2013/12/11 - 2013/12/12
150位(同エリア589件中)
アリヤンさん
ネパール滞在ははや3ヶ月ちかくになり、さすがのワタクシたちもヒマラヤン・アキアキ症候群に流されそうになってきました。
ヘンプ混紡生地を大量に買ったパートナーは、それらの生地の多くを藍染にしたいがために行きつけのヘンプ・ギャラリーのオーナーさんに特別に頼み込んで、1日かけてのポカラ流ヘンプ藍染に専念しました。
ワタクシは通訳&図々しい頼み込み係&記録係として付き合うことになりました。
とにかくポカラ流の藍染は「自然インディゴ・パウダー」主役の藍染で、至って簡単なのです。
でもパウダーの量加減や生地投入時間加減や混ぜ加減にプロの技が必要なのです。
よって、ほとんどヘンプ・ギャラリーのオーナーさんによって染められた、と言えるものでした。
パートナーの狙いは、インディゴ・パウダーを少しでも分けてもらい、それを持ち帰って自宅でも「藍染め」をやりたい、のです。
ギャラリーでもパウダーはいちいちカトマンドゥまで出向かねば入手できない代物で、入手先などは機密情報なのです。
ギャラリーのオーナーさんは粉を譲るのを少し嫌がっていましたが、それを強引にも譲渡をお願いするのが、ワタクシの仕事でした。
日本に持ち帰るお土産品は、女性自立支援センターでもヘンプ・ギャラリーでも沢山仕入れてあるので、帰国準備OKとなっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イチオシ
ポカラ、ダムサイドの中ほどにあります。
ヘンプ・ギャラリー。
ヘンプ=大麻ですが危険ドラッグとは全く関係のないお店です。
大麻繊維の生地からいろんなファッショングッズを作って販売しているギャラリーです。
ここにはポカラ在住の日本人女性がよく集まってきて、いろんな手芸品製作をやっていて、まるで文化教室のようになるときもあります。 -
ヘンプ・ギャラリーは日本で働いた経験のある兄弟がオーナーで、兄弟夫婦がお店を切り回しています。
レークサイドにもヘンプ製品のお店を持っています。 -
さて、今日はかねてより頼んでいた「ヘンプ生地の藍染め体験教室」の日です。
店のオーナー(弟さん)の主導ではじめます。
まず、インディゴ・パウダー(自然の植物・藍を染色用に粉にしたもので、ポカラでは売っていません。ギャラリーのオーナーが時々カトマンズに行って仕入れてきている貴重な粉です。カトマンズでの仕入先は教えてくれませんでした。製造元はインドとのことです。)を用意します。
ワタクシたちは図々しくも、このパウダーを少しだけ分けてもらうことになっています。
(ワレワレ、足を棒にしてポカラ中をこのパウダーを探して歩きましたが、どこにも見つからなかった。) -
お湯を沸かして、その中にパウダーを入れる。
お湯はかような灯油式コンロを使います。 -
ギャラリーの裏側のタタキでやってるのですが、裏側の対面には警察官訓練所になっており、朝から訓練生たちの勇ましい掛け声が聞こえてきます。
左お隣がポカラ・ツーリストインフォメーション&入山許可証発行所となっています。
それで裏側に居てると、多くの観光客や登山者たちと出会います。 -
コンロに火入れ。
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水の入った大きな鍋を載せる。
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水が沸騰するまで鍋を沸かす。
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水が沸騰するのに時間がかかるので、その合間にヘンプギャラリーの商品を見せてもらったり、パートナー作成の手芸品の開陳などして、お店の人たちとおしゃべり。
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お湯が沸いてくるまでに、
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藍染めするべく生地をあらかじめ水洗いをしておく。
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インディゴ・パウダーを投入してしばらくして生地を鍋に入れ、時々このようにインディゴブルーのお湯から出したり入れたりする。
この出し入れのタイミングや生地の扱いにコツがあるようで、パートナーは自分ではやらずにオーナー(弟さん)にやってもらう。 -
生地を一旦揚げて、あらかじめ用意した水の入ったタライに生地を入れる。
この時にどれくらいの藍色に染まったかが分かる。
最初の揚げで、その藍色が薄いことが分かったので、 -
インディゴ・パウダーを追加投入して色を濃くする。
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インディゴ・パウダーで藍色になったお湯をよく攪拌してその色合いを見極める。
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生地を再度投入。
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再度、生地の出し入れ。
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イチオシ
生地を高く揚げて、その色合いを確かめる。
好みの藍色になった頃あいで、生地を水タライに入れる。 -
ワタクシは藍染めにはあまり興味がないので、ギャラリー裏側を通る登校中の近所の女の子と挨拶合戦。
ネパールの女の子はとてもシャイで、はずかしそうに「ナマステー!」と手を合わせて応えてくれる。 -
しばらく水につけて、何度も水洗いをする。
水洗い後、染まった色合いを確かめ+楽しみながら、天日干しにするのです。
ワタクシたちはすぐ近くのルンビニ・リゾート・ホテルの屋上があるので、そこで勢いよく干す。 -
イチオシ
染め終わって、ギャラリーの商品をチェック。
100%ヘンプ(大麻繊維)のものは非常に少なく、たいていはコットンとの混紡や、シルクとの混紡が多い。
100%ヘンプだと、肌ざわりがゴワゴワしてて直接はだに触れるような着物には適さない。
チョッキやジャケットになったヘンプものが多かった。
暑い気候には適合した生地だ。
日本や先進国ではヘンプファンが一定数いるらしく、非常に高い価格で取引されている。 -
100%ヘンプ生地のアップ。
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オーナーの弟さんとお兄さんの奥さん。
この奥さんが非常に親切な人で、パートナーのお手伝いをよくしてくれました。
パートナーのお手製手芸品をプレゼントしました。 -
オーナー(兄)と奥さん。
貴重な文化体験をありがとう! -
藍染めした生地をホテルの屋上で干したあと、ダムサイドのダム管理事務所付属の庭にでかけた。
ここは静かで緑豊かで、最近のワレワレの憩いの場、となっています。 -
お天気しだいだが、フェワ湖とヒマラヤの眺望が素晴らしいのです。
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ダムサイドのダムとはコレのことです。
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少しずつ放流しており、このダム下ではよく近所のワルガキたちが泳ぎガッパと化しています。
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フェワ湖では水鳥たちがのんびり水をかいています。
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かくて、アタクシたちの「ヘンプ藍染めポカラ流」の体験は終わったのでした。
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