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 夏休みの終わる頃合を見計らって出かける予定を立てていた。出発の8月31日の10日前には、晴れ間も出るという予報だった。<br /> しかし、一週間前になると曇り時々雨の予報となった。<br /><br /> すでにホテルも予約してあるし、お寺めぐりは傘を差せばいいというわけで31日午前2時半ごろ千葉の自宅を車で出立した。<br /> 今まで日曜日にどこかへ遊びに行くということがなかったので、道路が走りやすいことに気がつかなかった。まず、トラックがほとんど見かけないし、早朝だから乗用車も少ない。しかも、今回は一般道を辿ることにしてあるから尚更だ。<br /><br /> 千葉から行くには国道4号線が主に走る道路となる。往路は国道16号→国道294号→国道4号とつないで福島へ。<br /><br /> 国道16号線は、片側2車線、国道294号は時折片側2車線になる。国道4号線も片側2車線が多くなった。<br /><br /> 片側2車線は、遅い車を避けることが出来て快適に走れるのが利点だろう。当然所要時間も短縮できる。今回もネットでコースを検索したが、所要時間が10時間と出た。<br /><br /> すいすいと走って午前6時半ごろには那須町のコンビニ、ファミリー・マートの駐車場で朝食のサンドイッチを買い小休止した。曇り時々雨の予報は、完全に裏切られ太陽が暑い日ざしを投げかけてくる。 が、薄い雲も散見できる天気になった。<br /><br /> そして、ホテル福島グリーンパレスに着いたのは午前9時半ごろだった。所要約7時間だった。ここ地元の知人も午後到着を予想していて驚いた様子だった。知人には車で案内してもらう約束だった。<br /><br /> 知人は嫌な顔もせず10時半にはホテルの駐車場に乗り入れてきた。そして予定の行き先信夫山、岩谷観音、信夫文知摺(しのぶもちずり)、小倉寺観音(大蔵寺)、磐梯吾妻スカイラインへとスタートした。<br /><br />福島観光協会の説明を引用すれば、<br />「信夫山(しのぶやま)<br /> 福島市の真ん中にぽっかり浮かんでいるような福島市のシンボル信夫山は、熊野、羽黒、羽山の三山からなり、羽黒、月山、湯殿の三神社がまつられ、古来から信仰の山とされ、「御山(おやま)」と呼ばれてきました。 福島を代表する花見のスポットであり、ライトアップによる桜祭りも開催され、多くの人達が訪れます。<br />  また、福島市内を一望できる展望台や公園などもあるので、四季を通して市民の憩いの場となっています。ハイキング気分で訪れるのもよいでしょう」とある。<br /><br /> ハローワークのある横手から上っていくと月山駐車場がある。ここにはトイレもある。そこから180メートルほど歩くと烏ヵ崎展望デッキに出る。そこから福島市内が一望できる。遠くに吾妻連峰や安達太良連峰の連なりが見える。写真を撮って次の岩谷観音へ。<br /><br />「岩谷観音<br /> 信夫山の中腹、東側の岸壁に掘られた磨崖仏群で三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余対が刻まれている。平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、この地を支配していた豪族、伊賀良目氏が岩をくりぬいて造ったお堂に、持仏の聖観音を祭った窟(いわや)観音に始まるとされ、その後独立した観音堂が建立され現在の観音堂は慶長19年(1614)に再建されたものである。 <br />  磨崖仏は江戸時代に庶民の間に西国三十三観音を模した仏像を礼拝することが流行し、この地にも三十三観音が刻まれたと言われています」というのが観光案内。<br /><br /> 長い石段を登ると岸壁が現れる。そこに無数の仏様が刻まれていた。次は信夫文知摺。<br /><br />「信夫文知摺<br /> 行基菩薩御作の聖観世音菩薩像を本尊とする、史蹟名勝の地「信夫文知摺」はもちずり絹の発祥地として知られ、古今集には「みちのくの しのぶもちずり誰ゆえに 乱れ染めにし 我ならなくに 源 融」と詠まれ、芭蕉も訪れ「早苗とる 手もとや昔 しのぶずり」の句を遺しています。<br />  後世、子規や芋銭など数多くの文人墨客が足を運んだ境内には悲恋を伝える、もちずり石を中心に観音堂、県重文の多宝塔はじめ諸堂宇のほか、芭蕉、子規の句碑、源 融、沢庵和尚の歌碑などが建立されています。<br />  「美術資料館・博光閣」には芭蕉、子規、沢庵和尚の真蹟はじめ、歴代福島藩主が奉納した絵馬など、当山ゆかりの文化財が常設展示されています。<br />  境内の数百本のもみじは秋の深まりとともに、全山を彩り、毎年数多くの参拝者をお迎えしています」<br /><br /> 確かにもみじの木が多く秋には目の覚めるような紅葉を愛でることが出来るだろう。境内の雰囲気は落ち着いて心休まる気がした。美術資料館のユニークな仏像の絵には強く惹かれた。撮影禁止なのが残念だった。ここを訪れたときには、美術館は必見の場所だろう。<br /><br />「小倉寺観音(大蔵寺)<br /> 市内弁天山の麓にあり、坂上田村麻呂が東北鎮護のために行基菩薩を開基したと伝えられている。 <br />  寺には国の重要文化財に指定され、平安時代前期の貞観様式で県内最大のといわれる高さ4mにおよぶ一本のカヤの木から作り出された千手観音があり、境内にある収蔵庫で保存されている。<br />  また、春には樹齢300年といわれる「枝垂れ桜」や「稚児桜」と呼ばれる伝説の残る桜が美しい花を咲かせます」<br /><br /> 大蔵寺のあと磐梯吾妻スカイラインへと車を走らせたが、ガスのため眺望はまったくない状態だった。説明によると「高湯温泉と土湯峠を結ぶ、全長約29kmの観光道路。最高標高1,622mの吾妻連峰を縫うように走る、まさに“空を走る道”。眼下には福島の街並みが広がり、作家井上靖氏が命名した「吾妻八景」に代表される景勝地が続きます。<br />  日本の道百選にも選ばれ、春の“雪の回廊”から秋の紅葉まで、季節毎に雄大で変化に富んだ様々な景色を展開してくれます」という磐梯吾妻スカイラインもその片鱗さえ見せてくれなかった。<br /><br /> 翌日よく晴れた稜線を眺めながら、国道4号線を走るとき心残りな気分が抜けなかった。<br />

一人旅 福島のお寺を巡る

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2014/08/31 - 2014/09/02

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22

風の靴下

風の靴下さん

 夏休みの終わる頃合を見計らって出かける予定を立てていた。出発の8月31日の10日前には、晴れ間も出るという予報だった。
 しかし、一週間前になると曇り時々雨の予報となった。

 すでにホテルも予約してあるし、お寺めぐりは傘を差せばいいというわけで31日午前2時半ごろ千葉の自宅を車で出立した。
 今まで日曜日にどこかへ遊びに行くということがなかったので、道路が走りやすいことに気がつかなかった。まず、トラックがほとんど見かけないし、早朝だから乗用車も少ない。しかも、今回は一般道を辿ることにしてあるから尚更だ。

 千葉から行くには国道4号線が主に走る道路となる。往路は国道16号→国道294号→国道4号とつないで福島へ。

 国道16号線は、片側2車線、国道294号は時折片側2車線になる。国道4号線も片側2車線が多くなった。

 片側2車線は、遅い車を避けることが出来て快適に走れるのが利点だろう。当然所要時間も短縮できる。今回もネットでコースを検索したが、所要時間が10時間と出た。

 すいすいと走って午前6時半ごろには那須町のコンビニ、ファミリー・マートの駐車場で朝食のサンドイッチを買い小休止した。曇り時々雨の予報は、完全に裏切られ太陽が暑い日ざしを投げかけてくる。 が、薄い雲も散見できる天気になった。

 そして、ホテル福島グリーンパレスに着いたのは午前9時半ごろだった。所要約7時間だった。ここ地元の知人も午後到着を予想していて驚いた様子だった。知人には車で案内してもらう約束だった。

 知人は嫌な顔もせず10時半にはホテルの駐車場に乗り入れてきた。そして予定の行き先信夫山、岩谷観音、信夫文知摺(しのぶもちずり)、小倉寺観音(大蔵寺)、磐梯吾妻スカイラインへとスタートした。

福島観光協会の説明を引用すれば、
「信夫山(しのぶやま)
 福島市の真ん中にぽっかり浮かんでいるような福島市のシンボル信夫山は、熊野、羽黒、羽山の三山からなり、羽黒、月山、湯殿の三神社がまつられ、古来から信仰の山とされ、「御山(おやま)」と呼ばれてきました。 福島を代表する花見のスポットであり、ライトアップによる桜祭りも開催され、多くの人達が訪れます。
 また、福島市内を一望できる展望台や公園などもあるので、四季を通して市民の憩いの場となっています。ハイキング気分で訪れるのもよいでしょう」とある。

 ハローワークのある横手から上っていくと月山駐車場がある。ここにはトイレもある。そこから180メートルほど歩くと烏ヵ崎展望デッキに出る。そこから福島市内が一望できる。遠くに吾妻連峰や安達太良連峰の連なりが見える。写真を撮って次の岩谷観音へ。

「岩谷観音
 信夫山の中腹、東側の岸壁に掘られた磨崖仏群で三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余対が刻まれている。平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、この地を支配していた豪族、伊賀良目氏が岩をくりぬいて造ったお堂に、持仏の聖観音を祭った窟(いわや)観音に始まるとされ、その後独立した観音堂が建立され現在の観音堂は慶長19年(1614)に再建されたものである。
 磨崖仏は江戸時代に庶民の間に西国三十三観音を模した仏像を礼拝することが流行し、この地にも三十三観音が刻まれたと言われています」というのが観光案内。

 長い石段を登ると岸壁が現れる。そこに無数の仏様が刻まれていた。次は信夫文知摺。

「信夫文知摺
 行基菩薩御作の聖観世音菩薩像を本尊とする、史蹟名勝の地「信夫文知摺」はもちずり絹の発祥地として知られ、古今集には「みちのくの しのぶもちずり誰ゆえに 乱れ染めにし 我ならなくに 源 融」と詠まれ、芭蕉も訪れ「早苗とる 手もとや昔 しのぶずり」の句を遺しています。
 後世、子規や芋銭など数多くの文人墨客が足を運んだ境内には悲恋を伝える、もちずり石を中心に観音堂、県重文の多宝塔はじめ諸堂宇のほか、芭蕉、子規の句碑、源 融、沢庵和尚の歌碑などが建立されています。
 「美術資料館・博光閣」には芭蕉、子規、沢庵和尚の真蹟はじめ、歴代福島藩主が奉納した絵馬など、当山ゆかりの文化財が常設展示されています。
 境内の数百本のもみじは秋の深まりとともに、全山を彩り、毎年数多くの参拝者をお迎えしています」

 確かにもみじの木が多く秋には目の覚めるような紅葉を愛でることが出来るだろう。境内の雰囲気は落ち着いて心休まる気がした。美術資料館のユニークな仏像の絵には強く惹かれた。撮影禁止なのが残念だった。ここを訪れたときには、美術館は必見の場所だろう。

「小倉寺観音(大蔵寺)
 市内弁天山の麓にあり、坂上田村麻呂が東北鎮護のために行基菩薩を開基したと伝えられている。
 寺には国の重要文化財に指定され、平安時代前期の貞観様式で県内最大のといわれる高さ4mにおよぶ一本のカヤの木から作り出された千手観音があり、境内にある収蔵庫で保存されている。
 また、春には樹齢300年といわれる「枝垂れ桜」や「稚児桜」と呼ばれる伝説の残る桜が美しい花を咲かせます」

 大蔵寺のあと磐梯吾妻スカイラインへと車を走らせたが、ガスのため眺望はまったくない状態だった。説明によると「高湯温泉と土湯峠を結ぶ、全長約29kmの観光道路。最高標高1,622mの吾妻連峰を縫うように走る、まさに“空を走る道”。眼下には福島の街並みが広がり、作家井上靖氏が命名した「吾妻八景」に代表される景勝地が続きます。
 日本の道百選にも選ばれ、春の“雪の回廊”から秋の紅葉まで、季節毎に雄大で変化に富んだ様々な景色を展開してくれます」という磐梯吾妻スカイラインもその片鱗さえ見せてくれなかった。

 翌日よく晴れた稜線を眺めながら、国道4号線を走るとき心残りな気分が抜けなかった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
3.5
グルメ
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 月山駐車場の案内板

    月山駐車場の案内板

  • 福島市内を眺望

    福島市内を眺望

  • 岩谷観音の入り口

    岩谷観音の入り口

  • 岩谷観音の入り口周囲はキレイに整備されている。

    岩谷観音の入り口周囲はキレイに整備されている。

  • 岩谷観音周辺

    岩谷観音周辺

  • この階段を上る

    この階段を上る

  • 岸壁の素朴な仏像

    岸壁の素朴な仏像

  • 信夫文知摺(しのぶもちずり)

    信夫文知摺(しのぶもちずり)

  • 信夫文知摺の境内 もみじの木が多く秋の鮮やかな紅が想像できる。

    信夫文知摺の境内 もみじの木が多く秋の鮮やかな紅が想像できる。

  • 多宝塔

    多宝塔

  • 鮮やかな彫刻をみせる。

    鮮やかな彫刻をみせる。

  • イチオシ

  • 美術館内部から眺めた多宝塔。

    美術館内部から眺めた多宝塔。

  • これも美術館内部からの多宝塔。

    これも美術館内部からの多宝塔。

  • 大蔵寺

    大蔵寺

  • 大きなわらじが奉納されていた。

    大きなわらじが奉納されていた。

  • 千手観音がこの収蔵庫で保存されている。

    千手観音がこの収蔵庫で保存されている。

  • 磐梯吾妻スカイラインは霧の中。

    磐梯吾妻スカイラインは霧の中。

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