イシククル湖周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2014年8月10日から17日の間に「キルギス共和国」というところに行ってきました。 <br />「というところ」とつけてしまうのは、やはりこの国の名前が日本ではさほど有名ではないという理由による。 <br /><br />「8月に1週間ほど休みをとって(うちの会社には夏休みがない)旅行にいってきます」 <br />「どこへ行くの?」 <br />「キルギスです」 <br />「え?どこ、それ?」 <br /><br />キルギスに行く、と決めてから何度も繰り返された会話です。 <br />まあ、そもそもわたしも去年の秋までは「どこそれ、国?」と言っていたのだけれど。 <br /><br />キルギス共和国は旧ソ連領で、かつては「キルギスタン」でした。 <br />「キルギスタン」は今も別称として、国に公式に認められているそうです。 <br />だから「正式国名キルギス共和国・別名キルギスタン」というわけ。 <br />地理を説明するならば、北から時計回りに、カザフスタン、中国、タジキスタン、ウズベキスタンに隣接している国、というのが一般的。 <br /><br />そんなふうに説明すると、今度は <br /><br />「治安は大丈夫なの?」 <br /><br />ときかれました。 <br />それというのも、あのあたりは治安があまりよくなさそうだという一般観念と合わせて、検索サイトで「キルギス」と入力するといちばん最初にヒットするのが「誘拐婚」という言葉だからです。正直言って最初はわたしも「大丈夫か?」と思った。 <br /><br />これは、年齢的にはわたしたちのおばあちゃん世代くらいまでが実際にした結婚の方法。ようするに、気に入った娘をさらって自分の家に連れて行き、ときには親戚ぐるみで家に閉じ込めて帰れないようにして無理やり結婚する、というやり方です。 <br />イスラム教では純潔でないと結婚できないそうなので、たとえ既成事実がなくても、こんなふうに男の家にとじこめられたらもうほかに嫁の貰い手がない、ということになるのらしい。 <br />現地に住む友人「Mぽん」の話だと、現在はほぼこの風習はないそうです。 <br />時折、この風習を模した「なんちゃって誘拐婚」のようなことを儀式的にすることはあるみたいだけど。 <br /><br />「Mぽん」は現地の某ボランティア団体で活躍する女の子です。 <br />わたしの友人「サイちゃん」が、任地キルギスで働く彼女に会いに行く、と言ったのがそもそものはじまりでした。 <br />じつは「サイちゃん」とわたしは趣味を通じて去年の冬に知り合ったばかり。その後「サイちゃん」の親友の「Kちゃん」も旅行に加わることになり、さらに、現地ではMぽんと同じボランティア団体で働く友人とその友人・計3名と合流して2泊3日をすごすことになったり。 <br /><br />ほぼほぼ「知人レベル」の7人が「キルギス」という未開の地(少なくともわたしにとっては)を旅する、というかつてない(わたし史上)旅行がはじまったのです。 <br /><br />なにもかもわかり合ってる親友同士、というわけではないので逆にお互いを思いやることができた旅行だったんじゃないかな、と今は思います。 <br /><br />わたしは「人を思いやる」ということをしようとするといろいろ裏目に出て失敗するタイプなので(汗)どこかで誰かを無意味に不快な気持ちにさせたりしたかもしれないけれど、、、それでもなお、楽しく、有意義な旅行にしてくれた今回の仲間に心から感謝しています。 <br /><br />彼らに感謝の意を表しつつ、ここに1週間の旅行記を書きたいと思います。

現地滞在の友人と行くイシククル湖周辺の旅④~5日目

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2014/08/10 - 2014/08/17

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anemone

anemoneさん

2014年8月10日から17日の間に「キルギス共和国」というところに行ってきました。
「というところ」とつけてしまうのは、やはりこの国の名前が日本ではさほど有名ではないという理由による。

「8月に1週間ほど休みをとって(うちの会社には夏休みがない)旅行にいってきます」
「どこへ行くの?」
「キルギスです」
「え?どこ、それ?」

キルギスに行く、と決めてから何度も繰り返された会話です。
まあ、そもそもわたしも去年の秋までは「どこそれ、国?」と言っていたのだけれど。

キルギス共和国は旧ソ連領で、かつては「キルギスタン」でした。
「キルギスタン」は今も別称として、国に公式に認められているそうです。
だから「正式国名キルギス共和国・別名キルギスタン」というわけ。
地理を説明するならば、北から時計回りに、カザフスタン、中国、タジキスタン、ウズベキスタンに隣接している国、というのが一般的。

そんなふうに説明すると、今度は

「治安は大丈夫なの?」

ときかれました。
それというのも、あのあたりは治安があまりよくなさそうだという一般観念と合わせて、検索サイトで「キルギス」と入力するといちばん最初にヒットするのが「誘拐婚」という言葉だからです。正直言って最初はわたしも「大丈夫か?」と思った。

これは、年齢的にはわたしたちのおばあちゃん世代くらいまでが実際にした結婚の方法。ようするに、気に入った娘をさらって自分の家に連れて行き、ときには親戚ぐるみで家に閉じ込めて帰れないようにして無理やり結婚する、というやり方です。
イスラム教では純潔でないと結婚できないそうなので、たとえ既成事実がなくても、こんなふうに男の家にとじこめられたらもうほかに嫁の貰い手がない、ということになるのらしい。
現地に住む友人「Mぽん」の話だと、現在はほぼこの風習はないそうです。
時折、この風習を模した「なんちゃって誘拐婚」のようなことを儀式的にすることはあるみたいだけど。

「Mぽん」は現地の某ボランティア団体で活躍する女の子です。
わたしの友人「サイちゃん」が、任地キルギスで働く彼女に会いに行く、と言ったのがそもそものはじまりでした。
じつは「サイちゃん」とわたしは趣味を通じて去年の冬に知り合ったばかり。その後「サイちゃん」の親友の「Kちゃん」も旅行に加わることになり、さらに、現地ではMぽんと同じボランティア団体で働く友人とその友人・計3名と合流して2泊3日をすごすことになったり。

ほぼほぼ「知人レベル」の7人が「キルギス」という未開の地(少なくともわたしにとっては)を旅する、というかつてない(わたし史上)旅行がはじまったのです。

なにもかもわかり合ってる親友同士、というわけではないので逆にお互いを思いやることができた旅行だったんじゃないかな、と今は思います。

わたしは「人を思いやる」ということをしようとするといろいろ裏目に出て失敗するタイプなので(汗)どこかで誰かを無意味に不快な気持ちにさせたりしたかもしれないけれど、、、それでもなお、楽しく、有意義な旅行にしてくれた今回の仲間に心から感謝しています。

彼らに感謝の意を表しつつ、ここに1週間の旅行記を書きたいと思います。

  • 2014年8月14日、午前5時半。 <br /><br />昨日と同様、日の出とともに起床です。暗くなったら眠りにつき、朝日とともに起床する。人間の生活ってこうあるべきだよな、とつくづく思う。と言いつつ、日本に帰ったら夜中まで残業、夜明けまで飲み会、とか不健康極まりないことをまたやるのだろうけれど。 <br /><br />ソンクル湖から見える日の出は残念ながら山に隠れてしまって、前日見たような真っ赤な太陽を見ることはできませんでしたが、稜線が太陽とともに徐々に輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、空が白からピンクに、オレンジに、とだんだんと明るくなっていく様は見ていて飽きませんでした。 <br /><br />Mぽんと湖畔まで歩いて散歩に行く途中、 <br /><br />「あ!サイちゃんとKちゃんだ!」 <br />と、Mぽんが言いました。 <br />「え?どこ?」 <br />「湖のほとり。ほら、銀色の」 <br /><br />銀色? <br /><br />見ると、銀紙がくしゃっと丸まったものが湖畔の草原にひとつ。昨夜のエマージェンシーシートにくるまった、サイちゃんとKちゃんでした。やっぱりふたりも夜中さむかったらしく、朝早くに目が覚め、シートがくしゃくしゃとうるさいので散歩に出てきたのだそう。 <br /><br />「今、朝もやがきれいだったんだよー」 <br /><br />穏やかな(?)一日がまた始まります。

    2014年8月14日、午前5時半。

    昨日と同様、日の出とともに起床です。暗くなったら眠りにつき、朝日とともに起床する。人間の生活ってこうあるべきだよな、とつくづく思う。と言いつつ、日本に帰ったら夜中まで残業、夜明けまで飲み会、とか不健康極まりないことをまたやるのだろうけれど。

    ソンクル湖から見える日の出は残念ながら山に隠れてしまって、前日見たような真っ赤な太陽を見ることはできませんでしたが、稜線が太陽とともに徐々に輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、空が白からピンクに、オレンジに、とだんだんと明るくなっていく様は見ていて飽きませんでした。

    Mぽんと湖畔まで歩いて散歩に行く途中、

    「あ!サイちゃんとKちゃんだ!」
    と、Mぽんが言いました。
    「え?どこ?」
    「湖のほとり。ほら、銀色の」

    銀色?

    見ると、銀紙がくしゃっと丸まったものが湖畔の草原にひとつ。昨夜のエマージェンシーシートにくるまった、サイちゃんとKちゃんでした。やっぱりふたりも夜中さむかったらしく、朝早くに目が覚め、シートがくしゃくしゃとうるさいので散歩に出てきたのだそう。

    「今、朝もやがきれいだったんだよー」

    穏やかな(?)一日がまた始まります。

  • Mぽん「朝ごはんなにかなー。魚でないかなー」 <br />※キルギスではなかなか魚を食べられない <br />山P「朝ごはん、カーシャだよ」 <br />Mぽん「えっ!?なんで?」 <br />山P「『朝ごはん、カーシャでいい?』ってきかれたから『いいよ』って言った」 <br />Mぽん「ええええ!カーシャやだあああ。『ダメ』って言わなきゃだめじゃん!」 <br />※Mぽんもカーシャ(=甘くして食べるミルクがゆ)が苦手 <br /><br />そんな会話があり、朝ごはんのメインはカーシャでした。わたしもカーシャ、というか、つぶつぶが残った甘いごはん全般が苦手なので(おはぎもダメ)やだなあ、と思っていたのですが、ここのカーシャはわりにおいしかったのです。裏ごししてあるのかつぶしてあるのか、見た目はスープ、味はカスタードクリームみたいなかんじでした。わたしは砂糖を少しかけて、薄い生地でできたパンをつけて食べた。「これはごはんなんだ」という意識を一生懸命かなぐり捨てておいしくいただきました。これはMぽんもKちゃんも完食。サイちゃんはまたしてもギブアップ。パンとジャム、殻つきアーモンドを歯で割って一生懸命食べてました。食べ物の好みはしかたないよね。 <br /><br />それにしても、キルギスの食事、ってどうしてこんなに炭水化物が多いのでしょうか。冬が寒いから? <br />パンとカーシャ(米)、ラグマン(麺)にマントゥ(小籠包)とブリゾール(お好み焼き)、アシュランフーは小麦の麺+じゃがいもでんぷんの麺。ぜんぶおいしいからまあどうでもいいようなことなのかもしれないけど

    Mぽん「朝ごはんなにかなー。魚でないかなー」
    ※キルギスではなかなか魚を食べられない
    山P「朝ごはん、カーシャだよ」
    Mぽん「えっ!?なんで?」
    山P「『朝ごはん、カーシャでいい?』ってきかれたから『いいよ』って言った」
    Mぽん「ええええ!カーシャやだあああ。『ダメ』って言わなきゃだめじゃん!」
    ※Mぽんもカーシャ(=甘くして食べるミルクがゆ)が苦手

    そんな会話があり、朝ごはんのメインはカーシャでした。わたしもカーシャ、というか、つぶつぶが残った甘いごはん全般が苦手なので(おはぎもダメ)やだなあ、と思っていたのですが、ここのカーシャはわりにおいしかったのです。裏ごししてあるのかつぶしてあるのか、見た目はスープ、味はカスタードクリームみたいなかんじでした。わたしは砂糖を少しかけて、薄い生地でできたパンをつけて食べた。「これはごはんなんだ」という意識を一生懸命かなぐり捨てておいしくいただきました。これはMぽんもKちゃんも完食。サイちゃんはまたしてもギブアップ。パンとジャム、殻つきアーモンドを歯で割って一生懸命食べてました。食べ物の好みはしかたないよね。

    それにしても、キルギスの食事、ってどうしてこんなに炭水化物が多いのでしょうか。冬が寒いから?
    パンとカーシャ(米)、ラグマン(麺)にマントゥ(小籠包)とブリゾール(お好み焼き)、アシュランフーは小麦の麺+じゃがいもでんぷんの麺。ぜんぶおいしいからまあどうでもいいようなことなのかもしれないけど

  • 夜明けには曇っていた空がすっきりと晴れわたり、草原がどこまでも広がっていて、まわりには家畜がたくさんいます。 <br /><br />30分ごとに羊、牛、馬、ヤク、あたりが、目の前を横切っていく。なにもしていなくても、動物をなんとなく眺めているだけで時間が過ぎていってしまいます。 <br /><br />朝食前に散歩をしていたら、おばあさんが牛の乳絞りをしていました。大きく手をふってくれたのでわたしもふりかえして、しばらくそのへんを散歩していたら牛がいなくなり、今度は馬が遠くから帰ってきて湖のほうへ群れで移動していきました。 <br /><br />朝食後、ぼーっとしていたら、今度はどこからかロバ1頭が入ってきて、こちらの牧羊犬に襲われ、後ろ足で申し訳程度に反撃してどこかへ行ってしまいました。ロバの鳴き声は「あひー、あひー」(by山P)みたいなかんじで、鳴いても迫力がない。なんとなく間が抜けた感じです。 <br /><br />朝早くからおばあさんが搾った牛乳を、生乳とクリームとに分けるという作業をみんなで手伝いました。ぐるぐるとハンドルをまわして布で濾しながらかくはんし、それぞれ右と左のバケツにわかれて注がれるというしくみ。生乳はヨーグルトやクルト(チーズのような乾燥ヨーグルト)にし、クリームはクリームチーズになります。 <br />朝食に出たクリームチーズはよくパンに合うさっぱりとした風味で、チーズというよりサワークリームみたいなかんじでおいしかったです。

    夜明けには曇っていた空がすっきりと晴れわたり、草原がどこまでも広がっていて、まわりには家畜がたくさんいます。

    30分ごとに羊、牛、馬、ヤク、あたりが、目の前を横切っていく。なにもしていなくても、動物をなんとなく眺めているだけで時間が過ぎていってしまいます。

    朝食前に散歩をしていたら、おばあさんが牛の乳絞りをしていました。大きく手をふってくれたのでわたしもふりかえして、しばらくそのへんを散歩していたら牛がいなくなり、今度は馬が遠くから帰ってきて湖のほうへ群れで移動していきました。

    朝食後、ぼーっとしていたら、今度はどこからかロバ1頭が入ってきて、こちらの牧羊犬に襲われ、後ろ足で申し訳程度に反撃してどこかへ行ってしまいました。ロバの鳴き声は「あひー、あひー」(by山P)みたいなかんじで、鳴いても迫力がない。なんとなく間が抜けた感じです。

    朝早くからおばあさんが搾った牛乳を、生乳とクリームとに分けるという作業をみんなで手伝いました。ぐるぐるとハンドルをまわして布で濾しながらかくはんし、それぞれ右と左のバケツにわかれて注がれるというしくみ。生乳はヨーグルトやクルト(チーズのような乾燥ヨーグルト)にし、クリームはクリームチーズになります。
    朝食に出たクリームチーズはよくパンに合うさっぱりとした風味で、チーズというよりサワークリームみたいなかんじでおいしかったです。

  • 牛乳をすっかりかくはんしてしまうとまたヒマになり、みんなそれぞれぼーっとしたり、昼寝をしたり、家畜をながめたり、写真をとったりして過ごしました。 <br /><br />そういえば、昨日馬の遠乗りをしたあとで、近くでキャンプをしているというアメリカ人ボランティアの男性に「よかったら明日午前中にゲームをしようよ」と誘われていたので行ってみることにしました。相手をしてくれたのは英語がちょっとだけ話せるキルギス人の男性。 <br /><br />ゲームは羊の骨をつかったもので、説明書には「ヒザの骨」と書いてあったけどよくよく聞くとくるぶしの骨らしいです。それが十数個、キルギスじゅうたんの上に転がっていました。 <br /><br />大きさはだいたい殻つきの落花生くらいで、横から見ると耳のようなかたちをしています。骨ひとつひとつに四面あるので、まずはそれぞれの面を覚えます。耳みたいなほうの表裏とそれより少し広い面の表裏。表は凸型で、裏は凹型です。(逆だったかも) <br /><br />最初に一個だけ赤く着色されたひとつを手にとってトス(上に投げること)し、四面のうちどの面が出たかで順番を決めます。横の面のほうが細くて出づらいので、横面の凹んでいるほうが出た人が一番、みたいな感じだったと思う。その後、十数個を両手でまとめてトスをして、じゅうたんに広がった骨をそれぞれ同じ面同士おはじきみたいにぶつけて、ぶつけられたらその骨は自分のもの。それを繰り返して、最後にいちばんたくさん骨を持っている人が勝ち、というゲームです。 <br /><br />彼らはボランティアの一環として、この伝統的な羊の骨ゲームをあちこちでやって、やり方を広め、ゲームのセット(羊の骨と羊毛の巾着袋)を販売しているとのこと。 <br /><br />骨は凹凸がわかるようにきれいに磨いてあって、しまっておくための袋もとてもかわいかったけど、なにしろ骨だし、日本に帰ったら使い道がないし、ちょっと高かった(2,000円くらい)のでわたしたちは買いませんでした。でもなかなかおもしろかった。

    牛乳をすっかりかくはんしてしまうとまたヒマになり、みんなそれぞれぼーっとしたり、昼寝をしたり、家畜をながめたり、写真をとったりして過ごしました。

    そういえば、昨日馬の遠乗りをしたあとで、近くでキャンプをしているというアメリカ人ボランティアの男性に「よかったら明日午前中にゲームをしようよ」と誘われていたので行ってみることにしました。相手をしてくれたのは英語がちょっとだけ話せるキルギス人の男性。

    ゲームは羊の骨をつかったもので、説明書には「ヒザの骨」と書いてあったけどよくよく聞くとくるぶしの骨らしいです。それが十数個、キルギスじゅうたんの上に転がっていました。

    大きさはだいたい殻つきの落花生くらいで、横から見ると耳のようなかたちをしています。骨ひとつひとつに四面あるので、まずはそれぞれの面を覚えます。耳みたいなほうの表裏とそれより少し広い面の表裏。表は凸型で、裏は凹型です。(逆だったかも)

    最初に一個だけ赤く着色されたひとつを手にとってトス(上に投げること)し、四面のうちどの面が出たかで順番を決めます。横の面のほうが細くて出づらいので、横面の凹んでいるほうが出た人が一番、みたいな感じだったと思う。その後、十数個を両手でまとめてトスをして、じゅうたんに広がった骨をそれぞれ同じ面同士おはじきみたいにぶつけて、ぶつけられたらその骨は自分のもの。それを繰り返して、最後にいちばんたくさん骨を持っている人が勝ち、というゲームです。

    彼らはボランティアの一環として、この伝統的な羊の骨ゲームをあちこちでやって、やり方を広め、ゲームのセット(羊の骨と羊毛の巾着袋)を販売しているとのこと。

    骨は凹凸がわかるようにきれいに磨いてあって、しまっておくための袋もとてもかわいかったけど、なにしろ骨だし、日本に帰ったら使い道がないし、ちょっと高かった(2,000円くらい)のでわたしたちは買いませんでした。でもなかなかおもしろかった。

  • さて、午前10時ごろになったので、ゲームをおしえてくれたボランティアのひとたちとお世話になったキルギス人のご家族にお礼を言い、運転手のバイケとともにソンクル湖を出発です。 <br /><br />バイケのトラックはこの早朝になぜかべつの車に牽引されてどこかへ行って戻ってきたりしており、そもそもおんぼろだし、パンクしたし、無事に山を下りられるのかどうかが少し不安なところですが、わたしたちにはこの交通手段しかないのでとりあえず乗り込む。 <br /><br />馬、ヤク、羊、プレーリードッグなどを横目に、わりに慎重に山を下るバイケ。前日と違ってよく晴れていたので景色もすばらしく、「あ、昨日はこのへんでパンクしたんだよね」なんて言いながらわりと陽気に車を走らせる。順調、順調。

    さて、午前10時ごろになったので、ゲームをおしえてくれたボランティアのひとたちとお世話になったキルギス人のご家族にお礼を言い、運転手のバイケとともにソンクル湖を出発です。

    バイケのトラックはこの早朝になぜかべつの車に牽引されてどこかへ行って戻ってきたりしており、そもそもおんぼろだし、パンクしたし、無事に山を下りられるのかどうかが少し不安なところですが、わたしたちにはこの交通手段しかないのでとりあえず乗り込む。

    馬、ヤク、羊、プレーリードッグなどを横目に、わりに慎重に山を下るバイケ。前日と違ってよく晴れていたので景色もすばらしく、「あ、昨日はこのへんでパンクしたんだよね」なんて言いながらわりと陽気に車を走らせる。順調、順調。

  • 途中、「え?これ、ほんとに今まで走ってたの?」というほどのオンボロセダンがオーバーヒートを起こしており、持ち主と思われるご夫婦が小川の水をエンジンにぶっかけるという荒療治をしていました。あの夫婦はあの後どうなったんだろう。 <br /><br />急な斜面も無事に通り過ぎ、そろそろ平地にさしかかったころ、助手席にいた山Pが突然、 <br /><br />「バイケ!!」 <br /><br />と叫び、車を止めました。 <br /><br />「え?どうしたの?」 <br /><br />「ミラーが落ちた」 <br /><br />山Pは言うなり、ドアを開けてはるか後方へ走っていきました。 <br /><br />あああ。。助手席側のサイドミラー。 <br />ばこっとまるごと外れ、落ちた衝撃でヒビが入ってしまっていました。無惨。

    途中、「え?これ、ほんとに今まで走ってたの?」というほどのオンボロセダンがオーバーヒートを起こしており、持ち主と思われるご夫婦が小川の水をエンジンにぶっかけるという荒療治をしていました。あの夫婦はあの後どうなったんだろう。

    急な斜面も無事に通り過ぎ、そろそろ平地にさしかかったころ、助手席にいた山Pが突然、

    「バイケ!!」

    と叫び、車を止めました。

    「え?どうしたの?」

    「ミラーが落ちた」

    山Pは言うなり、ドアを開けてはるか後方へ走っていきました。

    あああ。。助手席側のサイドミラー。
    ばこっとまるごと外れ、落ちた衝撃でヒビが入ってしまっていました。無惨。

  • その上、長い下り坂が続いて酷使したからか、なんとブレーキがきかなくなってしまい、普通の道路へ出られてからも時速40kmくらいしか出せないというありさまに。 <br /><br />この日、わたしたちはビシュケクまでバイケに乗せてもらう予定でしたがこの状態ではまず無理と判断。(Mぽんと山Pが)昨日ランチをしたコチュコルまでなんとかたどりつき、昼食を食べてからバイケが探してきてくれた別の運転手と別の車に乗り換えてビシュケクへ行くことにする。<br /><br /><br />写真はコチュコルの町に無事に着いたところです。<br />いろいろトラブルだらけだったけど、なんとか町まで降りてこられてよかった。バイケ、おつかれさま。車、なおるといいね。

    その上、長い下り坂が続いて酷使したからか、なんとブレーキがきかなくなってしまい、普通の道路へ出られてからも時速40kmくらいしか出せないというありさまに。

    この日、わたしたちはビシュケクまでバイケに乗せてもらう予定でしたがこの状態ではまず無理と判断。(Mぽんと山Pが)昨日ランチをしたコチュコルまでなんとかたどりつき、昼食を食べてからバイケが探してきてくれた別の運転手と別の車に乗り換えてビシュケクへ行くことにする。


    写真はコチュコルの町に無事に着いたところです。
    いろいろトラブルだらけだったけど、なんとか町まで降りてこられてよかった。バイケ、おつかれさま。車、なおるといいね。

  • コチュコルからは3時間弱で順調にビシュケク到着。 <br /><br />ビシュケクには2泊しました。写真は4人一部屋のゲストハウス。ひとり一泊1,100ソム(約2,200円)でした。入り口はわかりにくいけど、24時間営業のスーパーがあったり、ケーキやさんが近くにあったり、なかなか便利な立地でした。外からインターホンでフロントの人を呼んで入り口を開けてもらうのでいちおうセキュリティはちゃんとしている、というか、ちゃんとしようとしている感がある。 <br /><br />部屋もバスルームも清潔で客層もよくて静かだったし、スタッフも親切で快適でした。 <br />唯一の問題点は、ロシア語しか通じない、ということ。キルギスは旧ソ連なので、ロシア語も通じるんだろうな、くらいの予想をしていたのだけれど、その他の地域はともかく、首都ビシュケクに関してはロシア語しか話せない、という人の多いこと多いこと。 <br />ビシュケクでタクシーに乗るたび、Mぽんは <br /><br />Mぽん「キルギス語話せる?」 <br />運転手「ニエット(ノー)」 <br />Mぽん「英語話せる?」 <br />運転手「ニエット。ロシア語話せる?」 <br />Mぽん「ニエット」 <br /><br />・・・・ちーーーーーん。(沈黙) <br /><br />というやりとりを繰り返しているのだそう。 <br /><br />ここ最近は「キルギス語を守ろう!」という風潮もあるらしいけど、ことビシュケクに関して言えば、今でもロシア語がばりばり現役の主流のようです。<br />

    コチュコルからは3時間弱で順調にビシュケク到着。

    ビシュケクには2泊しました。写真は4人一部屋のゲストハウス。ひとり一泊1,100ソム(約2,200円)でした。入り口はわかりにくいけど、24時間営業のスーパーがあったり、ケーキやさんが近くにあったり、なかなか便利な立地でした。外からインターホンでフロントの人を呼んで入り口を開けてもらうのでいちおうセキュリティはちゃんとしている、というか、ちゃんとしようとしている感がある。

    部屋もバスルームも清潔で客層もよくて静かだったし、スタッフも親切で快適でした。
    唯一の問題点は、ロシア語しか通じない、ということ。キルギスは旧ソ連なので、ロシア語も通じるんだろうな、くらいの予想をしていたのだけれど、その他の地域はともかく、首都ビシュケクに関してはロシア語しか話せない、という人の多いこと多いこと。
    ビシュケクでタクシーに乗るたび、Mぽんは

    Mぽん「キルギス語話せる?」
    運転手「ニエット(ノー)」
    Mぽん「英語話せる?」
    運転手「ニエット。ロシア語話せる?」
    Mぽん「ニエット」

    ・・・・ちーーーーーん。(沈黙)

    というやりとりを繰り返しているのだそう。

    ここ最近は「キルギス語を守ろう!」という風潮もあるらしいけど、ことビシュケクに関して言えば、今でもロシア語がばりばり現役の主流のようです。

  • ゲストハウスから徒歩で行けるところに、Mぽんと山Pおすすめのレストランがあるというので、最後にみんなで夕食。<br /><br />グルジア料理のお店です。<br /><br />グルジアは西アジアに位置する、旧ソ連の国。料理は全体的にアジアというよりはちょっとヨーロッパっぽい雰囲気でした。

    ゲストハウスから徒歩で行けるところに、Mぽんと山Pおすすめのレストランがあるというので、最後にみんなで夕食。

    グルジア料理のお店です。

    グルジアは西アジアに位置する、旧ソ連の国。料理は全体的にアジアというよりはちょっとヨーロッパっぽい雰囲気でした。

  • 写真はグルジアワインです。ボトルがかわいかった。たぶん、樽から直接この陶器の瓶に移し変えてサーブしているのだと思います。 <br /><br />すっきりした味わいなのにぶどうの味が濃く、香り高いワインでした。

    写真はグルジアワインです。ボトルがかわいかった。たぶん、樽から直接この陶器の瓶に移し変えてサーブしているのだと思います。

    すっきりした味わいなのにぶどうの味が濃く、香り高いワインでした。

  • 知人から、「ハチャプリとヒンカリがおいしいよ」と聞いていてなんだそりゃ、と思っていたけどハチャプリはチーズピザ、ヒンカリは水餃子でした。 <br />とくにヒンカリはスパイスが効いていて、さっぱりとしたスープがじゅわっとたっぷりで、とてもおいしかったです。Aくんママも気に入った様子で、Aくんいわく、 <br /><br />「この旅ではじめて肉汁を追いかけてるね」 <br />※キルギスの水餃子マントゥはかなり油っぽいので <br /><br />追いかけたくなる肉汁、機会があったらおためしください。 <br /><br /><br />山P、Aくん親子とはこの日でお別れです。2泊3日、いっしょに楽しく旅ができて本当に楽しかった。機会がつくれたら、いつかみんなで同窓会したいな。

    知人から、「ハチャプリとヒンカリがおいしいよ」と聞いていてなんだそりゃ、と思っていたけどハチャプリはチーズピザ、ヒンカリは水餃子でした。
    とくにヒンカリはスパイスが効いていて、さっぱりとしたスープがじゅわっとたっぷりで、とてもおいしかったです。Aくんママも気に入った様子で、Aくんいわく、

    「この旅ではじめて肉汁を追いかけてるね」
    ※キルギスの水餃子マントゥはかなり油っぽいので

    追いかけたくなる肉汁、機会があったらおためしください。


    山P、Aくん親子とはこの日でお別れです。2泊3日、いっしょに楽しく旅ができて本当に楽しかった。機会がつくれたら、いつかみんなで同窓会したいな。

  • 3人と別れた後、わたしたちはお土産を探しにスーパーへ。 <br />こんなことを言っちゃいけないんでしょうけど、Mぽんいわく、食べ物はキルギス産よりロシア産のほうがおいしいそうです・・・。ま、おいしい、っていうか日本人の口に合う、ということですね! <br /><br />わたしはまず、さっき気に入ったグルジアワインを1本とMぽんおすすめのワインを1本。それとロシアビール。ワインは両方とも1000円くらいだったけど、辛口のすきっとした味のワインで、帰国して飲んだらうちの家族にも好評でした。 <br /><br />それと、いかにもロシアっぽいキャビア味のスナック菓子と、ワインに合いそうなチーズも買いました。会社や知人用にはロシアのチョコレート。キリル文字なので適当に買いましたが、けっこうおいしかったみたいです。物価はそれほど安くもないけれど、高くもない。日本よりちょっとだけ安いかな?というかんじでした。 <br /><br />翌朝の朝食と昼食もいっしょに買いました。サラダとパンとヨーグルト。 <br />Mぽんおすすめのビーツ(赤大根)とマヨネーズのサラダ、あとトマトと香草のサラダ。なにかのテレビ番組で「ロシアはマヨネーズを大量に消費する」と言っていたけど、惣菜コーナーにはマヨネーズを使ったサラダがすごく多かったです。マヨネーズ自体もどかっとバケツサイズのものが大量に並んでいました。すごい迫力だった。 <br /><br />おもしろかったのは、Mぽんがヨーグルトを買うときに、4個セットのものを ぱきっ と折って、桃といちごを2個ずつ買ったこと。 <br /><br />「えっ?!折っていいの?」 <br />とわたしがきくと <br />「あ、これ、1個売りなんだよ」 <br />「そ、そっか。びっくりした。日本では4個セットじゃないと買えないから」 <br />「そっか、そうだよね。やばい、わたし、日本でも折っちゃうかも(笑)」 <br /><br />買い物を終えてゲストハウスに戻り、それぞれネットをしたり、シャワーを浴びたり、個々に眠りにつきました。ひとりひとりベッドがあるって、ずいぶん久しぶりな気がしました。

    3人と別れた後、わたしたちはお土産を探しにスーパーへ。
    こんなことを言っちゃいけないんでしょうけど、Mぽんいわく、食べ物はキルギス産よりロシア産のほうがおいしいそうです・・・。ま、おいしい、っていうか日本人の口に合う、ということですね!

    わたしはまず、さっき気に入ったグルジアワインを1本とMぽんおすすめのワインを1本。それとロシアビール。ワインは両方とも1000円くらいだったけど、辛口のすきっとした味のワインで、帰国して飲んだらうちの家族にも好評でした。

    それと、いかにもロシアっぽいキャビア味のスナック菓子と、ワインに合いそうなチーズも買いました。会社や知人用にはロシアのチョコレート。キリル文字なので適当に買いましたが、けっこうおいしかったみたいです。物価はそれほど安くもないけれど、高くもない。日本よりちょっとだけ安いかな?というかんじでした。

    翌朝の朝食と昼食もいっしょに買いました。サラダとパンとヨーグルト。
    Mぽんおすすめのビーツ(赤大根)とマヨネーズのサラダ、あとトマトと香草のサラダ。なにかのテレビ番組で「ロシアはマヨネーズを大量に消費する」と言っていたけど、惣菜コーナーにはマヨネーズを使ったサラダがすごく多かったです。マヨネーズ自体もどかっとバケツサイズのものが大量に並んでいました。すごい迫力だった。

    おもしろかったのは、Mぽんがヨーグルトを買うときに、4個セットのものを ぱきっ と折って、桃といちごを2個ずつ買ったこと。

    「えっ?!折っていいの?」
    とわたしがきくと
    「あ、これ、1個売りなんだよ」
    「そ、そっか。びっくりした。日本では4個セットじゃないと買えないから」
    「そっか、そうだよね。やばい、わたし、日本でも折っちゃうかも(笑)」

    買い物を終えてゲストハウスに戻り、それぞれネットをしたり、シャワーを浴びたり、個々に眠りにつきました。ひとりひとりベッドがあるって、ずいぶん久しぶりな気がしました。

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