをしていました

なんだか、とてもやるせない気持ちでいっぱいになった。

私たちがバイクの運転をしてくれたお兄さんにあげたチップは
果たして本当に正しかったのだろうか

正解なんてないけれど
わからなくて頭が混乱しました

プレア・ヴィヒアを後にし向かうは

ベン・メリア

こちらにも地雷除去の看板

蛇神ナーガ

修復はほとんどされず、崩壊している

瓦礫の山

『天空の城ラピュタ』のモデルのひとつとも言われる

季節的に苔が少ないが、とても幻想的

苔が残っている箇所はさらに美しい

アンコール・ワットとの対比を見せるため、
ほとんど修復がされていないと言われている

ほぼ発見された当時のまま

4日目のこのツアーガイドさんに教えてもらったこと

カンボジア政府はかなり黒く
政府の上層部の人間にだけ多額のお金が入る仕組みになっている

他国からの寄付金も、ほとんどが私服の肥やしとなっていて
シェムリアップを少し離れれば、電気もない、水道も通っていない貧しさが当たり前

インターネットで閲覧できるページもかなり制限されており、
政府が許可していないページにアクセスしようとすれば犯罪者にされて捕まってしまう

田舎の若者は働く意味がなく、寝て過ごすような毎日

農業も、昔は盛んであったが今は作ってもお金にならないため
耕作放棄された農地がやまほどある

シェムリアップの市内のホテルなどはほとんどがベトナム系企業で
ホテル内で使われている食材なども全てベトナムからの輸入

どれだけ観光客が訪れても、カンボジアの国民が潤うことはほとんどない

これが、今のカンボジアの現実。

かなりの衝撃を受け、ホテルへ戻ってきた

食事はホテル内でプールサイドにてビュッフェ

雰囲気はいいけど、食べ物はそんなにおいしくなかったな…

明日はもう帰国の日。

あっという間だな〜