日本三景その3　雨の松島　2014夏

2014/08/16 - 2014/08/17

『日本三景』を制する旅その３『松島』

２週間前に『安芸の宮島』を目指し、瀬戸内旅行に行ってきたけど、雨・雨・雨で満喫できなかったので、もう１ヵ所どこかへ行こう、と。
だったら残りの１ヵ所、行っちゃう？と急きょ決めて行ってきました。雨だってわかってるのに…。

エリア 松島・奥松島(宮城)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発２日前。松島行きを検討中と友人に話したところ、家族からオススメを集めてくれて、本まで貸していただいたの。ありがたや。

とりあえず東北に向かい、車の中でその本を読んで行きたくなった山寺(立石寺)。恥ずかしながら、全く知りませんでした。
文字通り山の上にあり、景色が素晴らしいとのこと。
私が行きたいって思った決定打は・・・

『閑さや岩にしみ入る蝉の声』

松尾芭蕉がこの句を詠んだ地だと知ったから。
どんなところなんだろう？

芭蕉さんが迎えてくれました。

拝観料300円。

おお〜！長い。一番上の奥の院まで1000余段。途中にも段数が示されていましたが、全て"余段"と曖昧。
見所が結構あります。

登っている途中にある『せみ塚』

松尾芭蕉が句をしたためた短冊を埋めてあるそうです。

こんなところ登って行きますよ。
暑い日は気持ちいいでしょうね〜。雨は降り続きます。

そう言えば、蝉の鳴き声が全く聞こえません。これじゃ芭蕉さんの気持ちになれなーい！


岩に染み入る雨の音？！

一番上の奥の院に着きました。

1000段も登った気がしないなー。2週間前のこんぴらさんで鍛えられたかな。

素敵な景色です。
山深い緑の向こうに集落。白川郷の様。

五大堂からの眺め。

雨だからこその景色。山々にうっすら霞みがかって美しい眺め。雨が音を吸収しているかのよう。『閑さや・・・』をなんとなくだけど理解。

せっかく山形県まで来たので、お蕎麦を食べに。『石臼十割そば森久』
ここも友人に教えてもらいました。

十割板そば食べ放題。

イケるな。行ってしまえ！
注文と同時におかわりも聞かれ、食べる気満々の私達はおかわりに大盛と並盛を注文。

一枚目。大盛。

予想外でした。太い・・・。
ツルツルっと食べる想定でしたが、そういう蕎麦ではない。これだけでお腹いっぱいになりそう。ヤバい。次に並盛を頼んだことを後悔。

時間かかったらお腹いっぱいになっちゃうって思って、黙々と食べました。

おいしかったけど、苦しい〜。
欲張ってはいけませんね。。

仙台へ向かう途中、磊々峡に立ち寄りました。
「らいらいきょう」と読みます。

磊々峡がある秋保温泉は大型ホテルがたくさんあって、関東で言えば鬼怒川温泉みたいな雰囲気。
渓谷に沿って遊歩道になっていて、温泉に来た人がお散歩するのにはいい感じ。
これだけの為に来たら、ちと物足りないかな。

またもや宿泊はドーミーイン。大浴場があるからね。

お昼のお蕎麦がお腹に残っていて、夕食を食べに行く気になりませんでした。
ここでドーミーインにして良かった。21:30からの夜泣きそばサービスをいただいて、1日目終了。

今日も雨。

青葉城（仙台城）跡に行きました。
市内を一望できる高台です。護国神社があります。

雨の中、女の子たちがすずめ踊りを披露していました。

伊達正宗公。
貸していただいた本によると、独眼竜正宗、銅像は両目が開いているそうです。高い位置にあるので、よく見えません。。。

松島エリアに移動。

円通院。お庭のきれいなお寺です。

ここは数珠つくり体験ができるんです。
プラスチックだと1000円、ガラス玉だと2000円、天然石で3000円。私は天然石にしました。
初めに説明があり、あとは自分の気分で。
たくさんの天然石。んー、悩む。邪念を取り払わねば！

なかなかいいものができましたよ。
この石はご本尊で祈願した石だそうです。最後に選んだ石の説明をしてくれます。
さらに壊れてしまったときは郵送すれば修理してくれるそうです。

ブラブラ歩いていたら「津波到達地点」の看板。
松島はその地形からか、まわりと比べて津波の被害は少なかったそうです。

遊覧船に乗って松島湾巡り。

乗船料は1500円ですが、スマホでホームページの割引画面を見せれば、1350円です。
あと数分で出港するということで急いで船内へ。

んー・・・、どんより。
結局この日はお日さまは一度も現れませんでした。
急いで乗ったので、何も考えず空いている窓際へ座りました。

船内では説明のアナウンスが流れます。
案内図見るとわかるけど、右側の方が見所多いかも。

でもこんなんとか

こんなおかしな形の島が見られます。

最近ウミネコの糞害で松が枯れてきているそうで、現在ウミネコの餌付けは禁止です。

船を降りて、五大堂へ行きました。
２つの小さな島に赤い橋が掛けられていて、歩いて行けます。

五大堂？昨日の山寺にもあったな。
調べて見ると二ヶ所とも、不動明王を初めとする五大明王を祀っておりました。

４時も過ぎるとおみやげ物屋さんはお店を閉め始めます。

最後は昨日食べ損ねた牛タン♪
分厚いのに柔らかい。こっちでも食べられるけど、仙台で食べることに意味がある。


あっという間の２日間でした。お盆休みなのに急に決めて、計画ほとんど立てず。もっとちゃんと調べておけばよかったと思うこともあったけど、それなりに楽しめました。
立て続けに国内旅行をして、国内ならなんとかなる！みたいな楽しみもあったので、また急な旅行に行きたいな、と思いました。