2013/10/15 - 2013/10/19
482位(同エリア926件中)
アツシさん
トスカーナ地方は、イタリア中部に位置するエリアで、イタリア・ルネッサンスの中心地となったフィレンツェをはじめ、ピサ、シエナなど多くの古都を擁す地。
起伏に富む丘陵、ブドウ畑にオリーブの木、かつて巡礼路の宿場町として栄えた数々の古都の美しい町並みで心安らぐ、豊かな時間も流れている。
今回、北部の都市・ミラノから、フィレンツェ、ピサ、サンジミニャーノ、シエナを経由して、ローマへ南下した旅の記憶をここにスナップ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
-
【ミラノ】
まずはイタリア北部の大都市・ミラノから旅の第一歩。
街のランドマークである「ドゥオーモ」は135本の突塔からなる特徴的な建築物。 -
内部はステンドグラスに護られた沢山の像。
エレベーターを通じて、屋上に出ることもできる。
屋上は、ミラノの街を一望できる絶景スポット。 -
街全体が、凝ったつくりの建築物で囲まれており歴史を感じさせる。
王宮、ドゥオーモ博物館、スカラ広場など、重要な施設が徒歩5分圏内に集中したコンパクトな都市といえる。 -
アーケードの軒下からドゥオーモを覗き込む。
-
「V.エヌマエーレ2世のガッレリア」も、ミラノを代表するエリア。
1877年に完成したアーケードは、ドーム状の天井と、その付近の美しい絵画、床には見事なモザイクが楽しめる。 -
ガッレリア周辺には、サッカーグッズのお店も多い。
ミラノをホームとしているチームは2つ。
本田所属のACミランと、長友のインテルミラノ。
インテルのショップでは長友の直筆サインも拝むことができる。 -
残念ながら、本田・長友には会えなかったので、ミラノ風カツレツをやけ食い。
パルメザンチーズの香りを活かしたミラノ風カツレツ。 少ない油で揚げ焼き風にしてソフトな食感に加えて、バターの濃厚な風味がたまらん! -
【サン・ジミニャーノ】
都会のミラノから、一気に田園風景広がるトスカーナ地方へ。
美しき塔の町と呼ばれ周りは城壁で囲まれロマンティックな雰囲気。ひしめき合い立っている塔も現在は14だが、13世紀には70を超えていたらしい。
サン・ジョヴァンニ門をくぐり、いざ中世の街並みに。 -
サン・ジョヴァンニ通りはほぼ一直線で、中心のチステリテ広場へと通ず。
奥へ奥へ。 -
カントゥチーニ(Cantuccini)は、中世にトスカーナ地方にて誕生した伝統的なビスケット菓子で、ヴィン・サント(甘口ワイン)と言ったデザート・ワインや、カフェ・ジェラートなどに浸し、柔らかくなったものを食べる。
ちょっと甘いけど、街歩きで疲れた体に染み渡る。
またこのサンジミニャーノでは、辛口白ワインのベルナッチャ・ディ・サンジミニャーノが特産品とのこと。 -
みやげ物屋の前で、ダンディな紳士を発見。
イタリアは2度目だが、ファッションセンスはホント世界一と思う。
こういうオヤジを目指します。 -
中世の街は、細い路地が張り巡らされている。
。。。とはいえ、その車で入るには狭すぎない?! -
ここでは、こういう小さい車・バイクが実用的なんだろうな〜。
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ポポロ宮に到着。
「グロッサの塔」からは町を一望できる。 -
サン・マッテオ通りを下る。
ゆるやかな坂道の両側には、石造りの教会や塔状の家々が顔をのぞかせている。 -
街の外れに城壁を発見。
少し昇ってみると、トスカーナの田園風景が広がる。 -
城壁への道を、息を切らせて駆けあげる。
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入った瞬間、美しい音色にココロ奪われる。
至福のひと時。 -
景色も良好!
赤茶色の屋根が美しい。 -
富貴と栄光の名残が街をつつんでいるかのように、街の中心から離れた城壁からは、沢山の塔を見つけられる。
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再度、街中へ。
チステリナ広場へ歩を進める。 -
広場のシンボルである六角の古井戸は、戦前まで使われていたとのことだが、今は沢山のコインに埋もれている。
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ジェラートの世界チャンピオンになったお店とのことで、人波が絶えない人気店。
タイトルは伊達ではないようで、一口だけでも濃厚な甘さが口一杯に広がる。 -
地元の陶芸品も、素朴さを残しつつも色鮮やかなデザイン。
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博物館では、何故か日本の絵画を展示中。
サムライはどこの国でも、ミステリアスな日本文化の象徴として人気があるみたい。 -
【ピサ】
フィレンツェから電車で約1時間。
生憎の空模様の中、世界遺産の斜塔で有名なピサに立ち寄ってみた。
洗礼堂は12世紀後半から14世紀にかけて建てられた、大きく美しい建物。 -
中にもちょっとカトリックっぽくないように感じるが美しい壁画など、目を楽しませてくれる。
見た目だけではなく、音響効果も素晴らしいとのこと。 -
「ドゥオーモ」と「斜塔」
いやー傾いてますな〜。 -
斜塔の中は薄暗く、しかし歴史を感じさせる厳かな空気で満ちていた。
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塔の上からは、ドゥオーモや洗礼堂を初めとして、ピサの街が一望できた。
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【シエナ】
葡萄畑と囲まれた古都シエナ。
かつてはフィレンツェと並び称された都市だったという。
細い道を縫って、ドゥオーモ広場へ歩を進める。 -
美しいドゥオーモ。
外壁を飾る大理石の縞模様が独特。
イタリアの中でも他に類を見ない荘厳さ。 -
内部に入ると、同じような縞模様の壁に加えて、床面に描かれた数多くのアートに目を奪われる。
写真では、ローマの建国神話に登場する双子の兄弟が描かれていた。 -
華やかな絵画のオンパレード!
「すごい」の一言。 -
次は「ドゥオーモ付属美術館」。
こちらもドゥオーモに関連深い多くの美術品が展示されている。 -
美術館を出て、階段を下ると、正面に「ブッブリコ宮(市庁舎)」が目前に浮かび上がる。
左の塔が高さ102mの「マンジャの塔」。 -
マンジャの塔下のスペースは憩いの場所。
ここから長い長〜い階段を上って、塔の最上段を目指す。 -
ようやくてっぺんに到着。
世界一美しいとされるカンポ広場を見下ろす。
緩やかなスロ ープを描く扇型であることがわかる。 -
トスカーナの大地も望める。
うーん、絶景! -
寝転がっている人、多数。
脇を歩く人が慌しく行き交う中、気持ちいいのかな?? -
【フィレンツェ】
トスカーナの素朴な古都から、大都市フィレンツェへ。
かつてフィレンツェ共和国としてトスカーナの大部分を支配した。メディチ家による統治の下、15世紀のフィレンツェはルネサンスの文化的な中心地でもあった。
サンタマリア・ノヴェッラ駅を出て早々、教会の突塔のシルエットに魅せられる。 -
寄木細工のようなファザードを持つ「サンタマリア・ノヴェッラ教会」。
教会前の広場では美しい薔薇が沢山植えられ、教会をやさしく見守っていた。 -
内部も美しい絵画に溢れている。
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通路の天井にも、沢山の絵巻模様。
見てて、飽きません。 -
フィレンツェの世界で最も古い薬局「サンタマリアノヴェッラ薬局」は、化粧水、香水、ボディケア、石鹸などが大人気。
東京でも見たことあるが、本店の品揃えはまた別格。
日本人女性のお客さんも沢山いました。 -
散策を進めるうちに、フィレンツェの象徴でもある「ドゥオーモ」へ到着。
とりあえず、でっかい!
白、ピンク、グリーンの大理石で幾何学模様で彩られた美しい大聖堂に、見とれること数十分。 -
その隣には高さ85m、「ジョットの鐘楼」。
この色使いは、他に類を見ないアート作品といえる。 -
414段の階段を上り、鐘楼のテラスへ。
テラスからは、ドゥオーモのクーポラが目前に。
それにしてもデカいなぁ。 -
下に視線を落とすと、フィレンツェの市街地が一望できる。
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街には沢山のカフェやジェラッテリアが軒を連ねる。
ジェラートに混じって売られている、フィレンツェ独自のお菓子も大人気。 -
アルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋「ヴェッキオ橋」。
宝石店や彫金細工店がひしめきあって、賑わいを見せていた。 -
橋の片隅では映画のワンシーンような写真が撮れる。
うーん、欧米人は絵になって羨ましい! -
アルノ川のほとりから、丘を登ってようやく「ミケランジェロ広場」に到着。
ここからフィレンツェの全てを俯瞰できる。
夜の帳が、古都を黄金色に染めていく。 -
広場の中心からダビデ像もフィレンツェの街を見つめている。
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丘を下って、街の中心「シニョリーア広場」へ向かう。
野外美術館といわれるだけあって、沢山の彫刻が街を彩る。 -
「ヴェッキオ宮」前のダヴィデ像。
ライトアップされることで、神々しささえ感じされる。 -
屋外彫刻ギャラリー「ランツィのロッジア」。
立ち並ぶルネッサンス彫刻は壮観の一言! -
フィレンツェは美食の都!
食べずにはいられない
まずはポルチーニ茸のタリアテッレ。
美味くて日本にも食材買って帰ってきてしまったくらい。 -
定番の生ハム&メロン。
日本で食うとイマイチだが、ヨーロッパのメロンは熟々にうれて甘味が強いからか、これがまた合う。
旨し! -
こんどはクリーム系ポルチーニ茸のファルファッレ。
芳醇な香りが濃厚なソースと絡み合う。
秋ならではの一品。 -
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)」も、ここトスカーナ州フィレンツェの名物料理。
いい按配の塩加減とあふれ出す肉汁のハーモニーは、人を笑顔にさせずにはいられない! -
【ローマ】
「全ての道はローマに通ず」。最後は次の旅に向けてローマへ向かう。
2度目のローマなので、王道観光コースは勝手知ったるもの。
まずはコロッセオ。
ライトアップで月夜に煌々と浮かび上がるあのシルエット。最高。 -
散策中に発見した工事のお知らせ。
いよいよ地下鉄C線が開通か?!
2014年からとのことだが、交通の便(と治安)がよくなることを期待。 -
古代ローマ時代の遺跡「フォロ・ロマーノ」は外から見るだけでも美しい。
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更に街なかに歩を進めると、有名なランドマークに突き当たる。
そう「トレビの泉」は、夜でも相も変わらない人だかり。
スリにはご注意。 -
そしておなじみ「スペイン広場」。
トレビの泉と並ぶローマを代表する観光スポットで、映画「ローマの休日」ではアン王女が最初に訪れる場所として世界中から多くの旅行者が訪れる場所。 -
旅の最後はローマで美食。
スペイン広場からコンドゥティ通りをしばし歩き、ちょっと辺鄙なところにあるのがモッツァレラバー「OBIKA」。
東京の六本木店はお気に入りで度々利用しているが、本店は初めて。
東京よりシックな店内で、お味は東京以上で◎。 -
ローマのレストランでは必ずといってよい程見る、いわばローマ名物とも言える「アマトリチャーナ」で食レポと旅行記を〆。
芳醇な食べ物と、中世の街並みに彩りを加えてくれた秋の恵み。
トスカーナで鮮烈に遺された記憶を反芻し、次のイタリア旅行が決まるまで夢の中で旅し続けよう。
Ciao!
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