チロル地方でゆったりツアー（下）

2014/07/26 - 2014/08/03

オーストリアからイタリア・ドロミテへ移動。アルプスの南側をゆったりと観光する。
（クラブツーリズム　ドイツアルプス・チロル・ドロミテ　３か国さわやかパノラマルート９日間）

エリア ボルツァーノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

オーバーグルグルから、国境を越えてイタリア・ドロミテのサンタ・マッダレーナへ（約２００Ｋｍ／４時間）。このツアーでは珍しく長距離の移動で、夕方に村に到着。天気は、時々パラパラと雨が落ちてくるが、何とか傘なしで歩ける状況だった。
　ドロミテの原風景という触れ込み通り、アルプスの山の風景のイメージ。平原に点在する建物・教会と遠くに見える山塊の組み合わせが美しい。

村の建物は、窓々には花が飾られていて、これもいかにもアルプスらしい。

サンタ・マッダレーナからボルツァーノへ（約５０Ｋｍ／１時間余り）。
ここでは、FOUR POINTS SHERATONに２泊。とても快適なホテルで、部屋も広々。ただ、街の中心からは離れている。近所に巨大スーパーマーケットがあり、唯一の観光スポットだが、これはこれで、店内を見て回るだけでも楽しい。

この日は、ホテルのレストランで夕食。グレードは高い。
前菜はペンネ。イタリアに来たと実感できる。

メインは肉。たぶん牛。
肉は柔らかく、ソースもおいしい。

オーストリアでは２ディッシュの食事が多かったが、３皿目のデザートが久しぶりについた。富士山？のアイス。

６日目は、ドロミテ西側のシウジへ（約２５Ｋｍ／３０分）。
距離的には大したことはないが、道は狭く、クネクネの田舎道が続く。観光化する前、という感じ。
シウジの山麓駅からゴンドラに乗りアルペ・デ・シウジへ。頂上駅近くにはリフトがあり、広大な草原にハイキングコースが多数設けられている。コースはよく整備されているので、迷うことなく散策を楽しむことができる。アルプスののどかな風景を満喫できる。

シウジからポルドイ峠をを経て、カレッツァ湖へ。（約８５Ｋｍ／３時間弱）
　この道は、狭い九十九折の道が続く。道が狭い割に、大型バスや大型トラックが良く通るので、すれ違いが大変。
　ポルドイ峠は、ドロミテ街道最高地点。ドライブインがあり、ここから上に行くリフトがある。ここからも山々の景色が広がる。
　イタリアらしく、カフェ・アメリカーノがおいしい。

カレッツァ湖。
エメラルド色の湖面に山々が映り、静かな湖が現れ、神秘的。

湖の周囲には周回の散策コースが整備されている。
　駐車場近辺にはお土産屋が数件あるだけのひっそりとした穴場。

ボルツァーノ街中へ戻り、夕食のレストランまで街歩き。カレッツァ湖からボルツァーノは約２８Ｋｍ／１時間弱。

ボルツァーノの街中の市。
ドライトマトや生ジュース等々、雑多なものが売られている。田舎町のいい感じ。

街中のレストランで、夕食。
まずはスープから。

イタリアらしく、ピッツァ。マルゲリータと言われたが、チーズだけのシンプル・ビザで、「葉っぱ」も乗ってない・・・でも、北イタリアらしく、生地はクリスピーでおいしい。

デザートはティラミス。
ヨーロッパの夏は日が長く、夕食が終わってもまだ明るい。バスでホテルに戻って、ボルツァーノ連泊。

７日目はドロミテ街道東側ルート。ボルツァーノを発って、とりあえず、昼食にコルティナ・ダンベッツォへドライブ（約１１０Ｋｍ／約３時間）。

昼食は、このレストランで。

パスタにチーズを絡めた前菜。悪くないが、かなり量が多い。

メインはソーセージを焼いたものだが、”開き”になって出てくる。少々塩辛いが、素朴なおいしさがある。

コルティナ・ダンベッツォからトレチーメへ。

トレチーメでは、ハイキングコースを歩く旅程。山々を眺めつつ、のんびりと歩くことができる。

景色に深呼吸。
ハイキングコースの横には数々の高山植物の花を見ることができる。

コース途中に教会。第２次大戦前からイタリア対ドイツの構図の中にあって、無名戦士の記念碑などがある。

途中の休憩所。しかし、ここまで来たところで雷が鳴り始め、周りの山に雲がかかり始めたため、ガイドの判断で引き返すことに。もうちょっと歩きたかったが、残念。
　しかし、駐車場まで戻る途中で雷雨が強まり、這う這うの体で戻ることに・・・ガイドの判断は正しかった。

雨の中、ミズリーナ湖へ。（トレチーメからミズリーナ湖まで約９Ｋｍ／３０分）
雨がポツポツ降る中で湖畔に。観光客も少なく、静けさを感じることができる。湖畔の土産物屋兼カフェでコーヒーを飲んで、一休み。日本人慣れした店員が、妙な日本語でメニューを連呼していて、オーダーしやすいのだけれど、なんだかなぁ。

ミズリーナ湖からベネチアへ。（約１６０Ｋｍ／約３時間）
しかし・・・途中でトラックが事故を起こして、通行止めに。

トラックのディーゼル・タンクが損傷して燃料が流れ出して、自走できず、道路の中央線からはみ出して止まっている。自家用車は、なんとか横を交互通行で通ってゆくが、バスなどの大型車両は立ち往生。消防隊の懸命の復旧作業が続く。ここで１時間弱の足止めとなった。

途中、スケジュールの遅れが出て緊張しつつも、なんとかベネチアのホテルに到着。ベネチアは、Mestre駅前PLAZAホテル。ベッドは狭いが、部屋は広い。タイル張りのバスルームがお洒落。ただ、建物自体は古い。悪くない。

ホテルのレストランで夕食。到着が遅れて、ちょっとギクシャクしつつも、ツアーメンバーでの最後の晩餐なので、和気あいあいの夕食となった。
　前菜は平打ち麺のパスタ。おいしい。

鮭の輪切り焼き！骨がめんどくさいが、味はよい。

デザートは定番のチョコレートケーキ。これも程々の甘さでおいしい。

８日目はベネチア。午前中のみのフリータイムだが、ＥＵからの出国がベネチアであるため、おまけの観光。
　フリーだが、結局、全員でトロンケットまでバスで行き、水上バスに乗り換えてサンマルコ広場へ。途中、リアルト橋の下をくぐる。

サンマルコ寺院。去年も来たのだが、相変わらず外壁工事中。ほとんど変化がない・・・。

昼前に再集合して、水上バスで戻り、一路ベネチア空港へ。ベネチア空港は狭く、チェックインカウンターは混乱ぎみ。イタリアらしい。

ベネチアからドーハを経由して、成田へ。帰りは乗り継ぎ時間３時間余りで、ドーハから成田は１０時間余り。疲労とともに今年の夏休みもおしまい。ああ、楽しかった。